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5分でわかるデジタル家電のABC Vol.052
【iPhone発売・・・携帯電話の謎8】
発行:2008.09.24 23:00
配信数:268部
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【目次】
1.睡眠不足
2.ブルーマウンテン
3.iPhoneの衝撃
4.日本の携帯電話
5.iPhoneの技術
6.まとめ
7.次回予告
8.編集後記
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【このメールマガジンの登場人物】
X君:
大学生。法律の勉強をしているらしい。
2週間に1回ぐらいの割合で、【私】の家に遊びに来る。
忙しい時は、遊びに来なくなるので注意。
私:
電機メーカで、デジタル家電の研究開発に従事している。
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【1.睡眠不足】
「彼」が私の目の前で大きな口を開けると、口の中が良く見えた。
X君
「ふああぁ」
私
「眠そうだね」
X君
「徹夜ですよ。徹夜。もう、くたくたです。」
私
「試験勉強でもしていたの?」
X君
「勉強は・・・普段からしているからいいんですよ。
今回は、大ニュースがあったじゃないですか!」
私
「もしかして・・・」
X君
「そのもしかしてですよ。
Yahoo!のサイトでは大々的にキャンペーン張ってましたよね」
私
「新聞各紙にも、記事になっていたよね」
X君
「ちょっと、その前に、コーヒーご馳走して下さい。
眠たくて、倒れそうです」
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【2.ブルーマウンテン】
私が台所で作業をしていると、手元から香りが立ち上ってきた。
X君
「今日は、ブルーマウンテンですか?」
私
「うん。今日はX君が来る日だから特別だよ」
X君
「これは、いい香りですね」
私
「で、例のものはどうなったの?」
X君は、カップからコーヒーを一口啜ると、こっちに顔を向ける。
X君
「それが、せっかく徹夜で並んだのに、ダメでした。
売り切れてしまいました」
私
「iPhoneは、人気の割には、数が少ないようだね」
X君
「そうみたいです。徹夜しても手に入れることができませんでした」
私
「まあ、そのうち手に入るだろうから・・・」
X君
「ちょっと済みません。横になってもいいですか。
体が、だんだん重くなってきて・・・」
そう言い終わらないうちに、X君は勝手に私のソファに横になった。
テーブルの上には、空になったコーヒーカップが置かれている。
すやすやと寝息を立てて、X君は眠りの中に引き込まれたようだ。
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【3.iPhoneの衝撃】
iPhoneがソフトバンクモバイルから独占的に発売されたのは、
2008年(平成20年)7月11日。
この日は、店の前で長い行列ができる様子が報道されました。
余談ですが、iPhoneは、
「アイフォン」ではなくて、「アイフォーン」というようです。
新聞やネットの記事を読んで不思議に思った人もいると思います。
iPhone(アイフォーン)
と、わざわざ括弧付で書いてありますね。
これは、商標の関係だということのようです。
それにしても、今回のiPhone(アイフォーン)の行列事件。
まるで、マイクロソフトのWindows95の時を彷彿されますね。
X君
「こういうのは、
大々的にキャンペーン張って流行を作り出すんですよ。
それがビジネスなんです」
急にX君がしゃべりだしたので、私は慌てて彼の方を見る。
しかし、彼はすやすやと寝息をたてていた・・・
きっと、X君の寝言だったのでしょう。
徹夜して、iPhone(アイフォーン)を手に入れようとしていた
X君には似つかわしくないセリフですから。
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【4.日本の携帯電話】
私の友人に携帯電話端末の開発をしている人が何人かいます。
彼らに言わせると、
電機メーカの地位は、日本ではとても低いようです。
地位が低いという言い方は語弊があるかもしれません。
「儲けが少ない」と言った方がよいかもしれませんね。
莫大な開発費をかけても、開発費の回収がやっとで、
利益が、ほとんどなく、撤退するメーカもあり、報道されました。
日本のメーカ全般に言えることなのかもしれませんが、
技術的に優れていても、戦略というかビジネスの手法が上手くなく
そのため、利益が出ない。
あるいは損失を被るということもあるようです。
エンジニアとして働いていると、積極的に儲けようというよりは、
「技術の限界を追求しよう」というような人が多いですね。
それが良いとか、悪いとかいう議論はひとまず置いておいて、
こういう日本独自の携帯電話市場を
「ガラパゴス諸島」に例える言い方もよくするようです。
余談ですが、NTTドコモや、au(KDDI)、ソフトバンクなどは、
「キャリア」と呼ばれます。
シャープ、パナソニック、NEC、富士通、日立、東芝、
カシオ、三洋電機などは、
「メーカ」(あるいは「メーカー」)です。
日本では、基本的にメーカは、
端末の売り上げ以外の収入源は、限られてしまいます。
つまり、端末が売れなくなると、巨額の開発費を回収できず、
撤退する場合もありえます。
ところが、今回(2008年7月)話題になったiPhoneは、
ネット上でのデータ保存サービス実施、、
通信会社(キャリア)を経由せずにインターネット接続する。
など、多くの点で、日本のメーカとは違う戦略を持っているようです。
(つまり、端末の売り上げ以外にも収入源がある)
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【5.iPhoneの技術】
私はまだ、iPhoneの実物を見たことがないのですが、
操作はタッチパッド(タッチパネル)を使っているようですね。
今(2008年7月)はまだ、技術的な情報が少なく、
タッチパッドについて不明点も多いのですが、
(恐らく透明電極を使っているのだと思いますが)
「タッチパネル」については、
以前、このメルマガでも少し取り上げました。
(透明電極の話)
【参考】タッチパネルについて
5分でわかるデジタル家電のABC Vol.011
【どうやって作っているの?・・・液晶総まとめ】
http://archive.mag2.com/0000209216/20061213230000000.html
話は変わりますが、日本のメーカも、
市場戦略にもっと力を入れないと、
せっかくの高い技術を活かすことができなくなるかもしれません。
そのためには、X君のような人材が必要かもしれませんね。
X君は、まだ寝ているようですが・・・
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【6.まとめ】
1)2008年(平成20年)7月11日発売されたiPhone(アイフォーン)は、
徹夜で行列が出来るほどの人気だった。
2)iPhoneは、「キャリア」(通信会社)と、端末メーカ(製造会社)
の関係を変えるような、ビジネスモデルを持っている。
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【7.次回予告】
携帯電話の話の続きです。
その後は、こんな感じでいきたいと思います。
携帯電話(基地局,端末,W-CDMA(FOMA),LTE(S3G),iモード,ワンセグ)
(800MHz,2.1GHzの違い)
無線LAN、WiMAXなど。
ビデオ、CD、DVD。
FeliCa(Suica、Pasmoなど)
(予定は未定です)
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【8.編集後記】
上の原稿書いたのは、しばらく前で済みません。
iPhoneも発売当初は、マスメディアで取り上げられていましたが、
一カ月以上経った今は、すっかし影を潜めてしまいました。。。
(2008年9月)
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もしよかったら推薦してください。「読者さんの本棚」(まぐまぐ)
(melma!と「まぐまぐ」ではIDが異なりますのでご注意ください)
http://blog.mag2.com/m/log/0000209216/
【5分でわかるデジタル家電のABC】ID:0000209216
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