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飛鳥遊訪マガジン Vol. 017

発行日時: 2008/4/14

  桜花舞い散る飛鳥から、飛鳥遊訪マガジンをお届けいたします。今回は、
 逸早く皆さんに読んでいただきたい記事がありましたので、緊急に増刊号を
 作成いたしました。

  3月29日に見学会が行われた甘樫丘東麓遺跡につきまして、発掘調査を
 担当されています奈良文化財研究所 都城発掘調査部 豊島直博先生が、飛鳥
 遊訪マガジンに原稿を書いてくださいました。

  甘樫丘東麓遺跡は、マスコミ報道では蘇我入鹿の邸宅発見!とか、蘇我邸
 の武器庫!などと、センセーショナルに報じられました。しかし、それは多
 分に推測を交えた報道であるようですし、過ぎた表現であったと思います。
 発掘を担当された先生の目から見た甘樫丘東麓遺跡とはどのような遺跡であ
 ったか、検出された遺構はどのような意味を持つのか、記事では、それを語
 っていただいております。

  甘樫丘東麓遺跡は、現在も断割と呼ばれる調査が続いており、そのお忙し
 い合間を縫ってのご寄稿です。先生に感謝すると同時に、さらに遺跡への興
 味を持っていただけるように、あえて速報性を重視してメルマガ増刊号とし
 て発行させていただきました。お読みいただけると幸いです。


  飛鳥話2として連載していますコーナーに、新しい担当者が加わりました
 ので、ご紹介します。両槻会事務局サブスタッフとして、定例会でもお馴染
 みのP-saphireさんです。「Pの飛鳥・食物記」と題して、定期的に登場し
 ますので、皆さんよろしくお願いいたします。飛鳥遊訪マガジンの「新しい
 飛鳥への視点」としまして、お楽しみいただければ幸いです。 
                            (風人)


┏◆━index ━━◆◇◆

 〈1〉特別寄稿   ・・・ 甘樫丘東麓遺跡の調査  / 豊島直博先生
 --------------------------------------------------------------------
 〈2〉飛鳥話 NO.2  ・・ Pの飛鳥・食物記    / P-saphire
 --------------------------------------------------------------------
 〈3〉飛鳥話・番外編 ・・ 咲き 散る 桜     / もも 
 --------------------------------------------------------------------
 〈4〉飛鳥情報 
 --------------------------------------------------------------------
 〈5〉両槻会からのお知らせ
 --------------------------------------------------------------------
 〈6〉編集後記
 --------------------------------------------------------------------

┗━━━━━━━━━━━━━◇◆◇━



┏◆━━━━━━━━
 〈1〉 甘樫丘東麓遺跡の調査
       奈良文化財研究所 都城発掘調査部 研究員 豊島直博先生
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇━━━━
                            
  奈良県明日香村にある甘樫丘は飛鳥地域や藤原京を一望できる丘陵です。
 現在は国営飛鳥歴史公園として整備され、多くの観光客が訪れる観光名所と
 なっています。

  2005年に丘陵東側の谷を整備する計画が持ち上がりました。事前に発
 掘調査を実施し、7世紀の掘立柱建物跡を6棟見つけました。『日本書紀』
 には蘇我蝦夷・入鹿が甘樫丘に邸宅を構えたと記されており、建物群との関
 係が注目を集めました。

  2006年からは本格的な発掘調査が始まり、谷を埋め立てる大規模な盛
 り土、多くの掘立柱建物跡、石垣などが確認されました。しかし、谷は全体
 で6,000平方メートルと広く、蘇我氏との関連の有無を確かめるために
 も、さらなる発掘調査が必要です。今回の調査は2006年の調査区と隣接
 し、約950平方メートルの範囲を調査しました。2007年11月から調
 査を開始し、4月中旬まで調査が続きます。

  今回の調査では、遺跡の中心となる大型建物は見つかりませんでしたが、
 建物群の変遷を解明するという堅実な成果を得られました。2005年の調
 査では掘立柱建物を6棟見つけたものの、それらの年代は「7世紀」までし
 かわかりませんでした。新聞には「蘇我入鹿邸跡か?」と確定的に書かれ、
 大いに戸惑ったものです。今回は調査区内にある8棟のうち、3棟が7世紀
 中頃に壊されていることが判明しました。蘇我氏の邸宅は645年の大化の
 改新の時に壊されたと考えられるので、これらの3棟が蘇我氏邸宅の候補で
 す。

