インフレはくるか? の(週刊 自転車ツーキニスト196)
発行日時: 2005/6/18----------------------------------------------------------
【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
インフレはくるか? の196号
■世界の五大料理とは?
世界三大料理といえば話は簡単なのだ。フレンチ、中華、そして自国の料理。つまり我々日本人にとっては「和洋中」がそのまま世界三大料理となる。もちろん韓国人にとっては「韓仏中」になるであろうし、イタリア人にとっては「伊仏中」となるであろう。これはどこの国の人も納得の選択なのではないか。それだけ料理界においてフレンチと中華は突出して偉大なのだ。両国とも世界に冠たるワガママ国家であるところがちょっと笑える。やはり味の快楽というものは、どこかエゴイスティックな快楽なのであろう。
問題は五大料理である。
フレンチ、中華、自国料理、と、ここまではよろしい。それに何を2つくっつけるか。
順当に言ってエントリーされるのは、イタリア、スペイン、日本、韓国、タイ、トルコ、インド、メキシコ、といったところではないか。ドイツ、イギリス、アメリカなどは、やはりちょっと入れづらい。
このうち、自国贔屓を除いて考えても、和食はかなり有力候補になるのではないかと私は思う。そのバラエティの豊かさ、見た目の美しさ、味の繊細さ、オリジナリティ、そして、全世界への浸透度。
でも、枠はあと2つなのだ。
韓国料理は「自らは入れなくとも、和食だけは入れてはならん」という。中華も「和食など絶対に仲間に入れてやらんけんね」と言っている。あろうことかニューヨークで反対運動まで展開している。一方、アメリカは「和食とあと一つ」だと打ち出した。
和食は世界五大料理になるために、どういう努力をすればいいだろうか。何か話が料理の話ではなくなってきたわけだが。
■明日は盛岡
明日は盛岡、明後日は高崎。いずれも自転車がらみで喋りに行ってくるわけだ。盛岡の方は「銀輪の覇者」で有名な盛岡在住の作家、斎藤純先生のお招きでして、非常に楽しみなのであります。
■ところで大地震、ところでインフレ
なのでありますよ。
2つともいつくるかは分からないが、必ずやってくる。それもそんなに遠い未来の話なんかじゃない。2つともが、10年以内にくる可能性は5割? いや8割以上だろう。
首都圏にそろそろ大地震が来る、というのは様々な証拠からすでに明らかであるので、あまりここでは述べない。せめて大地震1発でなく、中地震程度のものが3,4発に分けてやって来ていただければ、と望むだけだ。
ここで言いたいのはインフレなのである。
インフレは必ずくる。もとより低金利政策はすでに限界に達しつつあるし、国債がまだ落ちていないという方が不思議なぐらいだ。中国、インドなどの原材料爆食で、物価はすでに上げ局面にある。原油1バレル20ドルから50ドルに急騰したのがいい例だ。
そして、それより何よりの政府の借金額である。国、地方あわせて700兆円(以上)は、もうどうしたって返せない額だろう。日本の歳入は年間50兆円弱しかないんだから。年収500万弱の家庭(それも要介護のお年寄りがいる)が7000万円のマンションをフルローンで買ったようなもんだ。それも変動金利で(!)。そうでありながらも毎年引き続き赤字国債を発行し続けている。もう家計は完全に破綻しているのだ。
この借金を返すにはどうすればいいか。増税? 緊縮財政? もうそんなもんじゃ間に合わない。答えは一つしかないのだ。その唯一にして絶対の答えこそがインフレ政策なのである。すなわち「合法的な徳政令」だ。
ご承知の通り、借金にはインフレが一番効く。もしも100%のインフレが起きれば、借金はたちまち実質2分の1だ。乱暴な言い方をすれば、国にとっての借金というモノは福沢諭吉をバンバン刷ればいいだけの話なんだから、話は簡単だ。おまけに「円安」という副作用まで起きて、日本経済も大復活……??
だが、考えてみればすぐに分かるが、国の信用力はがた落ちになるし、何よりそれは、今まで一般の人が貯めてきたお金というものを無化する話であって、つまりは国の借金を国民に肩代わりさせようという政策に他ならない。それもこれまでコツコツやっていた者ほど大損だ。アリとキリギリスの話の全く逆が起きるわけだ。
でも、その時は確実にくる。
で、どうすればいいのだろう、と。とりあえず今できるのは、持てる現金を振り分けることだ。
外貨、株、債権、土地建物、などなど。理論上は、借金して買っといてもいいぐらいだ。
手元に現金をおくな。今、確実にいえることは、現在の日本円は売りである、ということなのである。
■自転車DO
エコサイクルマイレージ<http://ecomile.jp>で有名な、自転車活用推進研究会の事務局長、小林成基さんが「自転車DO」なる活動を始めました。是非見てみて下さい。URLはこちら。
http://jitensha-do.jp
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】
「起業バカ」渡辺仁著 光文社ペーパーバックス
脱サラやリストラで新たな企業を立ち上げる、すなわち「起業」する人は、年間約18万人もいるという。
ところが、その実体はどうか。著者の推計によると、実際に起業で成功できたのは、1500人に1人なのだそうだ。ふむふむ、そうなのか、そこまでキビシイのか、と。
本書はこれで十分であった。
これより先、ならば、なぜ普通の人の起業は失敗するのか、どうすれば成功できるのか、と、そういうことが、実例をあげつつ検証してあると思うではないですか。それを期待して読んでみたし、一応はそういう体裁にはなっている。ところが、よくよく読んでみると、ひたすら「フランチャイズは身ぐるみはがされる」「元サラリーマンは無能だ」というような話が延々と繰り返し書いてあって、最後には「だから起業は止めなさい」とくる。何の独創性も発見もない。タイトルがイイだけにガックリである。そもそも「フランチャイズでコンビニを始めました」というのは、普通の意味の「起業」の範疇に入るのかどうか。
「光文社ペーパーバックス」シリーズは、横組み、英語混じり表記、カバーなし、再生紙使用などと、良きにせよ悪しきにせよ新機軸を打ち出してはいるのだが、タマラナイのは、ラインナップのいずれもが羊頭狗肉気味、もしくは羊頭狗肉そのものであることだ。中にはまったくのウソ本、トンデモ本すらある(随分前にとりあげたベンジャミン・フルフォード「八百長経済大国の最期」などが好例)。
いずれもタイトルだけはうまい。威勢が良くて、何だろうと思わせるものが多い。だが、肝心の中身をもう少し精査してみてはどうか。
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「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
「大人の自転車ライフ」光文社知恵の森文庫
「自転車ツーキニストの憂鬱」ロコモーションパブリッシング
「日本史の旅は自転車に限る!」木世(えい)出版社
いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index=books-jp&field-author=%E7%96%8B%E7%94%B0%20%E6%99%BA/249-6371737-5693951
【自転車通勤で行こう】
http://japgun.infoseek.ne.jp
バックナンバーはこちら。
http://www.melma.com/mag/03/m00016703/
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