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まだまだイイ季節(週刊 自転車ツーキニスト64)
発行日時: 2001/11/8----------------------------------------------------------
【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
いやどうもお久しぶりの64号
■ちびっと寒くなってきましたね
昨日今日と朝夕チビッと肌寒くて、おお、そろそろ本格的に冬の足音が……(NHK風)、という感じですね。でも、今年から自転車通勤を始められた方などは「あれ? でも夏よりも走りやすいぞ」と思ってたりしませんか?
そうなのだ。自転車に乗ってると、すぐに身体は暖まってくるからしてね。
会社に着く頃には「おお、ちょうどイイぐらいの気温だ、気持ちいいぞ」と思うでしょ。うっすら汗なんかかいちゃったりして。ふと気づくとスピードメーターの「平均速度」が、以前よりも上がってたりしませんか? それもその筈、気温が筋肉を適度に冷やしてくれるから、より力が出るんだね。
これからまだしばらく快適な気温は続きます。だいたい12月の中旬頃までかな。
それ以降になると、走り始めがね、どうしても「寒くて億劫だな」ということになりがちだ。特に東北北陸地方以北の方々は「冬眠」に入っちゃうみたい。ま、それはそれでもイイのだ。
1月2月は冬眠で、3月から再開、という人も多いです。いっつも言ってるけど、無理は禁物。でも、電車の着膨れラッシュも何だし、私は自転車乗ってますけどね。風邪もひかない。東京の冬レベルだったら何ともないよ。
とまあ、真冬の話を今からしてもしようがない。
とりあえず今のイイ季節を満喫しましょう。ちょっと冷たい空気を吸って、うっすら冬の匂いを嗅ぎながら、黄色い街路樹の下を走るのだ。今の季節、どんな服を着てても、夏場のような汗対策が要らないところもいいよね。
■東京サイクルショー
湾岸、有明、東京ビッグサイト、今年もまた行って参りました。今回は「クロスバイクが売れている」のが目立ったなぁ。おお、一部ではランドナーも復活の萌しだ(ミヤタブース、パナソニックブースなど)。
クロスということで言えば、シマノなんて「ネクサーブ」シリーズ(快適系のコンポね)一辺倒でしたものね。入場者数も過去最高だったそうです。
サイクルショーの様子は、週末あたりにヒキタHP<http://japgun.hoops.ne.jp/>にアップいたします。
今回はとってもとってもスペシャルな人も登場しますですよ。誰でしょう??
■やっと出来た
もう脱力状態。疲労困憊。
例の東京書籍からの「自転車生活の愉しみ」という本なんですが、ようやく現在印刷中。色々、ああでもないこうでもないと推敲を重ねましたが、もう後戻りがきかない〜。出てしまう〜。正直、私は恐れおののいてます。
自転車の修理の仕方、なんて項目も中に入ってるんですが、これがもう、何というのか、ヒキタ流……(汗)。
さすがに今回は「何でもいいからクレ556をひっかけろ」なんてことは書いてません。が、「うーん、その場合は本書の手には負えないから自転車屋さんに直行だ」みたいなことは書いてます。
まあ、決して間違ったことを書いてるワケじゃないとは思うのですが、コンセプトが「ヒキタレベルになろう」でして、このヒキタレベルが、決して高くない、というべきか、まったく高くない。最高レベルで「チェーンカッターの使い方」ですからね。 でも、言ってみれば、そこのところがキモなのだ。
従来の自転車本が、どうしても「敷居が高」かったというのは事実だろうと思う。一般の人に自転車生活の裾野を広げるためには、これは大きなハードルだったのではないか、と私は思うのですね。
ママチャリじゃなくて、ちょっとカッコイイ自転車が欲しいなぁ……、と思い始めたぐらいの人が読んでみて、最終ページをめくる頃には「ふむ、タイヤは700Cで、私の使い方を考えると、前サスぐらいはあった方がいいのかも。やっぱりブレーキはVにしたいなぁ」というぐらいになってることを理想としてます。
ほとんどフルカラー。内容をあげてみると次のごとくです。
「都市を自転車で走れ」「自転車選びの基礎知識」「メンテナンスの基礎知識」「メンテナンス実践編」「都市の自転車運転術」「自転車『生活』の知恵袋」「怒濤の欧州自転車紀行」「そして日本の交通システムはどうあるべきか」
