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子育て最前線で活躍するお母さん、
お父さんのための育児マガジン+育児エッセーほか。
★★★★★2007年10月、
60000誌の中で、TOP-ONEに
評価されました!★★★★★
- 最新号:2008-08-29
- 発行周期:週刊
- 読んでる人:220人
- 創刊日:2007-03-14
- Score!:96点
- コメント数 : 34
- メルマガID:167246
- バックナンバー:全て公開
- 発行者サイト:あり
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●子育て最前線の育児論byはやし浩司・メルマガ(母子分離不安)
発行日: 2008/5/19★
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子育て最前線の育児論byはやし浩司 08年 5月 19日
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【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
休みます。
【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
【母子分離不安について】
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O市のGさん(30歳・母親)から、満1歳4か月に
なる子ども(男児)の、分離不安についての相談が
あった。
掲載許可をもらえたので、まず、それをそのまま
紹介させてもらう。
++++++++++++++++++
【Gさんより、はやし浩司へ】
突然のご相談で失礼いたします。(メルマガ等は一切購読しない方針のため、申し訳ござい
ません。ホームページは普段よりよく拝見し、子育てに際し何より参考にさせていただい
ております。)
私共の長男(1歳4ヶ月)の分離不安のことで悩んでおります。
我が家は長男が誕生して以来、私が在宅勤務という形態での、一応の共働き家庭です。こ
の4月からは出勤を視野に入れ、長男を保育園に預けることとなりました。それまでは実
は私の仕事の都合上、私の実家で母子が生活し、主人は週に何度か通ってくる生活が1年
以上続いていました。ですので、長男にとっては現在の自宅は何度か訪れたことのある家
に引越しをしたような状況です。そこへ加え、初めての集団保育ということになりました。
先週(4月第2週)から、午前のみの慣らし保育がはじまりました。案の定、本人の受け
たショックは相当なものだったようです。毎朝泣くのはもちろんですが、まもなく、家の
中でもちょっと私の姿が見えないと、たとえ私が声をかけながらでも、火がついたように
泣き出すようになりました。
それくらいなら致し方ないかとも思うのですが、しだいに寝てもさめても常に情緒不安定
のような状態が続き、よく寝る子だったのに近頃は昼夜を問わず睡眠中も突然泣き出して
収まらないことが増えました。
つい先々週までは天真爛漫でやんちゃだけがとりえのような子供だったのに、人への警戒
心が顕著になり、笑顔が減り、すぐに私に抱きついてくるようになりました。私に対して
も、これまでは何かできると得意げに笑顔でアピールしてきたのに、それも明らかに減っ
てしまいました。
実は風邪をもらってきてしまったこともあり、今週頭から保育園は欠席し、母子密着して
いました。すると多少は元気を取り戻した気もするのですが、やはり以前の彼とは違って
しまっています。主人は「それは一過性。誰しも経験することで、それがたとえ半年先で
も同じこと。慣れるもの。だったら今、ほかの子と足並みそろえさせてやるのが一番。欠
席させたら彼がかわいそう」と考えているようですが、私にはこのまま彼の何か大事な部
分が失われてしまうようで悲しく、不安がつのります。
はやし先生の「子どもを考える」等、いくつか分離不安について触れた記事を拝読し、ま
すます悩んでいます。ことの次第によっては、私の仕事を見直して保育園は見合わせもい
いと思っていますが、取り越し苦労でしょうか。またそうしたところで天真爛漫で無邪気
だった彼が取り戻せるのか、アドバイスいただけませんでしょうか。よろしくお願い申し
上げます。
Hiroshi Hayashi+++++++++++はやし浩司
【はやし浩司より、Gさんへ】
まず、いくつかの参考となる資料を添付します。
+++++++++++++
【参考(1)】
●子どもが分離不安になるとき
●親子のきずなに感動した!?
ある女性週刊誌の子育てコラム欄に、こんな手記が載っていた。日本でもよく知られた
コラムニストの書いたものだが、いわく、「うちの娘(3歳)をはじめて幼稚園へ連れてい
ったときのこと。娘ははげしく泣きじゃくり、私との別れに抵抗した。私はそれを見て、
親子の絆の深さに感動した」と。
そのコラムニストは、ワーワーと泣き叫ぶ子どもを見て、「親子の絆の深さ」に感動した
と言うのだ。とんでもない! ほかにもあれこれ症状が書かれていたが、それはまさし
く分離不安の症状。「別れをつらがって泣く子どもの姿」では、ない。
●分離不安は不安発作
分離不安。親の姿が見えなくなると、発作的に混乱して、泣き叫んだり暴れたりする。
大声をあげて泣き叫ぶタイプ(プラス型)と、思考そのものが混乱状態になり、オドオド
するタイプ(マイナス型)に分けて考える。
似たようなタイプの子どもに、単独では行動ができない子ども(孤立恐怖)もいるが、
それはともかくも、分離不安の子どもは多い。4〜6歳児についていうなら、15〜2
0人に1人くらいの割合で経験する。
親が子どもの見える範囲内にいるうちは、静かに落ちついている。が、親の姿が見えな
くなったとたん、ギャーッと、ものすごい声をはりあげて、そのあとを追いかけたりす
る。
●過去に何らかの事件
原因は……、というより、分離不安の子どもをみていくと、必ずといってよいほど、そ
のきっかけとなった事件が、過去にあるのがわかる。
はげしい家庭内騒動、離婚騒動など。母親が病気で入院したことや、置き去り、迷子を
経験して、分離不安になった子どももいる。さらには育児拒否、冷淡、無視、親の暴力、
下の子どもが生まれたことが引き金となった例もある。
子どもの側からみて、「捨てられるのでは……」という被害妄想が、分離不安の原因と考
えるとわかりやすい。無意識下で起こる現象であるため、叱ったりしても意味がない。
表面的な症状だけを見て、「集団生活になれていないため」とか、「わがまま」とか考え
る人もいるが、無理をすればかえって症状をこじらせてしまう。
いや、実際には無理に引き離せば混乱状態になるものの、しばらくするとやがて静かに
収まることが多い。しかしそれで分離不安がなおるのではない。「もぐる」のである。一
度キズついた心は、そんなに簡単になおらない。この分離不安についても、そのつど繰
り返し症状が表れる。
●鉄則は無理をしない
こうした症状が出てきたら、鉄則はただ一つ。無理をしない。その場ではやさしくてい
ねいに説得を繰り返す。まさに根気との勝負ということになるが、これが難しい。現場で、
そういう親子を観察すると、たいてい親のほうが短気で、顔をしかめて子どもを叱ったり、
怒ったりしているのがわかる。「いいかげんにしなさい」「私はもう行きますからね!」と。
こういう親子のリズムの乱れが、症状を悪化させる。子どもはますます強く被害妄想を
もつようになる。分離不安を神経症の一つに分類している学者も多い(牧田清志氏ほか)。
分離不安は4〜5歳をピークとして、症状は急速に収まっていく。しかしここに書いた
ように、一度キズついた心は、簡単にはなおらない。ある母親はこう言った。「今でも、夫
の帰宅が予定より遅くなっただけで、言いようのない不安発作に襲われます」と。姿や形
を変えて、おとなになってからも症状が表れることがある。
(付記)
●分離不安は小児うつ病?
