大阪発でーす(週刊 自転車ツーキニスト30)
発行日時: 2000/11/23----------------------------------------------------------
【週刊 自転車ツーキニスト】"Weekly Bicycle Tourkinist"
週刊自転車ツーキニストとか言いながら、全然、自転車と関係ないじゃない、毎号。と思っている方。すいません。今回も関係ありません。次回こそは関係あるぞと言いつつ30号
海の向こうは関西新空港。海風がビュービュー吹く臨海地区に、西日本最大のアウトレットショップ「りんくうプレミアムアウトレット」が出来たわけです。行ってきましたがな。いや寒い寒い。風がすごいのよ。体感温度は実際の気温より5度は低かったと見た。
だけど、寒いのはそれだけではなかったぞ。
確かに色々ありましたがな。ブランドショップが。私の知ってるのは「ブルックスブラザーズ」と「リーガル」ぐらいしかなかったけど、それは単に私がブランドの名前を知らんだけらしくて、「えー? ヒキタさん、ニナリッチも知らないのぉ?(と、別のショーウィンドウを見て)きゃーすごい、このブランドもこんなに安ーい」てな調子であるらしい。
例えば「ディーゼル」ってイタリアのカジュアルブランドがあるんだけど、知ってますか? 私は知らんかった。でも有名だということで、沢山の人が押し寄せてる。そこのジーパンが半額だ。すげー、安ぅー。
だけど、そのジーパンって、元値が1万6000円もするんだよ。それが8000円強にまで下がってる。うーん、安、い。でもそれと同じようなジーパンが「ユニクロ」に行きゃあ、正札でいつも2980円で売られてますがな。そんなに違うかなあ、アレとコレ。
その他も安いぞ。「フラン・フラン」っていう雑貨のブランド(?)があって、そこのキャンドルが1000円。定価は2800円だ。安ぅい。
かなあ? これホントに安いの? ?
コレばかりは、私には実のところ、よく分からないんだけど、何で日本人ってこんなにブランド好きになったんだろ? それも海外モノばっかり。グッチでもイイし、プラダでもシャネルでも何でもイイけどさ。
例のガングロ少女たちも沢山持ってたよな。んで、もう日本中ルイヴィトンとかシャネルのマークだらけ。うーん、ゴージャス。
私はその「ブランド好き」の最も、さもしいあらわれがこの「アウトレット」と称するものだと思ったのよ。今回。
実際にこのアウトレットモールの売り文句の一つも「テナントの50パーセント以上が海外ブランド!」ということらしいんだ。
デザインが新鮮で洒落てるし、本場イタリア製、フランス製だから高いのよ。ふーん。でも、よくよく見てみると、あれあれ?? Made in Hongkong とか Thailand って書いてありますがな。ナンデだ?
「はい、アウトレット製品はアウトレット製品として作ってますから、海外委託が多いんです」(某ブランド店長談)
何だよ、それは。じゃあアウトレットってのは本来の「正規の商品」じゃないじゃないの。「はい。しかし、当社のタグが付いてます」。
え? あらら、正直といえば正直だけどさ……。これには私ならずとも絶句するしかないでしょ。
別にアジア製をバカにするつもりは全くないけど、例えばタイ製のシャツにブランドネームのタグを付けて、定価1万2000円。だけど、ここなら半額で6000円。
しかしながら、そのタグがなかったら、一体いくらで売れるつもりなんだ。
どうなんだぁ?? こういうのって。
こんなんが、まかり通るなら、日本ってホントにチョロいマーケットだよな。実際にまかり通ってるんだから、実際にチョロいんだ。舐められてるよ。実際に。
私は、なにわのおねえちゃん、おばちゃんたちに頑張ってくれと言いたいね。値段にうるさい、商品にシビアとされる彼女たちは、このショッピングモールにどう反応するだろう。
半額やぁ、やっすいわぁ、とか言うかな? それとも……。
是非とも閑古鳥を鳴かせて欲しいもんだと思います。東京なんかと違ってやなぁ、関西の目を舐めたらアッキマヘンで、と是非、言って下さいね。私は応援してます。
-----------------------------------
【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】
「グリーンマイル全6巻」スティーブン・キング(新潮文庫)
初の横文字モノです。さすがにキング、やっぱり売れました。
死刑囚にとっての死刑台までの最後の廊下。それをラストマイルというそうなんだけど、舞台となった刑務所ではそれが緑色に塗られていて、いつしか「グリーンマイル」と呼ばれるようになった。その刑務所を舞台とする、看守と妖精のような囚人の物語です。
人物の書き分け方もうまいし、最後までぐいぐい引っ張っていく力はさすがにキングのものなんだけどさ、と、少々疑問を呈す。
翻訳で読んでて何なんだけど、最近のキングって、ブンガク意識しすぎと違うかなぁ〜?
私はキングの真骨頂は「深夜勤務」「トウモロコシ畑の子供たち」など初期の短編集に見せる、あの、何と言うのか「痛い恐怖」だと思っていたのですよ。生理的に拒否感のあるモノを「読みたくないけど読んじゃうぅ〜」という感じで読ませるあのテイスト。
ああいうのをまた読みたいなぁと思うわけです。だいたいグリーンマイル、怖くないぞ。
ご承知の通り映画化されてます。映画も例によって大ヒット。
キングの映画というと、これ以外にも「シャイニング」「キャリー」「ミザリー」「ペットセメタリー」などとヒット作だらけで、もうたまらないんだけど、私は知っている。彼の初期のカルト映画。
「クリープショー」。
下らなくて、おぞましくて、安っぽくて、馬鹿馬鹿しい。そして私は「面白い」と思ったのだ。もっとお金と力を入れて真剣に馬鹿馬鹿しくも怖いモノを作れば、これは傑作になったと思います。
ホントにごくタマーに、ビデオ屋にあります。気づいたら見てみて下さい。下らないから(←褒め言葉)。
映像での初期キングの真骨頂です。ゴキブリにおののくE・G・マーシャルなんかも結構笑えるよ。
でもキングの本っていっつも装幀、そして企画がイイよなあ。
グリーンマイルの「文庫6巻連続出し」もそそったし、「IT」をはじめとした重厚でべったりしたあの重量感もたまらない。
ホントは私、あまりキングが好きではないのかも知れません。でも読まされてしまう。困ったモノなのです。おまけに困ったモノなのは、キングの本っていつも結構高いんだよね。
-----------------------
【自転車通勤で行こう】
http://www.hoops.ne.jp/~japgun/
バックナンバーはこちら。
http://www.melma.com/mag/03/m00016703/
このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます
- STORM BTO PC
- BTOパソコンインターネットショップ「STORM」がお届けするパソコンユーザー必見のメールマガジンです
- 和田秀樹公式HIDEKIWADA.COMマガジン
- 『大人のための勉強法』などの著者である精神科医、和田秀樹氏のエッセイ・最新情報等が掲載されるメールマガジンです。
- 横浜中華街オフィシャルメールマガジン
- 中華街のイベントや旬メニュー、地元民のインタビューを書きおこしでお届け。お得なクーポンやプレゼントもついて、使える小ネタが満載です。ぜひメルマガをチ...
- 週刊アカシックレコード
- 02年W杯サッカー韓国戦の「誤審」を世界で唯一「前日」に誌上予測し、誤審報道を「常識化」した推理作家(金正日の「遺書」で始まる「中朝戦争」後の北朝鮮...
- 宮崎正弘の国際ニュース・早読み
- 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析
![メルマガスタンド[メルマ!]](/img/common/melma_logo.gif)








