こうたりんな(週刊 自転車ツーキニスト158)
発行日時: 2004/2/11----------------------------------------------------------
【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
こうたりんな158号
■あとひと寒(だと思う)
2月も中旬になって、ちょっと寒さが和らいで、何だか走るのが楽しくなってきた。あと一回「寒いー!」の波が来たら、もうそこから先は春に向けて一直線だ。冬眠ツーキニストの方々も、さぞや体脂肪率アップ状態になっていることでありましょうが(失礼。そうでない方)、それもこれもあと少しであります。
体脂肪は、春、自転車で燃やす、と。
最近、中年太りに抵抗すべく、真冬スタートで自転車通勤を始めたお医者さんもいる。私の地元宮崎の話であります。筋肉痛に悩まされつつも、格好だけは、ヘルメットを被り、サングラスをかけ、毎日「おらおら状態」で通勤中だそうな。南国はいいすね。
■タイトル「こうたりん」とは?
「こうたりん」というのは、コラムニストの神足裕司氏のニックネーム。
週刊朝日で連載されていた、かつての名企画「恨ミシュラン」内での、彼の呼ばれ方だ。私もマネして呼んでみた。ちなみに西原理恵子氏のマンガでは、目玉グルグルの酔っ払いハゲオヤジに描かれてるあの人です。
まあしかし、神足氏と言えば「金魂巻」のヒットからこっち、数々の企画をヒットさせてきた名物コラムニストとして有名な人だ。
私は、彼の文章が何かに載っていると、結構、ざくざくと読んでしまう。実際に面白い。ファンの一人だと言ってもいい。数々のコラムに加え、最近ではテレビのコメンテータなどとしても出演するようになった。
さて、その神足氏に、私はこれまで3度、奇妙な形でお会いしたことがあるのだ。
とは言っても、向こうは私のことをまったく知らない。単にグーゼンとして会っただけ。
■三度は偶然か
一度目は、市ヶ谷か飯田橋か(忘れてしまった)の駅前の本屋さんで。
神足氏はガタイが大きいし、頭部も巨大だし、はげてるし(私と同じですね)、特徴ある黒縁メガネをかけてるし、で、確かに目立つのだ。本屋で彼が雑誌を立ち読みしているのを見て、30歳前後だった私は「あ、神足さんだ」と思った。まだテレビのコメンテータもやっていないし「週刊SPA!」の連載なども(たぶん)まだだったんで、知る人ゾ知る、という感じだったな。
二度目に会ったのは、99年の夏。お茶の水の三省堂書店でだ。
今度はハッキリと覚えてる。彼は一階のノンフィクションの新刊コーナーで、何やら本を物色してた。すでに小脇に何冊か本を抱えていたと思う。
三度目が去年の冬。
今度は赤坂の文教堂書店で、新潮文庫のコーナーの前にいて、文庫の背表紙をじっと眺めてた。
そして、今度ばかりは、私はさすがにある理由から、驚き、ほんの少しだけ恐怖の念を抱いたのだよ。
■「こうたりん現象」とは?
いずれも本屋。それはまあ分かる。私は本屋に出没する回数が異様に多いし、たぶん神足氏も似たような感じなのだろうと思う。頻度が多い人間同士が、たまたま偶然、本屋ですれ違ったという、ただそれだけなのだ。
そうじゃなくて、私がちょっと驚き、なおかつ、ちょっとだけ恐かったのは、その神足氏の姿を見たとき、必ずそれは、私が人生の転機にさしかかろうとしていたときだったからだ。
一度目は結婚の直前。二度目はデビュー作を出版する直前。そして、三度目が息子が生まれる直前だ。
こういうことってあるんだなぁと思った。
ここ6〜7年のことに過ぎないんだけど、自分の身に何かが起きる時、私は必ず神足氏の姿を見るのだ。そう思えば、何だかマント状のコートを着、ちょっとしかめツラの神足氏の様子は、何だか「メフィストフェレス」「太った太宰治」といった風情にも見える。
次に私が彼を見るのはいつの日か。何だか楽しみなような、恐いような、だ。
私は「こうたりん現象」と勝手に名付けることにしたぞ。
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】
「砂の狩人」(上・下)大沢在昌 幻冬舎
うーん。幻冬舎書き下ろしの大沢在昌なんだけど、これは少々……、何と言っていいか……。
まあ私は基本的に、大沢ハードボイルド好きではあるのだ。いい意味での甘さと色気が漂う湿潤ハードボイルド。新宿鮫シリーズ特に1,2,4などは「すげー」と読んだ直後にいずれも2度読みしたぐらい。ただし、多作が災いしてか、クオリティにバラつきがあるのも、彼の残念な特質でもあるのだな。
本作だって、さすがに巧いと言えば巧いんですよ。だけど、巧いからってそれが何なの? という気がしてしまうのが、同時に本作なのだ。
自らの正義に殉じて退職した警察官。美人キャリアとの愛と確執。次々に殺されるヤクザと中国人マフィア。そして意外な犯人(というのか……)、と、派手な設定の中に、あらゆることが、いやまあ、淀みなく流れていく。だけど……。
上下2巻組だから、大阪出張にピッタリかもしれない。行きに上巻を読んで、帰りに下巻だ。
まるで西村京太郎。
うーむ、大沢親分よ。だがホントにそれでいいのか? 余計なお世話かもしれないが、あなたは、赤川、西村、内田、と、そういう人になろうとしているのだろうか?
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【自転車通勤で行こう】
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この記事へのコメント
全1件表示前に歩行者がいたら、十分に減速して、声を掛けて抜いていくのが基本です。
私も疑問に思っていろいろと調べたのですが、ロード乗りのマナーが悪い(ように歩行者には見える)のが問題で、歩行者優先が変わることはないそうです。
というより、歩行者どけ!!というロード乗りがいる限り、悪い印象を与えるので自転車道路にはなりませんね・・・
速い・高い自転車=偉い
と思い込んでいる時点で、自転車に寄せてくる自動車ドライバーと同じ穴のムジナになってしまうのでは・・・日時:2007年10月25日
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