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特定非営利活動法人・緑の地球ネットワークは中国山西省大同市の黄土高原で緑化協力活動をつづけています。そのなかでのできごとを、事務局長の高見邦雄がつづっています。




黄土高原だより(NO.445)

発行日: 2007/12/28


  中国山西省大同市の黄土高原の農村での緑化協力活動のなかでの体験を
 書きつづっています。不定期の発行です。
 バックナンバーは緑の地球ネットワークのウエブページとブログにあります。

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  黄土高原だより(NO.445)
     (2007.12.28)
            高見 邦雄(緑の地球ネットワーク事務局長)

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 消えた過積載トレーラー

世話人の巽良生さんが、11月中旬に、知らせてくれました。
北京市、天津市、河北省、山西省、内蒙古自治区の交通部門が、
この地区内の、すべての道路で、55トン以上の貨物車の
通行禁止を決定し、即日、施行したというのです。

違反がみつかると、車両の持ち主には罰金3万元。
運転手は30%未満の過積載で2点、30%以上は6点の違反点数がつき、
12点を超えると、免許停止になります。
そのほかに、積載量を増やすための改造をおこなった企業なども、
処罰の対象となるそう。

大同に電話したついでに、聞いてみると、
決定は事実だけど、取り締まりはそんなに厳重ではない、
という返事でした。
私の印象は、ああ、まただな、というもの。
過積載禁止のおふれは、しょっちゅう出ていますけど、
守られたためしがない。
巽さんにも、そのように率直に伝えました。

この地域での石炭トレーラーは、すさまじいですからね。
北欧を拠点とする企業グループと中国のトラックメーカーが合弁でつくった
大型トレーラーは、2両連結で、180トンは積めるというのです。
みるたびに私が、「あれが180トンか?」ときくと、
運転手の小郭は、「最低でも……」とつけたして、
「実際は200トンはつんでるだろう」といいます。
60万元ほどするんだそうですけど、小郭は、
「自分の手にはいったら、半年でもとをとる」。
彼は以前、石炭トラックの運転手をしていました。
そのころは、こんな大きいものはなかったのです。
これほどのものは、そうたくさん走ってはいませんが、
130 〜150トンのものは、ざらです。

そのために、何度修理をしても、道路はたちまち壊れてしまいますし、
橋が落ちて、通行不能になることも、しょっちゅうだったのです。
この状態を野放しにすることはできませんが、
しかし、いきなり、55トン以下にかぎるといっても、
そんなことが可能でしょうか。
ちょっと信じられません。

この12月に大同に行って、ほんとにびっくりしましたよ。
大型の石炭トレーラーが、消えたんですよ。
たまには、180トンクラスのものにであいましたけど、
ほんとに、たまにです。
1週間の滞在中に、数台をみたくらい。
それ以下のトレーラー、トラックも、
積み荷の量が、うんと少ないのです。
以前は荷台のうえに、山盛りに盛り上げていたのに、
いまは荷台のうえの線まで、かなり余裕があります。
おそらく半分以下でしょう。
高速道路なんかにこぼれ落ちていた石炭も、
ほとんどなくなってしまいました。
あちこちに、「55トン以下」のスローガンがみられます。

やれば、できるんですね。
やるときは、やるんですね。
ほんとに、びっくりしましたよ。
完全に、とはいえません。
ぶり返さないとも、かぎりません。
いまでも、「夜になるとでてくるよ」という人もいます。
たとえそうでも、やればできることが明らかになっただけでも、
私はすごいと思います。

ふしぎなことがあります。
では、あのトレーラーは、どこにいったのでしょう?
これは私の推測ですが、おそらく、前掲の5つの市・省・自治区以外の
ところにいったんでしょうね。
いまは、陝西省、四川省あたりを、爆走しているかもしれません。

日本アイ・ビー・エムの広報誌「無限大」の2007年冬号が、
「水飢饉の世紀」を特集しています。
中国の水と緑の問題について、私のインタビュー記事も載っています。
そのほかの記事も力作が多いので、読んでください。
ウエブページでもみることができます。
http://www-06.ibm.com/jp/ibm/mugendai/no122/index.html

それから日本経済新聞(大阪版)の12月12日夕刊に記事が掲載されました。
http://日経.jp/kansai/news/news001525.html

ことしはこの号でおしまいです。
みなさま、よいお年を!
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 GREENなんでも勉強会 生命と環境、循環と廃棄 第2回
             〜ゴミ対策を考える
 講師:川島和義(GEN副代表・自治体職員)
 2008年1月29日(火)18:30〜20:30  参加費:700円
 大阪市立総合生涯学習センターで(大阪駅前第2ビル5階)
 参加される方は、ご連絡いただけるとありがたいです。

 ◆税制上の優遇措置をうける認定NPO法人です◆
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 認定特定非営利活動法人 緑の地球ネットワーク(GEN)
 552-0012 大阪市港区市岡1-4-24 住宅情報ビル5F
 TEL.06-6576-6181 FAX.06-6576-6182
 E-mail  gentree@s4.dion.ne.jp
 URL  http://homepage3.nifty.com/gentree/
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