5分でわかるデジタル家電のABC |
この記事の発行者<<前の記事
|
次の記事>>
|
最新の記事
5分でわかるデジタル家電のABC Vol.009
【トランジスタは光を通す?・・・バックライトの謎】
発行:2007.04.08 19:00
--------------------------------------------------------------
【本の紹介】
私の友人「とまこ」さんが本を出しました。
著者からお話を伺い、信念というか、情熱というか、
その行動力と熱い心がとにかく印象に残りました。
文章だけではなく、イラストもかなり良いです。
皆さま是非お買い求めください。
ということで以下宣伝文です。
旅に出たい〜! → 会社やめよー → 結婚もしちゃおっ
旅好きカップルが勢いでたどり着いたのは、神秘の大陸南米だった!
世界遺産、大自然、街角グルメ、ヘンテコな人&もの・・・etc.
180日間80万円で南米をまわって、
見て、聞いて、感じたことを綴るイラストエッセイ
とまこさんのサイトから本のご購入が可能です。
http://www.tomako.tv/
とまこさんのブログもよろしくお願いします。
http://blog.livedoor.jp/tomooo16/
さらに、とまこさんのトークイベントも開催されます。
5月3日(木)15:00〜
@東京渋谷大盛堂書店
(※4月15日受付開始 TEL 03-5784-4900)
テーマ「楽しいお絵かきと旅のコツ」
詳しくはこちらで。
http://www.honsom.com/monthly.htm
--------------------------------------------------------------
【目次】
1.液晶モニタは光っているように見えるけれど
2.液晶は後ろから・・・
3.蛍光灯そっくりのランプが光る
4.反射シートで光を送り込む
5.液晶は半透明(に見える)
6.まとめ
7.前回の答え
8.編集後記
--------------------------------------------------------------
【1.液晶モニタは光っているように見えるけれど】
X君
「あのー、素朴な疑問なんですがトランジスタって光ってるんですか?
だって、液晶って光っているように見えますよ。
ホラ、部屋を暗くすると・・・
ぴかーって光っていますよね。このパソコンの液晶」
私
「TFT液晶は、それ自体は光っていないんだよ。
まあ、世の中には【光る半導体】もあって、
それは、いわゆる、発光ダイオードっていうものだね。
これも非常に面白いからいつか書くつもり。
X君忘れないでおいてね」
X君
「じゃあ、TFT液晶って光っているように見えるのは何故ですか?」
私
「後ろから光を当てているのだよ」
X君
「まじっすか?電球か何か入っているの??」
私
「電球ではないけれど、それに近いものが後ろにあるのだよ」
X君
「えー!それはホントですか?」
--------------------------------------------------------------
【2.液晶は後ろから・・・】
前回、TFT液晶は、「小さな粒々」の集まりだと書きました。
この「小さな粒々」の中にトランジスタが入っていて、
そのトランジスタがスイッチのような働きをして、
液晶に電圧を掛けたり、掛けなかったりという制御をしているのです。
しかし、TFT液晶は、発光しません。
それならどうして液晶は明るく見えるか?
