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飛鳥遊訪マガジン Vol. 018

発行日時: 2008/4/18

  桜が散りますと、季節がまた半歩進んだ感じがします。桜は、奥飛鳥でも
 終わろうとしていますが、菜の花は今を盛りとばかりに咲いています。
  稲渕の棚田・小原の里・島庄などが、特に大きな菜の花畑となります。そ
 して、レンゲも咲いてきました♪ 石神遺跡の須弥山石の出土した田んぼが、
 いつも綺麗に咲いてくれます。天香具山を背景にして、とても長閑な風景を
 作り出します。また、雷丘の手前には、鯉のぼりが泳ぎ始めました。このよ
 うな景色を眺めているだけで、飛鳥を散歩して良かったな〜と思えます。
  皆さんも、歩いてみませんか♪

  増刊号を発行して間もありませんが、今号は通常発行号です。相原先生の
 ご寄稿と事務局からは、風人・伏見・笑いネコの三本の構成になります。お
 楽しみください。                      (風人)


┏◆━index ━━◆◇◆

 〈1〉寄稿     ・・・ 高松塚古墳雑考 4    / 相原嘉之先生
 --------------------------------------------------------------------
 〈2〉飛鳥話 NO.1 ・・・ 風人の飛鳥ぶらぶら散歩 / 真神原風人
 --------------------------------------------------------------------
 〈3〉飛鳥話 NO.2 ・・・ 伏見の飛鳥やぶにらみ  / 伏見  
 --------------------------------------------------------------------
 〈4〉飛鳥話 NO.3 ・・・ ネコと歩こう飛鳥の畦道 / 笑いネコ
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 〈5〉飛鳥情報 
 --------------------------------------------------------------------
 〈6〉両槻会からのお知らせ
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 〈7〉編集後記
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┗━━━━━━━━━━━━━◇◆◇━


┏◆━━━━━━━━━━
 〈1〉高松塚古墳雑考 4
          明日香村教育委員会文化財課 主事 相原嘉之先生
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇━━━━

「高松塚古墳を掘る」

  高松塚古墳では壁画の解体修理に伴って、発掘調査を行いました。発掘調
 査の目的は、前回(12号)にも書いたように劣化原因の解明と古墳の築造
 方法の解明です。この発掘によって、新たな発見もたくさんありました。そ
 のうちのひとつが天井石の謎です。

  高松塚古墳の石室の天井は、4枚の凝灰岩切石で構成されています。この
 天井石のうち北端の1枚だけが他の天井石よりも小さくて薄い石が使われて
 いました。 石室は長さが9尺、幅が3.5尺と極めて計画的で精巧に造られ
 ていますが、なぜ1枚だけ寸法が違うのでしょうか。この理由については調
 査をしている私たちの中でも意見が分かれています。
 
  大和国平田の村で石室を組み立てていた石工は、南から順番に天井石を組
 んでいた。3枚目の石を組んだ時、天井はすべて塞がるはずだったが、石の
 寸法が少し短くわずかに隙間が開いてしまった。

  現場監督:「何をしてんねん。隙間があいてるやろが」
  石 工 :「石の長さが短いです。寸法が間違って来たようです」
  現場監督:「葬式の日はもうすぐやぞ。しかたない、そこの石を使えっ!」

  監督は大あわて。しかたなく、近くにあった石材を転用してそこを塞ぎ、
 上を版築で覆うとその石は隠れてしまいます。中からみるとしっかりとした
 石室が完成しているようにみえます。何とかお葬式の日程にも間に合って、
 現場監督はホッとしたことでしょう。・・・このような話が現地であったの
 かもしれません。

  他にも版築の積み方や石室の組み方、漆喰の塗り方など、今回の発掘調査
 では多くの新事実が判明し、同時に多くの謎も残りました。発掘調査とはあ
 る意味、遺跡を壊すことでもあります。その代償として、そこからどれだけ
 多くの情報を引き出し、記録に残すことができるのか。それが私たちの仕事
 です。
     (毎日新聞学園南販売所『やまとくん 2007年8月号』より)


  ━━━◇『明日香村公式ホームページ』
     http://www.asukamura.jp/


┏◇◆━━━━━━━━
 〈2〉風人の飛鳥ぶらぶら散歩 / 真神原風人
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇━━━━

