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小学受験情報収集20数年。大手幼児教室公開テスト説明会/講演会、数千組の親子面接指導を手がけた藤本紀元が、2009年度入試(2008年秋実施)に向け「受験準備の心構え」「入試問題分析」「両親のやるべきこと」等、最新小学校情報を実践的内容でお届けします。




2009さわやかお受験のススメ<小学校受験編>

発行日: 2008/6/27

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         「めぇでる教育研究所」発行
  「2009さわやかお受験のススメ<小学校受験編>」

 2009年度入試(2008年秋に実施)を成功に導く手引きです。
           ★第51号★
         2008年6月27日

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めぇでる教育研究所では、関西教室の開校を予定しています。
そこで、関西にお住まいの「さわやかお受験のススメ」読者の皆様に
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20年度の説明会情報(2)
            
前回に続き、説明会の情報をお伝えしましょう。

立教小学校 
日 時 平成20年6月12日(木)8:00−12:30
場 所 講堂・第2会場 地下食堂
参加者 約名 1000名(推定)
                 
熱帯性低気圧の北上で、あいにくの荒れ模様の天気でしたが、朝礼は室内で行
われ、授業参観、説明会と、例年通りに開催されました。
講堂は満員のため第2会場へ行ったのですが、会場との連絡回線がうまくいか
ず、テレビの画像も音声の調子も悪く、最後の田中事務長の今年の入試要覧か
ら回線も修復され、聞けるようになりました。終わり間際に、校長先生がお見
えになり、途中で席を立った人もずいぶんいましたが、残っていた20名程の
父母に、講堂と同じ話をしてくれました。終わりに拍手が起きたのが印象に残
りました。

参観プログラム                
8:00 受付開始 噴水後の渡り廊下の下で学校案内とビニールのかさ入れ
     をもらい講堂へ。(昨年のブリキ製のバッチはありませんでした)
8:25 児童朝礼
8:50−9:30  1校時授業参観
9:40−10:20 2校時授業参観
10:30 説明会
11:20 解散
11:30−12:30 三、四年生の教室6室を使って21名の先生方が個
別に質疑応答。(今年も指名制度はなかった)

今年も柳本チャプレンの開会の祈りから始まりました。

沿革と教育方針 西村由紀夫校長
「立教学院は、今年で136年を迎えるが、立教小学校は、まだ60年目。戦
争が終わった後(1950年)の、1948年にできたところに立教小学校の
使命がある。戦争中にキリスト教の精神を通すことができなかった。そのため
に、小学生の内からキリスト教の教育をということで、有賀千代吉先生と伊藤
先生が、立教小学校の歴史を作られた。ちょうど60周年を迎え教科を含めてい
ろいろな改革を掲げている」と使命と創立者の紹介を。

立教小学校の特徴は、ミッションスクールとしての使命感があり、キリスト教
の精神が教育の母体。イエス様に祝福されていることがもっとも大事なことで、
生きていること自体、身分、地位、能力などにかかわらず、全てのものが祝福
されている、そこを基盤として私達は、生きるという課題を持って教育を行っ
ている。

立教小学校にはいくつかの特色がある。
60年前からの英語教育。日記の指導、一年生から六年生まで毎日、これも
60年来、実施している。読書、図書館に5万冊の蔵書があり、本を読める子
供に育てた。コンピュータを使った情報教育、操作だけではなく社会科、家庭
科と提携し、グローバルデイスカッション、ネットワークなどを通した活動も
行っている。
また、学園全体のボランティア活動も盛んで、スポーツに関しては、水泳、ア
メリカンフットボール、野球、サッカー等、小中高大といろんな形で技術指導
などを受けている。特に、体育会の応援団、応援の練習を指導してもらい、神
宮球場で全員、応援をする。ここ3年、弱くて勝ったためしがなく、今年は雨
になり、残念ながら秋の大会となった。(長嶋、杉浦、本屋敷の活躍した黄金
時代を知っている私には、寂しいかぎり)

教科も国語、算数は、立教大学文学部の教育学部の学生が、各教科の先生方に
ついて授業の手伝いを、子ども達の個々の能力を十分に把握しながら指導して
いる。
さらに、子どもの教育力を生かした縦割りの教育も大切にしている。朝礼、給
食、キャンプ、児童会、クラブ活動、展覧会、観劇等、多種にわたり縦割りを
大切にしている。6年生のお兄さんを1年生が応援する。応援しがいがあるか
らよいところを受け継ぎ、よい結果が出ている。

