しとしとぴっちゃん(週刊 自転車ツーキニスト65)
発行日時: 2001/11/10----------------------------------------------------------
【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
自転車は雨に弱い、の65号
■雨ですねぇ(東京地方)
雨降りだ。寒くなりたての頃の雨は、なんだか、いつもより冷たい雨に感じてしまってね。
冷たい雨にうたれて〜♪とか歌ってしまいますね。そういえばユーミン、最近新譜出てます? さすがのユーミンもそろそろ才能が枯渇してきたんだろか? だったとしたら寂しいぞ。
さて、時々思うんですけど、外国の空港に着いたときなんかに漂う匂い、その国独特の匂いってありますよね。
アレって大抵は、その国の民族料理の匂いだったりするワケで、イタリアならばどことなくオリーブっぽいし、韓国ならばキムチというのか大蒜だ。ペルーなんかだってセビッチェ(魚の酢漬け)みたいな匂いがほんのりと漂ってる。
ならば、他国人にとって、日本はどんな匂いなんだろう。
こういうのは内部にいると気づかないわけで、日本人にとっては「え? 匂いなんてないのと違う?」だけど、実際にはやっぱりあるのだ。日本の匂い。
■醤油?
知り合いのアメリカ人に言わせるとこうなる。
「そうねー、確かに日本の匂いって強烈なものがあるとは言えないわね。でも、あるにはあるのよ。強いて言えば、醤油の匂い。でも、実際はそれとも少し違う。何というのか、大豆の匂いね。生のソイビーンズを潰したときの、ちょっと生臭いような匂い」なのだそうだ。
まあ、コレは彼女の個人的な感想なんで、一般的に正しいかと言われれば、私には分からない。でも何となく納得してしまったことでありました。確かに日本人って大豆たくさん食べるからねぇ。醤油、味噌は言うに及ばず、豆腐、納豆、枝豆、厚揚げ、黄粉……などなど大豆製の食材をあげると枚挙にいとまがない。大豆製品を食わない一日などおよそ考えられないよ。
よく日本を称して「お米の国」なんて言うけど、「お米の国」の称号は、考えてみれば東アジア諸国全般に言えることだよな。ジャパンオリヂナルということを考えると、実のところ、日本は「大豆の国」なのではないか。
肉を食べない島国の民族が、畑で編み出した生活の知恵。
でも、「枝豆」が実は「大豆そのもの」だということを知った時って、ちょっとビックリじゃありませんでした? 私はビックリでした。高校時代に「へー、コレが大豆かぁ」なんて間抜けな感想を持ったことでありました。「枝豆」すなわち「枝についた豆」だ。古来、花とは即「桜」を指したのと同じく、豆は即「大豆」を指していたのかも知れないですな。
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】
「金持ち父さん貧乏父さん」ロバート・キヨサキ著(筑摩書房)
いや、筑摩書房、臨時ボーナス状態だ。ココまで売れるとね。
この手のベストセラー本って何だかアタマに来るんで(やっかみか?)、従来あんまり読まないんだけれど、ようやく古本屋に出回りはじめたんで、ちょっと買ってきました。で、読んでみました。
ふむふむ、それなりに面白かった。そして、謎が解けた(後述)。
この本の主張するところは「学校の勉強をするより、カネについて学べ」ということなんだけれど、では、カネについての何を学ぶのか。簡単に言うと「資産を持て」ということに尽きる。
では、資産とは何か。資産とは「金を生み出すもの」を資産というのだ。つまり、分かりやすく言うと、同じ「家」であっても、自分で住んでる家は、ローンを返済するだけの、むしろ「負債」だ。その家を人に貸して、家賃を取ってはじめて不動産は「資産」となる。その手の「資産」を増やしていくことが、金持ち父さんになるための王道なのだ、というのが本書の主旨。
そこに「節税のための会社を作ろう」だとか「金儲けと思って金儲けをするな」だとかのポリシーだのティップスだのが加わって、何となく「オレも金持ちになれるかな」とか思わせてくれる。
で、も。
読み終わった後に、ふと考えてみる。
すると「じゃあ、しがないサラリーマンのオレは、これからどうすればイイんだよ」状態になってしまうのだ。本書に書いてあるところを実践するためには、つまるところはオーナー経営者になるしかないのである。「資産を持て」って言われてもなぁ。ましてや「増やせ」って言われても……。
だいたいのところ、日本のサラリーマンの9割は(もちろん私を含め)、本書に登場する「貧乏父さん」の生活をしていると思う。で、私はそれを悪いことだとは全く思わないよ。全部が全部「金持ち父さん」になっちゃったら、誰がその「資産」の家賃を払ってくれるんだよってね。
まあいい。
でも、リッチにはなりたいよなぁ。
どうすればいいのかなぁ……。
と、まあ、この本を読んだ後には、そういうフラストレーションが溜まるのだ。そこに目を付けた出版社がたくさんいたというワケ。
書店に出かけると、今やレジ前平積みは、この手の「金持ちになるためのハウツー本」だらけだ。赤坂や日本橋などのビジネス街などでは特にそう。広い意味では、本書の便乗本だよね。で、そのいちいちのタイトルが「金持ちサラリーマンになろう」とか「サラリーマンのお金の増やし方」など「サラリーマン」が強調されてるのだ。
前から謎だったのはそこ。今さらなんでこの手の本がバカバカ出るのかなぁ、不況だからかなぁ、と私は思っていた。
その謎が解けた。この本を読むと「じゃあオレみたいなサラリーマンの場合……」と誰もが思う。そして次に手に取るのは「金持ちサラリーマン本」だ。
なるほどねぇ……。オレも読んでみようかなあ……。
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