  今回は、橿原神宮前駅と明日香村を繋ぐ山田道から、北に逸れた橿原市田
 中町付近をご紹介します。皆さんは、田中町に足を踏み入れられたことがあ
 りますでしょうか。甘樫丘から北西方向を見ると白く大きな建物と森が見え
 ます。
 http://asuka.huuryuu.com/magazine/photo/tanaka.jpg

  その辺りが田中町になります。この集落には、舒明天皇の田中宮やその後
 に建てられたという田中廃寺が在ったとされています。

  舒明天皇の主たる宮殿は岡本宮ですが、636年8月、岡本宮に火災が起
 こったために宮を移すことになります。その地が、この田中町付近であると
 されています。仮の宮であったのか、本格的な宮地を定められなかったのか、
 この後、舒明天皇は厩坂宮や百済宮に移られ、そこで亡くなられました。

  この集落には、興味を引かれる土壇と思われる場所が二ヶ所あり、それは、
 舒明天皇の宮殿や蘇我氏の一族である田中臣(稲目の子・馬子の兄弟)に関
 わる寺院の痕跡ではないかとされています。
  http://asuka.huuryuu.com/magazine/photo/dodan.jpg

  1990年に病院建設に伴う発掘調査が行われており、田中廃寺と呼ばれ
 る古代寺院の存在が確実になりました。この調査では、南北棟の総柱建物や
 東西棟の四面廂をもつ大型建物、また回廊状の建物が想定できる柱穴列など
 も検出されたそうです。フイゴの送風口・坩堝・鉄くず・銅くずなどの鋳造
 関係遺物や瓦が大量に出土した土坑なども検出されました。出土した瓦には、
 単弁蓮華文軒丸瓦(田中廃寺式)や単弁有子葉蓮華文軒丸瓦(山田寺式)重
 孤文軒平瓦の組み合わせが使用されていたようです。そのことなどから、創
 建は七世紀中頃ではないかと推測されています。また、田中廃寺は藤原京建
 設によって、その寺域を条坊に合わせて縮小していることも分かったそうで
 す。
  http://asuka.huuryuu.com/magazine/photo/houmanji.jpg

  しかし、創建当初の伽藍や寺域は不明な点が多く、集落内に在る土壇がお
 そらくは金堂や講堂など中心伽藍ではないかと思われます。この土壇がある
 竹薮は、「天王藪」または「弁天の森」等と呼ばれています。また集落の東
 に在る法満寺と言うお寺には、塔心礎とも伝えられる礎石が残っています。
 http://asuka.huuryuu.com/magazine/photo/tennouyabu.jpg

  田中町の南では、近年、橿原神宮前駅付近と明日香村を結ぶ新しい道路建
 設が進められており、それに伴う発掘調査も頻繁に行われています。現在も、
 藤原京右京十一条三坊に該当する場所で、発掘調査が行われています。調査
 の結果、南北方向の道路遺構が見つかっており、西三坊坊間路と思われます。
 この道路をまっすぐ北に延ばしていくと、本薬師寺の南門の正面に行き当た
 ります。天武天皇の発願による本薬師寺の下層にもこの道路の延長が存在し
 たことで、藤原京の建設計画や建造が天武天皇の手によって始められたこと
 の証明とされている道路になります。

  ここから和田廃寺跡などを訪ねて、明日香村に向かうのも良いかもしれま
 せん。レンタサイクルなら、それほどの迂回にもならないように思います。
 そうそう、この時期は、田中町からまっすぐ東(明日香村方向)に向かうと、
 大きなレンゲ畑に出会えます。今年もレンゲの絨毯を見られるかも知れませ
 ん。 

  ━━━◇『飛鳥三昧』
     http://sanzan.gozaru.jp/


┏◆◇◆━━━━━━━
 〈3〉伏見の飛鳥やぶにらみ / 伏見
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇━━━━

  飛鳥の山といえば、耳成山、畝傍山、天香具山の大和三山が想起されます。
 例の中大兄皇子の三山歌(香具山は畝傍ををしと耳成と相あらそひき・・・)
 でも著名ですね。

  万葉集には、この歌をいれて、耳成山が三首(他に耳成の池が一首)、畝
 傍山が六首、天香具山(香具山のみも含めて)が十首以上詠まれています。
 耳成山がもっとも少なく、天香具山が格段に多く詠まれています。