こういった体験をしながら、校外授業等を通し、子ども達に「学ぶことの楽し
さ」を実感させ、最終的には、「自分で知識を貯えたものを活用し、探求心を
養う」。これは立教大学の目標で、「共に生きる力、共存すること、自分のテ
ーマを持って探求すること」につながっていく。このつながりの中で、立教小
学校の教育は行われ、最終的には、「自分の生き方を広げる」という形に持っ
ていきたい。

本校のキリスト教教育について 柳本チャプレン
チャプレンとは、学校や病院の礼拝堂に勤務している専属牧師のこと。
本校は、聖公会を母体とするキリスト教信仰の学校だから、キリスト教の信仰
に基づいた教育を行っているが、入学後の子ども達をクリスチャンにしようと
か保護者の皆様に改宗を勧め、宗旨がえを求める教育ではない。私達の学校は、
キリスト教の考え方、価値観、「愛に基づいて愛に生きる」と考えていただけ
るとよい。

私のようなチャプレンがいて、子どもたちと一日中学校生活を行ない、聖書の
時間もある。入学式とは言わずに入学礼拝、始業式は始業礼拝が、クリスマス
には礼拝をし、今朝の朝礼にも礼拝があるというように、キリスト教の雰囲気
が漂い、キリスト教文化の香がしていることを大切に考え、信仰的な学校生活
を大事にしている。
信仰とは神様と私達の関係のことで、神様は自分を創ってくださった方、自分
は神様に創られた、そういう関係を普段の生活基盤に置くことが、信仰的な学
校生活だと考えている。自分を超越した存在があり、その恩恵の中で生かされ
ているという信仰は、傲慢になりがちな私達人間の頭を押さえてくれる。そこ
から自然に感謝する心を芽生えさせてくれる。自分が絶対者ではないという考
えは、自分も仲間の中の一員だという考え方を育ててくれ、人を仲間を大切に
することを教えてくれる。これが愛を実践することになり、そういう生活を送
ることが、キリスト教信仰に基づく、愛を実践することにつながっていくと考
えている。本校のキリスト教教育は、特殊なことを教え込むものではない。い
つも神様が一緒にいてくださる、そのことを生活の中で実践し、感じながら理
解しながら感謝をする、そういう学校生活を送りたい、それが立教小学校の教
育と考えている。

英語教育について 英語科主任 天野先生
60年の歴史がある英語教育について、OHPを使い丁寧な説明がありましたが、
聞き取れないところがありましたので、正確にお伝えできないので割愛します。

入試について 田代教頭
 受験番号 3年前から4月2日を1番とし4月1日生まれのお子さんが最後
      となる。
 試験日 11月3日(月)・4日(火)両日(注 前年度と違う)
 内容 昨年の問題
 一日目  集団(20名程)
      集団で絵本の読み聞かせ、テスターと1対1で内容を聞く。
 二日目  知恵を見る作業考査、集団ゲームなどによる数量的能力、思考力、
      作業能力、走る運動を中心とした運動能力のテストを実施。
                      
「本年度も大旨この方針に従い実施する予定。ペーパーテストは実施しない。
今年度の入試の方針も大きく変わることはないと申し伝えよ」との校長からの
命令でもあるのでお伝えしますといわれ、大笑い。

訓練によって鍛えられた園児を望んではいないとし、以下の3項目をあげる。
 ・会話の豊かな家庭で育った子(高学年になると作文の力が抜群となる)
 ・読み聞かせや自然の中での体験を持つ子。
 ・手伝いを大切にする家庭で育った子。

立教小学校のテストは、落とすためのテストではない。「受けた子どもたちが
楽しかったというテストを作れ」と毎年、いわれているが、作るのは大変。感
性や躾という見えないものを見ようとするテストは難しい。簡単にペーパーで
知能検査し取ってしまうのは安易で簡単だが、毎年、教員は頭を悩まし問題を
作成している。今年は、まだ着手していないが、この方針で作る予定に変更は
ない。
「建学の精神、校風にご賛同いただけた方、11月3日と4日に受験してくれ
ることを望んでいます。4月の入学式の時にたくさんの方と再会しますことを、
首を長くして待っておりますので、試験の方をよろしくお願いいたします」と
ユーモアを交えた楽しい話でした。

