おまけに暖かいな(週刊 自転車ツーキニスト116)
発行日時: 2003/1/10
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【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
晴天が続いて気持ちイイねの116号
■年末年始、身体を動かさない日々
レースに出ない(今年はどこかに出たいものだ)、ツーリングもあまり行かない(今年はテントを積んで行きたいなぁ)、トレーニングもしない(これは今年も……しないな)、の私であるからして、自転車に乗ってる時間の圧倒的多くを占めているのは通勤時間なのだ(カッコ内は今年の抱負)。
なもので、年末年始になったりすると、ほとんど自転車に乗ってない自分に気づく。
そういうツケは回って来る。会社がはじまった、じゃあ、よっこらしょ、と自転車に乗る。ペダルが重い。あれ? 向かい風かな? 違うのだ。自分の身体がなまりきっているのだ。体重も増えたし。酒も飲み過ぎたし。
うーむ、どうやら私の場合、通勤している方が健康なのだ。休日の間、英気を養うどころか、あちこちで気を使いつつ酒を飲みつつ、家に籠もりきり。コレじゃ身体にイイわきゃないよ、と。
寝て、起きて、仕事して、ツーキニングする。
今年もまたこのペースだ。MR-4Fも相変わらず好調。ただし、後輪からシャーラシャラシャラ♪とシャラシャラ系の異音が出るようになった。何でだろ? 週末に色々チェックしてみよう。
また、久しぶりの自転車通勤で「あ、腰が」「あ、膝が」となった人、私もちょっと「あ、腰が」なのですが、無理は禁物です。タダでさえ寒いのだから、休み休みツーキニングしよう。
■カメラを買いまして
2003年は「撮れる自転車ライターになろう!」となぜだか勝手に思いこんでしまいまして、そのためには、無論のことコンパクトカメラだけではお話にならないので、買ってしまいました、一眼レフ。
キャノンのEOS7ってヤツで、私のような素人が持つには「畏れ多い」というものだ。レンズその他も合わせると総額で15万円弱。中級機というカテゴリーに当たるらしい。私はこういうカメラみたいな「小さな機械」が大好きなもので、まずは「買ってしまう」から入りがちなのだが、毎晩コタツの上に置いては「あー、買っちまったぁ」「あー、どないしょう……」と溜息をついてます。
そういうわけで、私としては今年はコレを活かさなくてはならんのだ。投資15万円。撮れるライターに……。うーむ……。
実際に撮ってみた。みたけど、写真ってやっぱりむずかしいね。プロのカメラマンってホントに巧かったんだ。とりあえずキャノンの「EOS教室・入門講座」にでも行ってみようかなと思ってます。私は行けないんで、カミさんを派遣しようかと思ってます(←最初っからダメっぽい姿勢)。
■オヤジたちがスゴい
で、銀座のビックカメラ地下2階だ。カメラを買う際に思ったのだけれど、構造不況の中にあるとはいえ、カメラ業界って驚くほど高いものが売れる業界なのね。
たとえばキャノンで言うと「EOS1v」という最上級機があるワケだが、それとニコンの最上級機「F-4(だったかな?) 」が売り上げ1位を競い合ってる(中級機以上カテゴリー)。両方とも30万円オーバーのカメラですぜ。
こんなのプロにしか用はないだろ、と思っていたら、違うのだ。普通のアマチュアの方々がこれらの機械を平気で(まあ平気じゃないのかもしれんが)買う。まあ、見ていると結構お年を召した方が多いのは確かなのだが、それにしても多いなぁ。
そうなのだ。コレを買っている主力は、かつての(現在も)カメラマニア、中高年層なのだ。そういえばそうなのだよ。
先日、カミさんの実家に行ったところ、何にも知らないような顔をして、義父がカメラに詳しいこと詳しいこと。私の親父、すなわち実父の方もかなり詳しい。シャッタースピードがどうの、絞りがどうの、と、私などにとっては、ほとんど専門家だ。
つまりはあの時代のお父さんたちは、オートフォーカス以前のカメラマンたちだから、写真機を扱う、ということは、とりもなおさず、そういうことをマスターしてなくてはならなかったのだ。ましてや、カメラが高かった。おまけに他の趣味が見つけにくい時代。彼らは必然のように「プチ・カメラマニア」と化したのだと思う。
で、うがった見方をすれば、そういうことが「技術立国日本」を支えていたような気がするのだよ。ユーザーのレベルが高い。カメラを見る目も肥えている。そして、それを前提としてメーカーが製品を供給する。
