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デジタル家電の技術 Vol.003
【イメージセンサ(撮像素子)CCD】
発行:2007.02.24 12:00
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【目次】
1.X君の疑問
2.イメージセンサ
3.CCDとは
4.CCDの動作
5.CCDの弱点
6.まとめ
7.次回予告
8.編集後記
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【1.X君の疑問】
X君曰く。
「この前、秋葉原のヨドバシカメラに行って来ましたよ。
最近は、デジカメの種類も増えて、何を選んで良いのか分らないですね。
ところで、いつも思うんですが、
デジタルカメラの【画素数】って何のことですか?
画素数が多い方が性能がよくなるってこと?は知ってますが、
画素数が多いって本当はどういうことなんでしょうか?」
私
「銀塩カメラの場合は、フィルムが入っていたけれど、
デジタルカメラは、イメージセンサ(撮像素子)などが、
フィルムの替わりに使われているね。
そのイメージセンサの中にあるフォトダイオードの数のことだよ」
X君
「いめーじせんさ?ふぉとだいおーど?
あんまり聞いたことないですね。
何ですか?それは?」
私
「じゃあ、今日は、イメージセンサ(撮像素子)について説明しようか」
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【2.イメージセンサ】
イメージセンサというのは、光を電気信号に変える素子のことです。
一般的にデジタルカメラに使われているのは、
CCDやCMOSなどのイメージセンサです。
デジタルカメラのカタログを見ると、イメージセンサ(撮像素子)に
どんな部品が使われているのか書かれています。
今回は、まずCCDについて説明しましょう。
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【3.CCDとは】
CCDは、Charge Couled Devicesの略です。
「電荷結合素子」などとも呼ばれます。
このCCDは、半導体の一種の
フォトダイオードやキャパシタなどから構成されています。
デジタルカメラのカタログに記載されている「画素数」とは、
この「フォトダイオードの数」のことです。
つまり「500万画素」だったら、
500万個のフォトダイオードがあるということですね。
フォトダイオードの大きさは、1マイクロメートルほど。
つまり、1メートルの100万分の1ぐらいの大きさです。
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【4.CCDの動作】
CCDは、光を電気に変換する働きをする素子です。
CCDの働きは、以下のようなものです。
1)光を電荷に変換
2)電荷を転送
3)電荷を電気信号に変換
CCDのフォトダイオード部分は、「光電効果」を利用しています。
「光電効果」というのは、
光を「電荷」に変換させる作用のことです。
光の強さによって「電荷」の量も変わります。
さて、光を電荷に変換した後、
1つ1つのフォトダイオードに蓄積された電荷を取り出すわけですが、
このとき、「バケツリレー」のような方法を使います。
何故そんなことをするのかというと、例えば500万もある素子に
配線を繋げると、設計も製造も困難になるためです。
そういう「困難」を減らしていくことが、
製品の品質、価格、製造プロセスなどを減らし、
低価格で高品質のものを作ることに繋がるのです。
そこで、1つ1つのフォトダイオードに配線するのではなくて、
「電荷」を、バケツリレーのように「転送」させて、
キャパシタ部分に運ばれていく方法を使います。
つまり、一個のデータは、隣の素子、さらに隣の素子へと、
順番に転送され、最後に電荷を取り出しているのです。
このデータは、キャパシタに蓄積されます。
キャパシタは、
「電荷の量」を「電圧の値」に変換することができる素子です。
この「電圧の値」によって、光の強さを表すわけです。
「光の強さ」と「電圧」の関係はこういうことになります。
・黒=光が弱い状態=電荷は少い=電圧が低い
・白=光が強い状態=電荷が多い=電圧が高い
(RGB256段階で表すと、0が黒、255が白になる。
赤色は、R=255、G=0、B=0
黄色は、R=255、G=255、B=0になる)
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【5.CCDの弱点】
どんなものにも、弱点はあり、それはCCDでも例外ではありません。
ここでは、CCDの弱点について説明します。
(最新型のCCDでは、この弱点もかなり克服されているようです)
弱点1)スミア
症状:光が強いものを撮影した場合、縦方向に真っ白に色飛びしてしまう
CCDは垂直方向に電荷が転送され、その後、水平方向に転送されます。
例えば、朝日や夕日などを撮影した場合、
強すぎる光が入ってしまうと、電荷が溢れてしまい、
溢れた状態で次々と転送されます。
電荷が溢れた状態は、「白」として認識されます。
つまり、そういう状態の写真をみると
縦方向に真っ白な帯のような領域ができてしまうのです。
弱点2)暗電流ショットノイズ
症状:CCDをスタンバイした状態で、電荷が発生してしまう。
その暗電流によって、ノイズが発生してしまう。
CCDは、スタンバイした状態でも、(光を完全に遮断していても)
CCDが発生する熱によって、電荷が発生します。
この暗電流が「ノイズ」になってしまうのです。
このノイズがあると、ダイナミックレンジが小さくなってしまいます。
ダイナミックレンジというのは、
最も大きな信号と最も小さな信号の比率のことです。
こういう比率は、電気工学ではデシベル(単位:dB)で表します。
このダイナミックレンジが大きい方が、
表現できる色の階層が増えるので、
より性能がよいということになります。
つまり、暗電流があるために、相対的に、
ダイナミックレンジが小さくなってしまうのです。
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【6.まとめ】
CCDの働き。
1)光を電荷に変換
2)電荷を転送
3)電荷を電気信号に変換
CCDのフォトダイオードが、光を電荷に変換している。
データ転送は、バケツリレーのような方式を使っている。
CCDの中にあるフォトダイオードの数が、いわゆる「画素数」である。
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【7.次回予告】
イメージセンサの続き、CMOSについて。
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【8.編集後記】
デジタルカメラのイメージセンサ(撮像素子)について説明しました。
今回は、CCDについて述べましたので、次回はCMOSです。
お楽しみに!
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