子どもは離乳期に入ると、母親から身体的に分離し始め、父親や周囲の者との心理的つ
ながりを求めるようになる。自我の芽生え、自立心、道徳的善悪の意識などがこの時期
に始まる。そしてさらに3歳前後になると、母親から心理的にも分離しようとするが、
この時期に、母子の間に問題があると、この心理的分離がスムーズにいかず、分離不安
を起こすと考えられている(クラウスほか)。
小児うつ病の一形態と考える学者も多い。症状がこじれると、慢性的な発熱、情緒不安
症状、さらには神経症による諸症状を示すこともある。
Hiroshi Hayashi++++++++APR.08++++++++++はやし浩司
【参考資料(2)】
子どもの心が不安定になるとき
●情緒が不安定な子ども
子どもの成長は、次の四つをみる。(1)精神の完成度、(2)情緒の安定度、(3)知育
の発達度、それに(4)運動能力。
このうち情緒の安定度は、子どもが肉体的に疲れていると思われるときをみて、判断す
る。運動会や遠足のあと、など。そういうときでも、ぐずり、ふさぎ込み、不機嫌、無
口(以上、マイナス型)、あるいは、暴言、暴力、イライラ、激怒(以上、プラス型)が
なければ、情緒が安定した子どもとみる。子どもは、肉体的に疲れたときは、「疲れた」
とは言わない。「眠い」と言う。
子どもが「疲れた」というときは、神経的な疲れを疑う。子どもはこの神経的な疲れに
たいへん弱い。それこそ日中、五〜一〇分、神経をつかっただけで、ヘトヘトに疲れて
しまう。
●情緒不安とは……?
外部の刺激に左右され、そのたびに精神的に動揺することを情緒不安という。二〜四歳
の第一反抗期、思春期の第二反抗期に、とくに子どもは動揺しやすくなる。
その情緒が不安定な子どもは、神経がたえず緊張状態にあることが知られている。気を
許さない、気を抜かない、周囲に気をつかう、他人の目を気にする、よい子ぶるなど。そ
の緊張状態の中に、不安が入り込むと、その不安を解消しようと、一挙に緊張感が高まり、
情緒が不安定になる。症状が進むと、周囲に溶け込めず、引きこもったり、怠学、不登校
を起こしたり(マイナス型)、反対に攻撃的、暴力的になり、突発的に興奮して暴れたりす
る(プラス型)。
表情にだまされてはいけない。柔和な表情をしながら、不安定な子どもはいくらでもい
る。このタイプの子どもは、ささいなことがきっかけで、激変する。母親が、「ピアノの
レッスンをしようね」と言っただけで、激怒し、母親に包丁を投げつけた子ども(年長
女児)がいた。また集団的な非行行動をとったり、慢性的な下痢、腹痛、体の不調を訴
えることもある。
●原因の多くは異常な体験
原因としては、乳幼児期の何らかの異常な体験が引き金になることが多い。たとえば親
自身の情緒不安のほか、親の放任的態度、無教養で無責任な子育て、神経質な子育て、家
庭騒動、家庭不和、何らかの恐怖体験など。ある子ども(5歳男児)は、たった一度だが、
祖父にはげしく叱られたのが原因で、自閉傾向(人と心が通い合わない状態)を示すよう
になった。また別の子ども(三歳男児)は、母親が入院している間、祖母に預けられたこ
とが原因で、分離不安(親の姿が見えないと混乱状態になる)になってしまった。
ふつう子どもの情緒不安は、神経症による症状をともなうことが多い。ここにあげた体
の不調のほか、たとえば夜驚、夢中遊行、かん黙、自閉、吃音(どもり)、髪いじり、指し
ゃぶり、チック、爪かみ、物かみ、疑惑症(臭いかぎ、手洗いぐせ)、かみつき、歯ぎしり、
強迫傾向、潔癖症、嫌悪症、対人恐怖症、虚言、収集癖、無関心、無感動、緩慢行動、夜
尿症、頻尿症など。
●原因は、家庭に!
子どもの情緒が不安定になると、たいていの親は原因さがしを、外の世界に求める。し
かしまず反省すべきは、家庭である。強度の過干渉(子どもにガミガミと押しつける)、過
関心(子どもの側からみて神経質で、気が抜けない環境)、家庭不和(不安定な家庭環境、
愛情不足、家庭崩壊、暴力、虐待)、威圧的な家庭環境など。夫婦喧嘩もある一定のワク内
でなされているなら、子どもにはそれほど大きな影響を与えない。が、そのワクを越える
と、大きな影響を与える。子どもは愛情の変化には、とくに敏感に反応する。
子どもが小学生になったら、家庭は、「体を休め、疲れた心をいやす、いこいの場」でな
ければならない。アメリカの随筆家のソロー(一八一七〜六二)も、『ビロードのクッショ
ンの上より、カボチャの頭』と書いている。人というのは、高価なビロードのクッション
の上に座るよりも、カボチャの頭の上に座ったほうが気が休まるという意味だが、多くの
母親にはそれがわからない。わからないまま、家庭を「しつけの場」と位置づける。
学校という「しごきの場」で、いいかげん疲れてきた子どもに対して、家の中でも「勉
強しなさい」と子どもを追いまくる。「宿題は終わったの」「テストは何点だったの」「こ
んなことでは、いい高校へ入れない」と。これでは子どもの心は休まらない。
●子どもの情緒を安定させるために
子どもの情緒が不安定になったら、スキンシップをより濃厚にし、温かい語りかけを大
切にする。叱ったり、冷たく突き放すのは、かえって情緒を不安定にする。一番よい方法
は、子どもがひとりで誰にも干渉されず、のんびりとくつろげるような時間と場所をもて
るようにすること。親があれこれ気をつかうのは、かえって逆効果。
ほかにカルシウムやマグネシウム分の多い食生活に心がける。とくにカルシウムは天然
の精神安定剤と呼ばれている。戦前までは、日本では精神安定剤として使われていた。錠
剤で与えるという方法もあるが、牛乳や煮干など、食品として与えるほうがよいことは言
うまでもない。
なお情緒というのは一度不安定になると、その症状は数か月から数年単位で推移する。
親があせって何とかしようと思えば思うほど、ふつう子どもの情緒は不安定になる。ま
た一度不安定になった心は、そんなに簡単にはなおらない。今の状態をより悪くしない
ことだけを考えながら、子どものリズムに合わせた生活に心がける。
(参考)
●子どもの神経症について
心理的な要因が原因で、精神的、身体的な面で起こる機能的障害を、神経症という。子ど
もの神経症は、精神面、身体面、行動面の三つの分野に分けて考える。
(1)精神面の神経症……精神面で起こる神経症には、恐怖症(ものごとを恐れる)、強迫
症状(周囲の者には理解できないものに対して、おののく、こわがる)、不安症状(理
由もなく悩む)、抑うつ感(ふさぎ込む)など。混乱してわけのわからないことを言
ってグズグズしたり、反対に大声をあげて、突発的に叫んだり、暴れたりすること
もある。
(2)身体面の神経症……夜驚症(夜中に狂人的な声をはりあげて混乱状態になる)、夜尿
