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5分でわかるデジタル家電のABC Vol.024

発行日: 2007/9/1

5分でわかるデジタル家電のABC Vol.024
【50ヘルツと60ヘルツ・・・商用電源の謎】
発行:2007.09.01 23:00
配信数:208部
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【目次】
1.コンセントの周波数
2.統一は難しい
3.周波数混在による問題点
4.電子レンジ
5.まとめ
6.次回予告
7.編集後記
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【1.コンセントの周波数】

X君
「えーっと、確か、コンセントの電圧が振動しているのでしたよね。
東日本は50へルツ、西日本は60ヘルツ。
ヘルツというのは、一秒間に振動する回数でした」


「そうだったね」

X君
「でも何で、50ヘルツと60ヘルツに分けているのですか?」


「元々、明治時代に輸入した発電機に原因があるようだ。

東日本の会社が輸入した発電機は、ドイツ製で50ヘルツ。
西日本の会社が輸入した発電機は、アメリカ製で60ヘルツだったわけ」

X君
「ドイツとアメリカで、周波数が違ってた訳ですか?
でも、日本では、同じ国内に、50ヘルツと60ヘルツの二種類あると
不便じゃないのですか?」


「本当は、どちらかの周波数に統一したかったんだけれど、
できなかっただんたね。
だから今でも、少しは問題があるんだ」

X君
「問題があるのに放置ですか?」
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【2.統一は難しい】


「今から統一すると非常に経費がかかるからね。もう無理だね。

ところで【問題】というと、東日本から西日本に引っ越すと、
電気製品が使えなくなる場合があるんだ。

とは言っても、

最近は50ヘルツと60ヘルツの両方に対応している電気製品もあるから、
それほど重要な問題ではなくなっているけれど。

東日本から西日本、あるいはその逆のときは注意した方がいいね。
もっている電気製品の取扱説明書に注意事項が書かれているはず。

50Hzと60Hzで、性能が異なる例があるんだけれど、
身近なところでは、電気製品にタイマーが付いている場合があるだろ。

あれに【50Hz】【60Hz】って、
2種類の目盛が書いてあるの見たことない?」

X君
「そういえば、そういうものもあったかな」


「あのタイマーは、周波数を利用しているんだ。
例えば、50Hzなら、一秒間に50回振動するからね。

その周波数を利用してタイマーにしているワケ。
だから、周波数が異なると、タイマーの進み具合も変わるのだよ。

話はちょっと戻るけど、
実は、50Hzと60Hzの混在が日本の技術力を高めた
という人もいる。

電気製品を設計する場合には、
交流電源の周波数に関して考えている必要があるからね。
電機メーカとしては、かなり面倒なことなんだけれど」

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【3.周波数混在による問題点】

50Hzと60Hzが混在する問題点として身近なものは、
先にあげたように、
【引っ越すと使えなくなるかもしれない電気製品がある】
ということでしょうか。

50Hzと60Hzで動作が異なるものとしては、
交流モータ(いわゆる誘導機)があります。

扇風機などはモータを使っていますので、
50Hzと60Hzでは回転数が変わります。


それからエアコン内部、冷蔵庫内部、
電気洗濯機内部のモータも回転数が変わりますね。


しかし、
「インバータ」というものを内臓していれば影響はありません。

インバータというのは、
【周波数を変換する装置】だと理解しておいてください。
(正確に言うと、直流を交流に変換する装置)

インバータは、周波数変換を利用して、
モータ制御を行っているんですね。

「インバータ・エアコン」などは、これを利用しています。

それから、電車もインバータを利用しているのがありますよ。

インバータを利用すると、消費電力を削減できて、
省エネタイプの製品を作ることができます。
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【4.電子レンジ】

話を元に戻すと、電子レンジも周波数を利用している製品です。

だから、【インバータ】を内臓していない電子レンジなどは、
50Hzが60Hzに変わると利用できなくなることがあります。

(正確に言うと、電子レンジ内部にある【マグネトロン】が
発生する周波数が変わる可能性があります)

日本製の電子レンジなら、おそらく、
50Hzと60Hzの両方に対応していると思いますが・・・
(古いものは対応していない可能性あり)

詳しくは、お持ちの製品の取扱説明書をお読みください。


X君
「50ヘルツも60ヘルツもどうでもいいような気もしましたが、
何だか奥が深いようですね」


「そうだね。今日はこの辺にしておこうか」
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【5.まとめ】

日本では、商用電源の周波数が東日本と西日本で異なる。

東日本=50Hz(ヘルツ)
西日本=60Hz(ヘルツ)

になっている。

エアコン、冷蔵庫、電気洗濯機、電子レンジ、タイマーなど、
(あと蛍光灯も)
電源の周波数を利用している製品では、
50Hzと60Hzで、特性が変わる場合があるので気をつけてください。

特に、50Hzの地域と60Hzの地域を跨いで引っ越す場合は、
注意してください。
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【6.次回予告】

次回は、周波数の話の続きか、電子レンジの話。
その後、ラジオやテレビの周波数の話と続けるつもりです。
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【7.編集後記】

暑い夏は、もう終わりそうですが、エアコンを使った人多いでしょうね。

(家に無くても、列車、バス、職場、学校、お店など、
どこかにはありますからね)

エアコンについての説明もしたいのですが、
このペースで行くと、まだまだ先の話になりそうですね。
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投票をして頂いた皆様、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。

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