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2009さわやかお受験のススメ<保護者編>

発行日時: 2007/11/30

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         「めぇでる教育研究所」発行
     2009さわやかお受験のススメ<保護者編>
           「情操教育歳時記」
         日本の年中行事とむかし話
     〜21世紀に活躍する子ども達の心を育てる〜
           2007年 11月30日 
              −5−

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第2章 (2) 何といっても、クリスマスと大晦日ですね  師 走

★★なぜ、七面鳥の受難日なのですか★★
これも、わかりませんでした。
七面鳥は高価ですから、庶民は、チキンで済ますのではないでしょうか。
私は、焼き豚、それもタンの塩焼き、タン塩が好きですが、関係ないですね。
七面鳥、やはり訳ありでした。    
                            
ものの本によれば、オランダの清教徒が1620年に、メイフラワー号に乗り、
アメリカのプリマス港に着き、初めて食卓に乗せた肉が、野性の七面鳥であっ
たそうです。
清教徒は、キリスト教を布教するために、苦労をしてアメリカを開拓したので
すが、彼らの「生命の支え」となってくれた七面鳥を神に捧げて、感謝をした
そうです。    
ところが、今ではアメリカでも七面鳥は、感謝祭(11月の第4木曜日)に欠
かせないグルメとなり、クリスマスには、チキンが主役になっているようです。
            
日本でも、これに似た習慣がありました。
「ありました」と、またしても過去形になるのは、今では家で炊くこともない
からです。「赤飯」、またの名を「おこわ」ともいい、米に赤あずきを加えて
蒸したもので、結婚式などのお祝いの席でしか、お目にかかれません。
この赤飯には、「初心を忘れるな」という戒めがあったのです。
米が大陸から日本に伝えられたときは、今のような白米ではなく、赤米でした。
あわやひえ、山芋が主食であったことを考えれば、炊きたての白米は、本当に
おいしかったに違いありません。    
どの民族も、同じような経験を積んで、歴史を刻んでいることがわかります。

★★なぜ、クリスマスにケーキを食べるのですか★★
ヴァレンタイン・デーのチョコレートは、何やらこじつけのような気配があり
ます。
しかし、ケーキは、何か意味がありそうです。
これも、訳ありでした。

例によって、ものの本によれば、初めの頃のクリスマスケーキは、まきの形を
していたので、ユール・ロッグといわれていました。
クリスマスの前夜に、果物のなる木の丸太を暖炉に入れて、前の年の燃え残り
から火を移すのです。
新しい火を燃す儀式は、聖なるもので、新しい生命が生まれると考えられてい
ました。
新しいまきを燃やすことで、家はあたたかくなり、暖炉の周りに家族が集まり、
神を讃えて、お祈りをしたのです。               
このクリスマス・ロッグは、公現祭(1月6日)まで12日間、絶やさず燃や
し続けられて、その灰を大切にとっておき、火傷や畑の害虫予防に用いました。
この聖なるまきをお菓子にして、喜びを分かち合うしきたりとしたのが、クリ
スマスケーキのそもそもの始まりです。               
初代のケーキは、素朴な味がしたことでしょう。         
今のケーキは何代目かわかりませんが、相当、派手になっています。
何といっても「デコレーション・ケーキ」ですから。
やはり、感謝の気持ちをこめて食べなくてはいけません。

顔にぶつけ合っておもしろがるギャグがありましたが、最低です。
食べ物がなくて餓死する人々が、世界中にどれほどいるか知らないわけはない
でしょう。こんなことは、絶対に止めてほしい。
そして、食べ物を残さない習慣は、幼児期にきちんと身につけるべきです。
飽食は、忍耐力を育てない気がしてなりません。   

★★なぜ、サンタさんは、世界共通なのですか★★
白いひげを生やし、丸々と太った、笑顔のやさしい、明るくて、とっても善良
なおじいさんで、プレゼントをいっぱい積んだトナカイの引くそりに乗り、雪
の上どころか、空まで飛んでみせ、なぜか、煙突から入ってくるサンタさんの
イメージは、世界共通です。
これも、訳ありでした。  
 
ものの本によれば、サンタクロースは、1822年に、聖書学者、アメリカの
クレメント・クラーク・ムーアー(1777−1863)が作った、
['T was the Night before Christmas](クリスマスイブのこと)の詩の中で
生まれました。
モデルは十二使徒の一人、聖ニコラウスです。
これを、1863年に、同じくアメリカの風刺画家、トーマス・ナスト 
(1842−1902)の描いた白いひげに、赤い帽子と赤い服、長靴をはい
て、大きな袋をかついだサンタさんの絵が評判になり、それが定着し、現在も
受け継がれているのです。        
                       