  年代の手がかりは、調査区の隅で見つけた長さ4mほどのゴミ捨て穴です。
 穴は建物の柱穴を壊して掘られています。穴からは7世紀中頃の土器が多量
 に出土しており、その頃に建物が壊されていることが確実です。発掘調査で
 建物の壊された年代を明らかにすることは至難の業ですから、きわめて幸運
 なケースといえるでしょう。年代を押さえたことによって、建物と蘇我氏と
 の関連性を具体的に推測することが可能になりました。

  しかし、課題も山積みです。まず、蘇我氏の邸宅にふさわしい大型建物が
 見つかっていません。7世紀中頃に廃絶する建物は8×5mほどの倉庫が2
 棟、その管理施設らしき建物が1棟です。蘇我氏の邸宅ならば、屋根の両側
 に庇が付くような大規模建物があるはずです。それは2006年の調査で見
 つかった石垣の内側にあるのかもしれませんが、まだ発掘が及んでいません。
 また、7世紀中頃に建物群が廃絶した後、再び地ならしをして建物群が建て
 られます。誰が何のために建てたのか、新たな疑問が生じました。

 3月29日に実施した現地見学会には2,100名もの見学者が来られまし
 た。「これからの調査にも期待しています。」「この遺跡は飛鳥でも特にロ
 マンがあって、今後が楽しみです。」などの励ましをいただきました。甘樫
 丘東麓遺跡はほんとうに蘇我氏の邸宅なのか・・・。秋から冬にかけて、さ
 らに調査を進める予定です。ご期待ください。 


  ━━━◇『奈良文化財研究所公式ホームページ』
     http://www.nabunken.go.jp/index.html


┏◇◆━━━━━━━━
 〈2〉Pの飛鳥・食物記  / P-saphire
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇━━━━

  飛鳥の道を歩いていると、色々な野草と出会う。特に春は、そこかしこか
 ら顔を出してまるで私に「今年もここにいるよ〜」と言ってくれているよう
 な気がして、それらを見つけるのも楽しみの一つである。

  棚田をあるくと、僅かなその段差部分に細長い葉が一握りずつぐらいの、
 まるで集団のような物が目に入ってくる。ネギのような、ワケギのような・
 ・・よくよくみるとそれらとは違う事に気がつく。ネギもワケギも葉は円柱
 だが、この野草は半分潰れたように三日月。これは<野蒜:ノビル>だ。手
 でちぎってみると、ネギと良く似た青っぽい香気がふわ〜っと辺りに漂う。
 それと同時に、頭の中で<今夜は酢味噌和えだな〜>と浮かぶ。

 飛鳥のノビル
 http://asuka.huuryuu.com/magazine/photo/nobiru.jpg

  慌てて全てを一緒くたに摘み取ってしまってはいけない。そんな事をする
 と後でとても厄介な目に遭う。野草と言う物は、混在して自生しているため、
 他の草も一緒になって植わっているし、なによりノビル自身、痛んだ葉を落
 とさずにずっとつけているので、それらを掃除してやらねば、とてもじゃな
 いが食べられない。1本1本丁寧に抜き、他の草や痛んだ葉を取り除きなが
 ら束を作ってゆく。ここでもう一つ忘れてはならないのは、必ず来年の分の
 株を残しておく事。そうしなければ、来年はもうその場所では出会えなくな
 るだろう。大地の恵みに感謝して、少し残すのは最低限のマナーである。

  自宅に持ち帰り、綺麗に洗ってサッとひと煮立ちさせ、5cmほどの長さ
 に切り、味噌、酢、砂糖、和からしで辛子酢味噌を作り、私は油揚げをさっ
 と網で炙り、パリッとさせた物を刻んでノビルと一緒に和えて食べるのが一
 等美味しいと思う。ネギと違って苦味は全く無く、クセもないが、青っぽい
 香りはそのまま口の中で広がる。主人の格好のツマミだ。

 ノビル料理
 http://asuka.huuryuu.com/magazine/photo/nobiru2.jpg

  今年は、サッと湯通しした油揚げを屏風開きに広げ、その中に、刻んだ生
 のノビルとスプーン1さじの味噌を合わせて叩き混ぜた物を塗って、さっと
 炙った物を食べてみた。いやいや・・・これが実に野趣あふれる味。新しい
 発見だ!!決して絢爛豪華とは言えないが、素朴な懐かしさに浸れるのは請
 け負う。