  ところが平安時代に入ると、畝傍山、香具山はぱったりと詠まれなくなり
 ます。平安後期に再び詠まれ始めますが、それまでの平安和歌には、ほとん
 ど出てきません。

  それに引き替え、耳成山は、古今和歌集で一首、古今集の撰者の一人、壬
 生忠岑の家集に三首、古今集に続く後撰和歌集に二首、見ることができます。
 他の山が平安時代に入って詠まれなくなったのと逆に、耳成山は、平安時代
 に入って、急にもてはやされるようになったようです。

  これはやはり、「みみなし」という名前に由来するようです。後撰和歌集
 の二首をあげてみましょう。恋歌です。

   宇多院に侍りける人に消息つかはしける返り事も侍らざりければ 
                           よみ人しらず
 うだの野は耳なし山か呼子鳥呼ぶ声にだに答へざるらむ

   返し     女五のみこ
 耳なしの山ならずとも呼子鳥何かは聞かむ時ならぬ声(ね)を

  最初の歌は、ある男が、宇多院(宇多法皇の御所)にいた女五のみこに、
 手紙を送ったけれども、返事もない。そこで詠んだものです。表面上の内容
 は、

 「宇多の野ちゅうのは、耳成山かいな。呼子鳥が呼んどるのに、答えへんの
 やから」

 とでもなります。「宇多の野」は、女が宇多院にいたから、こういうのです
 が、「耳成山」との関連でいえば、「宇陀の野」と詠んだと理解した方がい
 いかもしれません。宇多を宇陀に詠み変えたわけですね。

  さて、この歌、もちろん、宇多(宇陀)の野とか耳成山に呼子鳥が鳴いて
 いるという景色を詠んだものではありません。詞書にあったように、女から
 返事がないことを恨んだものです。

 つまり、
 宇多の野=宇多院にいるあんたは、耳成山=耳無し=聞く耳を持たんのかい
 な。呼子鳥みたいに、声をかけてるのに、何で返事もしてくれへんねん

 と、まあこういう歌になるわけです。

 女の返歌は、表面上の内容は、

 「耳成山やなくても、呼子鳥の声なんて聞きません。季節はずれのそんな鳴
 き声なんて」

 となります。

  呼子鳥は春の鳥です。「時ならぬ」と詠んでいるのは、この贈答歌が詠ま
 れたのが、春ではないのでしょう。だから、季節はずれの声、タイミングを
 逃した声など聞かない、というわけです。
 ここでも、もちろん、耳成山は、「耳無し」と重ねられています。

 耳成山=聞く耳を持たないこの私、そんな私やなくても、そんなタイミング
 はずれのあなたの泣き言なんて聞く気はあらしません。

 余程、男の手紙は時機を逸していたのでしょうね。

  こんな風に、耳成山は、「みみなし」という名前を持っていたために、
 「耳無し」と掛詞で使われるのです。

  平安前期の和歌は、掛詞を非常に好みます。前回の飛鳥川もそうでしたね。
 ですから、耳成山が平安朝に入ってもてはやされるのも、掛詞として「耳無
 し」を重ねることができるからなのです。

  畝傍山、天香具山は、掛詞にしづらいのでしょう。「うねび」「(あまの)
 かぐやま」・・・どんな掛詞が思いつきますか?
 耳成は、耳無し。聞く耳を持たない。
 そんな、掛詞として利用できる「みみなし」という言葉を持っていたことが、
 耳成山が平安朝に入ってもてはやされる要因となっていると考えられます。 



┏◇◆◇◆━━━━━━
 〈4〉ネコと歩こう飛鳥の畦道 / 笑いネコ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇━━━━


  春爛漫の畦道の花たちのお話の2回目です。前回はブルー系と白い花のお
 話だったのですが、覚えておいででしょうか?(^_^;)
  今回のお話は、紫から赤紫、ピンク系の花と、黄色の花のお話です。紫か
 らピンク...赤は?と思われるかもしれませんが、この季節野道畦道に咲
 く「赤い花」というのは無いのです。赤い花が咲く野草というのが、そもそ
 も少ないのですが。

 まず最初は紫の花の代表格「スミレ」から始めましょう。

「スミレ」「ノジスミレ」「タチツボスミレ」
http://www.asukanet.gr.jp/warainekonoheya/zukan/10-kawari/ao-murasaki10-1.htm