症、頻尿症(頻繁にトイレへ行く)、睡眠障害(寝ない、早朝覚醒、寝言)、嘔吐、下痢、
便秘、発熱、喘息、頭痛、腹痛、チック、遺尿(その意識がないまま漏らす)など。一般
的には精神面での神経症に先立って、身体面での神経症が起こることが多く、身体面での
神経症を黄信号ととらえて警戒する。
(2)行動面の神経症……神経症が慢性化したりすると、さまざまな不適応症状となって
行動面に表れてくる。不登校もその一つということになるが、その前の段階として、
無気力、怠学、無関心、無感動、食欲不振、引きこもり、拒食などが断続的に起こ
るようになる。パンツ一枚で出歩くなど、生活習慣がだらしなくなることもある。
Hiroshi Hayashi++++++++APR.08++++++++++はやし浩司
【参考資料(3)】
子どもの情緒不安
●原因は家庭に ●神経症の原因になることが多い
子どもの情緒の安定度は、子どもが体力的に疲れていると思われるときをみると、わか
る。たとえば運動会や遠足のあとなど。そういうときでも、不安定症状(ぐずり、ふさ
ぎ、イライラなどの精神的動揺)がなければ、情緒の安定した子どもとみる。あるいは
子どもは寝起きをみる。不機嫌なら不機嫌でも構わないが、毎朝様子が同じというので
あれば、やはり情緒が安定した子どもとみる。
子どもは二〜四歳の第一反抗期、思春期の第二反抗期に、特に動揺しやすいことがわか
っている。経験的には、乳幼児から少年少女期への移行期にあたる満四〜五歳、および小
学二〜四年生にかけて不安定になることがわかっている。この時期を中間反抗期と呼ぶ人
もいる。
情緒が不安定な子どもは、心がいつも緊張状態にある。外見にだまされてはいけない。
柔和な表情を浮かべながら、心はまったく別の方向を向いているということは、よくある。
このタイプの子どもは、気を許さない。気を抜かない。他人の目を気にする。よい子ぶる。
そういう状態の中に、不安や心配ごとが入り込むと、それらを解消しようと、一挙に緊張
感が高まり、情緒が不安定になる。
症状としては、(1)攻撃的、暴力的になるプラス型と、(2)周囲に溶け込めず、ひき
こもったり、怠学、不登校を繰り返したりするマイナス型にわけて考える。プラス型は、
ささいなことで激怒したり、さらに症状が進むと集団的な非行行動をとったりする。マ
イナス型は慢性的な下痢、腹痛、体の不調を訴えることが多い。
原因としては、乳幼児期の何らかの異常な体験が引き金になることが多い。家庭騒動や
家庭不和、恐怖体験、暴力、虐待、神経質な子育て、親の拒否的な態度など。
子どもが情緒不安症状を示すと、親はその原因を外の世界に求めようとする。しかし原
因の第一は、家庭にあると考えて反省する。過干渉、過関心、過負担、過剰期待など。心
を束縛しているものがあれば、解きほぐす。一番よいのは、子どもの側から見て、親の存
在を感じさせないほどまでに、子どもが一人になれる時間と場所を用意すること。あれこ
れ気をつかうのは、かえって逆効果。あとはスキンシップを多くして、温かい家庭作りに
努める。
なお一般的には、情緒不安は神経症の原因となることが多い。強迫傾向、潔癖症、嫌悪
症、緩慢行動、恐怖症、虚言癖、収集癖、夜尿症など。症状は千差万別で定型はない。
Hiroshi Hayashi++++++++APR.08++++++++++はやし浩司
【参考資料(4)】
●子どもの情緒
【SSさんより、はやし浩司へ】
「先生、ご無沙汰しております。
以前、四歳の息子のかん黙について相談させていただきました岐阜のSSです。
現在は五歳六か月になりました。
その後、保母に「言ってごらん」等の声かけをやめてもらったところ、たった三日で彼に
笑顔が戻り、保育園へ行かないというのも治りました。
しかし、慣れるとまたしゃべらそうとしたりの繰り返しで、なかなかうまくいきません。
一度ぽつりとしゃべったのを聞いたパートの先生がうれしくて、「もっと聞かせてよ」とい
う具合に朝夕のあいさつを強要し、おかげでまた、登園拒否になってしまいました。
先月、口唇裂の修正手術のために二週間入院したのですが、そのことを保母が、ほかの子
どもたちに伝えたところ、「しゃべれるようになる?」と聞かれ、「そうかもよ」と言い、
子どもたちは「手術をしたらしゃべれる」という認識となったようです。
本人もです。「手術したらしゃべれるようになるよね!」と張り切っていました。
構造的なことと精神的なものは関係ありません。もともと発語について構造的な問題はあ
りません。本人が「しゃべれる」という気持ちになって、本当に他の人としゃべれたら本
当にうれしいことです。
でも、逆のことを考えたら・・・。
術後、「まだしゃべられないよ」、しばらくして「テープが取れたらしゃべれるよ」と。
抜糸も終わった今はもう、このことにはふれません。
でも、保育園へ行くと私も子どもたちに「しゃべれるようになった?」と聞かれるので、
本人もきっと聞かれているのだろうと思います。
三歳までの間に一〇回以上の入院(完全看護)を経験しているので、母子分離不安が強く、
風邪、入院、冬休みと続き、「保育所へ行かない!」と、かなりの抵抗をするようになりま
した。
毎朝、布団から出ない、服を着せる→脱ぐ、カバンの中身を出して投げる→入れるの繰り
かえしを、一時間から二時間ほど、母子で行います。もちろん食事なんて取れません。
やってるうちに私も悲しくなり泣いたり、怒ったり。
だんだん手を上げるまでの時間も短くなってきています。
ここまでして保育園に連れて行く理由を探しても見つからないのですが、保育園に行って、
私の姿が見えなくなると朝の準備もできるし、保育園での生活も楽しんでいるそうです。
今日は服も首を通しただけの状態で、裸足で連れて行きました。
見えなければ見えないで楽しくできるのならば、一度休ませたらクセになる・・・と思っ
て、何とかやっていますが、毎朝保育所から一人で帰宅すると、ものすごい疲労感と脱力
感に教われます。
いつまでつづくのか、これで本当にいいのだろうか?
以上のことを保母と懇談などで話をしても「過保護な親」のレッテルを貼られていますの
で、言えば言うほど悪い方へ向いているようです。
子どもがどうこうよりも、見えない障害を解ってもらえない、障害をもっているお子さん
をお持ちの母親どうしでも、「親としゃべれるだけ、いいじゃない」と相談も聞いてもらえ
ない。
自分自身の心の余裕の問題のような気がします。
「待つ」ことができなくなってきました。
保育園が悪いわけではなく、私と離れるのが保育園だけなので、母子分離不安だと思いま
す。
ほか、通院や母子通園などは、自分から起きてきて、着替えもちゃんとできます。
公立の保育園をやめ、最初からやり直した方がいいのでしょうか?
