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第29号は、膝痛2
今回は、膝の仕組みと働きについての記事です。
少し専門的になりますが、おつきあいいただけますか。
★膝の仕組みと働き
膝は4つの骨で、構成されています。
大腿骨、脛骨、腓骨、膝蓋骨です。
関節は、大腿骨と脛骨だけと思いがちですが、大腿骨と膝蓋骨も関節を構成しています。
脛骨の端には、弾力のある軟骨が、衝撃を吸収しています。
関節では、骨同士が直接に接してなく、
クションとして3〜4ミリの軟骨が表面にコーティングしています。
また、関節内は滑液(関節包の中の潤滑油)で潤されて、軟骨に栄養を与えながら、
関節の動きを滑らかにしています。
大腿骨下面は、顆間窩と呼ばれる(内顆と外顆)形の違う二つの顆で構成されています。
外顆が縦径が大きいです。
大腿骨前面は、膝蓋骨と関節を作り、膝蓋骨が膝の動きによって大腿骨上を滑動します。
膝蓋骨の関節面は鞍馬型で、外側関節面は、内側関節面より大きく凹凸型を呈します。
大腿骨と脛骨の関節は、大腿骨は前方は平坦ですが、後方では、カーブしています。
これが膝の微妙な動きを作りします。
膝を伸ばすと、安定し、膝を曲げると膝関節に少しあそびができるのは、このためです。
大きな靭帯は、内・外側側副靭帯と前・後十字靭帯の4本です。
内側側副靱帯は、二層に分かれていて、厚く腱様部分もあります。
外側側副靭帯は、薄く、はっきり関節包と区別のつかない部分もあります。
側副靭帯は、膝の横方向の安定性を保つ役目と同時に、
膝の運動をコントロールしています。
膝を伸ばすと緊張し、曲げると緩みます。
関節包が厚くなったものが側副靭帯と考えられているように、
関節包も関節に安定性をもたらしています。
前十字靭帯と後十字靭帯のは、前か後ろから見ると、十字に走っています。
交叉靭帯とも言われます。
関節の、前後の過度の動きと、捻れを防止し、
膝関節の屈曲と回旋をコントロールしています。
前十字靭帯が、過度に前方へずれるのを防止し、後十字靭帯が、
過度に後方へずれるのを防止して、膝が曲がる時や反り返る時の役目を果たしています。
膝の動きは、筋肉が、中心的な役割を果たしています。
安定性を与えながら膝をスムーズに動かします。
膝を伸ばす筋群(前面の筋肉)と、膝を曲げる筋群(後面の筋肉)、
内旋筋群(内側の筋肉)、外旋筋群(外側の筋肉)の4つに分けられます。
伸筋群は、膝の重要な役目を果たしている大腿四頭筋です。
骨に付着する上方の部分が4つに分かれているため、
4つの頭を持つ筋肉と言われています。
内側広筋・外側広筋・中間広筋・大腿直筋です。
これらは、膝蓋骨を介して脛骨に付着しています。大腿四頭筋は、
膝蓋骨をテコにして効率よく膝を伸ばす働きをしています。
屈筋群は、膝を曲げ下腿を回旋させる働きで、内側と外側に分けられます。
内側には、半膜様筋と半腱様筋で、膝が曲がっている時に、膝下を内旋します。
外側には、大腿二頭筋で、膝が曲がっている時に、膝下を外旋します。
腓腹筋(ふくらはぎ)は、足関節を下方へ曲げる(底屈)働きです。
下方には、アキレス腱で、体重がかかっていない時は、膝を曲げる筋肉として働き、
体重がかかっているときは、膝を伸ばす筋肉として働いています。
この様に膝の関節は、骨・筋肉・靱帯が緻密に組みあわさっています。
歩行時の膝関節は、他の関節に比べて荷重関節になっています。
そのために、膝に無理な負担がかかり、様々な症状がでてくるのです。
次回は、膝痛の診断・症状に関する記事です。
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