入学試験、保護者面接について 田中事務長から資料を見ながら説明があり、
チャプレンの閉会の祈りで終了。希望者には、個別に質疑応答が行われていま
した。

雙葉小学校  
日 時 平成20年6月14日(土) 9:00−9:45
場 所 学園講堂
参加者 約600名(推定)
    
梅雨も中休み、うす雲におおわれ、直射日光は避けられましたが、黒のスーツ
の姿の父母の皆さんにとっては、蒸し暑さがこたえたでしょう。
説明会ですから、もっとリラックスされてはと思いますが、受験生の保護者と
しては、やはり気にかかることでもあり仕方がないのかも知れません。

まず、校長から学校の沿革、教育方針を、ビデオで学校生活を紹介、最後に教
頭から主な教務の説明と「よくある入試に関してのQ/A」について紹介があ
りました。
今年も参加希望者は、事前に、はがきで申し込むシステム。
開場は8時半、会場では、スライドによる日常生活や行事などの紹介が行われ、
定刻、9時から始まり9時45分に終了、質疑応答もなく、無駄のない簡潔な
説明会で、45分間は、私の知る限り説明会の最短時間でした。
なお、説明会は、午前中に2回、午後から1回行われ、質疑応答、施設見学は
ありませんでした。

学校の沿革 教育方針 河野 久仁子 校長
本校は、「幼きイエス会」というカトリックの修道会を設立母体とする学園で、
創立99年目、2009年には百周年を迎える。今から350年前、フランス
人のニコラ・バレ神父様が、フランス北部、ルアン近くの村に小さな学校を建
てたことから始まる。当時のニコラ・バレ神父様の考えの中に大事なことが2
つ出てくる。一つは、子どもたちそれぞれの資質にしたがって、一人ひとりを
伸ばしていくために、彼らの性質、資質を見分ける力を養うようにする。梅の
木にサクランボを作るべきではない。各人それぞれの自然性と才能にしたがっ
て実を結ぶはず。もう一つは、愛を持って接すること。子どものためにはすべ
てを許し自分を顧みる。子どもにとって、有益なことなら何一つ疎かにしない
母親のように包容しなさいということが記されている。この教えは今も私たち
が大切にしている指針となっている。 
初代校長メール・テレーズは、バレ神父様の教えを守り、「よき母になるのを
見て上品な日本人を育てること」を目標とした。「なぜ、雙葉は女子校なのか、
共学ではないのか」と質問されるが、それは、メール・テレーズが日本の将来
を見通しされた崇高な考えによるもの。

この校訓を根底の理念として、雙葉小学校では、
 ・実行力のある子供
 ・思いやりのある子供
 ・祈る心のある子供
の3つを教育目標としている。
学校生活は、自分のことだけではなく、共に祈り、共に学び、助け合う場であ
ると同時に、互いにかかわり合う中で、本当の人間として育てる所。カトリッ
ク学校は、気難しくて厳しい場所という印象を与えがちだが、決してそうでは
ない。私達教員が全員一致して、預かった子ども、生徒達をイエス・キリスト
の生き方を手本として、「人のために生きる人間に育てること」を目指して、
毎日、努力している学校であると考えていただいていいと思う。

本校を受験していただく際に、考えていただきたいことをお話したい。
高等学校は進学率の高い学校だから、小学校へ入っておけば、進学体制をとっ
ているに違いないという考えがあるようなら、そういうことはない。特別な受
験指導を望むなら、小学校の方針にはないと考えてほしい。幼少中高と推薦入
学で上級校へ進学するが、いずれも特別な進学体制を取っていない。せっかく、
一貫教育の機会を得たのだから、学習面だけに重きを置くのではなく、児童、
生徒が、のびのびと、それぞれの能力を伸ばせるように、校訓の実践による全
人格教育が徹底するように図っている。方針が合わないまま入学すると、「も
っとしっかりと受験勉強をしてくれるはずだったのに」と保護者も本人も意に
副わない時間を過ごすことになる。そのようなことのないように願っている。

また、カトリック学校だから、ミサ、お祈の会がある。こういった宗教行事に
参加することに、ご両親が了解されることが必要。しかし、入学の時に宗教に
ついてわからないことがあっても心配はない。入学後、宗教の授業がある。子
ども達には放課後の教えがあり、保護者の方にも、希望があればシスターや神
父さんの教えがある。「信者、信者でない」は、入学の条件にもなっていない
し、また、信者の方が有利であることもない。

