お久しぶりのヒキタでーす(週刊 自転車ツーキニスト161)
発行日時: 2004/3/29----------------------------------------------------------
【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
春だねの161号
■久々の新兵器
自転車乗りにとって、今が一番気持ちが好い季節なわけだけど、いかがお過ごしですか。大変お久しぶりです。ツーキニスト疋田です。随分間があいてしまいました。忘れないでね。
最近、例のミヤタのエンジニアY氏(ツースペの人ね)に「コレ使ってみてちょ」と言われて「ハブダイナモ&ウルトラビーム」という前照灯を使っているのだ。
まだプロトタイプらしいんだけど、いや、コレがすごい。一言で言うなら、明るくて軽いわけで、特に軽さについては全然、抵抗を感じない。以前の「ダイナモ」イメージと、全く次元が違う。
ハブダイナモは軽い軽いとは前から聞いていたけど、ここまで来てたんだなぁ。
さらにはLEDの進歩もすごいよ。何がスゴいって、明るい。歩行者が眩しそうな顔をするぐらいだ。
コレについてはまた何かの機会に詳細にレポートしますです。確実にオススメであることだけは間違いないな。
■ヘンなメール
なんか最近、見るからにウィルス入りだよーん、というメール多くないすか?
私のところにはたくさん届くのよ。
+++ Attachment: No Virus found
+++ MessageLabs AntiVirus - www.messagelabs.com
とか、
Greetings from france, your friend.
や、
Your document is attached.
とか書いてあるヤツ。で、ホラあけろ、あけろよーん、と添付ファイルがついてる。アホいうな、って。開けたら飛び出るジャジャジャジャーン、はい、悪魔クンでーす、ってヤツだろ。だいたいフランスにグリーティングカードくれるような友達なんていないよ。
即、ゴミ箱にポイなんだけど、こうまで送られてくると、ちょっと困ったもんだよね。ある日なんて、1日に100通も入ってた。迷惑以外の何ものでもない。何とかならんものじゃろか?
■勝ち組・負け組
ヤな言葉が流行ってるな、と前から思ってたのだ。
最近、マルチ商売なんかが学生を騙すのにも、この言葉を使うんだってね。「世の中の富の8割は、2割の勝ち組の人が持っている。キミも○○で(○○を買って)勝ち組になろう」なんて具合にさ。
こういうふうに、勝ちとか負けとか簡単に割り切っちゃう、どこか卑しい感じ。私は大嫌い。本当にヤな話だと思う。
まあいい。だが、前々から可笑しいなと思っていたことがあるのよ。この勝ち組、負け組という言葉、そもそもの発生はどこにあるかご存じだろうか?
この言葉、そもそもは第二次大戦後のブラジルの日系人の間で流行った言葉でありまして、当時のブラジル日系人社会では、情報がきわめて少なく、戦争は終わったものの、どっちが勝ったのか、分からなかった。
ある人は「神国日本が負けるわけはない」として、日本は勝ったと言い張り、別の人は「日本は負けたんだ」と言う。それぞれがグループに分かれ、いつしか衝突を起こすまでになった。これが「勝ち組」と「負け組」の始まりなのだ。
もちろんご承知の通り、結局は「日本は負けた」の方が正しかった。だから両者の争いの中では「負け組」の方が、結局は勝ちだったのだ。
現在使われてる意味と全く違う。負け組が、実は勝ち。それでいいのだ。
私はこういう粗雑な言葉を、さも勝ち誇ったように「キミも勝ち組に」などというヤカラが大嫌い。
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】
「世界の紛争地ジョーク集」早坂隆
「世界ビジネスジョーク集」おおばともみつ ともに、中公新書ラクレ
2冊のジョーク集。ともに中央公論新社の新シリーズ「中公新書ラクレ」から。
一つ目の紛争地ジョーク集はオススメ本ですが、ビジネスジョーク集は全くオススメではありません。同じジョーク集なのに読んだ印象が全然違う。それはなぜか? 著者のジョークへの理解とスタンスに全くの差があるからだ。
「紛争地」は、タイトルの如くで、中東や東欧、旧ソ連、中南米などで囁かれる、悲しく苦くも笑える噺をルポライターが丹念に集めたもの。単純に楽しんで読める。特に旧ソ連のアネクドート(ロシア小話)は、スターリンの前から傑作が多く、専門の本もあるぐらい。ブラックに笑えます。
これに対して「ビジネスジョーク」の方は「世界から選りすぐった国際派ジョークを語りながら、世界情勢を読み解こう」という趣旨の本なのだけど、困ったことにジョーク自体にあまり傑作が多くない。つまり笑えない。また、ジョークをダシにした「国際情勢解説」も、何だか著者本人の自慢話ばかりが目立って、あれれ? と思う。
著者略歴を見ると、元大蔵省国際金融局長なんだって。旧制第一高等学校でどうのこうの、とも書いてあるから、もう相当なお爺ちゃんだよ。
何より著者の「オレは本当はすごーくエラい人なんだが、こうしてジョークも解するんだぞ、えっへん」というスタンスが、ちょっと辟易。
冗談も時と場所と、そして語り部を選べ、ということなのだろうか。
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