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「ベロタクシー」にちょっと危惧する(週刊 自転車ツーキニスト324)
発行日時: 2008/3/24
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┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト "Weekly Bicycle Tourkinist" ┣━┓
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「ベロタクシー」にちょっと危惧する324号
■今日の東京FM
突然なんじゃが、本日夜の東京FM「デイリープラネット」という番組で、自転車についてしゃべるのだ。21時過ぎ頃からっつってたっけな。
って、え? あと数時間後だ。2時間後?
それなのに、何をしゃべるのかと言われれば……、いまだによく分かっておらん。すべてはこの後の打ち合わせ次第であって、ふーむ、番組のテイストから言って、ピストの話かなぁ。もしかしたら、そうかもしれん。
じゃが、ピストの話だと、なんだか多少のネガティブ話になってしまいそうで、ちょっと困るのだ。特に「ノーブレーキで問題なし」とか言われた日にゃぁね。もちろん右側通行もダメだ。
もはや「自転車は自由の翼なのだぁぁぁぁぁ」なんて、野放図に言ってられない。そういう時代になった。
ただ、ホントにいろいろなところで自転車への関心が湧き起こっているのは確かな話で、それがこんなところにも表れてると思う。
以前も書いたけど、基本的に私はラジオに出るのが好きであります。シナリオなしのフランクさもいいし、どこに転ぶか分からんスリリングな感じもいい。
もしも間に合えば、聞いてみてください。東京FMだから、もしかして、地方でも場所によってはネットしているかもしれませんぞ。
■春のベロタクシー
ところで「春爛漫」とまではまだ言わないけど、春だなぁ。太宰府に行ってきましたよ。
「東風吹かば」で「梅が枝餅」で「飛び梅」な太宰府。暖かいね。裏山では何人ものローディ@練習中と出会った。もう梅も半分以上は散ってしまって、あとは桜の開花を待つばかり。
水城沿いの土手なんかでは、おお、さすがに九州、すでに桜のつぼみがまん丸にふくらんでおりましたがな。
春と言えば、私の勤務・東京赤坂では「赤坂サカス」オープン!ってんで、毎日がお祭り状態なのだ。
赤坂サカスは桜色がテーマカラーなんで、桜が咲く前から、もう街中薄ピンク色。なんだか桜っぽい。
だいたい「赤坂サカス」という名前からして「赤坂(に桜の花を)咲かす」の意味も含んでいるのだから、まあ当然といえば当然なのだ。
で、だね。赤坂サカス、オープンに伴って、東京ミッドタウンとの間に「ベロタクシー」が走り始めた。ベロタクシー、すなわち「自転車タクシー」のことだが、私は前から「自転車ここにあり!」のアピールのためには、このベロタクシー、かなり有用だとは思っているんだけど、こと「実用として」という部分にちょいとだけ疑念を持っていた。
何かというなら、ベロタクシーは「走る環境を整えないと運用がかなり難しい」という側面を大いに持っているからだ。
実際に、赤坂通り(サカスとミッドタウンを結ぶ路線)を通るベロタクシーは、渋滞の原因となりがちになっている。残念なことだが、これは見た目に事実で、ベロの後ろに着いたクルマはさぞやイライラしているだろうなぁと思わざるを得ない。
だけど、じゃあ、ベロが悪いのかというなら、そうじゃないのだ。赤坂通りは割合、路肩が広く確保されていて、本来、ベロにはぴったりのはず。ということは……、おわかりの方は、もうピンときていることと思う。ベロ渋滞の元凶は、路肩にズラリと並ぶ無法駐車なのだ。
ベロが通るためには、その走行空間を確保しなければならない、すなわち、路肩の無法駐車を一掃しなくてはならない。
これは当たり前すぎるほど当たり前の話で、道路の取り締まり当局(この際、警察だの公安だの言わない)は、本来で言うなら、ベロの通行を許可する際に、同時にそちらにも手を打たなくてはならないはずなのだ。ベロを走らせている国、都市は、みなそうしている。日本においてだって、京都で割合成功してる理由は、ベロが走る区間において、無法駐車の摘発がスムーズだったことがあるのだ。
赤坂もなんとかそのあたりに手を出していただきたいものだと切に思う。だいたいこの赤坂通り、私もしょっちゅう通る道路で、毎度毎度「ちくしょー、この無法駐車さえなければ」と思っていたところだった。
今までがあまりにひどすぎた。だいたい当たり前だが、本来、法を破っているのは、無法駐車の方なのだ。
だがね、今回、あんまりそういうことばかりをノー天気に言ってられない。
困ったことに、ドライバーの方は、なかなか急にそういうところに思いが至らず、ひたすら「ベロタクシーは邪魔だ」「エコもいいけど大迷惑」なんて感じてしまいがちだからだ。
それが結果として「やはり自転車は歩道を」ということになるとしたら、たまらない。
そうならないためにも、早急に路上駐車の一掃をしてもらいたいものだが、なかなか警察は重い腰を上げてくれない。こういう現在の赤坂の状況を見るに「結局『車道の自転車を悪者にしたいために』警察は赤坂通りの無法駐車を摘発しないのかなぁ」なんて、邪推すら生まれてくるのだ。
同じことは、現在全国98ヶ所で行われている(またはこれから行われる)自転車政策にもいえると思う。
98ヶ所の一部、または全部には、たまらない問題点がある。
これに関してはまた後日書こうと思うが、世田谷方式、杉並方式、霞ヶ関方式の三者をあえて「現状のまま並べる」ことによって、「市民に選んでもらう」というやり方は一見民主的に見えて、まったく違うと思う。
でも、そういうことが、今、全国で起きつつあるのも一方の現実なのだ。
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】
「中国沈没」沈才彬著 三笠書房
なんだか上記のごとく時間が間に合わないので(きゃー、これから半蔵門に行かなくっちゃ)、あまり書いているヒマがないのだが、この本は数多の中国本の中で「現実の中国」を知るのにかなりオススメだ。礼賛本でもないし、こき下ろし本でもない。非常にバランスのとれた筆致で「現実の中国」を見せてくれる。
著者は三井物産戦略研究所の中国経済センター長。なるほど巨大商社というものはこういう人材を擁してはじめてそのパワーを発揮できるのだな、と思ってしまう。
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バックナンバーはこちら。
http://www.melma.com/mag/03/m00016703/
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この記事へのコメント
全2件表示九州は、よくいらっしゃるんですか?
いい季節ですね!
私もツーリングへ出かけたいです。日時:2008年3月26日
大変興味深い内容でした。日時:2008年3月25日
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