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ここは地の果てアルジェリア【第48号】

発行日: 2008/2/14

 

┏────────┓
│ 特徴的クラス │
┗────────┛…………………………………………………………………
どのクラスも特徴がある。その違いは日本のクラスと比較にならないほど強烈
で、クラスの個性と言ってもよい。

優秀な生徒が一人か二人。まじめだが成績ははかばかしくない生徒。おどけ者
人気者、リーダー格、その子分、一匹狼、はては我関せずの、存在感がない者
とさまざまである。

印象的なクラスというのは今までも何度か登場してきたが、問題を抱えた生徒
のクラスである。そんなクラスの授業に行くときは、本当に一大決心がいる。

どんな育ち方をしたのか不思議でしょうがないが、一般的には、しつこく物を
ねだるということである。並のしつこさではない。要求や主張は大きく、それ
に対して譲ること、与えるものはないから話にもならないが、その無理を通そ
うとしていつもぶつかる。彼らとの間に大きな認識ずれを感じる。対応も間違
うと大変である。

ある時出欠の取り扱いで生徒が食ってかかってきたが私は取り合わなかった。
彼が職員室まで追いかけて来て、最後に『馬鹿野郎』と捨て科白を吐いたのが
その生徒の運命を変えた。

その一言を聞いた他の講師が突然怒りだした。何という教師に対する侮辱だ、
となり教務担当者に知れ、結局彼は退学処分となった。私としては複雑な気持
ちである。

正直言ってその生徒がいなくなったのはほっとしたが、彼自身の進路は大きく
変わることになる。同僚の教師には感謝したものか、よけいなことをしたとは
まさか言えず、沈黙するしかなかった。

ただ、そのひと言だけで彼が辞めさせられたのではない。それまでの度重なる
非礼が、同僚の怒りの中にあり、それがとうとう爆発したに違いなかった。


私が担当したのは、20クラスもあったろうか。初めと最後のクラス、それに
とびきりのワルがいるクラスは、今でも雰囲気を忘れない。

ドライブに誘った生徒のクラスのエピソードが、
「ムッシュー、おまえはゼロだ!」であり、テストのカンニングの件もその
クラスである。

各クラスとも混沌、雑然としていながら、時間と共に彼らの中でぶつかりあ
い、彼らどうしのいろんな駆け引きの中で、力関係が出来上がって、不思議
とまとまりをみせていく。途中1人抜け、2人抜けしていくうちに、すっか
りおとなしくなったクラスもあった。


 

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