  飛鳥時代の食について、思いを馳せる。飛鳥時代にもノビルは存在してお
 り食べていたと言う。きっと濁り酒の恰好のツマミになったに違いない。と
 思ったら、万葉集に面白い歌が残っているのでご紹介したい。

<醤酢(ひしほす)に 蒜(ひる)搗(つ)き合(か)てて 鯛願ふ
 我れにな見えそ 水葱(なぎ)の羮(あつもの) > 万葉集 巻16−3829


  長意吉麿(ながのおきまろ)と言う高級官僚だったらしい人物は酒の席で、
 「ノビルを搗(つ)き砕いて醤と酢とを混ぜ合わせ鯛に添えて食べたいと願
 っている私の目の届くところには置いてくれるなよ、水葱の吸い物はまずい
 ので、見たくもないのだから。」と、即興で歌を詠んだ。当時<醤>魚醤や
 肉醤など動物性の調味料を使っていた。万葉の頃にはもうすでに酒は濁りで
 はあるが出来ていたので、酒を長期保存させて造られる酢もあったが、なに
 せ<醤>は高級品。さすが高級官僚、口は肥えていると見えて、「美味しく
 和えた鯛が食べたい!!」と我侭を言うあたり、どこかのデップリとしたお
 腹を突き出してふんぞり返っている代議士さんをイメージしてしまう。ノビ
 ルはこの頃からたたいたり潰したりして食べられていたんだな〜となんだか
 親近感が湧く。万葉の頃と現代、さして味覚に違いはないようでなんとも愉
 快だ。これから歴史のまた違った側面<食>を探ってみようと思う。なんだ
 かワクワクする。でも資料が本当に少ないので、さてさてどう突き進められ
 るか・・・。「Pの飛鳥・食物記」飛鳥と現代の違いも踏まえて、また続き
 が書けるよう頑張ります。これからも宜しくお願い致します。


  ━━━◇『A misty rose』
          http://pde.gozaru.jp/index.html


┏◆◇◆━━━━━━━━
 〈3〉 咲き 散る 桜 / もも
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇━━━━

  春になると歌詞やタイトルに「さくら」と入る歌が、テレビやラジオなど
 のメディアから沢山流れてきます。はらはらと儚げに、または吹雪のように
 散り際までも美しい桜は、日本人にとって昔から変わらない一番の「花」の
 ようですね。

  関西では先日の雨で、平地の殆どの桜が終わったようですが、それでも吉
 野などの山間部では、まだこれからのところもあるようですし、関東より北
 の地域にお住まいの方々にとっては、待ち遠しい春というところなんでしょ
 うか。

  こんな風に、桜が好まれるようになったのは平安時代後期になってからだ
 と言われています。万葉集中で梅が100首を越えるのに対して、桜が40
 首ほどなのがその原因かもしれません。が、「詠まれなかったこと」がイコ
 ール「好まれていなかったこと」になるとは限りませんよね?

  娘子らが かざしのために 風流士が かづらのためと 敷きませる
  国のはたてに 咲きにける 桜の花の にほひはもあなに
                         (8−1429)

 ・・・娘達や粋な男達が頭に飾るように、(天皇が)治められている国の果
 てにまで咲く桜の花のなんと素晴らしいことか・・・

 この歌は、若宮年魚麻呂(ワカミヤノアユマロ)が誦んだとされています。
 「誦む」は、古歌など既存の歌を口にだして人前で歌う事を言うのだそうで
 す。もし、この歌が口伝されたものだったとしたら、古来から「国のはたて」
 にまで「咲きにける桜の花」があったことになります。
 かざし(頭挿)やかづら(鬘)は、草木の花や葉・実などを冠や髪などに飾
 ることをいい、元々は植物の生命力にあやかる呪い的な意味合いが濃かった
 のだそうです。

  もう少し古い時代では、日本書紀・允恭天皇8年2月条に「花ぐはし 桜
 の愛で 同(こと)愛でば 早くは愛でず 我が愛づる子ら」と、允恭天皇
 が桜の花を見て衣通郎姫を思ったと言う歌が載っています。「どうせならも
 っと早くから愛せばよかった」と、見事に咲く桜の花に衣通郎姫の美しさを
 喩えています。

