ここのところ発行頻度が高い(週刊 自転車ツーキニスト199)
発行日時: 2005/7/14
【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
このところ発行頻度が高い199号
■雨空も粘り腰
首都圏、あいかわらず降りそうで降らない。気温も適当に低いし、走りやすいな。自転車で。
昨夜、赤坂から乃木坂経由で、恵比寿に行った。途中に青山墓地を通るわけだが、青山墓地はいいな。墓地なんだが、ほとんど公園。都心のオアシスだ。タクシードライバーたちがタクシーを連ねて、夜の書き入れ時前の睡眠をとってるよ。
このところ都心の大規模開発が目白押しで、この首都の変わり様にはちょっと驚く。
六本木ヒルズが代表格なんだけど、汐留の再開発や、品川、芝浦のタワーの林立、新宿の変貌などをはじめ、ここ数年で東京の景観が随分変わった。さらにはこの後に六本木の旧防衛庁跡地の超巨大開発が待ちかまえている。ちょっと工事現場を覗いてみたら、ホントに驚くほど広いね。工事現場の向こう岸が見えないよ。
赤坂のTBSの目の前も、赤坂再開発と称して、現在工事中。ここにもタワー型高層ビルが2棟建つそうだ。いやまあこうした光景だけを見てると「不景気」なんてどこにあるんだという気すらしてくる。まあ「もはや不景気じゃない」という人もいるんだろうけど、どうにもそれが実感しにくい。時折、地方に出かけ、そこで必ず駅前のシャッター通りを目にする。地方では不景気はいまだにホンモノだ。失業率の差がすべてを物語っている。
東京だけ。東京だけがどんどんピカピカになってる。それも都心の建物ばかり。これもみな、例の「勝ち組・負け組」の象徴であり「選択と集中」の結果なんだろう。
■うわ!露観だ!
このところワイドショーや週刊誌で話題の「謎のセックス教団・ザイン」だが、いや懐かしい。
実は私、95年にこの団体、取材したことがありましてね。代表の小島露観(万師露観・その他「壬旭なんたら」とかの名前も多数お持ちだ)氏にも会ったことがある。
その当時はまだ「謎のセックス教団」ではなく「謎の黒い戦士教団」という感じで「大地震で首都圏が壊滅した後に、クーデターを起こして日本を乗っ取る」なんて物騒なことを言ってた。今みたいな「隠微なヤツら」ではなく、あからさまに「アブネーやつら」だった。まあ今だってアブネーやつらであることに変わりはないが。
当時から「露観のパワーを封じ込めた宝石」とやらを100万円で売りつけたりして、問題になってたのだが、今でもやってることは似たようなもんだ。そこにお色気パワーがくっついた。テレビに出てくる「美人幹部」なんて見てると、ホントに美人だったりする。これならば週刊誌のグラビアぐらいには登場できるぞ、と思ってたら、本当に「週刊現代」に出てやんの。しかもヌードで。さすがは「謎のセックス教団」。いったいどうなってるんだ。
当時から「そのうち何かやらかすぞ、こいつら」と思ってた。
10年経って小さな話題となった。まだ事件化してないから、今のところはワイドショーと週刊誌だけだが、子供が信者になってしまった親たちが集まって訴訟を検討中なのだという。
いや、露観センセイ、お元気そうで。相変わらずのおハゲぶりが素敵です。ヒトのことは言えんが。
小島露観氏、もう60代のはずだ。東大工学部を卒業して、大手鉄鋼メーカーに就職した。だが、就職して2年目だったかに、神の啓示を受けて、日本を導く戦士となったのだそうだ。
だが、本人の話を聞いてて、絶対的にワカランのが「では、何に対して戦ってるんですか?」という部分だ。国家権力が、とか、アメリカのどうのこうのが、とは一応言うのだが、それを操ってる何者かがいるのだという。その何者が何なのか、そこのあたりがどうも要領を得ない。
つまるところ露観氏は自分の頭の中の妄想と戦っているのだ。頭の中の悪魔だかフォースだかと戦ってる。どう考えてもあからさまにイッちゃってるワケだが、それでも信者はつく。このあたりが不思議なところでね。
最近の映像を見てると、結構可愛らしい女の子たちが何十人もチャイナドレスで喜々として踊り狂ってる。男だってダンビラを振り回してる。「魔剣士」になるための訓練なんだそうな。露観氏を中心とした魔剣士軍団が日本を救うのだと息巻いてる。
まあ確かに露観氏にそれなりのカリスマ性を認めるにやぶさかではないが、本当に人の心って分からないものだな。オウムの芽はまだまだ色んなところに残ってるよ。
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】
「お悩み祭り」みうらじゅん著 朝日新聞社
朝日新聞大阪版に連載中。中島らもの「明るい人生相談」のみうらじゅん版と考えていただければ分かりやすい。実際「明るい」の二番煎じそのものだ。というのか、同じ朝日なんだし「明るい」の二代目襲名としても良かったのに、と思う。
こういうのってのは本来やりにくいんだと思うんですよ。大成功した先代がいて、その評価がえらく高い。その後を誰かが引き継ぐ、と。いわば報道ステーションの古舘状態だ。
だが、みうら氏、仕事はきっちりこなしてる。アホウなお悩みと、それに対する、とほほな解決法が、微妙にずれてて(もちろんわざとだ)笑える。面白い。みうら氏、らも氏のテイストをほぼそっくりそのまま踏襲しているところが、見どころの一つだ。著者名を知らなかったら、誰もが「へー、らもの連載まだ続いてるんだなぁ……、あれ? この前、死ななかったっけ?」と思うと思う。
こういうやり方もあるんだなぁ。
報道ステーションの古舘氏は「何とか自分の個性を出そう出そう」として、最初のウチはその思いばかりが空回りし、ちょっと痛々しい感じがあった。最近ようやく落ち着いてきた。
みうら氏の場合は、初っぱなから「らも二代目」全開。だが、それができるところが、この人の器用なところで、やはり才能なのだと思う。
まあ、そもそも最初からテイストが似てる2人だった、という言い方もできるのだけどね。
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「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
「大人の自転車ライフ」光文社知恵の森文庫
「自転車ツーキニストの憂鬱」ロコモーションパブリッシング
「日本史の旅は自転車に限る!」木世(えい)出版社
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【自転車通勤で行こう】
http://japgun.infoseek.ne.jp
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