5分でわかるデジタル家電のABC |
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デジタル家電の技術
【創刊号】Vol.001
発行:2007.02.10 13:00
配信数:4部
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【目次】
1.ある大学生との会話
2.蛍光灯は、あまり熱くない
3.蛍光灯の構造
4.蛍光灯が光る原理
5.蛍光灯の色など
6.まとめ
7.編集後記
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【1.ある大学生との会話】
「蛍光灯って、どうして光るんすかねー?」
あるとき私は、有名大学の学生に質問された。
「えっ?**大学法学部なのに分んないの??」
「ふつー、知らないッスよ」
「えっ、じゃあ、交流と直流も知らないの?」
「何すか?それ?」
「もしかして、乾電池に+と−があるのも知らないの?」
「・・・それぐらいは知ってますよ!」
大学生は、続けて言う。
「どうして蛍光灯が光るのか教えてくださいよ!」
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【2.蛍光灯は、あまり熱くない】
みなさん、はじめまして。
今回から「デジタル家電の技術」を配信します。
どうして、蛍光灯は光るのか?
毎日のように見ているものだけれど、
その原理を知っている人は意外に少ないと思います。
蛍光灯は、「デジタル家電」ではありませんが、
今回は手始めに蛍光灯について説明します。
いわゆる白熱電球は、無駄なエネルギーを消費しています。
触ってみると分ると思いますが、とても熱いですね。
それは、無駄なエネルギーが熱になってるからです。
その熱がガラスに伝わり、白熱電球はとても熱くなるのです。
しかし、蛍光灯は、白熱電球と比べるとあまり熱くは無いですね。
触ってみると分りますが、
熱いけれど「我慢できない」ほどではありません。
もしも、同じ明るさで、発熱が少なければ、
それは消費電力が少ないということになります。
簡単に言うと、「電気代が安くなる」ということです。
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【3.蛍光灯の構造】
さて、その蛍光灯(蛍光管)どうやって光が出ているのでしょうか?
蛍光灯(蛍光管)は、「放電現象」を利用しています。
「放電現象」というと難しく聞こえますが、
蛍光管の構造からゆっくり説明していきましょう。
ところで、蛍光灯を割ったことがある人はいるでしょうか?
私は、小学生の頃、「先生に蛍光灯を捨ててきて」と言われて、
捨てに行ったことがあります。
ゴミ捨て場では、上級生が蛍光灯を割って遊んでいました。
蛍光灯は、意外と簡単にパキンと割れてしまうようです。
(危険なので絶対にマネはしないで下さい)
そして、その内部には、白っぽい物質が塗られています。
この白っぽい物質が、光を出しているのです。
それから、眼には見えないけれど、
蛍光灯(蛍光管)の中には、水銀が入っています。
それから、アルゴンなどと呼ばれるガス(気体)も入っています。
また、蛍光灯の端には、金属のキャップのようなものがあり、
蛍光灯の内部に向かって、端子のようなものが伸びています。
これをフィラメントといい、
フィラメントは、タングステンという金属でできています。
さらに、このフィラメントには、
「エミッタ」と呼ばれる物質が塗ってあります。
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【4.蛍光灯が光る原理】
さて、いよいよ、蛍光灯が光る原理を説明します。
まず、この世界には「電子」というものが存在します。
電子というのは、眼に見えないぐらい小さな粒粒だと考えてください。
さて、この電子は、プラス(+)かマイナス(−)か、
どちらか分りますか??
ちょっと考えてみてください。
答えは、マイナスです。
そう、電子はマイナスなのです。
これは、どうでもいいことのように思えますが、
実は、非常に大切なことなので、覚えておいてください。
まずは、
蛍光灯の中にある「フィラメント」に塗られたエミッタから
「電子」が放射されます。
それが、蛍光管内部にある(封入された)
水銀にぶつかり、紫外線を発生させます。
この水銀も眼には見えませんが、小さな粒粒です。
眼に見えないぐらい小さな粒粒の電子が、
蛍光灯内部を飛びまわり、
水銀にぶつかっている様子を想像できましたか?
水銀に電子がぶつかると、紫外線が発生し、
その紫外線が、蛍光管内部に塗られている
「蛍光物質」(白い粉のようなものです)に当り(励起)
その「蛍光物質」が光りを発生します。
これが、蛍光灯が光る原理です。
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【5.蛍光灯の色など】
蛍光灯は、メーカーや種類によって、光る色が違いますね。
内部に塗られた蛍光物質の種類によって、
蛍光灯の色が変わるのです。
また、蛍光灯を点けてみると、スイッチを入れてから、
明るくなるまで、しばらく時間がかかりますね。
(最近は、すぐに光る種類のものも出てきました)
それは何故かと言うと、
蛍光管を発光させるためには、高電圧が必要だからです。
そして、高電圧を発生させるためには、時間がかかるのです。
例えば、グローランプというものが用いられたりしています。
(「逆起電力」により高電圧を発生します)
ただ、最近は、グローランプを用いない種類も増えてきているようです。
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【6.まとめ】
それでは、今回勉強したことをまとめてみましょう。
1)グローランプが高電圧を発生
2)蛍光管内で電子が放電される
3)電子が水銀にぶつかり紫外線が発生
4)紫外線が蛍光物質に当り蛍光物質が発光
5)蛍光灯が明るく光る
次回は、デジタルカメラの仕組みについて説明します。
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【7.編集後記】
電気のエンジニアとして、電気製品の設計を行なってきました。
自分で、当たり前だと思っていたことだが、
実は、それは当たり前では無いかもしれない。
そう感じることが、たくさんありました。
もっともっと多くの人たちに、
デジタル家電や電気の基本について知ってもらいたくて、
このメールマガジンを創刊しました。
デジタルカメラ、携帯電話、液晶テレビ、プラズマテレビ、
DVDやパソコンまで、このメールマガジンで扱っていこうと思います。
次回以降をお楽しみに。
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