ヘイ!チャーリー、調子はどうだいの(週刊 自転車ツーキニスト129)
発行日時: 2003/5/14----------------------------------------------------------
【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
記念だか何なんだかの129号
■イヤなものを見た……
福岡で「チャリ・エンジェルズ」というモデル事務所所属の女3人組が「放置自転車撤去」をやっているのだそうだ。
某局のワイドショーを見てたら、中心街の天神で「ここに止めてはダメですよー」とかやってる。赤、黒、緑の3人娘。もちろん「チャーリーズ・エンジェル」のもじりだ。ついでにいうと何とも脳味噌の軽そうな3人娘ではあった。
まあ、女の子そのものに罪はないのだろう。責められるべきはこういうアホウな企画をする方だ。企画の主は、驚いたことに「福岡市」。アキれ返ったことに福岡市が税金で行ってる事業なのだ。
もう呆然。言っちゃなんだが白痴としか思えない。
「止めちゃダメですよー」の、その自転車はどこに行くというのだろうか? 福岡市は「自転車は消えてくれる」とでも思っているのだろうか。ワイドショーのコメンテーターも相変わらず「駐輪する側のモラル」だとか「自覚」だとか言ってるし、こいつらもまとめて白痴だな。なあ、デイブ。
なぜ問題の根本を考えない?
なぜ根本的な解決策を図らない?
一番、簡単に単純に言うと、こうだ。「なぜ人が集まるターミナルに、きちんとした駐輪場を作らない?」
自転車が集まるところを、きちんと整備すれば、自ずとそこにビジネスチャンスすら生まれるというのに。
このことは「快適自転車ライフ」(岩波書店)にも「自転車生活の愉しみ」(東京書籍)にもしつこく書いているんで、「では、どうすれば?」についての私の考え方を知りたい向きは、どうぞ。
あー、気を抜いてると不意に「不愉快の素」に襲われてしまう。何とも油断ならない世の中だ。
■気を取り直して、親知らずを抜いたのだ。
いやまあ、気を取り直してですね、前回に引き続きマイブームの禁煙なワケですが(まだ言っとるか)、その禁煙記念に(はあ?)、親知らずを抜きました(はああ?)。それも2本いっぺんにね。上顎左右。前々から抜かないといけないとは思っていたんだけど、ようっし、禁煙ついでにどうだっ、ということで。
当たり前のことですが、ものが噛めない。はが。顎の両方がいっぺんにダメになった。
そもそもモノを食べたくない。腹も空かないや。過激なダイエットをしているような形だね。断食ダイエット。
身体にいいのやら、悪いのやら。そりゃ悪いに決まってるわけですが、今は悪くても後になれば思い出だ。03年5月、私ヒキタは、禁煙と親知らずとダイエットを同時にしておりました……、とね。
そうそう、ダイエットと言えばですね、ちょっと前に、どうしてもダイエットをしなくてはならないことがあった。
といいますか、私の場合、通常の体重が71kg前後というところなんだけど、年末年始の暴飲暴食ゴロ寝で75kg程度まで太ってしまったことがあったと思いねえ。
で、素直に自転車通勤生活に戻れば、数週間で元に戻るし、別にいいわけなんだけれど、ふと気づくと、その前に雑誌の写真撮影があった。それもタイトルが「私はこうしてダイエットに成功した!」というもの。 しかも約束の期日は気づくと、明日(!)だ。
いくら何でもこれではまずい。恥知らずにも限度があるってもんだ。
ダイエットに成功した!とか言って、写真に全然、説得力がない。自転車通勤の効用も地に落ちる。
私は1日で5kgは減らさなければならなかった。
減るか? ……、減ります。
■1日で体重5kgを減らすには
とりあえず1日で体重だけを劇的に減らす方法。もちろん、その日1日は何も食べないんだけど、その上で何をすればいいか。
それは水をガブ飲みすることであります。
とにかく水を飲む。塩分の摂取をゼロにする。ひたすら水。思い出すたびに水。何はともあれ水。
で、トイレはしょっちゅう行く。オシッコはジャンジャン排出する。その上でさらに飲む。とにかく水。7、8リットル程度は飲んだかな。
そして、自転車に乗る。汗をガンガンかく。さらに最後にサウナに行くのだ。そこで汗をジャンジャン出す。で、さらに水を飲む。で、だめ押しにまた汗ジャージャー。
これを1日やると、ホントに4kgや5kgは平気で痩せます。フラフラになるけどね。その日はどうせ写真撮影だけだったから(つまり喋ったり書いたりしない、脳味噌使わない)フラフラでもいいのだ。私はそれで乗り切った。結果は69kg。いえーい、ブイ。
これは何かというと、ひたすら水を飲んで汗や小便を出すと、どうしたって、身体から塩分が抜けていくわけで、身体がそれを補おうとして縮小してしまうのだ。人間の身体には「恒常性の維持」という機能(ホメオスタシスというヤツだね)があるからして、身体の濃度を絶対にある程度の範囲内(生理的食塩水はこれをマネしてる)に保とうとするわけなのだ。
だから、こういうときに出る小便や汗は必然的に塩分濃度の低いものとなる。だけど、ゼロじゃない。ここがミソだ。
口から入るのはひたすら塩分ゼロの水。よって身体が同一の塩分濃度を保つには、結局のところ身体が縮むしかないのだよ。オレの身体よ、すまん。
だから、昔の減量中のボクサーがやっていたように「水飲むな」というのは、こと体重に関していうと実は逆なのだ。体重を一時的に減らしたければ、水を飲む、そして排出する。ただし、体力は大いに失われるから、勝てるかどうかは保証できないけどね。
私の知り合いの医者に聞いたら「倒れるぞ、そんなことしてると」と言われた。至極まっとうな意見だと思う。
まったくオススメでないので、良い子はマネをしないように。
オススメなのは翌日に「使用前・使用後」の撮影がある場合だけ。
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】
「昭和史7つの謎」保阪正康 著 講談社文庫
文庫になってから大ヒット。現在書店に平積み中であります。
確かにまずまず概況を把握できるんだけど、うーむ、けれど「薄い」のだ。
全部で8章あるんだが、それぞれの章で同じ厚みの本が1冊ずつできると思う。で、それぐらいのボリュームがないと「昭和史の謎」は面白くならない。第1章「日本の文革」は新たな視点がなかなかよかっただけに惜しい。第7章「M資金」なんかは、こう言っては申し訳ないのだが「ある程度以上に興味のある人なら、それぐらい誰でも知ってるんじゃない?」のカタマリだった。
著者の保阪氏には「昭和陸軍の研究」「吉田茂という逆説」「東條英機と天皇の時代」などのスルドイ労作があるだけに、何というか「先生、こんなに薄味でいいんすか?」という感じであった。
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【自転車通勤で行こう】
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