100号!(週刊 自転車ツーキニスト100)
発行日時: 2002/9/5----------------------------------------------------------
【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
台風は大丈夫でしたかの100号
■100号なんですが
前回のメルマガの話題があまりに大きな反響を呼んだので、ちょっとその一端をご紹介。
特に今回は、若い女性からのヴィヴィッドなご意見が目立ち、「日本はまだまだ捨てたもんじゃない」と、私はかなり安心してしまったことでございましたよ。
反響その1。
船会社が国際イベントを主催してはいかがかというご意見。
たとえば「飯野海運」という会社が実在するんだそうだ。この会社が冠イベントとして、国際マラソンをやる。
飯野海運国際マラソン。
うーん、なかなかいい味を出してますね。「いいのかい?」とわざわざ聞いているところが奥床しい。実現すれば「青梅国際女子マラソン」と並んで歴史に残るネーミングになるに違いない。
反響その2。
コレもメールで受け取ったんですが、その女性はかつて「小名浜第1中学校」という中学校にいたんだそうです。すぐそばには「小名浜2中」がある。両校は毎年夏になると、野球の定期戦をやるのだそうで、小名浜1中は「カッセーカッセー、オナイチ!」と応援する。それに対して、小名浜2中は当然「カッセーカッセー、○○○ー」となるわけだ。必然であろう。
多感な中学生たちのこと、1中に較べ、2中の応援は3倍ぐらい声がデカかったという。
これまた何ともいえない味わいがあるな。
■だから100号なんだってば
いやー、100号です。2年弱で100号だから、まあ大体平均すると週に1回のペースだ。「週刊」の面目を何とか保っている、というところ。
その時々の私の都合で、出たり出なかったりと、はなはだエー加減だったりするんだけど、どうも、ここまで付き合っていただいてありがとうございます。発行部数ももうすぐ5000部に手が届くというところで、ヒキタ感謝感激です。
今後ともセッセとメルマガを発行する所存ではあるのですが、相変わらず下らないモノも多いかと思います。まあ、その辺はどうぞ平に、よろしゅうに。
さて、今回は自転車ならぬ自動車で思ったんだけどさ……。
■ヒュンダイ自動車
ワールドカップ華やかなりし頃、テレビで韓国の現代(ヒュンダイ)自動車のCMをよくやってたでしょ。そのコピーに「ヒュンダイを知らないのは日本人だけかもしれない」ってあったよね。
アレ、本当にそうだ。
特に南米、そうでなくとも北米、ヨーロッパ諸国。行けば分かるけど、ヒュンダイのエクセル、エラントラなどのクルマは本当によく走ってる。聞けば、生産台数ではもう世界ベスト10の中に入っているんだって。
■もはや世界企業
日本人にとっては、どうしてもイメージの悪い韓国車だけど、世界的な「知名度」は、なかなかのものだ。日本の下位メーカーなんか、こと知名度にかけてはもう敵わない、というのが現状といえる。
勝ってるのは、TOYOTAとHONDAとNISSAN(DATSUN)だけ。MAZDAになるともう怪しい。HYUNDAIの方がメジャーかもしれない。
それでも品質は日本製の方が上でしょ、という人もいるだろう。それは少しだけ当たってる。特に耐久性と最高性能はそう。
だけど、もうそんなに変わらないよ。普通に乗ってるぶんには区別がつかない。私もそう思った。値段を鑑みると競争力は互角という人もいるぐらいだ。
それが日本市場ではまったくの苦戦。ちっとも売れない。
■日本の関心
ヒュンダイが日本で売れない理由を両国の歴史に求める人もいる。確かにその面はあると思う。私もそれを全面否定はしない。けれど、それは主なる理由じゃない。一番の理由は1985年あたりにあったのではないかと思うのだ。
1985年、カナダ市場でヒュンダイのポニー/エクセルというクルマが、数ヶ月の間だったが、輸入車売り上げナンバーワンを奪ったことがある。その時、日本は騒いだものだ。すわ、韓国が追いついてきた、北米市場がとられてしまう、このままではヤバい、とね。
だが、その後、カナダのヒュンダイは猛烈な悪評を得た。故障が多い、アフターサービスがなってない、と。ヒュンダイのシェアは急落し、韓国車に冬の時代がやってくる。
日本人は胸をなで下ろした。よかったよかった、日本車の優位はまだまだ大丈夫だ、と。
その時、日本人の中の韓国車のイメージは決まった。韓国車はまだまだ日本車にはかなわないぼろグルマだ。恐るるに足りず。日本人は韓国人を強烈に意識しているからこそ、こうして、韓国車のイメージは定着したわけだ。
■他国にとって
ところが、他国はそれほど「韓国」を意識していない。日本と韓国との区別などつかない、というのがむしろ普通だ。
カナダの例など、最初から知らない。もしくはすぐに忘れてしまった。そして、記憶が風化する裏で、韓国車、すなわちヒュンダイは品質改善の努力を続けていったのだ。
やがて、南米で売れるようになる。さらに北米、そして欧州だ。
大幅にリニューアルされた韓国車は、そこでは、もはや「ヒュンダイ? うん、安い割にイイじゃん」という大方の印象を得ることになる。
日本人にとっては「気になる韓国」だからこそ、昔の記憶が忘れられない。他国にとっては「韓国? どこそれ」だから、屈託なく現在の製品を受け入れられる。
そこにヒュンダイにとっての、日本市場の特殊性があると、私は思う。
■いやまあ17年が経ってみて
どうだろう、85年のあの時に「韓国にやられる」とか危機感を持っていた日本は、幸福だったよな。
今となってはITその他の分野で、韓国に先に行かれちゃった部分もある。家電に限ってはサムスンもLGも普通になった。
さらには、今や、脅威はあの巨大な中国だ。ことは「自転車産業」にも大きな影を落としてる。スーパーで売られてる安いママチャリなんて、もうとっくの昔にほとんどが中国製だよ。
日本の一人勝ちというアジアの常識が、このところ音を立てて崩れ始めている。日本国内で見ているよりも、国外から見てみるとなおのことそう見えるのだ。
本来それが当たり前と言えば当たり前だけど、なんだか手もなく見ているだけなのが寂しいよな。 そういえば、ついこの間にバンコクに行ったときも、パソコンショップで売られている製品は、アメリカ、台湾、韓国ばっかりだったなぁ。日本製品がほとんどない。
オレもユニクロばっかり着てる場合じゃないよ……。
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】
「カラスは偉い」 佐々木洋著(光文社知恵の森文庫)
前回にひき続きの動物モノなのですが、今回はカラスだ。
鳥好きの私は、実はカラスも好きでして、前々から面白いなぁ、見てて飽きないなぁと思っていたワケなのですが、この間、私のやってる番組で取り扱う機会がありまして、カラス本を何冊も読んだのね。
その中で一番のオススメがコレでありました。文庫だから安いし。
著者の佐々木さんは東京江戸川区で「カラス博物館」を作ってしまうほどのカラス好きで、そのカラス好きの思いが全編に溢れていることに、とっても好感が持てる。カラス自体の面白さもさることながら、佐々木氏自身のちょっと壊れた感じのギャグも強烈。たぶん本当に「ヘンな人」なんだろうけど、たぶん「愛されるヘンな人」なんだと思う。
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【自転車通勤で行こう】
http://www.hoops.ne.jp/~japgun/
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http://www.melma.com/mag/03/m00016703/
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