どーも久しぶりーの(週刊 自転車ツーキニスト89)
発行日時: 2002/5/18----------------------------------------------------------
【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
長らくご無沙汰の89号
■いやどうも
「週刊」と銘打っておきながら、隔週刊(それ以上)になってしまってます。すいません。お元気で?
降るんだか降らないんだかの中途半端な天気が続いてますね(首都圏)。こゆときは、例によって自転車に乗っていくかどうか迷うんだ。
で、最近の私のパターン。
空を見上げて、天気予報を参考にしつつも、今現在降ってなければ、基本的には自転車だ。だが、それに加えて、も一つの基準。
飲み会がないときは自転車。飲み会があるときは電車。コレだ。やはり酔っぱらい運転は危ないからね。
で、ここ最近の必然で、自転車で行くことが少なくなってます。この2週間。ヤバい。私のレーゾンデートルに関わるのだ。
■何だか飲み会だらけ
色々なことがありまして、ことほど左様に飲み会が多い昨今なのだけれど、飲み会といっても色々ありますな。
私が好きなのは、何と言っても居酒屋でゲラゲラ笑いながら飲む酒だ。多くの人にとってそうなようにね(そうでもない?)。
私を知っている人ならば誰もがご存じだろうけど、そういう席で、私は決して無口な人間でない。それどころか、お喋りだよ。喋り男。ゴーコンなんかで、一人でべらべら喋ってて、結局かわいい女の子は持ち去られてしまう、というパターンの人間がよくいるでしょ、あれが私。あ、懐かしいな。ゴーコンなんて。楽しそう。
ついでに言うとゴーゴンはゴーコンと違って楽しくないです。恐いですからね。髪が蛇なんだから。目が合うと石にされてしまいます。
■ゴーゴンはいいから
で、そのお喋りな私ですが、それが無口になってしまう席がある。
別段、はじめての人と会うとか、エラい人と会うとか、そういうことじゃない。そういう席では、私はかなり饒舌。
いや、この間、久しぶりに思い出したのよ。ソコに行って。ソコとはどこか。つまりは女の子のいる店であります。これが苦手なんだわ。最近で言うと「キャバクラ」という手合いね。
ああいう店で女の子相手に、何喋ります?
私にはどうにもそれが分からないのだ。友人なんかに言わせると「どーでもいいこと喋ってりゃいいんだよ」って言うんだけど、それが分からない。どーでもイイことって何?
「サッカーの話とかさ、音楽の話でもいいし」
いずれも苦手方面だ。サッカーは特にね。なら音楽? ズージャか? とほほ……(数号前のコレ読んでる人には分かる)。
「お前だったらテレビの話とか色々出来るじゃん」
そうかな。若い娘が筑紫さんや福留さんの話なんて聞きたいかぁ?
「あと占いとかゲームとかして、間を持たせるんだよ」
うーん、それって楽しいものなのかなあ……。
で、結局、たいしたことは喋らない。やがて私退屈、向こうだって退屈になってくる。若くて可愛らしい筈の女性がだんだんゴーゴンに見えてくるよ。私は既に石になってるし。
■あの頃はね
私が会社員になったのは1989年。わはは、バレてました? 例の悪名高い「バブル世代」ってヤツです。
で、だからしてと言うべきか、その新入社員当時は、上司にくっついたりして、女性のいる店にいくことも多かった。で、その上司にあわせて、当時の私はいかにも楽しんでるように、話題を合わせたり、リゲインの歌(「黄色と黒は勇気の印♪」バブルだー)なんか歌ったりしておったワケさ。
だけど、それが楽しかったかのかなぁ、と自分に問うと、否だ。
決してその当該の上司と行くのがイヤだったワケじゃなく、そういう女の子と話をするのが苦痛。女の子と大して年齢も変わらないくせにね。コレが同級生の女の子とかと話すってことなら、別段、嫌いでも苦手でもない。むしろスキなのに。
ああいう店にいて、その店の女の子と話すのが苦手。
「お前、服のセンス、彼氏にあわせてるんとちゃうか?」「やっだぁ、そんなのいないって、もう、きゃははは」とかね、ああいった会話ができない。というか楽しくない。
