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5分でわかるデジタル家電のABC Vol.014
【見えないプラズマが光を出す・・・プラズマテレビの謎】
発行:2007.05.02 15:00
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【目次】
1.薄型テレビが増えてきました
2.蛍光灯はどうやって光る・・・?
3.プラズマ放電って一体なに?
4.紫外線が発生すると
5.つまりプラズマテレビは
6.まとめ
7.次回予告
8.編集後記
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【1.薄型テレビが増えてきました】
X君
「イマダ電機(仮名)に行ってきましたが、
プラズマテレビ多いですねえ、他には液晶も頑張っているようです」
私
「ブラウン管(CRT)だと、
画面が大きくなると、奥行きが長くなってしまって、
テレビが大型化するという欠点があるんだよ。
以前は、重くて巨大なテレビが銀行ロビーなどに置いてあったね」
X君
「プラズマの場合は薄く出来るので大型化が容易という訳ですか?」
私
「そうだね。プラズマテレビの場合は電子銃が無いからね」
X君
「じゃあ、どうしてプラズマテレビは映っているの?」
私
「キーワードは【蛍光灯】かな」
X君
「またもや【蛍光灯】ですかあ?
まさか、小さい蛍光灯がたくさん入っている・・・
なんてことはないでしょうね」
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【2.蛍光灯はどうやって光る・・・?】
皆さん「5分でわかるデジタル家電のABC」の第1回目は蛍光灯でした。
http://blog.mag2.com/m/log/0000209216/107739475.html
「蛍光灯のどこがデジタル家電なんだよっ!」
という苦情もありましたが、
蛍光灯は、デジタル家電にも関係があります。
例えば1)
「液晶ディスプレイ」のバックライトには蛍光管が使われています。
例えば2)
そして、プラズマディスプレイにも蛍光灯は関係があります。
正確に言うと、本物の蛍光とは少し異なります。
「プラズマ放電」によって発行した紫外線を使っています。
蛍光灯では、電子が発生し、
水銀に当って紫外線がでるのでしたよね。
プラズマディスプレイでは、「プラズマ放電」を使っています。
余談ですが、「デジタル家電」と言っても、
アナログ技術と「関係は深い」のです。
デジタル家電は、「0」と「1」の処理だけでは無く、
様々なアナログ技術も使っているのです。
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【3.プラズマ放電って一体なに?】
何気なく使っている「プラズマ」という言葉。
さて、この「プラズマ」っていったいどういうものなのでしょうか?
プラズマについて説明する前に、
まずは「原子」の構造を考えてみましょう。
地球上にあるものの「ほとんど」は、原子でできています。
パソコンも携帯電話も、「原子」のカタマリと言っていいでしょう。
さて「原子」は、陽子の周りを電子が廻っている構造をしています。
(原子=陽子+電子(電子は陽子の周りをぐるぐる廻っている))
プラズマは、「原子から電子が離れた状態のガス」のことです。
(つまり、ガス状の陽子の集合体)
(余談ですが、プラズマは、核融合などにも応用できます)
このプラズマ状態の原子(プラス)と電子(マイナス)が、
再び元の状態に戻ろうとして結合するときに、
放電エネルギーがでます。
そのエネルギーによって紫外線がでるのです。
X君
「す、すごいですね。
プラズマによる放電エネルギーで紫外線発生ですかぁ・・・はあ」
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【4.紫外線が発生すると】
「紫外線」
何か「思い当たること」がありませんか?
X君
「はて??何かありますかね?」
蛍光灯のところで、出てきましたね「紫外線」。
X君
「そ、そうか!プラズマの紫外線を使って画面を光らせるのですね」
紫外線が発生してしまえばこっちのもんですね。
X君
「思い出しました。任せてください。
紫外線が当たると蛍光体が発光するんですよね」
私
「そうだったね。
そういうところは蛍光灯とプラズマディスプレイは似ているね」
蛍光灯は、水銀に電子が当たって紫外線が放出され、
蛍光灯の内部に塗布された蛍光体が発光するのでしたね。
プラズマテレビも放出された紫外線を利用しています。
プラズマテレビでは、紫外線を放出するのに
キセノンガスなどのプラズマを利用しているのです。
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【5.つまりプラズマテレビは】
X君
「というと、プラズマテレビは、画面の粒粒(画素)の一つ一つが、
紫外線を放出していて、それで光っているわけですか?」
簡単に言うとそういうことです。
プラズマテレビの光っている粒粒の一つ一つには、
プラズマが封入されているのですね。
何気なく店頭で見ているプラズマテレビ。
あの画面の中には、プラズマ(ガス状になった陽子)が入っていて、
そのプラズマが出した紫外線が、
蛍光体に当たり光っているわけです。
プラズマテレビでは、
「アドレス電極」と「表示電極」という電極間に
プラズマが封入されているのですが、
その電極の隙間は100μmぐらい
(μmは100万分の1メートル)
画素のピッチは0.5mmぐらいです。
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【6.まとめ】
1)プラズマとは「原子から電子が離れた状態のガス」のことである。
(つまりガス状になった陽子)
2)このプラズマに「電子」が結合するときに、紫外線を放出する。
3)その紫外線が「蛍光体」に当たると発光する。
4)つまり、プラズマテレビの画面の小さな粒粒(画素)の中には、
プラズマが入っていて、それが発生した紫外線によって、
小さな粒粒(画素)が光っているのである。
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【7.次回予告】
次回は、プラズマの原理をもう少し詳しく書く予定です。
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【8.編集後記】
プラズマテレビは、すっかり値段が下がりました。
電機メーカは、新しい製品を次々に投入していかないと、
なかなか、利益が得られないようです。
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【本の紹介】
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