 「スミレの花、咲く頃〜♪」のスミレなんですが、これが非常に種類が多く
 区別が難しいのです。「スミレ」「ノジスミレ」「タチツボスミレ」などが
 飛鳥で見られる代表的なスミレです。スミレの名前の由来は、「すみいれ
 (墨入れ)」から来ていて、花の形が大工さんが使う墨壺に似ているからだ
 そうですが、最近でも大工さんってこんなの使ってるんでしょうか?
  「スミレ」と「ノジスミレ」は花の形も生育場所もほぼ同じですが、一番
 の違いは葉っぱの柄の部分です。「スミレ」の葉っぱは細長く、花が沢山咲
 きそろってくると、柄にはヒレのような部分が見られます。「ノジスミレ」
 の方は、やや幅広の葉っぱの付け根が柄にクルッと巻いたようになることが
 多く、ヒレは出来ません。
  「タチツボスミレ」は「坪菫:坪(庭の古語です)に生えるスミレ」で株
 立ちになるもの、という意味ですが、むしろ山道の湿った木陰によく見られ
 ます。葉っぱは丸みのあるハート形で、花の色は薄紫に紫のスジが入ってい
 るのが普通ですが、変異が多く白に近いような色のものもあります。「スミ
 レ」や「ノジスミレ」と違って、茎から葉や花柄が伸びるのが特徴で、この
 付け根の所にはヒゲのようにギザギザした托葉と呼ばれる葉があります。
 「ツボスミレ」と呼ばれるスミレもあるのですが、牧野博士は「ツボスミレ」
 は庭に生える菫の総称であり、混乱するので「ニョイスミレ(如意菫)」と
 名付けるとしておられます。こちらは白花で、「タチツボスミレ」との大き
 な違いは托葉がギザギザでないことです。

  さて、スミレの話が長くなってしまいましたが、この他にも沢山ありまし
 て...。

「ホトケノザ」「ヒメオドリコソウ」「ムラサキケマン」
http://www.asukanet.gr.jp/warainekonoheya/zukan/7-siso/aka-pink7-1.htm

 まず、春一番に咲く花たちに「ホトケノザ」と「ヒメオドリコソウ」があ
 ります。どちらもシソ科オドリコソウ属で近いお仲間ですが、「ホトケノザ」
 の方は在来種で「ヒメオドリコソウ」は帰化植物です。見分け方は、葉っぱ
 の上に立ち上がるように花が咲くのが「ホトケノザ」で、茎の上部の赤紫が
 かった葉っぱの陰にうつむいて咲くのが「ヒメオドリコソウ」です。
 「ホトケノザ」は、花の形が仏が座禅を組んでいるような形だから、
 「オドリコソウ」は花の形を踊り子に喩えたものだそうですが、この二つの
 ネーミングは納得出来ます。

  桜が咲く頃になると、「ムラサキケマン」や「レンゲソウ」が咲き出しま
 す。
  「ムラサキケマン」は紫色のケマンソウという意味ですが、ケマンソウは
 タイツリソウとも呼ばれる観賞用の植物で野草ではありません。同じケシ科
 ですが属が違うので、花もそんなに似ていないと思います。

「ケマンソウ(タイツリソウ)」
http://www.asukanet.gr.jp/warainekonoheya/zukan/10-kawari/aka-pink10-1.htm

「レンゲソウ」
http://www.asukanet.gr.jp/warainekonoheya/zukan/8-mame/aka-pink8-1.htm

  「レンゲソウ」は、今更説明の必要もないお馴染みの植物ですが、中国が
 原産で、根に根粒バクテリアが共生し空気中の窒素を取り込んで貯えるので、
 古くから肥料として田畑に植えられてきました。畦道などで見られるのはそ
 れが野生化したものです。花が輪状につく様子を蓮の花に見立てて「蓮華草」
 で、「ゲンゲ」という呼び名は漢名を音読みしたそうです...難しい漢字
 で変換出来ませんが。(^_^;)

「ハルジオン」
http://www.asukanet.gr.jp/warainekonoheya/zukan/5-kiku/aka-pink5-1.htm

「ヒメジョオン」
http://www.asukanet.gr.jp/warainekonoheya/zukan/5-kiku/white5-2.htm

  もう一つお馴染みの花を忘れるところでした。「ハルジオン」です。淡い
 ピンクの入った白い花を付けるキク科の植物で、これも原産地は北アメリカ
 東部の帰化植物です。よく似た花に「ヒメジョオン」というのがありますが、
 こちらはもう少し後で咲き始めます。「ハルジオン」は茎が中空になってい
 るので、花の柄が下向きに垂れ下がりやすいという特徴があります。暑い日
 の日中には、「ヒメジョオン」も蕾が垂れ下がっていたりすることがありま
 すので、どちらか分からなかったら茎を千切ってみてください。中に空洞の
 部分があったら「ハルジオン」です。

