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賀正2004の(週刊 自転車ツーキニスト153)

発行日時: 2004/1/6

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【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
 賀正2004の153号

■あけましておめでとうございます

 2004年もあけてしまいまして、遅ればせながらの謹賀新年であります。今年もよろしくお願いします。自転車もよろしく、通勤もよろしく。おまけに疋田本人メもずずいとよろしくお願いつかまつりますです。

 さて、さてさてさて、だ。

 今回の年末年始は、私にとって本当にスペシャル、本当に空前絶後の年末年始でありました。いや勿論、例のカミさんの腹の話なんすけどね。
 昨年31日に陣痛らしきものがあり、これかな、どうかな、とか思ってるうちに、午前中に病院に行って、そのまま入院。で、実際の出産が、時計の短針が3回廻り廻って1/1の22時12分。
 みごとに元旦生まれとなったわけなのですよ。

 3302グラム、ちょっと大きめの男児だ。37歳の私にとって、初めての子ですからね。やはり嬉しい。顔が私に似ているように見えるのも、誠に喜ばしい限りだ。
 子供というものは出産直後は、誰でも男親に似るそうだ。腹を痛めない父親に向かって「オレはお前の子だぞ」と言うためにね。私はその声にならない言葉をシカと受けとめましたよ。そのくせ、それからわずか4日経っただけで、似ていたはずの顔が、ドンドン変わってくるわけなのだが。

 いやー、しかし、長かった。お産って大変なのね。はじめて知ったよ。カミさんはもちろんのことだが、私も疲れた。
 もう必然的に、年末年始はこればかりでした。ずっと新しい「我が息子」の顔を見て過ごしてた。

 せっかくの休みで、たまりたまった原稿やら、物事やらが、少しは前に進むかと思っていたら全然駄目。でもまあ、それでもいいのだ。こういうことはある。ましてや、一生に何回のスペシャルな年始ではないか。と、自分を誤魔化してます。

 だけど、思うよね。
 たぶん子供を持った人誰しもそういう感慨を持つのだろうけど、自分の人生が、第2部に入った、という気がするんだ。
 入学した、とか、就職した、とか、結婚した、とか、第2章に、第3章に……、なんてことはこれまでだってあった。数ある節目の一つとしての章。だけど、これからは親だ。父なのだ。自分の属性が全く変わってしまうのだよ。
 くー! このオレが父とは! 親とは! 大丈夫なのか、ヒキタ。
 37歳にもなりながら、私はその責任に恐れおののいているわけだ。
 太宰治の何かの小説の中にあったな。
「私は腕組みをして、それでもやはりぶるぶる震えながら、こっそりと力瘤を入れていたのである」というヤツ。あの気分です。

 そうそう、名前を決めました。
 1月1日生まれ、ということで、元旦でガンタロウとか、元日でガンジとか安易きわまる名前をつけようと思っていたのですが、何だかんだで「さきがけ」の魁です。
 疋田魁。「ひきたかい」と読む。
 うーむ、文字面だけを見ると、秋田あたりの日本酒の名前のようだ。よろしくお頼み申す。疋田魁、まだ生まれて5日目です。

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「帝都東京・隠された地下網の秘密{2}」秋庭俊著(洋泉社)

 一部のマニアに熱狂的な支持を受けた、知る人ぞ知る力作のパート2です。前作もとんでもなく面白かったけど、今回もスゴい、と聞いて、私は遅れに遅れた発売即日入手であった。のだが……。
 そのまま上記の理由から病室行き、で、チラチラ読みつつ、うめくカミさんをウチワで扇ぐ、というようなことをしていたために、何が書いてあったのか、さっぱり覚えておらん。申し訳ない。再度読むつもり。
 というのには理由がもう一つあって、この秋庭氏の本は、再度熟読、三度熟読してはじめて「裏の意味が分かる」という書き方をしているので、何度でも読めるのだ。そして、その度に「なるほどー、著者はこれを言いたかったのかー」というのが分かる仕掛けになっている。噛めば噛むほど美味しいという、まるで、スルメイカのような本なのだ。
 現在書店に平積みになっているのは、この「パート2」なのだけど、初めての人は「2」を買ってはいけません。まずは「1」からどうぞ。2から読んでも全く意味が分かりません。
 取り寄せででも、1からどうぞ。1読目に意味が分からなくとも、2度目、3度目に必ず著者の真意が分かります。そしてその内容に驚愕します。
 書いてあることの真偽は、残念なことに「不明」と言わざるを得ませんが、もしもこれがホントならば……。
 この東京の地下に潜むものの、あまりのトンデモさに、自分の足下がガラガラ崩れていくような浮遊感を感じることができるでしょう。

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【自転車通勤で行こう】
http://japgun.infoseek.ne.jp
バックナンバーはこちら。
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