強制的に分離されていたあの頃の時間に立ち戻って、徐々に手を離していく。
それも必要なのかと思ったりします。
「生きてるだけでいいじゃない」と思っていたあの頃。
病院を出て、健常者の社会で生きていくためにはそれだけではいけないようです。
精神面が置き去りのまま、就学まであと一年という中で頑張っています。
「お母さんがいなくても、全然平気でしたよ」と、保母さんは言います。
本当に平気なのだろうか。見えなくなって気持ちの切り替えがちゃんとできているのなら、
保育園をやめないほうがいいし、無理にでも連れて行けばいい。
どっちつかずの態度が一番悪いと知りつつも、迷ってばかりの毎日です。
何かアドバイスを頂けたらと思い、メールしました。
どうぞよろしくご指導ください。」
(岐阜市SSより)
++++++++++++++++++++++++++++
【はやし浩司より、SSさんへ】
メール、ありがとうございました。
以前いただいたメールはさておき、ここではかん黙症と分離不安を中心に考えていきま
す。少しSSさんの相談の件とは離れますが、お許しください。
かん黙も含めて、「ふつうでない(何も、どこかにふつうがあるわけではないのですが…
…)症状」を子どもが見せても、まず第一に、子どもには、その自覚はないということで
す。自分を客観的に見ることができないからです。だから「しゃべりなさい」「どうしてし
ゃべらないの」「ほかの子は、みんなしゃべっているでしょ」式の言い方をしても、無意味
だということです。
しかしもうすぐ、子どもに自意識が育ってきます。自分の姿を、客観的に見ることがで
きる能力と言ってもよいでしょう。だいたい小学三、四年生ごろだと思ってください。そ
のころになると、自分と他人の違いを、自分で判断できるようになります。「ぼくは、ほか
の子と違うぞ」「こんなことをしていると、損をするぞ」とです。
そういう自意識が育ってくると、自分で自分をコントロールするようになります。そう
なると、この種の心の問題は、急速に改善します。ほとんどのかん黙症の子どもが、この
時期を境に、症状が消えるのは、そのためです。ただ、情緒不安症状(心の緊張感が取れ
ない、取りにくい、緊張しやすい)は、そのまま残ります。しかしこれは多かれ少なかれ、
だれにでもあることで、しかたのないことですね。
問題は、今、そういう症状があることではなく、この時期、あれこれ無理をして、症状
をこじらせてしまうことです。かん黙児(こう診断名をつけることは許されませんが、一
般論として)のばあい、自信喪失になったり、かん黙とは別の失語症になったりすること
もあります。ですから今は、こじらせないことだけを考えて、気楽に構えてください。こ
こに書きましたように、時期がくればなおります。そしてその時期まで、あと三、四年で
す。
そんなわけで、今、「あなたはおかしい」式のラベルを張らないこと。子どもに、わから
せないことです。残念ながら、保育園では、ほかの子どもたちが、「しゃべれるようになる?」
とか、勝手に騒いでいるようですが、これは、少しまずいですね。保育園でも話題にしな
いよう、つまり無視してくれるよう、保母さんに話してみられてはいかがでしょうか。
育児は、そうでなくても、たいへんな重労働です。「ものすごい疲労感と脱力感に教われ
ます」というのは、何もSSさんだけのことではありません。いろいろな調査によっても、
約七〇%強の母親たちが、そう感じています。つまり育児というのは、もともとそういう
ものだという前提でつきあうしかないようです。
で、かん黙にせよ、分離不安にせよ、ポイントは、いかにして子どもの心の緊張感をと
るかということです。それには、まず子どもを絶対的な安心感、全幅的な愛情で包むこと
です。「絶対的」というのは、子どもの側からみて、「不安や疑いをいだかない」という意
味です。最近の研究では、こうした子どもの情緒の問題は、生後まもなくから乳児期の、
親の接し方のどこかに問題があったからということがわかってきました(イギリス、ボウ
ルビー、ケンネルほか)。しかし過去をとやかく言っても、はじまりません。
今もそうで、子どもに示す愛情の質、とくにスキンシップの質を高めます。濃厚なスキ
ンシップが効果的なことは言うまでもありません。多少の抱きグセがつくかもしれません
が、子どもが望む間は、手をつなぐ、抱っこしてあげる、添い寝をしてあげるなど、その
つどスキンシップを農耕にしてください。
中に「依存心がつくからダメだ」という人もいますが、スキンシップと依存心は関係あ
りません。むしろスキンシップを繰りかえすことにより、ストレスが多いと出るホルモ
ンが、抑制されることがわかっています(マイアミ大学、T・フィールド博士ら)。さら
にサイレントベビーの名づけ親である、柳沢さとし氏は、こう述べています。
「母親たちは、添い寝やおんぶをしなくなった。抱きグセがつくからよくないという誤
解も根強い。(泣かない赤ちゃんの原因として)、育児ストレスが背景にあるようだ」(読
売新聞)と。
概してみても、日本人は、スキンシップの少ない民族です。ですからSSさんが、思い
切ってスキンシップを多くしても、国際標準からは、まだほど遠いほど少ないとみてよい
のです。遠慮せず、お子さんを抱きなさい。今しかないですよ。子どもの肌のぬくもりを
感ずることができるのは!
「健常者」という言葉は、いやですね。日本人がアメリカ人を見て、「ガイジン」という
のに似ています。
私の長男は、今、知的な障害者のある人たちが集まって運営する会社で、指導者として
の仕事をしています。彼が自ら選んだ仕事ですが、「みんな、まじめな人たちばかりだ。一
日だって、休む人はいない」と言っています。まじめにまさる美徳はありませんね。長男
は、障害のある人たちに、むしろいろいろなことを教えられているようです。
つまりですね、今日があり、明日があるように、一〇年後にも、二〇年後にも、「今日」
はあります。まったく今と同じような「今日」があります。ですから、恐れないで、必
要以上に心配しないで、前に進んでください。世間の人たちは、決して冷たい人ばかり
ではないですよ。このマガジンを読んでいる読者の方々みな、(多分)、SSさんの味方
ですよ。みんなが、あなたのお子さんを守ります。またそういう社会を作ります。みん
なで、めざそうではありませんか! 心豊かな、弱者に温かい社会を、です!
