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恥をさらす(週刊 自転車ツーキニスト83)

発行日時: 2002/3/25

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【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
 学生、生徒諸君は春休みの83号

■HPの更新について

 このところ「更新しろ」とのメールをよくいただくようになりました。確かにその通りですよね。分かってはいるのです。申し訳ないっす。今しばらくご勘弁を……。
 4月になりましたら、更新の大攻勢をかけるつもりであります。

■寝グセ七クセ

 そんな言葉があるわけではないんだけど、寝ている時のクセって誰でも持っていると思うのですよ。
 メジャーなところでは、いびき、歯ぎしり、寝言、などなど。必ず右耳を下にして眠る、なんてのもその一つでしょうし、人に言われてはじめて気づく、そんな人も多いことでしょう。
 で、中には服を脱いでしまう人っていませんか? 眠っているウチに。
 こういうのは困ったクセですよね。特に外で他人と寝る機会があったりすると。
 別段、私がそういうクセを持っている、というわけではないんだけど……、ただ、以前、こんなことがありました。

■金日成死す

 90年代半ば、北朝鮮の金日成(当時主席)が死んだときに、金正日(現国家総書記)の異母弟、平日(当時フィンランド大使)が、フランスに亡命し、行方不明になっている、との情報が流れたのを憶えているだろうか。
 その情報を追って、私はフィンランドに取材に行った。とまあ、そう思いねえ。何しろ平日氏は、当時、軍を掌握し、北でのクーデターを狙ってるとすら囁かれていたのだ。
 そのフィンランド行きの際、同じテレビ局に勤める、当時新人だったMという女の子を、研修も兼ねてADとして連れていかされた。と、さらに思いねえ。
 カメラクルーは現地フィンランドTVのクルー、通訳もフィンランド人だったため、私とMは二人っきりで、フィンランドに乗り込むことになった。大学を出たばかりのMは、まだ初々しく可愛らしかった。
 取材自体は、まあ比較的うまくいったと思う。
 行方不明だった金平日氏の所在をフィンランド国内で突き止め、行方不明報道が流れてからはじめての映像を撮ることもできた。我々二人はパリ支局から東京に映像電送を行うと、まずまずホッとしながら、帰途についたのだ。
 Mはパリッパリの新人でまだ22、3歳。私は27歳の若きディレクター。
 そこに何らかのココロの動きがなかったかといえばウソになろう。彼女の方じゃないよ。オレの方。ワカッテルって? はい、そうですね。

■帰りはエールフランスで

 さて、帰りの飛行機の中でのことだ。
 それまで、私は私で、何とかカッチョイイ先輩に見せようと思って気を張っていたんだろうな。その疲れが出たのか、機内食の飲み放題ウイスキーをチョビチョビ飲んでいるうちに、結局、前後不覚に寝てしまった。隣にはM。機内はガラガラで、アップグレードでビジネスクラスにしてもらったのも心地よい眠りを誘った。
 どれぐらい寝ただろうか。
 ふと気づくと、私は半裸なのだ。ワイシャツのボタンを外し、ネクタイも外し、胸毛をさらし、ベルトも外し、ファスナーを下ろし、あまつさえパンツからはチ○ポが半分以上、顔を出している。
 確かに機内は暑かった。ウイスキーのせいか寝汗もたっぷりかいていた。さらに何だかエッチな夢を見ていたような記憶もあるし、うわ、自分で勝手に脱いでしまったのは明らかであった。
 私は慌てて手で前をあわせ、隣の席のMをうかがう。
 よかった、どうやら眠っているようだ。私はひとまず安心して、トイレに立つフリで服を直し、飛行機は間もなく成田に着いたのだ。
 ふーむ、成田空港でMに探りを入れる。
「いや、飛行機の中、何だか暑かったなぁ」
「そうでしたかねぇ」
「オレ、なんかちょっと寝ぼけてたんだけどさ、ヘンな行動してたっけ」
「いーえ、全然。何かしてたんですか?」
「いやいや、別に何でも……」
 とりあえずは、大丈夫なようであった。私はとりあえずは安心し、帰途についたのである。彼女が知らなければ、すべては闇の中。誰も知らない事実は、つまりは「なかった」のと同じであった。