「タンポポ」
http://www.asukanet.gr.jp/warainekonoheya/zukan/5-kiku/ki-orange5-2.htm

  最後に黄色の花を付ける植物のお話をします。まずなんと言っても「タン
 ポポ」ですね。ご存じかと思いますが、「セイヨウタンポポ」と「カンサイ
 タンポポ」があります。緑色の総苞という萼のようなものが、花びら(実際
 は一つ一つが花ですが)に添っているのが「カンサイタンポポ」で、反り返
 っているのが「セイヨウタンポポ」です。どうやら飛鳥には「カンサイタン
 ポポ」が多いように思います。

「ウマノアシガタ」
http://www.asukanet.gr.jp/warainekonoheya/zukan/2-size-chu/ki-orange2-1.htm

  次に目立つのが、「ウマノアシガタ」というキンポウゲ科の花です。つや
 のある5枚の花びらが春の日差しに輝いているところはとても綺麗ですね。
 「ウマノアシガタ」なんて無粋な名前は誰が付けたんでしょう?!根生葉と
 いう、地面に近いところから出てくる葉っぱの形からきた名前ということで
 すが、あまり似ているとも思えません。

「カタバミ」「アカカタバミ」
http://www.asukanet.gr.jp/warainekonoheya/zukan/9-turigane/ki-orange9-2.htm

  「カタバミ」「アカカタバミ」は分類上は同じもので葉っぱが緑のものと
 赤みを帯びたもの、の違いだけです。冬の間から咲いていることもあります
 が、本番はゴールデンウィークの頃です。世界中に分布しているようで、茎
 が地上を這ってそこから根を出して増えますし、もちろん種も沢山出来ます
 から、可愛い花なのですが、生えて欲しくないところ、畑や庭の煉瓦タイル
 の隙間などでは厄介者です。

「アブラナ」「イヌガラシ」
http://www.asukanet.gr.jp/warainekonoheya/zukan/3-size-sho/ki-orange3-2.htm

  さて、今回の締めは、お馴染みの「菜の花」です。「菜の花」と呼ばれて
 いるのは、主に「アブラナ」ですが、これはほとんどが畑で栽培されている
 ものです。畑では、この時期「水菜」も「白菜」も「日野菜」も「蕪」もみ
 んな似たような黄色の花を咲かせます。詳しくは笑いネコの部屋の「ネコの
 植物学講座」をご覧下さい。(^_^;)
  野生の「菜の花」の代表格は「イヌガラシ」ですが、花は「アブラナ」よ
 り少し遅れて咲きます。

  これから春真っ盛りになると、まだまだ花の種類は増えていきます。
  さあ、飛鳥の畦道を偶には「下を向いて」歩いてみませんか? 


 ━━━◇『笑いネコの部屋』
    http://www.asukanet.gr.jp/warainekonoheya/

 
┏◆◇◆◇◆━━━━━
 〈5〉飛鳥情報
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇━━━━

  高松塚古墳壁画の一般公開に関する詳細が発表になりましたのでお知らせ
 します。

  ・日時 :5月31日(土)〜6月8日(日)
     AM:9:00〜PM:5:00
  ・場所 国営飛鳥歴史公園館内 国宝高松塚古墳壁画仮設修理施設

  ご注意:見学には、事前申し込みが必要です。
      詳しくは、下記アドレスの国営飛鳥歴史公園館のサイト内でご確
      認下さい。
       http://www.asuka-park.go.jp/indexpc.shtml

:::::::::::::::::::::::::::::::::::


  橘寺で、聖倉殿(収蔵庫)の特別公開が行われます。この機会に聖徳太子
 ゆかりの橘寺収蔵品をご覧になっては如何でしょう。
 
  日時 : 4月 12日(土)〜5月 12日(日)
   *4月22日には、14時より太子会式が行われます。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::


  岡寺では、石楠花が咲き始めています。見頃は5月初頭までだそうです。
 詳しくは、岡寺HPをご覧下さい。
 http://www4.kcn.ne.jp/~balance/top.html

:::::::::::::::::::::::::::::::::::