今日は今日で、やるべきことをやりましょう。懸命に、です。虚脱感や脱力感を覚えた
ら、「よくやった」と自分で自分をほめてあげましょう。それでいいのです。「これでいい
のか?」と迷ったら、すかさず、「やるべきことはやった」と自分をなぐさめます。私はい
つもそうしています。だって、先のことを悩んでも、しかたないですよね。どうせ生きて
いかなければならないのですから……。
あまりよい回答になっていないかもしれませんが、もしまだマガジンをお読みでないよ
うでしたら、ぜひ、ご購読ください。無料です。申し込みは、「はやし浩司のホームページ」
から、「マガジンコーナー」へ。どうぞおいでください。
なお、勝手にメールを転載させていただくことにしましたが、どうかご了解ください。
一月二六日号に掲載させていただく予定です。つごうの悪いところがあれば、至急、お知
らせください。改めます。
(03−1−18)
Hiroshi Hayashi+++++++++++はやし浩司
【参考資料(5)】
【Q4】私(母親)が、家計を支えるため、仕事に出ることになりました。子どもがまだ
2歳と1歳なので、このまま家をあけるようになって、よいものかどうか悩んでいます。
子どもと接する時間が少なくなりますが、とくに注意したらよいことはどんなことでしょ
うか。私が仕事をしている間、私の父と母が、子どものめんどうをみてくれることになっ
ています。
【A、はやし浩司より】
親子のふれあいは、量ではなく、質の問題です。量が多いからよいということにもなり
ません。また少ないから、心配ということにもなりません。以前書いた、二つの原稿を、
どうか参考にしてください。
+++++++++++++++++++++++
●愛情は、量ではなく、質
スキンシップについて、どの程度が適量なのかという具体的な調査はない。ないが、全
体としてみると、日本人は欧米の人とくらべても、極端に少ない。親子のみならず、夫婦、
友人の間でも少ない。日本人は肌を合わせるということについて、独特の文化をもってい
て、それがこうした違いを生みだしたとも言える。
ただこういうことは言える。スキンシップは量ではなく、質の問題である、と。こんな
ことがあった。その子ども(年長男児)の家庭は、母親の言葉を借りるなら、「擬似母子家
庭」。父親は仕事が忙しく、子どもと接する時間がほとんどなかった。が、その子どもには、
母子家庭の子どもに見られるような心のゆがみがほとんどなかった。で、ある日、私は母
親にその秘訣を聞いてみた。すると母親はこう教えてくれた。「夫は日曜日になると、子ど
もをいつも抱いています。またたまに朝や夜、顔をあわせるときがあると、夫は子どもを
腕に寄せ、力いっぱい抱いています」と。
もちろんベタベタのスキンシップがよいわけではない。ときどき一日中ペットの犬を胸
に抱いている人を見かける。あのタイプの人は犬をかわいがっているというより、自分自
身の情緒的欠陥を「抱く」という行為で補っているに過ぎない。こういうのを代償的行為
というが、子どもの爪かみ、指しゃぶりと同じに考えてよい。もっとも相手が犬というペ
ットなら、それほど弊害はないが、子どもだと、その弊害は子どもに表れる。精神や情緒
の発育そのものが遅れることもある。
子どもをどの程度抱けばよいかという質問はよくある。しかしここにも書いたように、
スキンシップは質の問題。抱く側が、「愛していますよ」「安心していいのよ」という明確
な意思をもって抱くようにすればよい。またそういう意思を表示するためのスキンシップ
であれば、回数は多くてもかまわない。
なおこのスキンシップには、人知を超えた不思議な力がある。「人知を超えた」というの
も、少しおおげさに聞こえるかもしれないが、私はその不思議な力に驚かされることがし
ばしばある。そんなことも考えながら、子どもへのスキンシップを考えるとよい。
+++++++++++++++++++++++
●ある母親の相談
今日、一人の母親から、こんな相談を受けた。何でも三歳になる娘が、父親になつかな
くて、困っているというのだ。「父親は、子どもが起きる前に仕事に行き、いつも子どもが
寝てから、仕事から帰ってきます。それで父子が接触する時間がないのです」と。
しかしこの母親は、大きな誤解している。娘が父親になつかないのは、接触時間が少な
いからだと、この母親は言う。これが誤解の第一。
ずいぶんと前だが、私は接触時間と、子どもへの影響を調べたことがある。その結果、「愛
情は、量ではなく、質の問題である」という結論を出した。こんな例がある。
その子ども(年中男児)は、やはり父親との接触時間がほとんどなかった。母親は、「う
ちは疑似母子家庭です」と笑っていたが、そういう環境であるにもかかわらず、その子ど
もには、心のゆがみが、ほとんどみられなかった。そこで母親にその秘訣(ひけつ)を聞
くと、こう話してくれた。
「夫(父親)は、休みなど、たまに顔をあわせると、子どもを力いっぱい、抱きます。
そして休みの日などは、いつもベタベタしています」と。
要するに子どもの側からみて、絶対的な安心感があるかどうかということ。この絶対的
な安心感があれば、子どもの心はゆがまない。「絶対的」というのは、その疑いすらいだか
ないという意味。そういうわけで、愛情は、量ではなく、質の問題ということがわかった。
で、冒頭の母親の話だが、子どもの様子を聞くと、こう話してくれた。
「私のひざなら、何時間でもじっと座っているのですが、夫(父親)のひざだと、すぐ
体を起こして逃げていきます。そこでエサで魚を釣るように、娘がほしがりそうなものを
見せて、抱っこしようとするのですが、それでも、うまくいきません」と。
●心を開く
ふつう子どもがスキンシップを避けるという背景には、親か、子か、あるいは両方かも
しれないが、たがいに心を開いていないことがある。このことがわからなければ、男女の
関係を思い浮かべてみればよい。夫婦でも、こまやかな情愛が行き交い、たがいに心を開
きあっているときは、抱きあうと、体がしっくりとたがいになじむ。しかしそうでないと
きは、男の側からみると、何かしら丸太を抱いているような感じになる。抱き心地がたい
へん悪い。
子どももそうで、たがい心を開いているときは、子どもを抱くと、子どもはそのままベ
ッタリと親に体をすりよせてくる。さらに心が通いあうと、呼吸のリズム、さらには心臓
の鼓動のリズムまで同調してくる。こういう状態のとき、子どもの心は、絶対的な安心感
に包まれていると考えてよい。もちろん情緒も安定している。
が、抱いても、抱き心地が悪いとか、あるいは抱っこしても、子どもがすぐ逃げていく
というのであれば、どちらかが心を開いていないということになる。このケースのばあい、
子どもが心を開いていないということになるが、実は、その原因は、子どもにあるのでは
ない。父親のほうにある。子どもが心を開けない状態を、父親自身がつくりだしている。
もっとはっきり言えば、父親が、心の開き方を知らない。子どもは、それに応じているだ
け。
●原因は父親の幼児期に
このケースでは、私はここまでしか話を聞かなかったので、これ以上のことは書けない。
しかし一般論として、こういうケースでは、父親自身の幼児期を疑ってみる。たいてい、
父親自身が、何らかの理由で、その親から、じゅうぶんな愛情を受けていないことが多い。
そういう意味で、親像というのは、親から子へと、代々、受け継がれていく。よくあるケ
ースは、その親の親が、昔風の権威主義的なものの考え方をしていたようなとき。
A氏(四〇歳)の父親は、昔からの醤油屋を経営していた。祖父は、旧陸軍の少将にま
でなった人だった。そういう家風だから、家族の序列も、厳格だった。風呂でも、祖父が
一番、ついで父が二番、そのA氏(長男)が三番が……と。祖父はおろか、父親にさえ口
答えするなどということは、考えられなかったという。
そういう家庭でA氏は、生まれ育ったから、「親子の間で、心を開きあう」ということな
どということは、ありえなかった。この話を私がA氏に話したときも、A氏は、「心を開く」
という意味すら理解できなかった。そればかりか、自分自身も、そういう権威主義的なも
のの考え方にどっぷりとつかっていて、「父親には、父親としてのデンとした権威が必要で
ではないでしょうか」などと、私に言ったりした。
たしかに権威主義は、「家」の秩序を守るには、たいへんうまく機能する。しかし「人間」
を考えると、権威主義は、弊害になることはあっても、利点は何もない。
だからA氏の子育ては、いつもギクシャクしていた。A氏の妻が、現代的な女性で、権
威を認めないような人だったから、ときどき夫婦ではげしく対立したこともある。A氏は
家事はもちろんのこと、子どもの世話も、まったくといってよいほどしなかった。子ども
の運動会や遊戯会、さらには父親参観会にも、一度も顔を出したことがない。それはA氏
の体にしみこんだ「質」のようなものだった。「父親がそんなことするものではない」とい
う意識があったのかもしれない。いや、その意識以前に、そういう親像そのものが、頭の
中になかった。
●親像がない?
