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5分でわかるデジタル家電のABC Vol.017
【プラズマディスプレイのまとめ】
発行:2007.05.18 23:00
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【目次】
1.世界が変わる
2.色の補足
3.プラズマテレビの構造
4.小型化が難しい
5.他の課題
6.まとめ
7.次回予告
8.編集後記
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【1.世界が変わる】
X君
「いやー、プラズマディスプレイについて、
少しは、わかるようになってきました。
今まで、何が何だか分かりませんでしたが、
電気店に行ったときに、原理が分かるというのは面白いですね。
今までと、プラズマを見る目が変わったというか」
私
「うん、それは確かにあるね。
知るということは、自分の世界が変わるという
とても不思議な体験なんだよね」
X君
「それにしても、
プラズマっていうのが、キセノンなどのガスで、
プラズマが放電によって紫外線を発生しているとは驚きました。
そして、その紫外線が蛍光体に当たって、
RGB(赤、緑、青)の三色を表しているのですね」
私
「そういうことだね」
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【2.色の補足】
前回、カラーについて書きましたが、(RGB)
実は、「青」については、少し面白い話があるのです。
青は、発光効率の悪い色です。
つまり、RGBそれぞれが、同じ輝度で光る場合には、
青が弱く見える。
のです。
そのため、青の「サブ画素」を大きくすることで、
バランスをとっている方法があります。
これは、非対称セルなどと言って、RGBのバランスを調整し、
美しい画面を実現しています。
(輝度やコントラストが向上し、白色が明るくなる)
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【3.プラズマテレビの構造】
プラズマテレビの構造については、あまり説明していなかったので、
ここで、まとめてみましょう。
プラズマディスプレイは、
1.前面ガラス基板
2.背面ガラス基板(アドレス基板)
から構成されています。
「1.前面ガラス基板」は、以下の3つで構成されています。
1)表示電極
2)誘電体
3)保護膜
そして、「前面ガラス基板」と「背面ガラス基板」を
隔壁(リブ)というもので仕切っていて、
小さな小さな粒粒(サブ画素)を作っているわけです。
(「サブ画素」のことを、単に、「画素」という人もいる)
そのサブ画素の中には、
キセノンやネオンなどのガスが入っています。
(1)キセノンやネオンなどのガスをプラズマ状態にする
(2)電圧をかけることで紫外線を発生させる
(3)発生した紫外線が蛍光体に当たり、蛍光体が発光
(4)R(赤)、G(緑)、B(青)の三色に光る
(5)そのRGBの光の組み合わせで、多くの色を生成できる
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【4.小型化が難しい】
ところで、プラズマテレビは、小型化が難しいと言われています。
小型化が難しい理由は、次のようなところでしょうか。
[1]サブ画素を大きくすると輝度が上がる
[2]しかし、単位面積当たりのサブ画素数は減少する
[3]つまり、解像度が下がってしまう
液晶でもそうでしたが、サブ画素が大きい方が
(同じ面積なら、画素が小さい方が)解像度が上がりますね。
X君
「それなら、画素を小さくして、解像度を上げたらいいでしょう?」
という意見もありますが、
画素を小さくすると、
「放電遅れ」が増大するために、小型化が難しいのです。
「放電遅れ」というのは、映像信号が入力し、電圧がかかってから、
プラズマ放電が開始される時間のことです。
ちなみに、プラズマ放電するための電圧は、
160V程度ですが、この電圧を半分にすることによって、
コストダウンや高品質化を可能にしています。
(80Vと−80Vのパルスと使うことによって、等価的に160Vにしている)
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【5.他の課題】
プラズマテレビは、液晶テレビよりも
動きの早いもの(サッカーなど)は、キレイに映りますし、
「黒」の表示が美しいと言われています。
しかし、欠点もいくつかあります。
上に書いた「小型化が難しい」以外には、
消費電力が大きい(駆動電圧が高いため)
寿命が短い(蛍光発光の電極が劣化するため)
などがあり、これらの改良が行われています。
液晶も、応答速度が速くなってきているので、
液晶×プラズマの戦いは、これからますます熱くなっていくでしょう。
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【6.まとめ】
プラズマテレビの問題点はいくつかある。
1.小型化が難しい
2.消費電力が大きい
3.寿命が短い
どれも、プラスマテレビの原理上、解決が難しい問題である。
が、駆動回路の再検討、新材料の開発などの研究が進められている。
また、「非対称セル」などといって、
青色の比率を上げることで、美しい画面を実現している製品もある。
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【7.次回予告】
次回は、有機ELについて書いてみたいと思います。
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