疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」 |
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センセイたちを動かそうの277号
■ローラー台(というのかな?)
ローラー台("サイクルトレーナー"というのかな?)を買いましてな。ジャイアント製の"Cyclotron Aut Trainer"ってヤツだ。つまりは室内に自転車を持ち込んで、そこでひたすらペダルを踏む、って代物。これがいいのだ。
テレビ観ながら、グルグルとペダルを回すわけだが、覿面に汗が出るね。ケイデンスを85程度に保って15分も乗ってると、床はもう汗の水たまりだ(←ちょっと大袈裟)。なんだか"ライディングハイ"のような状態になってしまって、気持ちいい。
以前のローラー台のように、けたたましい音が出るわけでもなく、深夜でも静かに使える。"無段階負荷調整"ってののおかげで「回転数に応じて滑らかに負荷が変化し、より実走感に近いトレーニングが可能になる」のだという。
ふーむ、実感として、確かにその通り。乗車感覚が自然。もう家の中で100km程度は走ってしまった。
テレビの前に置いているのが、なんだか流行りのダイエット機械"ロデオボーイ"みたいなんだが、アレよりもダイエットに効くような気がする。
……ん? ということは、"ロードバイク&サイクルトレーナー"で、あなたもテレビの前でこんなにスリム!とか言って、主婦にアピールすれば、結構売れるかもしれん。
「おまけにツーリングの楽しみもついてくる!」なんつったりしてね。
通販業界は是非とも考えるように。
自転車の裾野を拡げる、いいやり方かもしれぬ(←ま、ないな。ロードバイクが高いし)。
でもまあ、私個人としては「これで来年の乗鞍はバッチリだ!」とか思っているんだが、甘いかしら。
■自転車活用推進研究会の「法案反対ビラ」ができた
自転車活用推進研究会で作成した、例の法案に反対するビラができた。
これをどこでどうばらまくかが問題なんだが、とりあえずビラを眺めていても「なんでこんなことになったのだろう?」という疑問がバリバリ湧いてくる。一般の人にも今回の矛盾点がつかみやすいのではないか。
たとえばこんな文言。
「この10年で自転車関連事故は、1.3倍に増加しているが、このうち自転車対自動車の事故は約1.2倍の増加であり、自転車対歩行者の事故は約4.6倍に急増している。」(提言4ページ)
と、これが当の<提言>の4ページに明記されているにもかかわらず、その解決策が、
「自転車・歩道解禁」
となる不思議。
あらためてヘンだよなぁ。
■具体的な対抗策
さて、今回の法案への対抗策だが、我々にとってほんの少しだけ光明があるように見えるのは「PSE法」の時と違って、まだ「法案」は「提言」の状態であり(完成目前とはいえ)、さらには「まだ法案が国会に提出されてはいない」ということだ。
ということは、こちらにとっても、向こうにとっても、まだ「なかったことにできる」ということであり、何より「法案提出はまだ時期尚早。当該の法案は、問題点、矛盾点が多すぎる上、多くの国民の理解が得られていない」という論理展開ができることだ。
そのためにどうするべきか。
私は「政治家を動かす」ことだと思う。
というより、いち早く「この法案にとってのネガティブな情報」をセンセイたちのお耳に入れておくことが、最も効率的な道のように思えてきた。
衆参を問わず、与党野党を問わず、地元選出の国会議員に知り合いはいないだろうか。知り合いの知り合いでもいい。とにかく「なんじゃこりゃ? ヘンな法案だなぁ。そうか、反対している人が多いのか……」ということを、一人一人のセンセイたちに伝えておく。作家の高千穂遙さんの話によると、存外、真摯に対応してくれたりするのだそうだ。
このメルマガには、現在、1万1200人の読者がいるから、その一人一人が、そういった「政治家の知り合い」または「知り合いの知り合い」に声をかけ、ネットワークを繋げるならば、大きな力になるのではないかと思う。
■ネットの中でも話はできる
また、地元選出議員に知り合いがいなくても、各センセイ方のウェブサイトに「意見メール」を出すだけでも、ずいぶん違うのではないかと思うのだ。
説得の際には、私のメルマガを引用していただいても、まったく構わん。くれぐれも「自転車の権利」強調でなく「障害者、老人、子供などをはじめとしての、交通弱者たる歩行者の権利」の方を強調!でね。
とりあえず私は、元国家公安委員長・谷垣禎一前財務大臣に、なんとしても年内にお会いし、伝えるべきことを伝えるつもりだ。
同じ自転車人として、前財相は、今回の由々しき事態をどうお考えだろうか。
しかる後に、法案提出直前、新聞・テレビに動いてイタダク、と。私としては、できる限りの大騒ぎをするつもりなんだが、多くの新聞テレビが「疑義あり、このままではPSE法案の二の舞、歩行者の権利を守れ」ということになるならば、さすがにセンセイたちとしても賛成票を投じにくくなるのではないかという目論見だ。
ココの部分はさすがに「少々甘いかな」と自分でも思わざるを得ないが、センセイたちの登場は、間違いなくカンリョー氏たちにとっては煙ったいはずだぞ。
皆さん、是非。
私だって、こんな政治活動めいたことや、市民運動めいたことは、好きでもないし、得意でもないんだが、ことここにいたって、もはやそんなことは言ってられない。
246が、甲州街道が、日光街道が、葛西橋通りが、環8、環7、山手通りの車道が、やがて自転車で通れなくなる。そんなことを見過ごしてたまるものか。
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)
「神話の果て」船戸与一著 講談社文庫
「アタマがぶすぶすと泡立ってくる」と、私は船戸を読んでしまう。気づくと船戸を手にしている。どこからでも無理なく物語り世界に入れる。たぶん文体が自分にあってるんだろうね。
南米三部作の真ん中の一つ。
この本を読み返すのは、何度目かなぁ。物語の舞台となる、ペルーの情景も、アンデスの状況も、私にとってはなんだか懐かしい。
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「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
*昨年12月発売の最新刊。今回はなぜか「奈良・暗峠」「秩父・八丁峠」「北海道・日高峠」と、峠モノが満載。
「疋田智の自転車生活スターティングブック」ロコモーションパブリッシング
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
「大人の自転車ライフ」光文社知恵の森文庫
「自転車ツーキニストの憂鬱」ロコモーション・パブリッシング
「日本史の旅は自転車に限る!」木世(えい)出版社
いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index=books-jp&field-author=%E7%96%8B%E7%94%B0%20%E6%99%BA/249-6371737-5693951
【自転車通勤で行こう】
http://japgun.infoseek.ne.jp
バックナンバーはこちら。
http://www.melma.com/mag/03/m00016703/
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