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梅雨明けの(週刊 自転車ツーキニスト170)

発行日時: 2004/7/14

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【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
 梅雨明けの170号

■梅雨明けか……。

 とうとう梅雨明けなワケだが、そもそも梅雨ってありましたっけか?
 本格的な梅雨も来ないままに猛暑の夏だ。もう、なんだか日本の気象はヘンなのだ。6月に台風は来るし、現在の新潟の状況もすさまじいことになってるしね。新潟在住の方、大丈夫ですか?
 ここ数年、やはり気象がおかしなことになっているのは、誰もが気づいてるとおりだ。沖縄のオニヒトデや異常繁殖するエチゼンクラゲ、瀬戸内海のトビエイ、東京湾の何とかいうカニ、などなど、本来いるはずのないところに、いるはずのない生物がウヨウヨ発生してる。
 もちろん「地球温暖化」ってヤツが、各方面に影響を与えている、というところなんだろうけど、私はなんだか、数万年に一度の何かが、今、やってきてるのではないか、というような気がするのだ。
 氷河期、とか、その逆、とか。恐竜が滅びた時のようなお話。そのきっかけを今の人類が作ってる。
 恐竜の時は巨大隕石が地球に衝突した、と、そういうきっかけが、あったとかなかったとか言われるわけだが、今回の温暖化、灼熱化というのは「現代の人類」という地球の歴史の中でも恐ろしくスペシャルな種が、巨大隕石にも負けない影響をこの星に及ぼしているのではないかと思うのだ。
 だいたい地球が生まれて45億年の間、いなかったよ、こんな種なんて。地球の表面を削って、内部を掘り返して、何でもかんでも燃やしちゃうんだから。
 地球が暑くなる。生態系も狂う。狂った生態系の上に、別の生態系が築かれていく。そういった一連の大変動の始まりが、今なのではないかとね。いや、まったく根拠なんてない私の与太話なんだが。
 でも、いわば「終わりの始まり」が始まったような気がするの。
 SF小説みたいなんだけど、結構そうでもなかったりするんじゃないか、と、肌で感じてしまうところが、昨今の恐ろしさなのだ。

■それにしても汗がでる

 それにしてもお久しぶりなわけで、皆さまお元気ですか?
 昨今の自転車通勤ライフはいかがですか? あまりに暑いときは無理せずに電車かクルマを使った方がよかですよ。毎年言うことだけど、特に大都市圏にお住まいの方は、年々ヒートアイランド現象も強まってることだし、熱中症の危険ありありであります。
 気温が30度-35度以上になろうというときは、自転車は家に置いていこう。毎年、言うことではありますが、これは真面目な話です。

 さて、とは言いながらも、私はここ最近、何に乗っていたかというと(激暑の日を除いて)、二玄社の「Bicycle NAVI」夏号の企画で「街乗り自転車8台乗り較べ」という、汗だくながらも楽しい企画を日々こなしていたわけでして、日々とっかえひっかえで別の自転車に乗ってた。面白かった。
 いや、「街乗り自転車」というカテゴリーって、ここ数年で実に進歩したのね。それがよく分かったよ。
 これまでの「街乗り」即「クロスバイク」で、つまりは「MTBとロードのイイトコ取り」というイメージ。そういう固定観念が既に崩れつつある。小径の活かし方、街乗りに快適なサスの組み方、など、各社それぞれに工夫を凝らしてる。
 今回の中で驚いたのは、クワハラの「ガープ」というシリーズの自転車だった。この自転車の乗り心地の良さは、ちょっと特筆、って感じ。

■学習院

 学習院の5回連続講義「愉しむための自転車学」がこの間、終了しまして、聴講生の皆さま、お疲れさまでした。最終日は目白の居酒屋でべーろべろでありました。
「愉しむための自転車学・パート2」が、秋にまた開講します。詳しいことは、近くなりましたら、またアナウンスする予定です。

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「上司は思いつきでものを言う」橋本治著 集英社新書

 何と言ってもタイトルがうまいよね。さすがは橋本治。こりゃサラリーマンである以上、手に取るしかないじゃない。で、実際に読んでみる。
 驚いた。内容も面白い。
 なぜ上司は「思いつきでものを言う」のか。それは決して、アナタや私の上司だけの特別な話ではなく、日本の会社である以上、上司は思いつきでものを言わざるを得ないという、構造的なところに原因がある。会社が大きくなればなるほど、そういう上司は増えるし、そういう人だから上司となる。その論の進め方、分析がいちいち「なるほど」なのだ。
 キーワードは「総務部」であり「村の青年団」。
「ちっくしょー、あの部長の野郎」などと嘆いているアナタも私も、やがては思いつきでものを言う上司になってしまうのだ。それはなぜか。詳しくは本書を読んでみて下さい。コレを読んでからというもの私は思いつきでものを言わないように言わないように、日々心懸けております。

 さて、前回の「自転車少年記」。全国書店で大好評、品薄中だそうです。たぶん近いうちに「大増刷出来」となることでしょう。
 それから、もう一つ、早川書房から、超本格自転車競技時代冒険小説「銀輪の覇者」というのが出てます。こちらも面白い。読みごたえありまくり。何か出版業界に新たな自転車の風が吹き始めているという気すらします。これはまた別のところにて書評を書く予定になってます。
 
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【自転車通勤で行こう】
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バックナンバーはこちら。
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