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と、思ってたのですが、ただ単に私ヒキタからのバカメールが届きます。ご容赦。
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流れていく(週刊 自転車ツーキニスト166)
発行日: 2004/5/27----------------------------------------------------------
【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
流れていく変わっていく166号
■久しぶりの山手線
この間、ちょっとした機会があって山手線に乗ってみたのだ。
そういえば山手線に乗るのは実に久しぶりで、東京に住んでいながら信じがたいことに、ここ4、5年程度(もっとかも)乗ったことがなかった。で、乗ってみると、あらま、色々なところが変わっているのだね。
車輌の出入り口にテレビがついてる。液晶で二枚。片方が乗りかえ案内などで、もう片方が無音エンターテイメント付きのCMテレビだ。イスも「ラッシュ時間には畳んじゃうよ」とか書いてある。
え? そんなこと常識だって? そうすね。とっくに常識なんでありましょう。
でも、自転車生活が長く続くと、山手線、乗らなくなるもんで、あらま、と思ったのよ。
さらに、変わったナ、と思ったのは、車窓の風景だ。
特に渋谷から目黒あたりは、大学時代に毎日見ていたような光景だったはず。それが妙に新鮮。懐かしくない。懐かしいどころか、ひゃー、都会だなぁ、なんて不意に思っちゃったよ。
もう15年も前のことだからね。日々風景も変わるさ。何もかもが変わるさ。
■女優のマンション、外タレのマンション
首都圏がらみの話ばかりで恐縮なんだけど、私の住んでる江東区の南砂という町に、1000世帯規模の巨大マンションが建つそうな。
で、チラシが撒かれたりするワケなんだけど、そのチラシに嫣然と微笑むイメージキャラクターが、女優の浅野ゆう子なんだわ。元トレンディ女優のあの彼女だ。ふーんと思うと同時に、やはり何かヘンだなと思う。でも、昨今、増えた。
松雪泰子がキャラクターのマンションもあるし、時任三郎のヤツだってある。さらにはジャン・レノがキャラクターの、錦糸町のマンションもある。これなんかはTVコマーシャルもやってるよ。
不思議だ。
こういう宣伝ってホントに効くのだろうか?
マンションみたいな高い買い物をする際には、何よりも重要なのがいわゆる「マネーフォーバリュー」だと思うのよ。そこに、こういうイカにもタコにもお金のかかった宣伝をしていると「その分が値段に上乗せされてんだろ」なんて思ってしまう。
ジャン・レノだよ。いったいギャラいくらなんだ。
■何が何でも売る
一言でいって売る手だてがないのだと思う。
都心回帰のマンションブームも一段落した。もはや「都心なのにリーズナブル」というだけで売れる時代は終わり、今では売り出しの半分も埋まらないケースが増えているという。それなのに企業が放出する旧グラウンドや旧社宅、旧倉庫などの出物は止まらない。そこにデベロッパーが、さらにこれでもかとマンションを建て続ける。
とにかく新しいマンションを造って売らないことにはカネが回らないのだ。究極の自転車操業状態がマンション業界全体を覆っている。2割引3割引も、もはや当たり前だそうな。
それでも売らなくてはならない。
手詰まりの業界の中で、各社が目を付けたのが、こうしたタレントを使った商売なのだ。
「このマンション、買ったときは、ジャン・レノが宣伝してたんだよ」というのが、一種の思い出に変わるかも、その思い出がマンションのプレステージを上げるかも、そう思って買う客がいるかも。
その淡い期待が、こうしたタレント宣伝マンションに結びつく。
でも、幻想だと思うな。
化粧品やクルマとは違うのだ。少なくとも桁が1つ違う。買う方にとっては一生に一度の買い物。
こうした売り方をすればするほど、ああ、まだまだ値段的には余裕があるんだな、と思われる。そんなタレントのギャラなんかにお金を払いたくないや、と思われる。少なくとも私などはそう思ってしまうぞ。
イメージで売れるほど、もはや日本の客は甘くはないと思うのだ。
どんな手を使っても売る。マンション会社を気の毒だなと思う。今や大手と言えど(いや大手だったからこそ)、どこが潰れてもおかしくない。そんな中、「他社が倒れるまで」の消耗戦を続けているのが今だ。
生き残るのは、大手で5社か6社か。傷つきながらも、その中に残ることができれば、御の字だ。今は多少のことは度外視。
