【もっと続報】事態は危機的な(週刊 自転車ツーキニスト274)
発行日時: 2006/12/7
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【もっと続報】事態は危機的な274号
<お断り>
*前号で予告した「警察の思惑がどこにあるか」については、次回のメルマガにて、ということにして、今回のメルマガは、喫緊の状況を「喫緊ながら幕間のお話」としてしようと思います。
■ある元官僚からのメール
大量の反響メールをありがとうございます。
現役、OBを問わず、官僚の皆さんからのメールも、意外なほどに入ってきております(うふふふ。しかし驚いた。私のメルマガ読者には官僚系がこんなにいたのか)。自転車人かそうでないかを問わず「今回の法案は間違ってる!」との声ばかりです。
交通行政をどこまでねじ曲げたら気が済むのか。外部に(私のことですね)ここまで論理の矛盾を指摘されて、官僚として恥ずかしくないのだろうか、という内容が多いです。
例の「バレたか」の人を含め、言えることに関しては、いずれ色々なことを申し上げましょう。内部情報は大歓迎です。私は命にかけてもニュースソースの秘匿だけは守ります。
しかしね、激励メールは嬉しいんだけれど、「禿しく応援しています」という文言は、いったいどうなんだ(笑)。「禿しく」は恐らく「激しく」の言い換えなんだろうけど、激励されているのか、おちょくられているのか、ようワカラン。
閑話休題。さて、それらのメールの中に、以下のごとく「正直なところ」を述べてくれたものがあった。まずいところ(本人特定されるような箇所など)を改変して、以下に引用しよう。
彼は、私の知るところ、信頼すべき元キャリア官僚である。ちなみに彼はエコにシンパシーはあるものの、自転車人ではない。
忌憚のない「法案の将来像」を、とくとお読みあれ。
【引用「ある元官僚からのメール」】
今回の話は、経験上<シナリオばっちり、確信犯的政策実現コース>に見える。
経験的に、このまま審議会が始まったら、もう止められないだろうね。
しかし、今できることはあまりない。
議員を動員して、いち早くカウンターの法案を提出するのがもっとも効果的だと思うが、実現可能性は小さかろう。
すぐにできることとして、請願法、情報公開法の利用があるが、本件では行政庁に対する嫌がらせ活動に堕してしまう可能性が大きく、関係者の住所氏名が相手に把握されてしまうデメリットもある。
正面から議論しても、世論を動かすのはつらい。
相手は「歩道通行の一部追認」という論法で行けて、かつローコストだが、批判者側は、まず「本当は車道を走るものです」を理解させた後に、「提言の問題点」を理解させ、さらに「真の提言」を伝えなければならないからだ。
各レベルの政策担当者は「政策ダマ」としてアドバルーンを上げた以上、何らかの「成果」を出さないと引っ込みがつかない。出世に響く。成果としてもっともわかりやすいのが法改正。あとは、取り締まり強化による検挙率アップ。
客観的にみて、状況は圧倒的に行政側有利。
【引用終わり】
うひゃぁ。文言を読むに、ますます事態はヤバヤバではないか。
我々はこれをひっくり返さなくてはならないのだ。
こっちだって必死だが、相手だって必死だ。彼らにとっては「何らかの『成果』を出さないと引っ込みがつかない。出世に響く」なのだよ。それもあのプライドの高い官僚たちのことだ。彼らにとって「出世」とは「単なる出世」ではない。これからも、必死で誤魔化し、締めつけにかかるだろう。
それと闘わなくてはならない。
タマラン話だ……。
だが、考えてみれば、彼らの「成果」や「出世」など、知ったことか。間違っていることは、間違っている。矛盾と穴だらけの、国を過ちに導こうとするかの法案を作ろうとしている自らを恨むべきだろう。
この法案はまったく歩行者の視点からも、自転車の視点からも、圧倒的に落第なのだから。
■闘う方法はどこにある?