これは私の推察だが、冒頭にあげた父親にしても、父親としての親像の入っていない親
とみてよい。不幸にして、不幸な家庭に育ったのかもしれない。あるいは今の年代の親の
親たちは、日本がちょうど高度成長期を迎え、だれもかれもが、仕事、仕事で、子育てな
どかまっているヒマさえなかった。そういうことがあったのかもしれない。ともかくも、
親像がないため、どうしても子育てが、ギクシャクしてくる。(これとは反対に、自然な形
で親像が入っている親は、これまた自然な形で子育てができる。)
こういうケースでは、「子どもが親になつかない」という視点で考えるのではなく、親自
身が、子どもに対して、いかにして心を開くかという視点で、問題を考える。とくにここ
に書いたように、心のどこかで権威主義的なものの考え方をする人は、つい「親に向かっ
て」とか、「私は親だ」という親意識を出してしまう。その親意識が、子どもの心を閉ざし
てしまう。
……と書いても、この問題の根は深い。本当に深い。日本人が、民族の基盤としてもっ
ている土台にまで、その根がおよんでいる。だから、そんなに簡単にはなおらない。「では
明日から、権威主義を捨て、対等の立場で、子どもには心を開きます」とは、いかない。
私もその母親と別れるとき、一応言うべきことは言ったが、内心では、「むずかしいだろう
な」と思った。ただ最後にこう言った。「今度、父親を相手にした講演会で、そういう話を
してください」と。
+++++++++++++++++++++++++
お子さんは2歳のお子さんについては、人見知りの時期も過ぎているので、心配はない
と思います。しかし、1歳のお子さんについては、私はまだ、母親の温もりが重要な時期
だと思いますので、働きに行くにしても、慎重にしたらよいかと思います。WHOも認め
ているように、満2歳までは、親が、親の手で子どもを育てるのが望ましいことは、言う
までもありません。
そこでどうしても働きに行くということであれば、子どもの側からみて、絶対的な安心
感を覚えられるような環境づくりを大切にします。「絶対的」というのは、「疑いを抱かな
い」という意味です。安定した、穏やかな家庭環境を何よりも大切にします。あなたの夫
や、両親の理解が、不可欠なことは言うまでもありません。コツは、「母親が急にいなくな
った」というような不安感を、子どもに与えないようにすることです。
子どもが不安にならなければよいのですが、無理をすれば、母子分離不安になったり、
それが原因で、将来にわたって、「基底不安」を、子どもが覚えるようになるかもしれませ
ん。そういう心配はあります。
(基底不安の状態になると、生きザマのあらゆる部分で、不安を覚えるようになります。
何をしても、何をしていても、不安、という状態です。それこそ、せっかくの休日に、
旅行に行っても、その旅行先で、休み明けの仕事のことを、不安に思ったりする、など。
そういう人は、多いですよ。)
これ以上のことは私には言えませんので、ご家族の方と、よく話しあってみてください。
Hiroshi Hayashi+++++++++++はやし浩司
【参考資料(6)】
【YKさんの相談より】
今年から、幼稚園へ通うようになりました。現在、三歳です。毎日のように、幼稚園へ
行きたくないと、ぐずります。「ママといっしょにいたい」と言います。以前は、泣きなが
ら幼稚園へ行きましたが、今は、やっと泣かなくなりました。外の世界では、思ったこと
も、言えなく、がまんしてしまうので、それではないかと思います。見ていると、それな
りに友だちと、遊んではいますが……。どのように接したらよいのか、私自身もわからな
くなりました。
【はやし浩司より、KYさんへ】
こういう相談では、最悪のケースから考えていきます。それはドクターの診断に似てい
ます。「この病気か? でないとするなら、この病気か?」とです。
KYさんのケースでは、いくつか、疑われます。思いついたままですが、たとえば、(1)
母子分離不安、(2)対人(集団)恐怖症、(3)強迫症など。下にお子さんがいるなら、(4)
赤ちゃんがえりによる、情緒不安や、神経症なども疑ってみます。
いただいた文面だけでは、何とも判断しかねますが、よい方向に向っているのは事実の
ようですから、(1)無理をしない、(2)質の高い愛情表現、(3)食生活の改善、(4)
暖かい無視を組み合わせて、対処します。
「無理をしない」というのは、お子さんの心を大切に、という意味です。心理学(カウ
ンセリング)の世界でも、(1)自己一致、(2)肯定的尊重、(3)共感を大切にします。
しかしこれは同時に、子育ての世界でも、そのまま応用できます。
自己一致……要するに、お子さんをだますためのウソは言わないということ。「幼稚園へ
行かないと、先生に怒られる」式のおどしがよくないことは、言うまでもありません。
肯定的尊重……よき聞き役になれということです。そしてお子さんが何を言っても、「そ
うね」「ママもそう思うわ」と、お子さんの心をくみあげてやります。
共感……お子さんの立場で、考えてあげるということです。「幼稚園へ行きなさい!」と
突き放すのではなく、「毎日、たいへんね」と、ねぎらってあげます。
つぎに「質の高い愛情表現」ですが、お子さんが求めてきたときには、濃密なスキンシ
ップでこたえてあげます。ぐいと力強く抱くなどが、効果的です。お子さんに、安心感を
覚えさせるようにするのが、コツです。
「食生活の改善」は、お子さんの心がどこか不安定になったら、CA、MGの多い食生
活にこころがけます。海産物、魚類がよいことは、言うまでもありません。同時に、甘い
食品を一掃します。
最後に「暖かい無視」ですが、幼稚園から帰ってきたら、こまごまとしたことは言わな
いで、お子さんの側から見て、くつろげる家庭環境を用意します。とくに神経疲れを起こ
しているようなら、家の中では、ゆるめます。多少生活態度がぞんざいになっても、「ああ、
うちの子は、外の世界でがんばっている」と思いなおすようにします。
ここに「神経症のチェックシート」を同封しておきますので、一度、家庭で、自己診断
してみてください。得点が平均点より、高いようでしたら、ここに書いたことを参考にし
てみてください。しかし平均点より下ということであれば、今のところ、心の問題はない
ものと思われますから、お子さんを暖かく見守る程度で、よいかと思います。
いくつか参考にしていただけそうな原稿を、ここにはりつけておきます。
Hiroshi Hayashi+++++++++++はやし浩司
【参考資料(7)】
【掲示板の投稿より】
息子が、小学校に入学してからそろそろ2ヶ月になりますが、ひとりで(友達がいても)、
私が玄関まで送っていかないと、学校へ行けません。
玄関で私の手を握ってなかなか離れないこともあります。しばらくは仕方ない事と思って
続けてきましたが、まわりの子供たち(同級生)が、羨(うらや)ましがっています。
今朝、玄関で同じクラスの子が、「ウチのお母さんは来ないもん」と言って、玄関の戸を
押さえ、私を外へ出さないようにしていました。
もう一人の子がそれをやめさせようとして、その子とケンカになりそうになったんです。
長女は「ママ早く来て」と泣きそうな顔で見ていました。このまま私が付いていけば、友