で、上司からおごられるほどの新米でなくなったあたりで、私はそういう店には、まったく行かなくなってしまった。
あのタイプの店ってのは、オジさんになった後が楽しいのだろう。きっとそうなのだろう、と思ってね。
■同じだ
で、それなりにオジさんになってしまった今だ。この間、そうせざるを得ないことがあって、10年ぶりぐらいに行って来ましたがな、いわゆる「キャバクラ」。最初は、ヤだな、とか思ったけれども、一方で思った。
さあ、以前とは違って、自分よりもぐっと若い娘だらけのパラダイスだぞ。こっちはこっちでそれなりに人生経験も積んでしまったぞ。
と、ね……。
結果。
同じだ。以前と同じでまったく楽しくない。またしてもゴーゴン(蛇アタマの方)状態。なぜなんだろうなぁ。ナハナハナハ……。
というより、こんなところで「モーニング娘。」の話とかして、ナハナハとか言って、他の人は楽しいのかなぁ? って思っちゃう。なんだかよく分からないよ。
きっと私がその楽しさの本質を、どこか根本的なところで理解していないんだろうとは思う。けれど、おそらく次に私が「キャバクラ」とかに行くのは、また次の10年後だ。その頃はもう「キャバクラ」なんて名前ではなくなってしまってると思うけどね。その時、私は45歳。さあ、楽しいか、否か?
楽しくない、に、1万点。
かな。少なくともこのままではね……。
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】
「ちょっと一言よろしいかしら?」デヴィ・スカルノ著(冬青社)
「ここまで言ってよろしいかしら」デヴィ・スカルノ著(あうん)
なんでこんなの読んでんの? と思うでしょ。
いえいえ、まあ、そこはね……。私がやってる番組は土曜日よる10時の「ブロードキャスター」だから、「お父さんのためのワイドショー講座」が含まれてるワケですよ。なもので、スタッフルームにはこんな本がいっぱい転がってる。他にも「ダディ」、「ふたり」、古くは「愛される理由」とかね。色々。集めると壮観よ。
で、その中でも最も凶悪なオーラを放っていたのが、この2冊だったってワケ。そのオーラに引き寄せられるように手に取ってみたのが我が身の不覚……。
予想通り、というか、予想以上に、最悪だった。
だったら2冊も読むなって? いえいえそこは恐いもの見たさというヤツでして……。
このメルマガがこれで89号になるんだけど、その89冊の中で、最悪・非オススメ本はまさしくコレ。「ダジャレ練習帳」もコレに較べりゃぁ……。正直言って活字を追う目が腐ったぜ。慌ててサンテドウーとか注しちゃったよ。ホントに。
両方とも、叶姉妹やら羽賀研二やら、ワイドショーによく登場する「半分芸能人」みたいなのをこき下ろしただけの本なんだけど、まあ、お下品でありますこと。おほほほ。おつむが悪そうでありますこと。ほほほ、世界の人から笑いものですのよ。
私しゃ、悪口も芸になるとは思ってる方なんですよ。ナンシー関とかがその代表だよね。
だけど、その悪口が芸になるためには「ああ、なるほど、私が引っかかってたのもソコだったのね」というようなことを、読者に気づかせねばなるまい。悪口の対象の人物に新たな角度から光を照射して、何らかの発見を提示しなくては芸にはならぬ。またはその語り口に、人を面白がらせる技術があるとかね。そのあたりがナンシーあたりは実に巧いのだ。
でもこのデヴィ夫人にはそれが皆無だよ。
ただ悪口書けば読者が喜ぶとでも思ってる。
叶姉妹がオッパイに何か入れてるからサイボーグだとか、マリアンが「ニャニャニャニャ」みたいなしゃべり方をするからネコみたいだとか、なーんのひねりもない。で、あとは私怨だかなんだか知らないけれど、ひたすら「オツムがたりない」の手合いの単純罵倒。そこから滲み出るのは、夫人の人品骨柄の低劣さだけだ。
ああ、ヘンなもの見ちゃった。
奥付を見ると、前者が「5刷」。とほほほ、いったい誰に売れてるんだか……。
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