  明日から、橿原考古学研究所付属博物館で、『春季特別展「はにわ人と動
 物たち―大和の埴輪 大集合―」』が始まります。
  今回の展示は、主に5世紀6世紀の奈良県内出土の埴輪・木製品となり、
 「はにわ人の男女見分け方」などの鑑賞ポイントもあるそうです。
 
 ・・・関連講座は下記の予定で行われます。
 
 ・場所:橿原考古学研究所1階講堂 
 ・時間:13:00から

 4月27日(日)
  「はにわ人と動物たちの世界」 
     橿原考古学研究所付属博物館 千賀久氏
  「池田古墳群とその埴輪」
      大和高田市教育委員会 前澤郁浩氏

 5月18日(日) 
  「威儀具を形象した埴輪と木製品」
      橿原考古学研究所 鈴木裕明氏
  「埴輪から見た畿内と東国」
     専修大学・前橋国際大学講師 右島和夫氏

 6月1日(日)
  「王の生きざまと埴輪の世界」
     橿原考古学研究所  坂 靖氏
  「巣山古墳とその埴輪」
     広陵町教育委員会  井上義光氏

  その他、お子さんを対象とした講座も予定されているようですので、ご家
 族でお出掛けになられるものいいかもしれませんね。



┏◇◆◇◆◇◆━━━━
 〈6〉両槻会からのお知らせ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇━━━━

  第七回定例会の講演後散策として4月29日に「神仙境竜門寺を訪ねる」
 と題してオフ会を開催することになりました。
    徒歩距離は、往復で約10キロ程度になります。竜門岳の麓になりますの
 で、若干のアップダウンがあるものとお考え下さい。
 
  詳しくは、下記アドレスの案内をご覧下さい。
  http://asuka.huuryuu.com/yotei/teireikai-7/yotei-7-2.html

  参加申込みは、4月25日までに両槻会へメールにてお願いします。


 【お断りとお願い】
  今回のウォーキングは、恒例の定例会ではありません。事務局員も、全員
 が初めて訪ねることになります。参加してくださる皆さんとご一緒に、楽し
 く歩くことに主眼を置かせていただきます。
  以上、よろしくご理解の程お願いいたします。


:::::::::::::::::::::::::::::::::::

  第八回定例会は、「新緑の奥飛鳥探訪―奥飛鳥の神秘女淵を訪ね、皇極天
 皇雨乞いの謎に迫る」と題したウォーキングイベントを5月10日に実施い
 たします。新緑の奥飛鳥をご一緒に歩きませんか♪

  何方でも参加いただけますが、両槻会へメールにて事前申し込みが必要で
 す。詳細は、両槻会サイト第八回定例会の予定のページをご覧ください。

   http://asuka.huuryuu.com/yotei/teireikai-8/yotei-8.html

 
   次週、奥飛鳥案内号(増刊)の発行を予定しています。恒例の奥飛鳥案内
 の続きを楽しみにお待ち下さい♪
 
 

┏◇◆◇◆◇◆◇◆━━━━
 〈8〉編集後記
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇━━━━
 
  先日、吉野へ行ってきました♪一目千本とか言う吉野の山肌を見て、「何
 だか綿ぼこリがくっ付いたよう・・」なんて、思うσ(^^)に桜を愛でる資格
 はないのかもしれませんね。。^^;
  そう♪そう♪今号で笑いネコさんが紹介して下さってる小さな花たちが、
 吉野でも沢山咲いていました♪小指の爪ほどの花を同行者に説明出来る自分
 が少し誇らしかったです。(^^)                (もも)

 
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メルマガデータ

  • メルマガID : 171530
  • 創刊日 : 2007-11-11
  • 最新号 : 2008-07-18
  • 発行周期 : 第一・第三金曜日
  • バックナンバー: 全て公開
  • 発行者サイト: あり
  • 読んでる人 : 143人
  • コメント数 : 43
  • Score! : 99点
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発行者プロフィール

ペンネーム : 両槻会

  • 両槻会(ふたつきかい)は、飛鳥好きの皆さんに、ご一緒にもっと飛鳥を楽しみませんかと呼びかけている集いです。会が主催します定例会では、飛鳥検定の実施、独自の講演会やウォーキング等を企画しています。定例会は会員制ではありませんので、興味を持たれた企画には、お気軽にどなたでもご参加いただけます。なお、参加に際しましては、サイトをご覧になり当会の趣旨をご理解の上でお越しくださいますようにお願いいたします。 両槻会サイト(http://asuka.huuryuu.com)をご参照ください。

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