堺の"黒いマヨネーズ"に負けた(週刊 自転車ツーキニスト265)
発行日時: 2006/10/17
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┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト "Weekly Bicycle Tourkinist" ┣━┓
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堺の"黒いマヨネーズ"に負けた265号
■"堺まつり"いろいろ
というわけで、堺に行ってきましてな。
例の"自転車DO!"イベントなわけだが、今回はフォーク歌手のなぎら健壱氏(自転車活用推進研究会名誉会長)が中心となってのトークショーであった。
堺市役所前の特設会場に着くと、おや? いつもよりははるかに人が多い。何人かは分からないけど、数百人はいる。立ち見だらけ。若い女性が多い。意外だ。
当初、私は「さすがに有名人(なぎら氏のこと)は違うなぁ」と思った。または「おお、さすがは自転車の町・堺」と。
ところがところが、我々の「自転車トークショー」の前座(?)に、若手のお笑い芸人が立ったのだ。「ブラックマヨネーズ」という。後で知ったのだが、"M-1"でグランプリを取ったんだってね。彼らが立つと客席は湧いた。若い女性の反応がスゴい。20分程度、彼らのステージは続いただろうか。そして、彼らのステージが終わった瞬間、客はゾロゾロとひいたのだよ。「終わった終わった」というごとく。
数百人はいたと思われる客席が、一気に4、50人程度になってしまった。
萎え。
参ったね。彼女たちはあくまで"ブラマヨ"目当てに来てたのだ。
おまけに残った人々を見ると、ヘルメット持参、レーパンだらけではないか。さっきサインをしたばっかりの人もチラホラいたりして(私でもそういうことはあるのです)、ありゃま、一言でいうなら、残ってくれた人は、つまりは自転車マニアだけであった。
あらためて思ったが、まだまだ自転車の時代は来てないよ。
堺市は産業という意味では「自転車の町」ではあるものの、決して走りやすい街というわけでもない。行政も市民もぜんぜん「交通機関としての自転車」の方を向いてはいない。我々はショボショボと自転車トークをし、その後の「第二ステージ in 自転車博物館(こちらはこぢんまりと盛況だったよ)」につないだ。
いや、しかしね。
"ブラックマヨネーズ"に負けるのは仕方がない。なぎら氏には申し訳なかったが、それが現在の現実だ。
だが、せめて、我々の「後に」"ブラックマヨネーズ"、としてはいただけなかったものか。そしたら、待ってる客は「強制的に」我々の話を聞かざるを得なかったじゃろうて。
そもそも我々の話は、すでに自転車人になっている人にとっては「自転車の有用性の再確認」ということでしかない。一般のママチャリストたちに聴かせることにこそ意味があるワケだ。中でも「若い女性たちに」ということであれば、意義あることだよなぁ。
うーん、そういう意味で、今回は惜しかった。
だが、同時に何かをつかんだぞ。
我々は、誰かビッグネームの前座をやるべきなのだ。
誰かいないかなぁ。我々を前座にしてくれる人気者は。
15分でいいのだ。「エコにも気を使う○○(人気者の名前)」として、評価も上がるかもしれないぞ。
■将軍サマの国であれ
例の将軍サマの核実験以来、韓国内でも「反北朝鮮」のムードが高まってきてる。
ようやく盧政権@太陽政策の行き過ぎに気づき始めたのかとも思われるが、批判の内容、政策転換の詳細はいざ知らず、私がイヤなのは、その反北朝鮮デモの中で、あいも変わらず国旗を燃やしていることだ。ソウルの街角で燃やされているのは、もちろん北朝鮮の国旗である。
ホントにこの国の国民は、よく他国の国旗を燃やすなぁ。
日章旗は勿論のこと、反米デモの際には星条旗。そして北朝鮮。それがどんなに失礼なことか分からないのだろうか。
反○○国、は、いい。おおいにデモンストレーションを行い、議論するがいいと思う。ただ、それがたとえ将軍サマ率いるテロ国家であろうと、理性や礼儀を失っては、説得力も半減だと思う。
怒りにまかせ「国旗を燃やす」という幼稚な行為に出るメンタリティ。ハタで見てても実に恥ずかしい。日本人はそんなことしないよ。真面目な話。
あくまで一部の突出した活動家だとは思うのだ。だが、それが「ウケる」と思われる風土がこの国には確かにある。
そもそも「礼儀の国」の筈だっただろう。
韓国人はもう少し大人になるべきではないか。
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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)
「池袋ウェストゲートパーク」石田衣良著 文春文庫
あまりにベストセラーになると、読む気がなくなるというへそ曲がりな私だから(でも、そういう人って結構いるでしょ?)、今頃この本を読むのだ。
うーむ、なるほど、100万部。一気に読んでしまう。
一言でいうならば「池袋西口公園に集まる不良少年たちの物語・連作短編集」というものだが、「不良少年」といっても、ウンコ座りするリーゼントの連中じゃないよ。「チーマー」だの「カラーギャング」だのといわれる少年たち。これが現代のリアルなんだろう。
ひきこもりとか、S(スピード・覚醒剤の一種)とか、イラン人出稼ぎとかの現代風俗も、巧みに物語の要素に折り込んであって、飽きさせない。プロットは面白いし、筆致はあくまで軽やか、かつ、ヴィヴィッドだ。「イスラームのあり方はそうではないぞ」などという批判は、この際当たらないだろう。あくまで小説は小説なのだ。
ただし、私の趣味としては(あくまで私の趣味)体言止め多用の文体の軽さ、および、ご都合主義なまでの少年たちの万能ぶりに、違和感が残ったのも確かだ。
主人公・真島誠をはじめとする登場人物の、ある種の倫理観のなさ(主人公の描き方はあくまでさわやかなのに)も、ちょっと……という感じ。
ああ、やだやだ。池袋には近づきたくないね。
だがな。面白かったことだけは間違いない。たぶん私はこの連作短編集のパート2も、パート3も、その後も、読んでしまうのだろう。
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「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
*昨年12月発売の最新刊。今回はなぜか「奈良・暗峠」「秩父・八丁峠」「北海道・日高峠」と、峠モノが満載。
「疋田智の自転車生活スターティングブック」ロコモーションパブリッシング
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
「大人の自転車ライフ」光文社知恵の森文庫
「自転車ツーキニストの憂鬱」ロコモーション・パブリッシング
「日本史の旅は自転車に限る!」木世(えい)出版社
いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
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【自転車通勤で行こう】
http://japgun.infoseek.ne.jp
バックナンバーはこちら。
http://www.melma.com/mag/03/m00016703/
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