傑作!(週刊 自転車ツーキニスト78)
発行日時: 2002/2/14----------------------------------------------------------
【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
できたよ! の78号
■「ツースペ2、3」について
忘れていた方もいたのではないでしょうか。でも、宮田工業の山崎氏は黙々と作っていたのです。
通勤スペシャル自転車、略称「ツースペ」の2号機ができました。ついでに言うと「ツースペ3」も完成しました。今回は2と3の同時発表なのです。すごいな、宮田工業。
「2」の方は、スタイリッシュなミキストフレームに「オートD」をアッセンブル。それでいながら700×28cの戦闘的なタイヤサイズが特徴です。一方「3」の方は、女性でも乗りやすい特徴的な「MTBフレーム」に、26インチの小さめのタイヤを履かせています。「2」に較べると、より「快適性」に振った形で、同時に「2」よりも軽い。
最終的にどちらになるのかはまだ分かりません。が、いずれにしても「ツースペ1」に較べると格段の進化です。何しろ見た目が断然カッチョイイ。特に「2」は、正直、驚くほどスタイリッシュで、「ビアンキのチェレステにはもう飽きたかな」と思ったりしてる向きには、かなり新鮮に感じると思います。パープル&ホワイトのフレッシュなカラリングもあって、実際、若い女の子が振り返ります。これホント。
うーむ……。とかなんとか言ってても、百聞は一見にしかずだ。
HPに写真を載せますから、それまでちょっとお待ちを……。
■ヘンな掲示板
ネット内のヘンな掲示板を見ちゃいましてね。例の「2ちゃんねる」ってヤツ。
その中の1つに「自転車通勤ハゲ・疋田」とかいうタイトルがついてる掲示板があるんだわ。
最初、え? と驚いた。オレのこと? ってね。全然知らないところで勝手にできてるんだから。ほんに失礼な掲示板だわな……。ぷんぷん……、本人に断りぐらい入れろよな。なんちてね。
まあ、いい。で、何だか「ヴァカ」だとか「厨房」だとか「台所」だとか、意味の分からない書き込みが延々と続いてるんで、「何コレ?」と思ってそのまま放っておいたワケ。大体こんなタイトルの掲示板を、なんでオレ自身が、わざわざ読んでやらないといかんのよ(苦笑)、とか思ってね。
そしたら、ある日突然、知り合いから「2ちゃんねるであんなこと発言しちゃ、反感を買いますよ」ってメールが届いたのね。
何のこと?
さっぱり意味が分からないんで、その掲示板「自転車通勤ハゲ」とやらを読んでみましたがな。仕方ないからさ。で、読みにくいんだ、コレがまた。
でも、ふむふむ、あながち悪口だけってワケでもないのね、まあイイや、とか思いつつ読み進めていった。
そしたらさ、げげ、驚いたのは、勝手に「ヒキタ」を名乗って発言してるバカがいるんだよ。「オレはヒキタですけど、何ですか?」とか言って。きえー、赤面。誰だよ、お前はよ。
こういうのは困るよなぁ。私はこんなところで発言した憶えなんて全くありませんがな。どうでもイイって言えば、どうでもいいんだけど、何だか気分悪いよね。この「偽ヒキタ」君が何言おうが、私、関係ないすからね。なんかの弾みでこの掲示板に迷い込んだとしても、よろしく無視しちゃって下さいね。お願いだから。ホント、こんなの、あたしゃ責任持てませんがな……。
■ヒキタジャズ化計画・意外な伏兵
わーはは、基本的にはマイルス。で、そのまま眠ってしまう生活が続いています。
驚いたのが「最近はマイルスだぜ」とか言ってたら、カミさんが「マイルス? 私けっこう持ってたわよ」と押入からCDをいっぱい引っぱり出してきたことだ。
おー「KIND OF BLUE」もあるじゃない。なんてこと。2枚目ー。
カミさん音大出なんすよ。彼女によると「音大生って大学の時にみんな一度はズージャにかぶれるのよね」とのこと。へー、そうですかー、よござんしたねー、なにが「ズージャ」だよな、ホントな。
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】
「田中真紀子の恩讐」上杉隆著(小学館)
著者の上杉氏とは、この間、赤坂で飲んでました。
いやー、参った参った、酔っぱらっちゃった。いつものことながら私の方だけ。お恥ずかしい。
上杉氏はNHK勤務を経て、現在はニューヨークタイムズの東京支局記者。で、いつの頃からか田中真紀子前外相に関わるようになった。現在「一番真紀子に詳しいジャーナリスト」の一人であろうと思う。
一言でいうならば、本書は「全編、真紀子の悪口」だ。だが、その悪口は決して「本人憎し」でも「事実のねじ曲げ」でもない。田中真紀子はなぜあんなに強いのか、人気があるのか。そして、時には奇矯ともとれる行動パターンの源泉は、どこにあるのか。それを新潟、目白などの周辺取材によって、丹念に掘り起こしていく。
次第に浮かび上がってくるのは「父親への愛と憎しみの狭間にいる、怨念に凝り固まった孤独なお嬢様」の姿だ。私はこの田中真紀子像は正しいと思う。
実は私は知っているのだ。
真紀子氏が最初に選挙に立った93年。私は「角栄の娘の選挙」に、密着取材をしたことがある。わずかに2、3日のことだったけど、つまりは真紀子さんにくっついて、新潟の町や村を回った。
色々な街角で見せる迫力の遊説は、さすがにスゲーもんだなぁと思った。だが、同時に「このオバさん、周囲の人に随分キッツい人だなぁ」とも思った覚えがある。横柄というか傍若無人というか命令口調というか自分だけが正しいというか、私は「この人は究極のエゴイストだ」と思ったことであった。
誰が言いだしたのか、「真紀子さんにとって、周囲の人は、家族か使用人か敵の三種類しかない」という言葉があったでしょ。
その言葉を果たして真紀子さん本人が口にしたかは分からない。だけど、はじめてそれを聞いたとき、私は「あ、うまいな」と思った。真紀子さんは確かにそういう人だ。
本書の惹句には「田中真紀子の力の源泉に迫った傑作ノンフィクション」とある。
その惹句にウソはない。確かにコレは傑作ノンフィクションだろう。面白いし、テレビの中で、笑い、叫び、泣く、田中真紀子氏という人物の実像を、はっきりと知ることが出来る。
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