問題はその闘い方だ。
それに関するヒントがあるかどうか、昨日、NPO法人「自転車活用推進研究会」通称「自活研」の"緊急拡大理事会"が行われた。
もちろん今回のタイトルは、
「自転車の安全利用の促進に関する提言(警察庁)」についての検討と対策に関する会議
である。
自活研とは、もともと国会の「自転車推進議員連盟」のシンクタンクとして発足したもので、現在は東京都認可のNPO法人である。メーカー、業界団体、官界などと一線を画した「自転車普及」のための活動を行っている。監督官庁がなにもない。いわば「ユーザーのためオンリーの」団体ということで、私も理事の一人だ。
さて、今回の会議の内容はというと、議論百出ながら、基本は「今回の提言、その後の法案提出に、100%反対」となった。
決議された対抗策は、次のごとくだ。
1. 自転車ユーザーおよび歩道上の交通弱者の声の結集
2. 自転車議連への働きかけ
3. 谷垣前財相、小杉元文相など、キーマンたる代議士への働きかけ
4. 「安心して歩ける歩道を実現する全国連絡会(仮称)」の設立
5. 秘密
6. 秘策
7. リーサルウェポン
である。
私のところに来る激励メールの中に(ありがとうございます)「で、私は何をすればいいのでしょうか」というのが多数含まれている。「私の団体はどうすれば」というのも多数ある。
我々「自活研」は、それらの声を結集しようと思っている。その手段はいずれこのメルマガ、または自活研のHPでお伝えするつもりだ。
<自活研HP>
http://www.cyclists.jp/about/index.html
なるだけ早いアクションを。
法案提出まで、猶予はあと2ヶ月しかない。
■とりあえずの私の最初のアクション
さて、私の封印解除路線の第一弾を、早くも12/7(木)(あ、今日か)にやります。
TBSラジオ(954kHz)「アクセス」にて夜10時から。出番はおよそ2時間の番組中、だいたい40分間なんだって。みっちり喋りまくるつもりだ。
だが、気をつけなくてはならないのは、聴いてるのは、ドライバーもしくは一般のママチャリユーザーであることだろう。
嫌われないように、無理のないように、伝えることが課題だ。
あまり自転車のことばかりを強調しない。だけど、歩道は歩行者の聖域であること、老人、子供、障害者のことを考えなくてはならないこと、日本のやり方は世界的に見て間違っていること、そして、快適な歩道と、自転車のスムーズな車道走行には、環境、健康、そして、人類の未来があること。それらを伝えようと思ってる。
生放送。
さて、うまく喋れるかどうか……。
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)
今回もお休みです。
さあ、何をするべきか。考えるぞ。
あ、そうそう。作家の高千穂遙さんもこの問題について「障害者自立援助法」の例をとって分かりやすく解説してる。是非ご覧あれ。
http://www.takachiho-haruka.com/
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「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
*昨年12月発売の最新刊。今回はなぜか「奈良・暗峠」「秩父・八丁峠」「北海道・日高峠」と、峠モノが満載。
「疋田智の自転車生活スターティングブック」ロコモーションパブリッシング
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
「大人の自転車ライフ」光文社知恵の森文庫
「自転車ツーキニストの憂鬱」ロコモーション・パブリッシング
「日本史の旅は自転車に限る!」木世(えい)出版社
いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index=books-jp&field-author=%E7%96%8B%E7%94%B0%20%E6%99%BA/249-6371737-5693951
【自転車通勤で行こう】
http://japgun.infoseek.ne.jp
バックナンバーはこちら。
http://www.melma.com/mag/03/m00016703/
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この記事へのコメント
全4件表示bipedロードやMTBなどのゆわゆるスポーツ車と実用向けのママチャリなどは使用目的が明らかに異なるわけですし、言ってみれば違う乗り物だと考えることもできます。
それを単に「自転車」として1つのカテゴリーで考えるのは無理があるのではないかと思うんです。もっとも、ママチャリでもスポーツ車より速く走っている人もいるし、要は、どのような使い方をするかで分けて考えるといいのではないでしょうか。例えばどうしても車道を走るのであればヘルメットとグローブは義務付けるとかですね。
何せ一番に考えなければならないのは歩行者、自転車に乗る人の安全ですから。あと、車道を走る車やオートバイの人たちが無用に加害者にならなくてもいいような手立てを考えることだと思います。とにかく自転車で車道を走るなら必ずヘルメットはかぶるべきでしょう。日時:2006年12月8日
SHARE-THE-ROAD自転車ツーキニストの掲示板
http://tu-ki.homev6.jp/bbs.php
にも書いた内容をそのまま転記しますね。
>自転車の車道通行禁止を可能にしたらどんな問題があるのか、みんなで意見を出し合って、整理して、どこかでPRしたいですね。
ご提案ありがとうごさいます。そうですね、これまで自転車が使っていた道路空間にパーキングメーターが設置されて合法的に駐車が可能になる。新たな集金ビジネスで取り締まりのノルマから解放される。第二の就職先も保証。ああ、問題でしたね。まず第一に地球環境によくない。肺ガンが増える。運動不足で歩けなくなる。自転車にも乗れなくなる。で、僕たち自転車乗りの未来は?
○「普通(10km〜15km程度)に走ることが可能な幅広の歩道の整備と引き換えに、クルマの代替になるようなスピード(15km〜30km程度)で走行していた通勤・通学自転車の居場所が無くなる。
○「歩行車」(自転車を押して歩く者、幼児車と随伴車、低速の三輪車や電動カートなど)との混在交通となり普通(10km〜15km程度)にも走れなくなる。
○歩道通行の自転車は歩道走行と車道の横断を頻繁に繰り返すようになる。そのたびに一時停止して左右の安全を確かめるので「スピードという自転車の利便性」が損なわれる。
○車道走行をしていれば防げていたであろう「車道を横断する際の一時停止違反」による「対自動車・2輪との事故」が増える。
○幹線道路に沿った歩道では、枝道から幹線道路に入り込む自動車のほとんどは歩道を乗り越えてから停車するため、車道走行よりも事故は増える。
ああ、気分が落ち込んじゃう。
対抗案ってないかしら?
○スピードがのろい=邪魔だ、(40km/h〜60km/h)速度規制の道路では車道と歩道を削ってスロースピード(15km/h〜30km/h)専用レーンを設ける。道幅に余裕が無ければゾーン30kmの規制をかける。
○軽車両ならクルマと同じように1車線を占有できる?
http://www.pedalexpress.com/tools/tools.html
参考、
http://www.powerscyclediary.com/archives/2006/03/27/post_40.html
http://www.powerscyclediary.com/archives/2006/03/10/post_29.html日時:2006年12月8日
?けふ さん
幼児は歩道走行でよいでしょう。8歳までは歩道、などとしている国もあります。
しかし老人や過積載でふらつくようなら、歩道では歩行者にとって危険です。車道を安全に走れないようなら、なおのこと歩道を走るべきではありません。日時:2006年12月7日
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