それは後ろから、光を当てているからです。
これを【バックライト】といいます。
X君
「えー??こんな薄い液晶の裏側にバックライトが入っているの?」
正確に言うと、液晶の裏側には「反射シート」というのがあって、
「ランプ(蛍光管)」の光が「反射シート」を通って、
液晶の裏側に廻っていくのです。
つまりこんな感じです。
1)ランプ(蛍光管)が光を発生
2)光は反射シートを通る
3)液晶の裏側から光が当る
4)液晶が光って見える
ところで、この「ランプ」は、蛍光灯によく似ています。
蛍光管(冷陰極管)などと呼ばれています。
X君
「このメールマガジンの創刊号はたしか「蛍光灯」でしたね。
それは、もしかして、もしかすると、
液晶の「ランプ」の説明をするためだったんですか??」
それはX君のご想像におまかせしまーす。
--------------------------------------------------------------
【3.蛍光灯そっくりのランプが光る】
では、まずランプの説明から始めましょう。
ランプ(蛍光管・冷陰極管)は、蛍光灯によく似ています。
でも、蛍光灯よりもかなり細くて直径2mmぐらい、
最近のノートパソコンなどに使われているものは、
もっともっと細いかもしれません。
その蛍光管(冷陰極管)の中には、アルゴンなどのガスと、
水銀の蒸気が入っています。
1)電極の中から電子が放出される
2)電子が水銀蒸気に衝突する
3)水銀蒸気から紫外線が放出される
4)紫外線が蛍光体にあたり、発光する
ということです。
液晶それ自体は、消費電力が少ないのですが、
ランプは消費電力が大きく、それが問題になっています。
携帯電話やノートパソコンなどでは、
ランプ(バックライト)を一時的にOFFする
(あるいは、光を弱くする)「省電力モード」などもありますね。
それから、最近では、「発光ダイオード」を
蛍光管に使用する機器もあるようです。
--------------------------------------------------------------
【4.反射シートで光を送り込む】
ランプが生成した光を反射シート(反射フィルム)を使って、
液晶の後ろ側に送り込むわけです。
この「反射フィルム」は、白色ポリエステルフィルム、
超白色ポリエステルフィルムなどがあります。
用語が難しいかもしれませんが、
ま、そういうもんだと思っていてください。
(詳しく書くと、反射シートは
反射フィルム、導光板、拡散シート、プリズムシートなどから成っている)
正確には、この反射シートも含めて「バックライト」と呼ぶようです。
--------------------------------------------------------------
【5.液晶は半透明(に見える)】
X君
「でも・・・液晶はトランジスタなんですよね。
後ろから光を当てるということは、液晶を光が通り抜ける?
つまり、トランジスタなのに透明なワケですかあ??」
いや、透明ではなくて、半透明(に見える)ということです。
トランジスタなどの部分が小さいため、
トランジスタの隙間から光が漏れていると考えてください。
それから、光を通す「透明電極膜」も使っています。
(この透明電極膜は、タッチパネルなどにも使用されています)
さて、実際の液晶では、光を通す割合は10パーセントほど。
これを「透過率」といいます。
この透過率を上げることで、明るい液晶を作ることができます。
(もちろん、バックライトの光を増すことでも明るくなります)
TFT液晶の「小さな粒々」には、
トランジスタや電極やコンデンサなどが付いています。
(これが、液晶に電圧を掛けるスイッチの役割をしている訳です)
液晶は、完全な透明ではないんですね。
--------------------------------------------------------------
【6.まとめ】
液晶それ自体は光っていないが、後ろから光を当てている。
それを総称してバックライトなどと呼ぶ。
(あるいは、ランプ(蛍光管)を「バックライト」と呼ぶ)
バックライトは以下のような仕組みになっている。
1)ランプ(蛍光管)が光を発生
2)光は反射シートを通る
3)液晶の裏側から光が当る
4)液晶が光って見える
ランプ(蛍光管)は、蛍光灯に似た構造の蛍光管(冷陰極管)である。
液晶では、後ろから光を効率よく通すため、
「透過率」を上げるような努力をしている。
「透過率」を上げることが出来れば、省電力にも繋がる。
--------------------------------------------------------------
【7.前回の答え】
前回問題を出しました。
『問題』
1280×600の液晶では
1)ピクセルは「何個」あるでしょうか?
2)サブピクセルは「何個」あるでしょうか?
答えは、
1)ピクセルは、768000個
2)サブピクセルは、2304000個です。
皆さん出来ましたか?
--------------------------------------------------------------
【8.編集後記】
今回紹介させていただいたとまこさんの本、
是非よろしくお願い致します。
とまこさんのサイトから本のご購入が可能です。
http://www.tomako.tv/
とまこさんのブログもよろしくお願いします。
http://blog.livedoor.jp/tomooo16/
--------------------------------------------------------------
【5分でわかるデジタル家電のABC】
メールマガジン配信解除・配信先の変更は、こちらからお願いします。
まぐまぐの方はこちらからお願いします。
http://blog.mag2.com/m/log/0000209216/
melma!の方はこちらからお願いします。
http://www.melma.com/backnumber_166171/
--------------------------------------------------------------
この記事の発行者<<前の記事
|
次の記事>>
|
最新の記事
