妻との闘争?(週刊 自転車ツーキニスト155)
発行日時: 2004/1/16----------------------------------------------------------
【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
時は移って155号
■昔「ギャル紅」今「○紅」?
仕事で商社の「丸紅」に行って来ましてね。本業の方の仕事。自転車関係なし。
丸紅って毎日新聞社のすぐ隣にあるんだな。毎日新聞は私の勤めるテレビ局の系列であることもあって、行く機会がよくあるのですが、気づかなかった。商社って看板が小さいから。何となく「普通のビル」と思ってたよ。
まあいい。で、その丸紅がどうしたかというと……、丸紅の廊下を歩いてて思い出したのよ。
今から15年ぐらい前、バブル華やかなりしときに、丸紅は、OLのあまりの「見た目レベル」の高さから「ギャル紅」と呼ばれていたことがあった。思い出すせば、当時、商社は華やかだったよね。男はパリパリ、女はイケイケ。バイリンで、遊び上手で、なおかつインテリ。そんなイメージだった。まあ外部から見た勝手なイメージなのかも知れないけど、確かに日商岩井なんてディスコを自ら経営してたぐらいだし。
そんな大手6大商社の中、丸紅は、その女子社員の派手さにかけて断然ナンバーワンのイメージだったのよ。
で、その丸紅の廊下を歩いてたと思いねえ。すると、たくさんの「元ギャル」たちとすれ違うわけだ。
あの当時の入社、つまりは30代前半もしくは半ばちょっと過ぎ、という感じ。ちょうと私と同世代だ。ギャルというにはちょっとトウが立った。だが、かつてはキレイだったんだろうなぁという感じ(今でもキレイだけどね)。その割合が、丸紅さんはかなり高い。これはまんざら私の気のせい、というだけじゃないはずだ。たぶん当時たくさん採用して、その後、不景気とともにOL採用人数が減っていった。その結果が今なのだと思う。
で、さて、誤解してもらっちゃ困るけど、私は別に、そういうことを揶揄したくて言ってるわけじゃないのだ。
何がいいたいかというと、そういう元ギャルたちが、今の私には何とも魅力的なのよ。
■何歳の女性が好きですか?
こうして、総合商社のオフィスの中で働いている彼女たちの佇まいが、しっとりと落ち着いて何ともセクシーに見える。真面目な話、グッとくる。
正直申し上げまして、私はいわゆる「派手目の女性」というのが苦手であります。本業テレビ屋なのにね。今でも「出る側」の女性には何となく気後れするぐらい。だからして、彼女たちがまだ20代前半だった頃ならば、私はどちらかというと苦手だな、ヤだな、というぐらいの印象を持ったと思う。
ところが今。そうした「元ギャル」たちが何とも魅力的なのだ。
ちょっと見には落ち着いてもいますが、心の奥底にセクシーの種火を持っている、とそんな感じ。元はギャル(ホントかどうかは知りませんよ)、だが今は落ち着き系。そのバランスがいいのかな。
10年間で色々ありましたがな。修羅場の一つや二つもくぐり抜けましたがな。そのたびに色々学びました。あの頃よりは小皺こそ若干増えたかも知れないけれど、女ぶりは今の方が上がったはずよ。というようなオーラが、一見破綻のない立ち居振る舞いからぼおっと立ち上っている。ふむ、でも、マジで私もそう思います。今の方が魅力的です。
私は前々から、日本のいわば「ロリコン文化」みたいなものが、あまり好きじゃなかった。
テレビや雑誌のグラビアに出てくるのも、みんな年端のいかない女の子ばっかりで、それが「若さにだけ価値があるのだ」とばかり、次々と入れ替わっていく。それがイヤ。
そんなに若いことだけが魅力的なのだろうか? と思うのだ。若いということだけであらゆるアラが隠れてしまう。それだけじゃなく、周囲の良さすらも隠して見えなくなくさせてしまうじゃないか、とね。そうして隠されてしまった周囲の良さにこそ、本当の意味での砂金が眠っているのに、と。