■さて1年後。

 それから、時は過ぎ、1年も経ったある日のこと、テレビの取材でどこかの現場に出かけて、カメラクルーと昼飯を食ってたときだ。カメラマンが、にやにやしながら言うではないか。
「ヒキタさーん、飛行機の中で裸になっちゃダメですよー」
 私は最初、何のことやら分からなかった。
「??」
「フィンランドですよ、フィンランド」
 チクショー、やっぱ、知っていたんだ、M。それも1年経った後に喋っているではないか、M。
 さらにはその後も、編集オペレータやら、ADやらからも、突然に思い出されたように言われるのだ。「ヒキタさーん、裸になっちゃダメですよー」と。1年目の新人の時の緊張もとれ、ついでに口の緊張もとれたんだな、M。だけど、そんなに喋りまくるなよ、M。

■ そんなわけで

 明日っからタイに行くことになりました。
 笑顔と排気ガスの街、バンコックへ。いや、久しぶりだ。今回は取材10パーセント、遊び90パーセントであります。
 一緒に行くのはMではなく、カミさんのNだ。別段、裸になろうと、もはや何でもないよ。たぶん、なりもしないと思うがな。
 ああ、時は過ぎた。何だか結論がよく分からないが。

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「アメリカ50州を読む地図」浅井信雄著(新潮文庫)

 地図と言っても地図じゃない。アメリカの50州のそれぞれを50章にまとめて、それぞれの州の成り立ち、特徴、などをエッセイ風にザッと述べた本。それだけと言えばそれだけなんだけど、コレは確かにタメになる。
 我々が通常見る洋画なんかは、ほとんどがハリウッド製だったりするのだけれど、その中で出てくる、州の名前。どれがどのあたりにあって、どんな州で、ってのを理解してますか? 正直言って、私は分かってなかった。
 せいぜいカリフォルニアの青い空と、フロリダ州のディズニーと、というぐらいだね。東と西のはじっこだけだ。あ、ハワイも分かるか。さらにアラスカ……。まあいい。
 例えば、インディアナ州。どこにあるでしょう? どんな州?
 インディアナ州は、ミシガン湖の南東に位置する保守的な州で、「フージア」と呼ばれる「朴訥で正直な田舎者」が住む州とされる。トウモロコシ、大豆、小麦が主要な産業。南北戦争からこっち、アメリカの関わる戦争で一番多くの戦死者を出すなど、任務に忠実、勇猛果敢な州民性が誇り。ジェームズ・ディーンの出身州。
 というような大まかなことが分かる。これは結構面白いよ。
 映画の中で、「どこの生まれだい?」「インディアナ」「そうか……」なんてセリフがあるとき、この「……」の中には、そういった意味合いが大なり小なり含まれてくる。それが分かるってのは、やはり理解を深めるよな。あ、なるほど、という部分が増えてくる。日本だってそうだよね。「どこの生まれだい?」「秋田」「そうか……」。「……」の中には、やはり何かがあるでしょう?
 それがイイコトなのかはさておき、アメリカが現在の世界の中心的な国であることは間違いがない。そして、その文化の中に多くのものが取り込まれていることを考えると、こういうことを知っておくことは決してマイナスにならないと思うのですよ。476円。安いし。
 アイダホ州は? ポテトで有名ですね。バーモント州は? カレーで有名ですね(←ウソですよ)。
 では、ルイジアナ州は? モンタナ州は? ウィスコンシン州は?
 
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【自転車通勤で行こう】
http://www.hoops.ne.jp/~japgun/
バックナンバーはこちら。
http://www.melma.com/mag/03/m00016703/

 
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発行者プロフィール

ペンネーム : ヒキタ

  • 環境、ダイエットに効果抜群。どなたにもオススメの「自転車通勤」ですが、そのノウハウやポリシーを色々な人にお伝えするメルマガです。 と、思ってたのですが、ただ単に私ヒキタからのバカメールが届きます。ご容赦。

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