そんな中、デベロッパー各社は、すでに「循環」では説明がつかないほどの在庫を抱えている。それが今。それでも造る。
実はマンション会社より、もっと気の毒なのが、すでにマンションを買ってしまった人々だ。
これには私自身も含まれるのだが、生き残りの投げ売りの中、中古マンションは、さらに値下がりが加速するだろう。何てこった、だ。でも、それはかなりの確率で未来の現実となる。
■夕刊フジ
そうそう、4回にわたって夕刊フジが「爽快!快速!ツーキニスト」というシリーズ記事を載せてくれました。非常に好意的でよく分かる充実した内容でした。安藤記者、ありがとう。
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】
「ゼッタイ、必ず、大丈夫!」角川いつか著 経済界
とほほほほのほ。久しぶりに登場の、超ド級非オススメ本。私的にはついにデヴィ本を超える本の登場だ。
幸せをつかむ心のキメ方58、だとサブタイトルに書いてある。58のフレーズに数行の解説が付いてて、それらのフレーズが幸せに生きるための秘訣だというのだ。
いわば「みつを本」の手合いなわけだが、どんなフレーズだろうか。例をあげてみましょう。
「判断で決めるな、決断で決めろ。」
解説によると、判断で決めると人のせいにしてしまうが、決断だと覚悟ができて納得できるから、とのこと。
ふーん、なるほど。でも、判断と決断って、そういう意味合いだったっけか。
「歯磨きを左手でしてみる。」
そうすると脳が刺激されて、クリアーに冴えてくるのだそうだ。ふーむなるほど……。だが、2ページも紙面を費やして言うことだろうか。
こういうのが見開き2ページで、右頁に一行フレーズ、左頁に7、8行程度の解説、というパターンで、写真などをあしらいつつも、58パターンが延々と展開されていく。
正直、上記2つはコレでマトモな部類なのだ。「はあ?」と思うような内容の方が圧倒的に多い。何より、これが「すべてを手に入れるためのオンナの習慣術(帯より)」というのがよく分からない。
「面倒はイヤよ。」
イヤだそうだ。
「右向け左!のココロでね。」
そのココロは、周囲に惑わされない、というお話。
「好きな香りに包まれて…」
包まれて、だそうな。これなんかはコーヒーの写真が一緒に刷られていたりするのだけれど、だから何よ、としか言いようがない。いったい何を伝えたいのか。作者の意図がよく分からないのだ。ついでに言うと、版元の「経済界」の意図もさっぱり分からない。
うーむ。これを手にする読者層、ってどんな人たちなのだろう。127頁で1200円。文字数は400字詰め原稿用紙で20枚というところだろうか。作者は楽でイイが、読者にとってはコストパフォーマンスが悪いなぁ。
あまりに私のアタマの中には「?」マークがいくつも点滅したもので、著者の角川氏について、ちょっくらインターネットで検索してみた。
ははぁ、角川氏、スゴいぞ。コピーライターで、プランナーで、旅行作家で、出版プロデューサーで、モデルで、コメンテーターで、DJで、映画評論家で、と随分多才な方でいらっしゃる。らしいが、どの分野でもあまり聞いたことがない、というのは私だけではあるまい。
一番、目が点になったのが「角川」の由来だ。あの角川書店元社長、角川春樹氏の4番目の奥さんなんだって。これは事実だ。それも彼が麻薬か覚醒剤で服役していた間の獄中結婚で、その後、離婚。
ふーむ、どてらい女だ。激動の人生といえば激動の人生だ。
ただ、どうしても誰もが疑問に思ってしまうのが「幸せをつかむ心のキメ方58」というこの本のサブタイトルなのではないかと思う。
正直申し上げて、書いたご本人があまり幸せに見えない、というのが痛い。
いやまあ、世の中には様々な趣味の方がいらっしゃるものだと、あらためて思ってしまったことでありました。
アタマの中には「勘違い女」なんていう不謹慎な言葉がチラチラと浮かぶが、多才な角川先生のこと、まさかそんなことはあるまい。この本にだって、私などにはうかがい知れないような深遠なる哲学が込められているのであろう。
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【自転車通勤で行こう】
http://japgun.infoseek.ne.jp
バックナンバーはこちら。
http://www.melma.com/mag/03/m00016703/
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