その他、コラムで「サビサビのママチャリ復活術」「自転車活用推進研究会」「自転車の経済学」「クリティカルマス」「ポタリングに出かけよう」などなどを扱ってます。
11月の27日頃に店頭に並びますので、よろしかったらお手にとって見てみて下さい。
そうは言っても、いわゆるヘヴィユーザーの方々にとっても、結構、面白いのではないかと思ってるんです。私としましてはね。
自転車ツーキニストの掲示板、私のウェブサイトを見てメールを出してくれた人々(これからご返事いたす予定です)のご意見も、大いに参考にさせていただきました。
ありがとうございました。んでは、よろしく〜。ばたり(倒れる音)。
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】
「東大生はバカになったか」立花隆著(文藝春秋)
そりゃね、バカになったか、と問われれば「バカになった」と言わざるを得ないと思う。
でも、正直言わせてもらうと、バカになったのは東大生だけでなく、大学生全体がバカになった、と私などは思ってしまうなぁ。そして、それは巷間よく言われるように「勉強しなくなったから」「本を読まなくなったから」で、片づけられる問題ではないのではないかと思うのだ。
今の学生が「勉強しない」「本を読まない」一番大きな理由は「今がサイコーだから」なのだと思う。
今がサイコーっていうのは決してポジティブな意味でなく、これから先にイイことが見込めない、という意味。就職状況は相変わらず土砂降りだし、年をとれば「オヤジ」「オバさん」になるばかりだし、若さは今だけ、ならば今を楽しんじゃえ、というのがホンネのところだと思うのだ。この先、どちらにしても自分の人生下り坂、と思ったら、将来のため、自分を磨くため、勉強なんてしやしないよ。
その姿勢が正しいか、間違っているかと言えば、当然ながら間違っている。
オヤジやオバさんになっても、どころか、オヤジやオバさんになってますます人生は輝くし、20歳程度の粗雑なアタマで見切れるほど、世の中は単純でも絶望的でもない。私など、あの頃に戻りたいかと問われれば「冗談じゃない、勘弁してくれよ」というぐらいのものだ。自分的にも他人から見ても(と思う)、今の方がずうっとカッチョイイ。充実してる。
ただ、現代の学生にとって不幸なのは、時代が、そのことを教えないことだ。
未熟な可愛らしさや、フレッシュさ、考えのない無鉄砲さばかりを礼賛する現在の状況が、彼らを勘違いさせる。これは日本人の初物好き、生もの好きにもつながる嗜好でもあって、何も今に始まった話じゃない、とも言えるんだけど、このところ、明らかにその嗜好が行き過ぎだ。
でも若さはいつかなくなるもの。体力も衰えてくる。それを埋めてあまりある何かを身につけないと、人は消費されてしまうばかりだ。そうなのだ。若さ礼賛、というのは、残酷な礼賛でもあって、当人だけでなく、周囲こそがその若さを消費する。だが、その若さが消費されきってしまった後、何も残らないことの咎は、当人だけが負わされるのだ。
さて、本書の骨子は、そういった話ではないのであった。なんじゃそれ、だな。すまぬすまぬ。
現代の東大生、中でも法学部生が、いかに「教養に欠けているか」、そして「理科的素養に欠けているか」、それに対する処方箋は何か、というのが、本書で立花氏が縷々述べている内容である。
知識でなく、考えることそのもの、つまり「知の哲学の確立」こそが大学教育である、という例によっての立花節で、私などは面白く読んでしまったのだが、法学部生との対比のためなのか、先生、文学部生を誉めすぎ。
現在の東大文学部は「法学部には偏差値がチビッと届かないからなぁ」というファッキンな学生が半分を占めてるはず。現状は、残念なことに先生の仏文科時代とは変わってしまったのだ。
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【自転車通勤で行こう】
http://www.hoops.ne.jp/~japgun/
バックナンバーはこちら。
http://www.melma.com/mag/03/m00016703/
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