雨とラテンの(週刊 自転車ツーキニスト134)
発行日時: 2003/6/27----------------------------------------------------------
【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
ラテンノリの134号
■ラテン嫁で、サンバッ!
何のことかと言いますと、女性週刊誌の見出しの話だ。
「セクシー女優・杉本彩、離婚の真相 義母が語る『ラテン嫁』…」とか書いてあるわけですよ。
どの女性週刊誌か忘れてしまったけど、いやー、これ結構おかしくないすか?
なんか杉本彩氏のあの風貌と衣装とが、ふっと脳裏に浮かんできて、「さぞや『ラテン嫁』だったんだろうなぁ……」と、まことに味わい深い。アミーゴ、久々のヒット見出しと見た。
杉本彩、かつては確かにセクシーだったよなぁ。
10年ぐらい前の一時期、私の中で彼女は確かに「けっこう仮面」以来のセックスシンボルでありました。
まあ「けっこう仮面」がセックスシンボルだったのは、10年どころか30年ぐらい前の話ではあるんだけどね。
でもまあ、離婚の記者会見に出てきた杉本彩。全盛期に較べると、そりゃちょっとは萎んじゃったけど、それはそれで味わいってもんだ。今後の活躍に期待するぜ、セニョリータ。
■梅雨明けはまだか
昨晩の雨はつらかった。
会社がいつもよりも早く終わったもんで、いそいそと自転車の停めてある場所に向かったんだな。赤坂を出るときは雨は降ってなかった。 ラッキー! と帰る。
ところが、皇居・二重橋を過ぎたあたりから一気に土砂降りだ。昨今まれにみる雨の量。一瞬でグショ濡れになってしまった。
騙し騙しで東京駅前までなんとか辿り着いて、それでも雨の量はちっとも減らない。しばらくそこに立っていたんだけど、そうしていても仕方がないんで、タクシーで帰ることにした。
さて、そのタクシーなんだが、東京で流行り始めてる「ワンコインタクシー」ってのに乗ったわけよ。初乗り料金2kmが500円玉1枚ってヤツ。
こりゃいいな。
車体がトヨタのファンカーゴだから、前輪を外さなくても自転車が載るのだ。これは雨の中、実にありがたかった。畳まなくってもスッポン!だ。で、おまけに料金が安い。東京駅から家まで1900円(←と言われても……ですね。ちなみに江東区南砂です)。こりゃ破格。東京のタクシー、半分ぐらいファンカーゴになっちゃえばいいのに。本来タクシーユースなんて1000〜1300cc程度で十分。小さいエンジンならば、環境負荷もそれだけ小さくなるってもんだ。
■雨の日の野球帽
いつぞやの「雨の日は野球帽」の話の続き。雨の日の走行中、目を守るために野球帽を被るのはあいかわらずオススメなのだけど、読者の方から「風で飛ばされそうになって、とっさに手で押さえたら、転んでしまった」とのメールを受け取りましてね。
確かにそういう危険はあるかも知れません。注意だ。ゴムヒモをつけるのもいいかもしれぬ。
私がどうしているかというと、野球帽の上からヘルメットを被っちゃってるわけです。絶対に飛ばされません(←当たり前)。ただし見た目は非常に悪く、私のカミさんに言わせると「異常者って感じ」だそうな。
そういうわけで、そりゃ見た目という意味では全くオススメじゃないんだけど、でも、ことは「安全」に関わる話だからね。ヘルメットのアゴヒモを少しだけ緩めて野球帽の上に被る、と。
とりあえず私はそうしています。
■もう一つ読者から
好評(?)発売中の「自転車ツーキニスト」(光文社知恵の森文庫)なワケですが、読者の皆さんから、ちらほらメールをいただくようになってます。「自転車通勤マニュアルかと思ったら、そうじゃないところが面白かった」という感想が一番多い。そうなのだ。私のデビュー作は「マニュアル」じゃなくて、どちらかというと「自転車エッセイ」もしくは「自転車にまつわるショートストーリー集」というヤツだったのだね。
第2章の終わりと、第3章の「ケイイチローの話」が一番好きという人が多い。
ありがとう。
実は私もそこの辺が一番好きなのです。
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】
「ホージンノススメ」若林アキ著 朝日新聞社
これは面白い。大オススメ。
政府省庁のまわりに続々と作られる所謂「特殊法人」の内情についての内部告発なんだけど、読んだら怒るぞー。こんな馬鹿馬鹿しいことに税金を使うなー、という怒り、とほほな無力感で、何だか身の持って行き所がない感じ。
内容を一言でいうと、一人のOLが「K省」管轄のとある特殊法人に入社(?)し、辞めるまでの10年間を記録したもの、だ。
そこにあらわれる、特殊法人のあまりの金銭感覚のなさ、無駄遣い加減、ヒマさ、責任感のなさ、そのすべてのあまりの凄さには、もう驚き呆れるしかない。著者の若林氏は、そういういちいちに「いくら何でもコレはおかしいのではないか」と感じながら10年後の退社に至るわけだが、その10年間が軽妙な筆致で物語り仕立てになっているので、実に読みやすい。登場人物一人一人の顔が何だか目に浮かぶような感じだ。
奥付を見ると今年の4月発売とある。なぜこの本が今のところまだメジャーになっていないのか、実に不思議。
10年前、宮本さんという元厚生官僚が書いた「お役所の掟」というのがあったが、それよりもリアルで面白いと思う。「お役所の掟」が出たときには随分話題になり、ベストセラーとなったものだ。だが、10年を経て、この「ホージンノススメ」が出るということは、お役所の体質は何ら変わっていない証明とも言える。
是非是非これもベストセラーになっていただきたいと思う。それも「お役所の掟」を上回る大ベストセラーに。
そうでなくては……、ニッポンは滅ぶよ。
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【自転車通勤で行こう】
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