ベテラン家庭教師が伝える小論文の書き方のコツ |
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ベテラン家庭教師が伝える小論文の書き方のコツ
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第1回 「小論文とはどのようなものか」
皆様、はじめまして。半井(なからい)と申します。
僕は京都大学在学中から10年以上にわたって家庭教師を続けてきました。
このメールマガジンでは小論文の書き方のコツをお伝えしようと思います。
どのようなことを、どのように書けば良いのか。実際の解答例を交えて、
なるべく分かりやすく御伝えできるよう、努力いたします。
今回は「小論文とはどのようなものか」について書いています。
一口に小論文と言っても、制限文字数やテーマ、課題文の内容など色々
ではあるのですが、大体においては「評論文(批評文)」を読んで、
「評論文(批評文)」を書く、と考えれば良いと思います。
「評論文(批評文)」とは、ある主張(結論)を述べることを目的と
した文章です。その主張(結論)の具体的説明や根拠(理由)を、
言い換え、例え(例示)などを用いて分かりやすく書くというもの
であり、新聞の「社説」や、いわゆる「卒業論文」なども「評論文
(批評文)」の一種です。
随筆(随想文、エッセイ)や小説も何らかの主張(結論)を含む
場合がありますが、もっとストレートに主張(結論)そのものを
メインに置き、それに関係ないことは基本的に「書かない」のが
普通と言えるでしょう。
多くの「小論文」の試験では、最初に何らかの文章(「課題文」)を
読み、それに対して自分なりの意見を述べるという形を取ります。
「課題文」は必ずしも「評論文」の形を取るとは限らず、エッセイや
小説であったり、短く「テーマ」だけを示す場合もありますが、解答
(こちらが書くもの)には「自分の意見(主張)」と全く関係の無い
ことは入れるべきではないでしょう。
制限文字数が多く、大幅に余ってしまうという場合は「言い換え」や
「例え」を増やすと良いでしょう。
なお、制限文字数には「なるべく近づける」ことが大事ですが、
「超える(足りない)」のは絶対にダメです。0点でも文句は
言えません。
「200文字以上400文字以内」というような場合は「多い方
(400文字)」に近づけます。「〜文字以上」という場合は
基本的には「〜文字以上」ならば何文字でも良いと思いますが、
あまりに文字数が多くなると採点が大変になるので、大概の場合、
少なくとも「上限(〜文字以下)」は設定されると思います。
「どのような意見(主張)を書くか」については、「何でも良い」
と僕は考えています。出題されるテーマによって、明らかな「正解」
が無い(AでもBでもCでも、それぞれ一長一短)場合もあれば、
ほとんどの人が同じような結論に達するであろうという場合もある
わけですが、いずれにしろ「主張(結論)」よりも、そこへの過程
(論拠)こそが大事だと思うわけです。
採点者に自分の意見を「納得させる」ことが大事なのであって、
そのために重要なのは必ずしも意見の内容ではないのです。
同じ商品でも宣伝や説明の仕方によって売れ方が変わる(どんな
物でも凄腕の広告マンやセールスマンなら、ある程度は売って
しまう)というわけです。
ただ、小論文は推薦や後期試験など「合格者数が少なく競争率が
高い」試験で使われることが多いため、「目立たせる(キラリと
光らせる)」べく、あえて他の人があまり書かないであろう意見
を書くというのはアリかもしれません。
「筆者の意見に対し、あなたはどう考えるか」という出題に対し、
「この文章の中には筆者自身の意見など見当たらない」と答える
なんてのは「裏技」であって、あまりオススメできないのですが
「キラリと光る」文章を書く自信が無い場合の「最終手段」には
なりえるでしょう。
また、「どんな意見でも良い」とはいえ、「色々な意見を検討する」
ことは大事です。出題されたテーマに対しA、B、Cという意見が
「ありえる」場合、それぞれの意見の長所と短所を考え、最も良い
と思われるものを「自分の意見(主張)」とするわけです。
なお、解答において「〜だからA」というふうに長所だけ書くのか、
「〜だが〜なのでB」というふうに「短所より長所の方が多い」と
するのか、「AよりBの方が長所が多い」、「AよりBの方が短所
が少ない」、「BやCではダメなのでA(消去法)」とするのか、
これは制限文字数に合わせて自由に選べば良いでしょう。
こうして「自分の意見(主張)」および「どのようなスタイルで
書くのか」が決まったら、まずは「下書き」を行うべきでしょう。
パソコンやケータイで文章を書く場合なら後から書き直したり
文字を挿入したり自由に出来ますが、紙に書く場合は「前の方」
を書き直すと後ろが「ずれる」ことになり、大きく書き直すか、
「文字数が同じ別の表現」を使う必要に迫られます。
ですので「下書き」の段階でキッチリ制限文字数に合わせておき、
その後で解答を書く(清書する)方が良いわけです。
とまあ、基本はこのような形になるわけですが、多くの学校では
「文章を書く」練習をあまり行わない(小学校の「作文」だけでは
足りない)こともあり、多くの生徒さんは文章を書くことを苦手に
しています。そのぶん「上達する余地」も大きいわけですが、それ
には「ただひたすら書く」のではなく「キチンとチェックし、より
良い模範解答を示すことが出来る存在」が必要です。学校や塾の
教師、あるいは通信添削に頼る必要があるかもしれません。
僕もメールやFAXによる添削や模範解答の作成は可能ですが、
「あまり忙しくなければ」という条件つきになりますので、まずは
メールにて御相談ください。
katekyo.nakarai@gmail.com
今回の「小論文の書き方」は、いかがだったでしょうか。
次回以降は、注意すべきポイントなど、実際の解答例を交えて
書いていく予定ですが、要望や質問などございましたら、
お気軽にメールください。
katekyo.nakarai@gmail.com
なお、他のメールとゴッチャになって見落としてしまわないよう、件名を
「小論文の件」としてくださるよう、御願い致します。
では、これにて。次回を、お楽しみに。
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