ちょっと長めの(週刊 自転車ツーキニスト82)
発行日時: 2002/3/22
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【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
一足どころか二足三足早い春っの82号
■いや、ホント冗談ではありませんな
東京地方、もう桜満開宣言だそうだ。確かにね、今日(3/21)皇居から霞ヶ関の間、もうサクラサクラサクラ。風が強くて、もう散りはじめてすらいる。自転車を停めて見上げてしまったよ。ああいいな、春爛漫だね。
天気予報の森田さんによると、100年に1度の暖かい春なんだって。北極海をめぐる寒気が大西洋の方に逃げてったのだそうだ。
100年に1度ね。その春に巡り合わせたことを素直に喜ぼう。
地球温暖化? いや、まだまだ。私しゃ、そこまで深刻になっていないことを信じるよ。
■夜、コンビニに寄ると
自転車通勤の帰り道、夜中にコンビニに寄ることも多いでしょう。
その時、最近、何かに気づかないだろうか?
そうそう、それよ。コンビニ前、道路脇のゴミが多くなったよね。それもカップラーメン、弁当ガラ、ペットボトルの類。若いのがコンビニの前で地べたに並んで座って食べて、そのまま放った残骸だ。
そういうゴミが、このところ圧倒的に増えた。 ひょっとしてコレって私の住んでる江東区周辺だけのことかしら。江東区の民度が低いからこうなのかな。そんなワケないね。私はそうであって欲しい、とすら思ってるけどさ(少しはあるか)。
■何で放置するのかな?
もちろんコンビニ前だから、ゴミ箱はすぐ近くにある。だけど、彼らはそれをゴミ箱に捨てない。食べ散らかしたゴミは、うっちゃったまま、集団でどこかに消えていくのだ。
何でなんだろ? いやー、不思議な感覚だ。彼らがそういう教育を受けてこなかったから、こうなったのかね。ゴミはゴミ箱に捨てる、ということを知らないのかしら。
そんなバカな。自分の家の中で、放ったらかしなんてのも、ちょっと考えにくいしね(あ、そういうバカも、中にはいるかも知れぬ。ママが捨ててくれるからってことで)。
私が思うに、コレってきっと、若い仲間内での「そのまま捨ててくる方がカッコイイ」という意識があるのだろうと思う。オレたちゃ若いんだから、今は「ヤンチャしちゃって」も、そっちの方がカッコイイんだって意識。テレビの「ガチンコ」なんて見てると時々垣間見えるよね。反対に言うと、ちまちまゴミを拾ってゴミ箱に捨てるのは、格好悪いのだ。
いわば、彼らの掟の中に「弁当は食べたら、そのままうっちゃるべし」という条文がある。コレは冗談でなく。
こういう意識ってのは、ものすごく堅固なものでね。誰でも経験があると思うけど、少年時代の一時期、「仲間内の、賞賛、非難」ほど重いものはないって時代が確かにある。それはそれで否定はしない。そんなものだ。思春期の肥大化した自意識がそうさせる。
それがいかに下らないことであろうが、それを乗り越えて人は大人になるのだと思う。
■とは言ってもね……
だが、そうは言いながらも、今の私は弁当の残骸を見てやはり「バカたれが」と思うぞ。
お前らのツバのついた、そのキチャないゴミを誰が片づけると思うのだ、この糞ガキども、ってね。
仲間内の掟もいい、独自の美意識もいい。だが、ここ最近の若い連中のそういった自意識が、かくも下らない部分に表出するのはなぜだ。
立ち読みした本を投げ捨てる、靴のままで電車の座席の上に乗る、こういう公徳心のなさってのは、想像力の欠如に基づいているのだと、私は前々から思っているのだが、そういった若者の振るまいが増えた。
自分がこうしたら、他の人にとって、どういう影響が出るか、どういう迷惑をかけるか、そこを想像できない頭の弱さ。こういうのを、ホントに「頭が悪い」と言うのだと思う。
少年だから、多少の頭が悪さは仕方ない。だが、悪いなりに考えることは出来るだろう。それをしない。コレは一種の怠惰だ。それも救いがたい怠惰。その怠惰のまたの名を「バカ」という。
増えた増えたと言われて久しい少年による凶悪犯罪だが、それとこれとの根は、たぶん一緒だ。
■パナレーサー「ツーキニスト」発進目前
さて、大阪の自転車タイヤ大手、ナショナルタイヤが、自転車通勤専用タイヤ「ツーキニスト」を目下製作中、というのはこのメルマガでも予告したとおりなのですが、どうやら来月にも発売の見込みとなり、担当ミヤジ氏が「尻に火がついてまーす」とのこと。
このタイヤのスゴいところは、何と言っても耐パンク性能で、「Hypertexケーシング」を採用することによって、耐リム打ちパンク性能が1.6倍。耐サイドカット強度が2.8倍となった。
サイズも、?MTB用26×1.75、?ロード用700×28C、?クロスバイク用700×35Cの3種類と、ほぼすべてのユースに適合する。カラーラインが4色。値段もオープン価格ながら「T-serv」よりディスカウントされる見込み。
私は現在、試作品を使用中ですが、なかなかイイよ、これ。ちょっと硬めながら、衝撃は抑えられてて、クルマにたとえるならば「ドイツ車っぽい」とでも言いましょうかね。
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】
「まれにみるバカ」勢古浩爾著 洋泉社新書
「バカのための読書術」 小谷野敦著 ちくま新書
「バカにつける薬」 呉智英著 双葉社
バカついでにバカ3部作。とは言っても著者は全部違うけど。私が勝手に3部作にしてしまいました。
いずれも面白く、寝る前にわははと笑って読むには最適です。
最初の「まれにみる」は、いわば「バカ序説」とでも言いましょうか、現代のバカ現象、バカ人間を、シニカルな視線で斬っていくというもの。そうだよ、そうだよ、わはは、とか思いながらも、ちょっと陰湿な昏い面白さ。子供の喧嘩なら「そういうお前がバーカ」とか言われそうな感じ。私はそうは思わないけど。
二つ目の「読書術」の意味するバカは、ホントの「バカ」じゃない。20年ほど前のニューアカデミズムの流行からこっち増殖した難解インチキ学者に対して、はぁそうですか、そういうことなら私しゃバカでございますけど、本当のインテリジェンスはこちらにあるような気がするんですけどね……、とか言いながら、ホントに読むべき本を教える本。面白い。この著者、何だか私に趣味が似てる。
三つ目。いわばバカ本の古典だ。呉氏の本の中でも傑作の部類に入ると私は思っている。
「バカをバカということが禁忌とされるようになった。(中略)なぜならば民主主義とは一言でいえば、バカは正しい、という思想だからである」で始まる序章「効能書き」から、あとは一直線に終章「民主社長の肖像」まで読み切れる。ぬるま湯の思想状況に浸った脳天にカツ!だ。
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【自転車通勤で行こう】
http://www.hoops.ne.jp/~japgun/
バックナンバーはこちら。
http://www.melma.com/mag/03/m00016703/
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