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お・ひ・さ・し・ぶ・り・の(週刊 自転車ツーキニスト322)

発行日時: 2008/3/5

 
 
 
 
 
 
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┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト "Weekly Bicycle Tourkinist" ┣━┓
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     お・ひ・さ・し・ぶ・り(お恥ずかしや)の322号

■お・ひ・さ・し・ぶ・り &「自転車をめぐる冒険」発刊!

 いや、どうも。お久しぶりというのもお恥ずかしい、久々々々のヒキタであります。ご無沙汰いたしました。皆様お元気ですか? 私はといえば、意外や元気です。多少疲れてはいますけどね。それも相まって、どうも昨今「春眠暁を覚えず」状態でもあります。まだ春じゃないって? そうすね。春じゃない。でも、このところ異様に眠いのよ。まあね、原稿、講演、取材、その他、立て込んでて、倒れそうになりつつ、その一つの山をようやく越えたというところだからしてね。いやー、疲れた。

 何かというなら、東京書籍からの3冊目、私にとって15冊目の本になる「自転車をめぐる冒険」が、やっと今月、出ます。

 いや、疲労困憊。だが、今回のは、なかなか、いや、かなり、いや、すごく(!)面白いぞ。少なくとも私はそう自負してる。
 自負してるって、本当は「自」負ではないな。
 実は面白いのも当たり前で、本書はあのドロンジョーヌ恩田女史との共著なのだ。あのセクシー人妻・ドロンジョーヌがついに完全にベールを脱ぐときがきた!というのが本書の一番のウリ(笑)。

■ドロンファン、お待たせ

 いやー、ネット、雑誌などを通じての彼女の人気は、ホントすごいからね。ドロンファンよ、ほんとお待たせした。いよいよ彼女の書籍デビュー作が出るぞ。
 本書は、自転車をめぐる様々な論点24項目(ボロボロにして乗るか大事に大事に乗るか、とか、自転車を扱う一般メディアの『良識』、とか、ママチャリとの棲み分けはどうするべきか、とか)を私が書き、それぞれにドロン女史がイラストをつけ、突っ込みを入れる、という構図になってる。まあ、なんつーか、西原理恵子&神足裕司の「恨ミシュラン」。あのテイストを思い出してもらえれば当たらずといえ遠からず、というところだろうか。
 ま、かなり違うけど。
 あ、でも、男モノ書き側の髪型だけは同じだな。
 ……、ま、いいや。自転車乗りならば誰しも頷いたり、笑ったり、憤ったり、泣いたりする話ばかり(たぶん)だ。いよいよ書店に並ぶときには、またこのメルマガで告知しますんで、ぜひよろしく。本書を手に取ってみてください。ついでにレジに持って行ってください。たしか1、300円だったかな。ドロン女史がホントは何者なのかが分かります。
 実はイタリア人? ホントは驚愕のニューハーフ? なんのそれどころか実はCG? はたまた宇宙人? 未確認知的生命体? 万華教・女教祖? オマーン国際女子マラソン公式ランナー?
 ……、どれかは当たってます(←ウソ)。
 お楽しみに。

■自転車が燃えている

 自転車が燃えている!って、例の「三人乗り」の話なんだが、それだけじゃない。このところテレビも新聞もすごいよなぁ、自転車に関する話題が。暴走自転車に、放置自転車、傘差し運転、無灯火運転などなど「何を今さら」の「迷惑自転車・指弾!」の嵐が吹き荒れてる。自転車が時速30kmで突っ込むと……、なんつって、実験までやってくれてる局もある(それも複数)。スタントマンもご苦労なことだ。ヘルメットを被ってくれぐれも怪我なさらないことを。
 いや、そのこと自体は別にいいのだ。メディアが扱うこと自体はね。
 実際に迷惑自転車は路上にあふれているんだし、それは指弾されてしかるべきだろうから。
 要は、味噌も糞も一緒にしないということだろう。
(すべての)自転車は迷惑だから、おとなしく走れ、スピードを出すな、クルマの邪魔するな、歩道上でマナーとルールを守れ(で、そのマナーとルールって?)……、というような思考停止に陥らないことを望むだけでね。
「幼児三人乗り」についていうなら、私にしたって、エコの観点、実効性の観点から、基本的に「容認やむなし」と思う。思うが、同時にその前提が多少、いや、かなりあるのだ。三人乗り容認(現在、警察庁が検討に入ってる)に際しての「安全な自転車の開発」だって、メディア各社によっては大いに勘違いしてるところもある。
 詳しくはまた後日、語らせていただくつもりだが(今回はすまん、メルマガ・リハビリ中♪)、もう少し深く考えてみようよ、というスタンスは変わりない。