達とも仲良くできなくなるのでは?と。でもいっしょに行かなければ学校へは行けないし、
どうすればいいのか困っています(Yより)。
+++++++++++++++++++++++++
【はやし浩司より】
軽い母子分離不安かと思われます。無理をしてもいけないので、自然体で、対処するし
かないようです。
ただ相談の内容とは別に、私には、ほほえましい光景が浮かんできます。「うちの息子た
ちもそうだったなあ」と、です。
「ああいう楽しいときは、どこへ消えてしまったのだろう?」と思うときさえあります。
そのときは、何かと問題があるように思われ、あれこれ四苦八苦したものですが、子育て
も終わってみると、そういう光景が、たまらなく、いとおしく思われてきます。
母親として、負担が大きいようであれば、少しずつ手を抜いていくという方法もありま
すし、まあ、あまりおおげさに考えないほうが、よいのではないかと思います。
子どもが学校へ入学すると、親も、何かにつけ神経質になります。今のあなたが、そう
かもしれませんが、少し、子どもから目をそらすということも考えてみてください。あま
り深く意味を考えないで、それが儀式になっているなら、そのままつづけても、さほど、
問題はありません。
私も職場に行くときは、必ず、ワイフが玄関先まで出てきます。夫妻分離不安?……と
いうより習慣的な儀式になっています。今では、ほとんど意味はありません。たまにワイ
フが玄関先まで出てこないときもありますが、そういうときは、多少、気分が落ちつかな
いということはあります。
しかし外へ出て数分もしれば、忘れます。
今は、そういう楽しい思い出をたくさん充電しておいてください。ついでに写真でもと
ってあげたらいいですよ。やがて、生意気な子どもになりますから、そのとき、「あなたね、
偉そうなことを言うけど、1年生のとき、ママのそばから離れなかったのよ」とか何とか、
言って、そのとき、からかってあげなさい。
私の書いた原稿を、1作、添付します。
++++++++++++++++++++++++++
●子どもが巣立つとき
階段でふとよろけたとき、三男がうしろから私を抱き支えてくれた。いつの間にか、私
はそんな年齢になった。腕相撲では、もうとっくの昔に、かなわない。自分の腕より太く
なった息子の腕を見ながら、うれしさとさみしさの入り交じった気持ちになる。
男親というのは、息子たちがいつ、自分を超えるか、いつもそれを気にしているものだ。
息子が自分より大きな魚を釣ったとき。息子が自分の身長を超えたとき。息子に頼まれて、
ネクタイをしめてやったとき。
そうそう二男のときは、こんなことがあった。二男が高校に入ったときのことだ。二男
が毎晩、ランニングに行くようになった。しばらくしてから女房に話を聞くと、こう教
えてくれた。「友だちのために伴走しているのよ。同じ山岳部に入る予定の友だちが、体
力がないため、落とされそうだから」と。
その話を聞いたとき、二男が、私を超えたのを知った。いや、それ以後は二男を、子ど
もというよりは、対等の人間として見るようになった。
その時々は、遅々として進まない子育て。イライラすることも多い。しかしその子育て
も終わってみると、あっという間のできごと。「そんなこともあったのか」と思うほど、遠
い昔に追いやられる。「もっと息子たちのそばにいてやればよかった」とか、「もっと息子
たちの話に耳を傾けてやればよかった」と、悔やむこともある。
そう、時の流れは風のようなものだ。どこからともなく吹いてきて、またどこかへと去
っていく。そしていつの間にか子どもたちは去っていき、私の人生も終わりに近づく。
その二男がアメリカへ旅立ってから数日後。私と女房が二男の部屋を掃除していたとき
のこと。一枚の古ぼけた、赤ん坊の写真が出てきた。私は最初、それが誰の写真かわから
なかった。が、しばらく見ていると、目がうるんで、その写真が見えなくなった。
うしろから女房が、「Sよ……」と声をかけたとき、同時に、大粒の涙がほおを伝って落
ちた。
何でもない子育て。朝起きると、子どもたちがそこにいて、私がそこにいる。それぞれ
が勝手なことをしている。三男はいつもコタツの中で、ウンチをしていた。私はコタツの
ふとんを、「臭い、臭い」と言っては、部屋の真ん中ではたく。女房は三男のオシリをふく。
長男や二男は、そういう三男を、横からからかう。
そんな思い出が、脳裏の中を次々とかけめぐる。そのときはわからなかった。その「何
でもない」ことの中に、これほどまでの価値があろうとは!
子育てというのは、そういうものかもしれない。街で親子連れとすれ違うと、思わず、「い
いなあ」と思ってしまう。そしてそう思った次の瞬間、「がんばってくださいよ」と声を
かけたくなる。レストランや新幹線の中で騒ぐ子どもを見ても、最近は、気にならなく
なった。「うちの息子たちも、ああだったなあ」と。
問題のない子どもというのは、いない。だから楽な子育てというのも、ない。それぞれ
が皆、何らかの問題を背負いながら、子育てをしている。しかしそれも終わってみると、
その時代が人生の中で、光り輝いているのを知る。もし、今、皆さんが、子育てで苦労し
ているなら、やがてくる未来に視点を置いてみたらよい。心がずっと軽くなるはずだ。
++++++++++++++++++++++
あなたも、今をもっと、楽しんでください。子育ては、すばらしいですよ!!
では!
++++++++++++++++++++++
【参考資料(8)】
【子どもを愛せない親たち】
その一方で、子どもを愛せない親がいる。全体の10%前後が、そうであるとみてよい。
なぜ、子どもを愛することができないか。大きくわけけて、その理由は、二つある。
一つは、自分自身の乳幼児期に原因があるケース。もう一つは、妊娠、出産に際して、
大きなわだかまり(固着)をもったケース。しかし後者のケースも、つきつめれば、前者
のケースに集約される。
乳児には、「あと追い、人見知り」と言われるよく知られた現象がある。生後5〜7か月
くらいから始まって、満1歳半くらいまでの間、それがつづく。
ボウルビーという学者は、こうした現象が起きれば、母子関係は、健全であると判断し
てよいと書いている。言いかえると、「あと追い、人見知り」がないというのは、乳児のば
あい、好ましいことではない。
子どもは、絶対的な安心感の中で、心をはぐくむ。その安心感を与えるのは、母親の役
目だが、この安心感があってはじめて、子どもは、他者との信頼関係(安全感)を、結ぶ
ことができるようになる。
「あと追い、人見知り」は、その安心感を確実なものにするための、子どもが親に働き
かける、無意識下の行動と考えることができる。
で、この母子との間にできた基本的信頼関係が、やがて応用される形で、先生との関係、
友人との関係へと、広がっていく。
そしてそれが恋愛中には、異性との関係、さらには配偶者や、生まれてきた子どもとの
関係へと、応用されていく。そういう意味で、「基本的(=土台)」という言葉を使う。
子どもを愛せない親は、その基本的信頼関係に問題があるとみる。その信頼関係がしっ
かりしていれば、仮に妊娠、出産に際して、大きなわだかまりがあっても、それを乗りこ
えることができる。そういう意味で、ここで、私は「しかし後者のケースも、つきつめれ
ば、前者のケースに集約される」と書いた。
では、どうするか?