昨今のテレビCMの中に、女優の松下由紀が、何だか「お局様」扱いされて、からかわれているようなものがある。カメラで同僚を写しながら、動いてーとか、動かないでーとかいうヤツ。
たしか携帯電話のCMだったと思うんだけど。あれにしたって、私はちょっと不愉快。若い娘たちよりも松下由紀の方がずっと魅力的じゃないか、と思ってしまう。
自分の年の問題かな? たぶんそうなんだろう。でもまあ松下由紀氏の場合は「制服に隠されたボディが、あまりにダイナマイト!」という別個の魅力、という事情も、かなりあるんだけどね。
何だ、単なるエロオヤジじゃんか、という突っ込みは無用。
反論できないから。
■寒くなった
先週「こんな寒さはまだまだ」とか書いていたら、本当に寒くなってしまった。昨日の朝夕などは結構キてたね。夜中に帰ったら耳がかじかんで痛くなった。
でも北海道の映像を見てると、東京の寒さどころでそんなことは言ってられないのだ。
北海道ツーキニスト諸氏、もちろん冬眠してますよね。台風並の低気圧の猛吹雪の中、それでも自転車通勤なんてのは、自殺行為です。そのまま吹っ飛ばされるか、「立ちゴケ」ならぬ「立ち凍り」をしてしまいます。人間樹氷にならないように、自転車からは降りて下さい。
って私なんかがいうのは、まさに釈迦に説法だとは思うのですが。
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】
「我が妻との闘争-パソコンをめぐる夫婦のドタバタ日記」呉エイジ著(アスキー)
「我妻との闘争パート2-極寒の食卓編」呉エイジ著(アスキー)
わははははは、面白い。
パソコン(マック)でのHP作りにハマッてしまった、しがないダンナと、その妻との闘争の記録だ。ダンナとは、もちろん呉氏本人である。毎月2万円のお小遣いをやりくりしつつ、しかし、マックの周辺機器は欲しいし、マックに使う時間ももっと欲しい。
だが、妻の思いはその逆で、金は使うな(一戸建てのマイホームはどうなる)、マックは1日2時間(家族団らんの時間をもっととれ)。
そのことごとくの対立が、すべてダンナの敗北に終わる。実にトホホな面白悲し本。いちいちの記述に自虐ギャグと軽妙な言葉のひねりが、これでもかと挟み込んである。少なくとも2ページに1度は吹き出す。面白い。
私はこの作品の存在を随分前から知っていた。
実は私ならずとも結構有名な筈。なぜならこの呉氏はネットの中で「妻との闘争」を公表することで、一躍人気を得、そのままネットスターにのし上がった人だからだ。
自分のHP → 雑誌「マックピープル」の連載 → 単行本発売 → 単行本パート2発売
と、ネットセレブ(というのかな?)の階段をそのまま駆け上がった。で、先日ふと本屋で見ると、パート1とパート2が平積みなのだ。うーむ、呉さん、やったなぁ……。
私は、ことさらに、この呉氏に親近感を持ってしまうのだけれど、それは私にしても、もしもインターネットがなかったなら、こうしてメールマガジンなんて発行できなかったわけで、パート1の後書きなどを読むと、そうだよなぁとか思ってしまうからだ。
ただしパート1とパート2を一気に読むと、あまりの怒濤の自虐と、カミさんの怒声の連続に、さすがにゲップが出ます。1日ずつわけて読むように。
呉氏本人は、兵庫県姫路市在住なのだそうだ。姫路にいながら、東京の編集者とほとんど会わないでいて、こうして雑誌の連載ができ、本が出る。
ネットは地域格差というものを、かなりのところまでツメたと思う。
色々ありながらも、インターネットの間違いない美点は、こういう機能にある。
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【自転車通勤で行こう】
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