キレイキレイの(週刊 自転車ツーキニスト201)
発行日時: 2005/8/5
【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
キレイキレイの201号
■今日も暑いな
今日も暑いな。猛暑だな。
今年は冷夏の筈なのに。いったい「冷夏」ってのはどの程度のことを冷夏というのだろう。この気温が冷夏というならば、猛暑だといったいどうなってしまうのだ?
いやもう昨今の都心の暑さは、まさに「異常」の域に入ってる。暑さレッドゾーン突入中だ。特に新橋から内幸町、赤坂にかけて。
例のヒートアイランド現象と、東京ウォール現象が、都心を滅茶苦茶なことにしてる。地球は確実に壊れるね。世界に先駆けてまず東京から壊れ始めてる。
ところで、その暑さの中、先日、岩手県に行って来たのだ。自転車持って。岩手の水沢から宮城の登米まで、ひたすら北上川を下る旅。例によって月刊「BiCYCLE CLUB」誌の「日本史の旅は、自転車に限る!」の取材で行ったのだが、実に濃くも楽しいツーリングであった。
やはり東北は夏に限る。少なくとも私はそう思っている。
短い夏を惜しむように、蝉がワンワン鳴き騒ぎ、澄んだ空気を強烈な太陽が通過してくる。ジリジリと肌が焼ける。空が広い。他の地方よりも広い。緑が濃い。これも同じく濃い。
誰が名付けたか「東北大陸」。その大地を、山と川の間を、ガシガシと自転車でひたすら漕いだことでありましたよ。
道もフラットで走りやすくて、北上川沿いはなかなかいーぞ。今年の夏、自転車でどこかに行きたいな、と考えている方は、是非ともご考慮あれ。
私は一泊二日の水沢-登米だったけれど、二泊、三泊すれば、杜の都・盛岡から、港町石巻までの北上川フルコース、およそ200kmを余裕をもって堪能できるはず。
■自転車を磨く
その岩手から帰ってきた後、思い立って、自転車をピカピカに磨いてみたのだ。輪行する度に、何に触れても手が真っ黒になって、こりゃタマラン、と前々から思っていたのだ(←だったらすぐに磨けって)。
いつもからきちんと磨いていれば問題ないはずなのに、長いこと面倒くさがっていた。こういうのって、ある限度を越すと「どうせ汚いんだから、ま、いっか」ということになってしまうでしょ。「いつかは全面的にキレイにするさ、とりあえず油は注してるし、メンテはしてるから走りには支障はない」なんて。その陥穽に私も陥っていた。
でも、まあその「いつか」はきたのだ。
自転車を磨くに際して、ちょっと新兵器を試してみた。「クレ・ブレークリーン(油汚れ落とし「556」の超強力版)」だけでなく「花王アタック・スプレー」を使ってみたのだ。スーパーに売ってる、例の普通の洗濯用洗剤ですよ。「特に汚れた襟や袖口にシュッと一吹き」というヤツだ。
これが実にイケる。驚いた。
皆様、ご存じでしたか? 酵素パワーは、スプロケットにもキッチリ効くのだ。チェーンにも効く。ディレイラーにも効く。ビニールタワシにシュッと吹き付けておいて軽く擦ると、みるみる汚れが落ちる。本当にキレイキレイになる。こりゃいい。
本来で言えば、パーツ類にはあまり水関係を使いたくはないのだが、放っておいてはもっとまずい。要は洗浄後のケアだ。それと作業を手早くやることかな。
少々乱暴だけど、アタックで油汚れを落として、水をザッとかけて、布でキレイに拭いて、乾かしたら、グリスアップと「グリースメイト(潤滑スプレー)」だ。ちょっと過剰なほどに潤滑油を吹いてから、余剰の油分をまた布で拭き取る。
この洗浄法がホントに正しいかどうかは保証の限りではないが、とりあえず私は満足だ。
新品同様になった。
乗ると、自転車全体がソリッドになったような感触が、手に足に気持ちいい。変速も「チョリッ・チッ」と気持ちよく決まる。「チョリッ」とは手元のシフターを動かす音で、「チッ」とはリアで変速が行われた音だ。きちんと整備ができているとこの音になる。
ますます自転車が好きになる。
■岡田くん
ところで、先日、V6の岡田准一くんと対談しましてね。
J-WAVE(首都圏のFMラジオ局)の収録だったわけだが、いや、すごいね、岡田くん。これぞ美少年、というか美青年、というか。何か身体から光の玉が飛び散ってるようだったよ。鼻や輪郭がもうすべて鋭角。皮膚がプラスティックでできてるみたいだった。
