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(週刊 自転車ツーキニスト)

発行日時: 2003/1/16

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【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
 寒いな117号

■そろそろ乾燥注意報かな

 と思うほど、晴天が続いてますね(首都圏)。寒いには寒いですけど、ホントに雨が降らない。
 私としては実に気持ちがいいっす。毎日自転車通勤だ。年末年始の「デブリ」もかなり解消されてきたぞ。
 で、本日、ちょっと所用がありまして、今年になって初めて地下鉄に乗ったのですよ。おおよそ1カ月ぶりぐらいだ。それぐらい乗らないでいると、吊り広告ががらりと変わってしまってるのに気づく。それどころか周囲の人々を見ていると「おお、こういう人生もあったのね」と不意にしみじみしてしまう自分に気づく(大袈裟)。電車か、何もかも懐かしい……、なんて。かなりオーバーですけど。
 でも、クルマの方は、たまに運転すると、結構「懐かしい」という感じはするね。

■醤油牛

 醤油牛って知ってますか?
 コレを読んで下さっている方の中の一部は「あ、なんだっけ、懐かしい」と思うと思う。その一部の人の職業を当ててみましょうか。新聞記者? 週刊誌記者? それともテレビ屋さんでしょうか。
 醤油牛とはいったい何か?
 タネを明かしますと、オウム事件なんだ。上祐に報道が集中したオウム事件華やかなりし頃、彼はまだ逮捕されてなかったんで、原稿の中では彼を「上祐氏」と書いたわけだ。じょうゆうし。これを変換すると、最初に出てくるのが「醤油牛」となるわけだね。
 あの頃、我々は毎日パソコンの中の醤油牛と向き合っていた。醤油牛は美味そうだけど、上祐氏は食えないヤツだったな。
 ただ、それだけなんだけどさ。

■「Bicycle NAVI」新春号発売

 今日、私のところに見本版が届きました。間もなく店頭に並ぶと思います。
 今回の特集はズバリ「堺」だ。
 自転車の街、堺。シマノ帝国のお膝元。島野喜三会長やら、ママチャリ王の出来社長やら、傘をママチャリに取りつける「サスベエ」やらも登場します。ハンドルの工場は? スタンドの工場は? リムのメーカーからネジのメーカーまで、どこでどうやって作っているか、全部大特集。自転車博物館も、堺見どころマップもある。
 これは結構保存版であります。少なくとも気合いの入った号であることは間違いない。何しろ自転車行政のドン、扇千景国交省大臣インタビューまであるのだ。今回ばかりは買って損なし。自転車関連の史的資料としてもかなり価値アリだと思います。
 なお、私の担当ページは「シマノ帝国のベールを剥ぐ」と「2002年自転車ショー」と、いつものごとくの「自転車通勤のススメ」であります。是非よろしゅうに。

■その扇大臣

 その扇大臣なんだけど……、上記インタビューの話だ。
 扇大臣、私の本(快適自転車ライフ)を読んだかのように「電柱を埋めて、そのスペースを自転車道にする」というプロジェクトをぶちあげてる。うーむ、オバちゃん偉いぞ。……と思ったら、その私の本を読んでいないかのように「放置自転車対策のためにレンタル自転車をやる」なんて言ってる。うーむ、こちらの方は「分かってない」としか言いようがない。
 大臣、実は自転車に乗れないのだそうだ。
 おそらくインタビューの答えについては、○○さんとか××さんとかの担当官僚からきっちりレクチャーがあったのだと思うけど、こういう取材をきっかけに大臣が自転車に興味を持ってくれればイイね。願わくば自転車に乗れるようにならんことを……、とは言っても「この年齢から自転車を習ってもねぇ」と本人が言ってる。ま、それもそうであろう。
 でも、環境という観点から国交省が自転車に注目しはじめているのは、よく分かった。
 細々と始まったこの流れだが、是非とも国交省にはポジティブに関わって欲しいものだ。そして、その流れを大きくするも小さくするも乗り手次第だと私は思ってる。とりあえず交通マナー。そして、私はなるだけニコヤカに自転車に乗ることを心がけてます。
 ま、私がニコヤカに乗ったところで、恐いだけなんだけどさ。

 あと81ページに載ってる大臣の写真。キャッチライトが当たりすぎで、故・鈴木その子写真になってしまってる。かなりコワイ……。

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「新版 貧困旅行記」つげ義春 著(新潮文庫)

「ねじ式」で有名な漫画家・つげ義春氏の、鄙びた温泉の貧乏旅行エッセイ。
 主に昭和40年代にまわった各地の寂れた温泉の写真が、つげ氏独特の文体とともに展開する。いやー、しみじみと薄ら寒いぞ。で、そこがイイぞ。
 写真やイラストも味わい深いが、この本で最も読者の心に残るのは、このつげ氏のトンデモない「ダメぶり」だろう。
 すべてがネガティブ、溜息だらけ。貧乏だ、ダメだと呟きつつ、鄙びた町の女の子をひっかけては、意味なくウソ言って放り出したりする。おバカさんな太宰治という感じ。でも、このどうしようもないトホホ感が、明日への活力になる。
 何かに打ち込み過ぎちゃって、切羽詰まった中にいる人は、読むべし。まーいーか、と肩から力が抜けること請け合いだ。

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【自転車通勤で行こう】
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バックナンバーはこちら。
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