復活でーす(週刊 自転車ツーキニスト38)
発行日時: 2001/2/2----------------------------------------------------------
【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
やでうれしや(谷岡ヤスジ風)の38号
お久しぶりです。ようやくHPを更新できまして、さらに嬉しいトピックスもアリ、です。
■宮田工業「ツーキニストスペシャル」試作第一号完成
ミヤタ自転車のこだわりエンジニア、ヤマザキ氏より連絡がありました。以下、抜粋。
できました。できました。ツーキニストスペシャルバイク!!!
良いです。すぐに乗ってかえりたいくらいです。
なぜこんな自転車がなかったのでしょう。
なぜ、メーカー(我々)は、この様な自転車を生産しなかったのでしょう?
・ 機能的で、
・ そこそこカッコ良く、
・ 軽く走れる。
…誰も誉めてくれないので、自画自賛しています。(いえ、多分そんなことはないと思います(ヒキタ記))
お約束の日より、少し遅れてすみません。(ぜーんぜん。わずか1日です(ヒキタ記))
錠、ベル等がまだ組付いていませんので、組付け次第、来週にも発送いたします。
なんて嬉しいメールだ!! と思いませんか?! Mさんの二玄社ではもう受け入れ態勢が整っています。来週、HPにても大公開の運びとなることでしょう。ご期待下さい。と言いつつ、私が一番期待してると見た。で……。
■HPトラブル、ようやく解決
デジタルツーキニスト、ワタナベ氏の助力により、FTPトラブルがようやく回避でき、先月21日付のHP更新が出来ました。
二桁になったM氏のレポート、ご覧下さい。
ただ、FTPトラブルは全面解決したわけでなく、相変わらずアラートは出るのです。うーん、サーバの中の私のファイルに虫クンでもいらっしゃるのかなぁ、と思ってしまいます。つまりは「あるはずのないファイル」というのが、次々と出てくるみたいなのですよ。
現在、ページを一枚一枚更新しています。
結構めんどっちいですね。
■「銭湯本」大詰め
まだまだ足りない原稿が……。
現在270枚。うー、時間がない!!!
あと、この本では私がイラストも全部、描くことになってます。そっちの方は現在まだたったの3枚。ホントに間に合うのか、ゴールデンウィークまでには書店に並びます。のでよろちくね。
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】
「ピカレスク 太宰治伝」猪瀬直樹著(小学館)
ナニヲイマサラ……、なのですが、傑作です。
去年刊行されて、現在4刷。この手の評伝としては太宰人気もあり、売れてます。売れるのも当たり前で、全編、よくできたミステリーを読むかのようでした。
まずはよくココまで調べたと感心してしまいます。まるで見てきたかのような猪瀬氏の筆致もあるのですが、巻末のインタビューリストを見ますと、それもその筈、登場人物のほとんどが、そのリストに出てきているのです。猪瀬氏は太宰治とあの時代をディープに生きてきた人に一々、話を聞いてきているのですね。そこには別個の感慨も湧いてくる。つまり太宰と同時期を生きた人々は80代90代ながら、まだ存命中なのです。
ちょっと驚いてしまいませんか? 太宰はまだまだ歴史上の人ではないのですよ。
井伏鱒二氏については、ちょっと酷かなぁとも思ってしまいました。
「みんな欲張りです、井伏さんは悪人です」といった内容の、太宰の遺書から話はスタートするのですが、その意味を説き明かしていくにつれて、本書は太宰とともに鱒二の人間性にも深く食い込んでいきます。
なぜ井伏鱒二は悪人と名指しされなくてはならなかったのか、太宰と鱒二はどのように関わっていったのか。本書を読めば分かります。太宰と鱒二の作品がいかに自分自身の人生とリンクしていたのかも分かります。
知らないことだらけでした。いやはや、評伝とはかくあるべきものなのでしょう。
太宰の度重なる自殺未遂の謎、動機。猪瀬氏の推測は恐らく正しいと思います。
読者はそこに太宰の狡猾さを見るか、甘えを見るか。
太宰は異常な天才でした。弱い天才でした。弱さがゆえの自殺でした。というのが、従来の太宰像だったと思います。ですが、本書を読んだ後ではそのイメージが変わります。必ずしも文学を求めたわけでなく、必ずしも美のみを求めたわけでもない、俗物で狡くて甘えん坊の、けれども確かに天才、そして貧乏流行作家。そんな像が浮かんできます。
若い頃に太宰を読むと、オレは太宰だ、と思いがちですね。私もそうでした。そしていつかそれを忘れてしまいます。
ところが、今回コレを読んで、むしろ逆に「だからこそ、太宰はオレかも……」と思ってしまいました。
いや、オススメです。ノンフィクションを読んだ、という久々の満足感がありました。
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