「少子化といわれていますが、毎年、たくさんのご応募があり、感謝していま
す。本校は募集人員が40名の小さな学校です。折角のご応募者に対して、多く
の方をお断わり申し上げていることを、大変、心苦しく思っています。小さい
お子さまの入学試験は、ご本人だけではなくて、ご両親の心労は、さぞ大変で
いらっしゃると思いますが、たくさんの志願者の中から、限られた収容人数を
決めなければなりませんので、入学試験を行うことをご理解いただきたいと思
います。その結果、たとえご縁がなかったとしても、そのために、お子さまの
心が傷つくことがないように、ご配慮をお願いします。

 繰り返しになりますが、本校は、幼少中高の一貫教育を通して、心の育成を
大切にする学校であると共に、これから受験を希望される方は、お子さまの心
身の健やかな成長のために、学校と共に歩んでくださるご家庭であることを、
何よりも望んでおります。
       
VTRでの学園生活の紹介(約20分)後、教務の主な内容について守屋教頭
から話があり、質疑応答の時間はありませんでしたが、スクリーンを利用して
以下の説明がありました。

「よくある入試に関するQ/A」
 Q「卒業生、在校生、カトリック信者、神父様の推薦状があると有利か」
 A「そういったことはなく、入学試験ではどなたも一線に並んでいる」

 Q「どのような家庭の子どもを望まれているか」
 A「家庭に対しては学校の教育方針をよく理解していただき協力していただ
  けること。子どもには、年令相応な躾、基本的な生活習慣の身についてい
  ること。そして、年令相応に考える力のあることを望んでいる」

 Q「共働き、単身赴任者、母子(父子)家庭について」
 A「小学校では、保護者の方一人が必ずいていただき同居していることが入
  学の条件。入学後は、どんな場合でも子どもと学校のことを優先していた
  だく。緊急時に迎えをお願いすることもあり、常に仕事を優先しなければ
  ならない方は、お子さまのことを考えるとご遠慮していただいた方がよい
  と思う」
               
 Q「外国など転勤の場合、復学は可能か」  
 A「現在は、何年でも無条件に帰ることができる。休学制度はなく一度、退
  学してもらうが、在席したことがあれば復学願を提出して復学できる復学
  制度がある」
 
 Q「編入試験はないのか」
 A「ない。復学制度があるので編入で人数が増えると収容できなくなるため」

 Q「幼稚園ではなく保育園でもよいか」
 A「幼稚園でも保育園でもよい。在学の方で保育園出身者もいる」

 Q「早生れに対しての入学試験の際に考慮はあるか」
 A「生まれ月に対する配慮は一切ない」

 Q「通学時間に制限はあるか」
 A「徒歩の時間を含めて1時間以内が受験のための条件。入学後の転居も、
  この原則に準じることも理解しておいてほしい」

 Q「送迎は、親がいつまでやるか」
 A「学校では、お子さんが安全に登下校できるまでお願いしている。現状で
  は、危ないことがあるので、可能なかぎり、続けていただく方がよいと考
  えている」

 Q「入学試験時の服装は、親子とも紺色でなければいけないか」
 A「そんなことはない。その場に応じた服装であればよいと思う。紺や黒で
  なければ、いけないということはない」

 Q「昨年から入学試験の母子面接が両親面接になったが、父親が単身赴任中
  でも面接は受けられるか」
 A「ご両親とお子さまの面接になるが、ご家庭の都合で単身赴任中の方、父
  親のみ、母親のみの家庭でも、面接を受けられるので心配ない」

 「以上、よく聞かれる質問についてお答えしました。どうも有難うございま
  した」
 
Q/Aでの説明ではありませんが、資料の中に給食に関して、以下のように明
  記されていました。
  「毎日給食がありますが、アレルギーへの個別対応はございません」

司会者から、本日は全体の説明会となっているので、個別の質問には応じられ
ないが、後日、学校へ問い合せてほしい。
また、8月23日(土)、24日(日)有楽町の東京国際フォーラムで私立学
校展があり、そちらでは個人的にお答えするとの説明があり解散しました。

入場した時もそうでしたが、帰りも教職員の方が数名、一人ひとりに丁寧に挨
拶されていました。 
(次回は、説明会情報(3)についてお話しましょう) 
                          
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