  この他、桜の樹皮が「桜皮(かには)」と呼ばれ、舟に使用された事が万
 葉集(6−942)にはみえます。けれど、漢方で桜皮(おうひ)と呼ばれ
 る乾燥させた桜の樹皮は、江戸時代頃の民間療法が発祥だと言われますし、
 現在のような桜の実(サクランボ)が採取できる桜(桜桃・オウトウ)が日
 本に入ってきたのも、明治になってからだそうです。古代の桜の利用価値は、
 同時期に咲く梅や桃ほどではなかったのかもしれません。

  でも、歌に詠まれた数が少なかろうが、利用価値がなかろうが、桜のその
 樹木や花姿は、頭挿にされる資格を持ち、容姿端麗で有名な衣通郎姫に喩え
 られるなど、古代の人々の生活の中で充分愛されていたように思えます。

  貴方は、この春何処かへ桜を見に行かれましたか。

  己が根元に散る桜。儚く薄い花びらは、白く散って茶色になり土に返りま
 す。桜の一年は、花が散って終わるのだそうです。
  新しい一年に向けて葉を広げる桜の樹のように、良き一年が貴方にも訪れ
 ますように。(^人^)


  去年の春逢へりし君に恋ひにてし桜の花は迎へけらしも (8−1430)

・・・去年の春に出逢えた貴方への募る恋心のせいかな?
   今年は桜の花が貴方を迎えるように咲いてるようですね。


  ━━━◇『ひとしひとひら』
          http://gpeach.nobody.jp/index.html



┏◇◆◇◆━━━━━
 〈4〉飛鳥情報
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇━━━━

  4月1日のダイヤ改正に伴って、明日香周遊バス(赤かめバス)の「飛鳥
 資料館前」バス停が復活しました。
 
 お出掛けの際は、路線及びダイヤなどをご確認下さい。
  お問合せ :奈良交通テレホンセンター 0742−20−3100


:::::::::::::::::::::::::::::::::::

  飛鳥資料館で行われる春期特別展の「キトラ古墳壁画特別公開」前売券の
 発売が始まっています。

  販売場所1: 飛鳥資料館券売所(入り口の受付)
           4月1日〜5月6日まで

  販売場所2: 近鉄主要駅(同内容のクーポン券販売)
           4月9日〜5月25日まで

  販売場所3: 近鉄「橿原神宮前駅」
           5月9日から5月25日まで 
           
   料 金: 大人:400円 高校大学生:200円(中学生以下無料)

  このチケットの有効期限は、平成20年5月9日から5月25日までの
 キトラ古墳壁画特別公開中のみになります。ご注意下さい。
 また、橿原神宮前駅では、展覧会の図録販売も行われるようです。


┏◆◇◆◇◆━━━━
 〈5〉両槻会からのお知らせ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇━━━━

  第七回定例会の講演後散策として4月29日に「神仙境竜門寺を訪ねる」
 と題してオフ会を開催することになりました。
    徒歩距離は、往復で約10キロ程度になります。竜門岳の麓になりますの
 で、若干のアップダウンがあるものとお考え下さい。
 
  詳しくは、下記アドレスの案内をご覧下さい。
  http://asuka.huuryuu.com/yotei/teireikai-7/yotei-7-2.html

  参加申込みは、4月25日までに両槻会へメールにてお願いします。


 【お断りとお願い】
  今回のウォーキングは、恒例の定例会ではありません。事務局員も、全員
 が初めて訪ねることになります。参加してくださる皆さんとご一緒に、楽し
 く歩くことに主眼を置かせていただきます。
  以上、よろしくご理解の程お願いいたします。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::


  第八回定例会は、「新緑の奥飛鳥探訪−奥飛鳥の神秘女淵を訪ね、皇極天
 皇雨乞いの謎に迫る」と題したウォーキングイベントを5月10日実施いた
 します。新緑の奥飛鳥をご一緒に歩きませんか♪

  何方でも参加いただけますが、両槻会へメールにて事前申し込みが必要で
 す。詳細は、両槻会サイト第八回定例会の予定のページをご覧ください。

   http://asuka.huuryuu.com/yotei/teireikai-8/yotei-8.html

:::::::::::::::::::::::::::::::::::