■業界再編
ご存じの通り、先日、コニカとミノルタが、経営統合を発表した。
なるほどこの業界も大変なんだな、と私は思ったことであったが、それ以上にビックリしたのが、一緒に新聞に載っていた「精密機器メーカー売り上げ上位」のランキング表だった。私が知らないだけだったのかもしれんが、1位のキャノンが、連結でなんと3兆弱。2位の富士写真フィルムも3位のリコーも、いずれも1兆円以上の売り上げを誇る。もちろんカメラ以外の複写機、プリンタなどを含んでの額ではあるが、それにしてもスゴい。小さな国なら完全に基幹産業レベルだ。ちなみに自転車界の王者、あのシマノだって、釣り具などの売り上げを含めても1000億円ですぜ。それに対し、ほぼ専業メーカーであるニコンですら5000億円強の売り上げなのだ。
なーるーほーどー。日本の産業構造を見る思いだな。要はやはり、この国の基本は、こういう技術集約型のモノづくりだということだ。「プロジェクトX」がウケるワケだわ。それでイイのだ。基本はやっぱりモノづくりだ。
カメラ業界は、目下のところ「スウィート」「キス」「ウィズu」などをはじめとする「ヤング母親用フレンドリー一眼レフ」を、売れ筋に据えているのだという。オヤジの次はヤングママ(「ヤンママ」に非ず)。頑張ってニーズを掘り起こして欲しいものだ。
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】
「気象予報士になりたい」真壁京子 著(講談社)
TBS人気お天気キャスター真壁京子の、気象予報士合格までの奮戦記。
大学卒業後、日航スチュワーデスを経て、テレビ業界へ。で、何を思ったか気象予報士を目指し、苦労の末に合格。現在はTBSレギュラーのお天気キャスター……、とここまで聞くと「何だ、チャラチャラ女の半陶酔自叙伝か?」って感じがするでしょ? まあ「全然そうではないのだぁぁぁぁ」とまでは私も主張しない。確かに重厚とは言い難いしね。でも、読み終えた後、何となくマカベに好感を持つ自分に気づくはず。それはこのマカベが見かけに似合わず、とっても頑張り屋であるからだ。
大方のご推察通り、私はこのマカベをかなりよく知ってます。
ダメダメの新人の頃から知ってる。ただ、当時、自分の駄目さ加減にそんなに悩んでいることは知らなかったし、あまりのプレッシャーに胃潰瘍になってしまったことも、この本を読むまでは知らなかった。
思うに、美人カワイイ若い娘ってのは、ものすごく得であると同時に、すごく損でもあるのだ。
あるフィールドの中でとどまっている限り、そこでカワイイカワイイとチヤホヤしてもらえる。だけど、それ以外のところに進出しようとすると「ああ、アイツね。ちょっとカワイイだけだろ、出来やしないよ」と最初から色眼鏡をかけてみられてしまう。日本社会ってのは少なからずそういうところがある。誰もが気づいているとおり。
でも、女の子はそういうハードルを越えていかなければならないのだ。特に「下り坂」を意識しはじめる頃から、いままでのチヤホヤが逆のベクトルで本人を襲いはじめる。いわく「昔は可愛かったけどね」「もうそろそろ旬は終わりさ」……。マカベが気象予報士を目指しはじめたのも26になってからだ。微妙なところだよね。
でもそこでキレると「あーあ、やっぱ駄目」の烙印を押されてしまうから、悔しさをグッと押さえ、 ニコニコしつつ、あらゆるコトに対処しなくてはならないのだ。コレはコレできついことだよなぁ。
マカベはそれに立ち向かう武器として「気象予報士」を選んだ。合格率4パーセントの狭き門だ。 果たしてマカベの運命は……? つって、映画の宣伝か? まあ、そういう本だ。ちょっと良く書きすぎかも知れんが。
ちなみに本書の208ページ付近に登場する「風貌(だけ)が天才的な『スーパー(?)ディレクター』」というのは私のことであります。私が彼女に何をしたか、それを知りたい人は、お読み下さい。あ、ヒキタは本業ではこんなバカなことばかりしているのか、というのが、よ〜〜〜く分かると思います。
いやまあ、しかし、巧くなったよ、マカベ。私の担当番組「ブロードキャスター」が始まる直前の天気予報も彼女。次代の「女・森田正光」を狙っているというもっぱらの噂だぞ……。
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