目なんかもうパッチリパッチリで、ホントにもう少女漫画の主人公という感じなんだな。瞳の中に星か薔薇かなんか探してしまいましたがな。本人としてはそう思われるのは心外なんだろうけど、いやもう、初めて見た人にはそう見える。とにかく美しいのだ。いや恐れ入りました。
私はテレビ局に勤めているにはいるんだけど、入社以来、一貫して報道情報系の現場にいるもので、こういう人と会う機会があまりない。テレビのセクショナリズムは思う以上に壁が高くて、特にドラマの人々(スタッフ含む)には、数えるほどしか会ったことがない。しかも「会った」というウチには、エレベーター内で偶然見かけた、というのすら含んでしまうのだ。とほほ。先日で言うと伊東美咲さんがエレベーターの中にいたことがあった。あまりの美しさに私はずっとドキドキしてしまいましたよ。まこと我ながら恥ずかしい。テレビ屋と思えん。
まあそういうわけで、今週末の日曜深夜12時(つまり月曜午前0時)に放送されます。1時間番組。岡田くんはなかなか好青年でありました。最近ジャガーの自転車(……)を買ったそうです。
私は例によって「自転車は健康にいい」だの「エコ」だのという話を飽きもせずにやってます。お暇がある人は聞いてみて下さい。多少夜が遅いんだけどね。
J-WAVEのHPはこちら。
http://www.j-wave.co.jp/original/growingreed/
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】
「失踪症候群」「誘拐症候群」「殺人症候群」 貫井徳郎著 双葉文庫
久しぶりのミステリー系。一言でいおう、面白い。三冊イッキ読みだ。
ジャンルでいえば警察小説になるのだが、その設定はいやもう完全に現実を離れてて、荒唐無稽とすら言えるかもしれない。だが面白い。
警視庁の内部にある非合法捜査組織、環グループ(このあたりから既に現実離れ)に属する必殺の仕事人、原田と武藤、倉持が、冷たいリーダー環の支持に基づいて、警察の網にかからない無法を捜査し、犯人を追いつめていく。
キャラクターがこれ以上ないほど分かりやすく描き分けられていく。まるで漫画だ。
私立探偵・原田はいわば次元大介(ルパン三世のね)だし、僧侶の武藤が、石川五右衛門(これまたルパン)。そして倉持が……、そうだなぁ。倉持はルパンじゃないのだ。巨躯でガラッパチで人好きのする暴れ者。
この三人が冷静な指令者、環の下で、謎をジリジリと追いつめていく。
あまり言うのをやめよう。読んでみれば分かる。必ず読後の満足感はある。
この三部作のオリジナルなところは、警察小説でありながら、警察的なるテーゼを追っていないことだ。通常の感覚で言うと「それってアリか?」という部分がかなり出てくる。特に三冊目の大作「殺人症候群」に顕著だ。法律的には許されないが、心情的には……、という点をどう解釈するかで、この三部作の評価は大きく分かれると思う。
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「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
「大人の自転車ライフ」光文社知恵の森文庫
「自転車ツーキニストの憂鬱」ロコモーションパブリッシング
「日本史の旅は自転車に限る!」木世(えい)出版社
いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index=books-jp&field-author=%E7%96%8B%E7%94%B0%20%E6%99%BA/249-6371737-5693951
【自転車通勤で行こう】
http://japgun.infoseek.ne.jp
バックナンバーはこちら。
http://www.melma.com/mag/03/m00016703/
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