何だかお久しぶりの気分がするんですが……(週刊 自転車ツーキニスト31)
発行日時: 2000/12/6----------------------------------------------------------
【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
継続は力なりとつくづく思う31号
色々なことが重なりまして、パソコンには向かわないわ、HPの更新も遅れてるわの日々を過ごしていました。すいません。
件のMさんから、面白レポートを戴きまして、これは木曜日の深夜までには必ずアップいたします。Mさんますますハイパー化してまして、トレック、元の面影がありません。しかしながら、本人は「着膨れ」で元の姿に逆戻りしています。
他にもアップしなければならないのも多いのですよね。ギリギリのところでやってますので、突然の何かが入ると、すぐにスケジュールが狂ってしまうのですよ。
こんな夢を見ましてね。
南極とおぼしき氷原の上を私は歩いているのです。見たこともない男の友人と一緒に歩いています。
もう随分と長いこと歩いているようで、その友人の顔はどす黒くなってしまっていて、頬はこけ、歯だけがガイコツのように外に飛び出しています。お互いにすごく薄着で、いわば襤褸のようなモノをまとっているだけです。
足も痛いし、息をする度に冷気がのどを刺す。
すごく寒くて、たまらない、助けてー、と思った瞬間に、我々二人はズボッとクレバスにはまりました。
ヒョォッッッッと長い時間、落下していって、どさりとゴザの上のようなところに、落ちました。
色々なところを打った筈ではあるのですが、痛くない。夢ですから。
周りを見ると、そこは体育館のように広い空間です。木の柱が何やら大きなヤグラのように組んであって、上を見ると、そのヤグラの遙か上にクレバスの裂け目が見える。細い三日月のように見える青空と、そこから漏れる光できらきら光る氷がキレイです。
そして、床には一面に布団が敷いてありました。子供の頃の林間学校のように、沢山沢山、敷き詰めてあって、そこに多くの人が寝ています。何となく見たような顔もあれば、全く知らない顔もありました。
疲れていた私ら二人は、襤褸を脱ぎ、空いていた布団に潜り込みました。
清潔なシーツには糊が効いていて、とても気持ちがいい。
そこでうとうとしていると、色々なことを、すべて忘れてしまいそうです。
氷原の上をどこかに急いでいたはずだったのですが、それも忘れてしまいました。
クレバスの上に戻るにはどうすればいいのか。でも、ホントに安らかな気持ちになってしまって、私にとっては、もはやどうでもいいのです。気づくと横で寝ていたはずの友人が、いつの間にかいません。まあ、イイか。元々知らない人だし。
んで、私はいつまでもうとうとと眠り続けるわけです。
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】
「夢十夜」夏目漱石(新潮、角川、岩波など各文庫)
と、まあ、そう来たら、コレでしょう。
文豪漱石の巨大山脈の中では小品ではありますが、私はこれ、かなり上位にランクさせてしまいます。3夜目か4夜目だったかの背中の爺の気持ち悪さもかなりですが、やはり最高なのは1夜目だと思っています。この美しさといったら、いかばかりでありましょう。そしてその途方もない意味のなさも。
この幻想性、私としては大好きなんですけど、まあ、既にお読みになった方も多いですよね。
エンターテインメント志向、論理思考の漱石にこの手の味わいを持つのが、私が思うに、あと二つ。
一つは予想通り「倫敦塔」ですね。そしてもう一つがちょっと知る人は少ないであろう「坑夫」です。あまりメジャーではないですね。
コレは通常「ちょっと毛色の変わったノンフィクション」と捉えられているようですが、私は違うと思ってます。恐らく漱石は「夢十夜」と似たスタンスでこれを書いた。時代背景から言っても、ノンフィクション風の題材を与えられた、というだけなのだと思っています。
読後感が全く一緒。
漱石を読んで「ヘンな」気分が味わいたいときは、コレです。
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【自転車通勤で行こう】
http://www.hoops.ne.jp/~japgun/
バックナンバーはこちら。
http://www.melma.com/mag/03/m00016703/
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