子どもを愛せないなら、愛せないでよいと、居なおること。自分を責めてはいけない。
ただ、一度は、自分の生い立ちの状況を、冷静にみてみる必要はある。そういう状況がわ
かれば、あなたは、あなた自身を許すことができるはず。
問題は、そうした問題があることではなく、そうした問題があることに気づかないまま、
その問題に引き回されること。同じ失敗を繰りかえすこと。
しかしあなた自身の過去に問題があることがわかれば、あなたは自分の心をコントロー
ルすることができるようになる。そしてあとは、時間を待つ。
この問題は、あとは時間が解決してくれる。5年とか、10年とか、そういう時間はか
かるが、必ず、解決してくれる。あせる必要はないし、あせってみたところで、どうにも
ならない。
【この時期の乳児への対処のし方】
母子関係をしっかりしたものにするために、つぎのことに心がけたらよい。
(1)決して怒鳴ったり、暴力を振るったりしてはいけない。恐怖心や、畏怖心を子ども
に与えてはならない。
(2)つねに「ほどよい親」であることに、心がけること。やりすぎず、しかし子どもが
それを求めてきたときには、ていねいに、かつこまめに応じてあげること。『求めて
きたときが、与えどき』と覚えておくとよい。
(3)いつも子どもの心を知るようにする。泣いたり、叫んだりするときも、その理由を
さぐる。『子どもの行動には、すべて理由がある』と心得ること。親の判断だけで、
「わがまま」とか、決めてかかってはいけない。叱ってはいけない。
とくに生後直後から、「あと追い、人見知り」が起きるまでは、慎重に子育てをすること。
この時期の育て方に失敗すると、子どもの情緒は、きわめて不安定になる。そして一度、
この時期に不安定になると、その後遺症は、ほぼ、一生、残る。
++++++++++++++++++++++++++++++++++はやし浩司
【はやし浩司より、O市のGさんへ】
以上、今まで書いた原稿の中から、いくつかを選んでみました。どうか、参考にしてく
ださい。
この中にも書いたように、母子分離不安を、(1)小児うつ病の一様態ととらえる学者も
います。ですから、けっして、安易に考えないこと。「集団に慣れさせること」で、「治る」
というような問題ではありません。
無理に集団生活の中に放り込めば、表面的には、症状は消えたかのように見えますが、「消
えた」のではなく、「潜った」とみます。また場面が変われば再発しますし、とても残念な
ことですが、「根」は、生涯にわたって残ります。
さらに対処のし方が悪いと、一義的には、神経症などの諸症状、かんしゃく発作、さら
には情緒不安、情緒障害の引き金を引くこともあります。くりかえしますが、決して、安
易に考えてはいけません。満1歳4か月という年齢は、そういう年齢です。
(一般的には、満1歳半〜2歳までが、とくに重要な時期と言われています。「後追い、
人見知り」についても、生後半年前後から、満1歳半前後までつづくことが知られていま
す。この時期、乳幼児は、濃密な母子関係を通して、基本的信頼関係の基礎をつくります。)
では、どうするか?
(1)「求めてきたときが与えどき」と考えます。
子どもの方から、スキンシップを求めるなど、何かのアクションがあったら、すかさず、
(間髪を入れず)、抱いてあげます。「あとでね……」「忙しいから……」という言葉は、タ
ブーです。
抱いてあげると、ほんの短い時間で満足しますので、子どものほうが体を放すしぐさを
見せたら、そっと放してあげます。(たいてい数秒ですみます。)
(2)「治す」「直す」と考えるのではなく、「忘れさせる」ことを大切に
この問題は、「時期がくれば治る」という問題ではありません。先ほども書いたように、
「潜る」だけです。
最近の研究によれば、おとなになってから(うつ病)になるケースのほとんどは、この
時期の親の対処のし方のまずさにあることがわかってきました。(今年(08年)になって
から、そういう記事を見かけました。どこかに記録したはずですが、見つかりません。ま
たさがしておきます。)
ですから、「直そう」と考えるのではなく、「忘れさせる」ことを第一に考えて、対処し
ます。この時期は、同じような状況を作らないことに心がけます。こじらせればこじらせ
るほど、あとあと、心のキズ(=トラウマ)が深くなります。
(3)「今よりも悪くしないことだけを考えながら、半年単位で、様子をみる」です。
年齢からして、あせって集団生活の中に、子どもを放り込むような乱暴なことをすれば、
かえって症状は重くなります。
子どもの心は、ある意味ではタフですが、こと、愛情問題がからむと、きわめてデリケ
ートな反応を示します。たった1〜2日、母親から離されたことが原因で、母子分離不安
になってしまった子ども(1歳・男児)もいます。
仕事の問題は、私には何とも言えません。お子さんの様子の程度にもよります。濃密な
愛情を注ぎ、お子さんが、安心感を覚えれば、それでよし。そうでなければ、この時期は、
「無理をしない」を大鉄則に、考えられた方がよいかと思います。仕事の問題は、お子さ
んの症状に見ながら、Gさんのご主人とよく相談して、決めてください。
その時期は、先にも書きましたが、遅くとも満2歳までです。その前後に、子どもは、
乳児期から幼児期への脱皮をはかります。このころ、少しずつ、親のほうが、子どもの親
離れを誘導していきます。
(4)Gさんのお子さんだけではない、みな、そうです。
といっても、母子分離不安そのものは、たいへん多く、程度の差もありますが、大部分
の子どもが何らかの形で、経験します。「うちの子だけが……」と、深刻に悩まないこと。
またそれだけをもって、「子育てに失敗した」とか、そんなふうに、おおげさに考えては
いけません。どんな親も、こうした問題をかかえ、それを克服しながら、成長しいきます。
大切なことは、これを機会に、子どもの心を真正面からとらえるようにすることです。そ
れは同時に、あなた自身の心を知る手がかりにもなります。
また分離不安になったからといって、お子さんの天真爛漫な様子が消えるということは
ありません。Gさんとの愛情に、安心感を覚えているときは、(=疑っていないときは)、
天真爛漫な様子を、いつでも見せてくれます。ご安心ください。
つまりこの程度の問題は、みな、共通してかかえる問題だということです。「うちの子も、
母子分離不安になりました……」というふうに考えて、どうか前向きに対処してください。
どんな子どもも、こうした問題を、1つや2つ、あるいは3つや4つはかかえながら、成
長していきます。(同時に、母親も成長していきます。)
以上、どこか荒削りの原稿ですが、詳しくは、私のマガジンの5月16日号前後で取り
あげさせていただきます。あくまでも参考資料として、ご利用ください。
相談、ありがとうございました。
(はやし浩司 家庭教育 育児 育児評論 教育評論 幼児教育 子育て はやし浩司
Hiroshi Hayashi education essayist writer Japanese essayist 分離不安 母子分離不安
後追い、人見知り あと追い 小児うつ)
【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
休みます。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
はやし浩司のホームページ http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■□コマーシャル★★★★★★コマーシャル□■
【BW生・募集中!】
(案内書の請求)
http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/page228.html
(教室の案内)
http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/page025.html
●小学生以上の方も、どうか、一度、お問い合わせください。
■□コマーシャル★★★★★★コマーシャル□■
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このマガジンがお役にたてそうな人が、あなたのまわりにいませんか?
よろしかったら、どうか、このマガジンのことを、お友だちの方に
話していただけませんか?
よろしくお願いします。 はやし浩司
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