サンタさんは、クリスマス・プレゼントをもってやって来ますが、本来の意味
は、キリスト自身が、この世の光として、神様から人々に、プレゼントされた
のです。
それが、いつ頃かわかりませんが、キリストからの贈り物となって、サンタさ
んが配達人となり、さらに、サンタさんに自分の欲しいものを頼めば、直接、
枕元まで配達してくれるようになったのです。
親が、サンタさんの代理人とわかり、がっかりするまで、長い子では、もの心
ついてから小学校の高学年ぐらいまで、夢を与え続けるのですから、これはす
ごいものです。

親が困るのは、サンタさんにお手紙を書きたいとせがまれることでしょう。
私は、知りませんでしたが、サンタさんの本部は、フインランドにあります。
1961年に、フインランドの郵政省は、正式にサンタさんの住所を、次のと
おりに決めたのです。
「サンタのおじさん、日本語、わかりますか?」
心配ありません。
ただし、返信用の切手を同封しなければ、返事はもらえません。
これが、サンタさんの現住所です。

   MR.SANTA CLAUS SANTA CLAUS POST OFFICE 96100 ROVANIEMI FINLAND

手紙を出される場合は、パソコンで検索してお確かめてください。
お子さんの夢を破ることのないようにお願いします。   

★★なぜ、サンタさんは、煙突から来るのですか★★
こう聞かれて、困ったことはありませんか。    
これも、やはり訳ありでした。          

北欧は、なにしろ北極の近くですし、冬ともなれば、お日さまは南の方へ行っ
てしまいますから、昼は短いし、夜は長いし、とにかく寒いし、冬は長いし、
何やら「……し、」ばかりで、元気が出なくなります。
そんな長い冬を、暖かく、快適に過ごすには、何といっても暖炉です。
熱効率を妨げるのが、煙突にへばりつく、すすです。
そうです、煙突掃除は、冬の生活に備えて、欠かせない仕事でした。 
「サンタさんが、気持ち悪がって入れませんよ、こんなに汚れていては」 
子どもは、必死で、快く、真面目に、掃除を手伝います。
それはそうでしょう、自分の家だけサンタさんが来なかった大変です。
寒い地方に住む人々の、生活の知恵でしょう。
これは、うそをついてだますのではなく、問題意識を持たすことです。
日本には、煙突のある家は少ないですから、あまり心配はありませんけれど。
問題意識、育児でも大事です。
命令と指示と強制だけでは、子どもは動きません。
子ども自身に意識的にやろうとする意欲をもたせるのです。
それには、ご両親が、よいお手本を見せなければいけません。

ところで、サンタさんは、夜に来るのがいいのですね。
「お父さん、今晩は寝ないで、サンタさんの来るのを見るんだから!」
こういう頃が、子どもって、本当に、かわいいものです。
マンションでは、ベランダから入いてくることになっているようですが、窓際
で寝込んでしまった子を見ましたけれど、あどけない寝顔が印象的でした。

「施し」、あまり響きのいい言葉ではありませんが、ボランティアと同じよう
に、贈り物という好意は、密かに行われるところに意義があるのですから、夜
に、そっと来るのも、いいものです。

★★クリスマス・カードのルーツ★★      
最後に、クリスマス・カードです。
これは、外人さんには、とっても楽しみのようです。
日本人では、年賀状にあたるのでしょうか。 
しかし、「謹賀新年」とか「賀正」しか書かれていない年賀状は、味気ないも
のです。
メリー・クリスマスとしか書かれていないクリスマス・カードってあるのでし
ょうか。

ものの本によれば、1843年に、イギリスのヘンリー・コールが、知人の画
家ホーレスーに絵を描かせて、クリスマスを祝して知人に送ったのが始まりで
す。
そして、3年後の1846年に、イギリスのヴィクトリア女王が、クリスマス
・カードを送ったのがきっかけとなり、この習慣が世界中に広まりました。 

ところで、日本では、いつごろからクリスマスが始まったのでしょうか。
何と永禄5年だそうです。
といってもピンとこないかもしれませんが、上杉謙信と武田信玄が川中島で戦
った年といえば、時代背景が浮かんでくると思います。
ポルトガルの宣教師ビレラが、大阪の堺から本国に送った手紙に、
「堺のキリシタンらは、大いなる喜びと満足とをもって、クリスマスを祝した
り」とあり、これがクリスマスに関するもっとも古い文献といわれています。
今のように、人々の間に広がったのは、大正時代まで待つことになります。
(次回は、「大晦日 1」についてお話しましょう)
                          
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