  第八回定例会に関連するお話を掲載して行きます。第三回目は、女綱をご
 紹介します。


  加夜奈留美命神社から広い道路を下って行きますと、道と飛鳥川に掛け渡
 すように女綱が見えてきます。勧請綱とも呼ばれ、大字稲渕の男綱と対を成
 すものだと思われます。毎年1月11日に掛替えられ、勧請綱掛と呼ばれて
 います。勧請とは、神仏の来臨を請うこと。また、神仏の分霊を移し祀るこ
 ととされます。

  栢森の女綱は、女性の陰物を形作ったものを綱の中央に付けています。こ
  れらは、栢森の男性が総出して作る事になっているそうです。綱が完成する
 と、加夜奈留美命神社のお隣に在る竜福寺の住職を先頭にして、小字カンジ
 ョまで運ばれます。そこには、福石と呼ばれる石があり、一旦この石に巻き
 つけるように綱を掛けます。栢森の綱掛は、仏式の作法で執り行われるので
 すが、供物を供え、読経が始まります。その後、対岸に綱を渡し、勧請綱掛
 は終わります。

 綱掛の行事の進行は、下記ページをご参照ください。
  http://asukakaze.gozaru.jp/zanmai/bb38/bb-38-1.html

  奈良には、綱掛を行う神事や綱を蛇に見立てての信仰行事を所々で見かけ
 ます。ノガミ信仰などと呼ばれることもあるようですが、この女綱勧請綱掛
 けも、あるいは同じ根源を持つ民間信仰と考えることも出来そうです。福石
 に綱を巻きつける点など、蛇と見立てているようにも思われます。
  蛇は、水神の使いなどとも言われますし、龍・蛇・水神という図式がここ
 にも見て取れます。
  この水神に対して、一年間の豊作と子孫の繁栄を祈願し、併せて、「道切
 り」などと言われる、集落への疫病や悪霊の侵入を防ぐ意味もあるものと思
 われます。

 http://asuka.huuryuu.com/magazine/photo/meduna.jpg

  日本書紀には、次のような記事があります。天武天皇5年(676)5月
 の条、「勅して、南淵山・細川山で草や薪をとることを禁じる。・・」。水
 利や水害対策を意識してのことだと思われますが、これらのことも、水源地
 を神聖化する意識と無縁ではないようにも思われます。

  さあ、下っていきましょう。                (風人)


┏◇◆◇◆◇◆━━━━
 〈6〉編集後記
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇━━━━
 
  突発的に出ます♪だから、増刊なんですが。(^^ゞ ほんに、計画性のない
 事務局で申し訳ありません。(^_^;)
  
 ともかく・・・無事出せました。。((((o_ _)o
                               (もも)

 
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両槻会事務局>飛鳥遊訪マガジンのファンです。現地見学会に行けなかったので、今号は特に興味深く読みました。良い勉強になります。ありがとう。

ファン宣言有難うございます。(^^)

現地に赴く事が出来る人は、ほんの一握りだと思います。
出来るかぎり飛鳥の旬をお届けできるように頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします。
早速のコメント有難うございました。m(__)m
日時:2008年4月14日

飛鳥遊訪マガジンのファンです。現地見学会に行けなかったので、今号は特に興味深く読みました。良い勉強になります。ありがとう。日時:2008年4月14日


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  • メルマガID : 171530
  • 創刊日 : 2007-11-11
  • 最新号 : 2008-07-18
  • 発行周期 : 第一・第三金曜日
  • バックナンバー: 全て公開
  • 発行者サイト: あり
  • 読んでる人 : 143人
  • コメント数 : 43
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発行者プロフィール

ペンネーム : 両槻会

  • 両槻会(ふたつきかい)は、飛鳥好きの皆さんに、ご一緒にもっと飛鳥を楽しみませんかと呼びかけている集いです。会が主催します定例会では、飛鳥検定の実施、独自の講演会やウォーキング等を企画しています。定例会は会員制ではありませんので、興味を持たれた企画には、お気軽にどなたでもご参加いただけます。なお、参加に際しましては、サイトをご覧になり当会の趣旨をご理解の上でお越しくださいますようにお願いいたします。 両槻会サイト(http://asuka.huuryuu.com)をご参照ください。

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