■あ、そうそう「めざましテレビ」

 あ、そうそう、メディアがらみの話で言うと、先日の「めざましテレビ」のことだ。
 自転車活用推進研究会の小林成基理事長がVTR出演して「自転車の逆走は危険なので、絶対にいけません!」と言ってたね。扱いも大きかったし、番組の姿勢も以前の放送から大きく方針転換だ。こういうフレキシブルな構えはかなりいいよなぁ。ぱちぱち。間違いはキチンと正す。できそうでできないことだ。さすがは「めざまし」、さすがはフジテレビ、というべきか、私はちょっと見直したぞ。
 大塚さんがちょっとだけムッとしていたような気がするが、たぶん気のせい、そうでなくともご愛嬌だろう。

 ただね、昨今、テレビを見るたびにハラハラものなのは確かだ。
 つい先日も、テレ朝で轡田さんがワケの分からん「コメント」をなさっていたし、局によっては、あからさまに「邪魔」、そうでなくとも「必要悪」程度に自転車を扱う“「本音の」コメンテーター”(誰?)みたいな人もいる。
 我々にできることは、これからも粘り強く「自転車というモノ」を理解してもらうための努力を続けていくことだけなんだろう。その一助となるために、私はこれからもメルマガを出し続けていかねばいかねばいかねばイカネバの娘……、ってなんのこと?

■伊豆大島の椿かな

 ところで、まったく個人的な話なんだが、先日、学習院のヒキタ講座・受講生の方々21名とともに伊豆大島一周ツーリングに行ってきたのだ。実に楽しかった。ものの分かった21名の楽しさ(もちろん初日の夜は宴会となる♪)というのもさることながら、相変わらず何かいいんだな、伊豆大島。私はこれで3度目になるんだけど、大島は一度も私を裏切ったことがない。
 次は八丈島だ、しまなみだ、と、決意を堅くし、竹芝桟橋を後にした21人であった。
 いいよね、みんな大人というのがいい。集え大人。遊べ大人。働くだけが人生じゃないぞ。

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「エンゾ・早川の体型大全」エンゾ・早川著 自由国民社

 なんだなんだ、何なんだこの本は。
 エンゾ・早川氏とは(自転車マニアには今さら言うに及ばず、だが)、茅ヶ崎の自転車屋さんにして、小説家、フィットネスインストラクターの「あの人」なんだが、ふーむ、いったいなんなんだ、この本は。
 まず、これまでのエンゾ本と異なり、どのジャンルに属す本なのか分からんし、結局、何が言いたいのかも完全にはよう分からん。なにしろ著者本人が「私のことを五世紀にひとりの天才だとか、レオナルド・ダ・ヴィンチの生まれかわりだという人がいるが……」と本の冒頭で高らかに歌っているのだ。五世紀に一人の天才じゃなぁ、うーん、一般凡人には理解できんのも当たり前なので、読者諸氏も私も気にしないように。
 さて、帯の紹介文などによると、本書の説明はこうだ。
「きれいなお姉さん、エリート・サラリーマンから、職人、政治家、じいさんまで様々な人びとを、日々 "ガン見"するという"修行"をしたその成果を、本人の手による、かなりイカした絵と解説とで講義」したもの。
 確かに、エンゾ氏の味のある(あり過ぎる)イラストともに、人々の姿勢、背格好、動きのありよう、ふくらはぎ、長い指、鎖骨、その他、フィジカルなものの奥に垣間見える生き方の姿勢(?)などが、事細かにマニアックに記されている。
 たとえば日本人の足を投げ出すかのような歩き方を、彼は「ペロンペロン歩き」と命名し、それではいかん、という。人は常に前傾のファイティングポーズをとるべきだとし、歩くときには、足はつま先からおろすべきなのだという。幼き日からそれを実行し、それをスポーツに活かせば、たとえばワールドカップサッカーでも勝利間違いなしなのだという。
 本当かもしれないし、エンゾ氏の思いこみかもしれない。説得力があるようだが、ないようでもある。正直、私には何とも言えない。なんつっても500年に1人の天才の言うことだもの。
 ただ、この本、文字通り「一気読み」だ。面妖ながらも面白いし、文字が少ないし、なにより独特のリズムが先に先にと読ませる。エンゾ氏、どこでこの技を身につけたのか、ある程度慣れると、彼の「オレは天才、オレの言うことだけが正しい、オレの、オレが、オレを……」という「芸風」が楽しくなってくる。ま、実際これがないとエンゾ本は面白味が半分になっちゃうよ。
 実はエンゾ氏、私の自転車乗車フォームを根底から直してくれた人である。
 私は彼のフォーム調整のおかげで、ケツがまったく痛くなくなったし、坂をぐいぐい上れるようになった。掛け値なしに恩人だといえる。だが、その恩人は、この本によって、いよいよ本格的に向こう岸に行ってしまったのかもしれない。それはつまり「恩人」がいよいよ「神」になった証左なのだろう。何の神なのかは今ひとつよく分からない部分もあるが。
 読者諸氏、お読みあれ。たしかに面白いから。
 そして、そこから何を得るかは……、まあ、読者次第、百人百様だ。本書は単なる世迷い言かもしれないし、その奥底に深遠なる哲学が隠れているかもしれないのだから(これはマジで)。

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毎回、私も言いたい事だ!と考えさせられる内容で楽しみにしています。日時:2008年3月9日


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