食品偽装に消えた年金!「人気メルマガ発行者」が鋭く斬り込むNEWS評論!【投票は28日迄】
トップ > ニュース&情報 > 時事・世論 > 【PUBLICITY】

【PUBLICITY】1720:読者から〜官僚という階級

発行日時: 2008/2/25

 
 
■■メールマガジン「PUBLICITY」No.1720 2008/02/25月■■


▼テレビ東京で夜、「レオン」(菅生隆之、篠原恵美)をやっ
ていて、さらにデンゼル・ワシントン特集と銘打ってお昼から
「リコシェ」(大塚明夫、東地宏樹)、「フィラデルフィア」
(田中秀幸、安原義人)「トレーニングデイ」(辻谷耕史、手
塚秀彰)という粋な映画群をやっていた。

要するに、すべて、声優が素晴らしい。つくづく思うが、ニッ
ポンの吹き替え技術は、芸術の粋に、いや、域に達している。
登場人物の内面まで、生き生きと表現してしまう。

ガキンチョの頃は、本人の声を聞かなきゃダメだ、字幕で観る
のダ、と思い吹き替えを無視していた。今も基本的な考えはそ
のままだし、吹き替えで観ることはほとんどない。しかし、吹
き替えを無視するという考えはまったく捨て去った。

当然のことながら吹き替えの方が字幕よりも情報量が多いし、
下手をすると役者のセリフまわしよりも吹き替えの方が「演技
」が上手な場合もある。あんな素晴らしい吹き替え、「執念」
と「技術」がなければできないことだ。敬服します。


▼さて、昨年もらった投稿を一つ。山口二郎・佐藤優対談に対
して。

以前、小泉政権以降に「国土」という考え方が急速に無くなっ
たという山口さんの指摘は鋭いという投稿があったが、今度は
佐藤さんの「官僚は階級だ」という意見についての考察。考え
させられました。▼など適宜編集。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
▼佐藤優さんはよく、国家ともっとも重なるのは官僚組織だ、
とおっしゃいますね。あるいは、官僚組織はひとつの階級とみ
なすべき、と。そう考えたほうが納得のいくことが多いと思う
ようになりました。

その官僚組織が、国際金融資本の利益のためにフル稼働してい
る。それが、21世紀における国家の崩壊の、リアルなシナリ
オなのではないでしょうか。

国民国家は民族資本の舞台として用意されたのだとすれば、民
族資本に取って代わる国際金融資本は別の舞台を要請する。

その論理的帰着として、国民国家がその体をなさなくなり、実
質崩壊したあとには、とりあえず国家単位でまとまった官僚機
構のネットワークという新たな見えない階級と、国境が限りな
く低くなった世界を限りなく自由に飛び回る国際金融資本。

人びとは、ぱらぱらの砂のように孤立し、しかもその多くが新
たに貧困へと沈殿し、その層をますます分厚くしていく。

▼前世紀80年代を賑わせたポスト構造主義(と括っていいの
かな)はなんだったのだろうと思います。

歴史や地域性などはすべて無根拠の抑圧である、そこから逃げ
よう、成熟を拒否していつまでも自由に飛び回ろう ── 一般
理解はそんなところだったように思います。

その批判性は無視されたに等しく、ひたすら軽薄に受け止めら
れたような、苦々しい印象があります。

ところが昨今、この軽薄な理解(誤解)は正しかったのだとい
うことを、国際金融資本が身をもって証明しているような気が
してなりません。

国際金融資本は、歴史も地域も無視して、すこしでも経済成長
率の高い場所へと、コンピュータネットワークという仮想の回
路を通って瞬時に移動します。

国際金融資本を受肉した富裕層は、「スイス人」シューマッハ
のように、超速でより社会負担の少ない場所へと逃げていきま
す。

移動し続けるPT、パーマネントトラベラーがその典型です。か
れらは移動の速度を限界まで上げることで世界のどこにも所属
しないことにして、ノブリス・オブリッジであるはずの高額の
住民税から逃れています。まさにスキゾ・キッズ。

▼国際金融資本にとって生身の人間は、安い労働力である限り
において、つまり貧困である限りにおいて、視野に入ってくる
だけです。

国籍は、ときに安い労働力であることの徴として機能しますか
ら、国際金融資本の利益に鑑み、国家は従来の、たとえば社民
主義的な見地からすれば形骸化させられたうえで、なお存続さ
せられるでしょう。

国境は、低くなっても、なくなることはないでしょう。国家な
んて、わたしたちにとっては、それしきのことになってしまう。

なってしまった。

▼いっぽう、国民国家なんて幻想なんだし、もう限界が見えて
いるのだから、早いところ「止揚」するに越したことはない、
という議論にも、そうだろうか、それはわたしたちの利益にか
なったことなのだろうかと、立ち止まらざるを得ません。

かと言って、佐藤さんのように、わたしは国家主義者だ、と言
い切る度胸もないし、その根拠もないのですが。

国民国家からの脱出口を模索するなら、それが全世界を国際金
融資本の植民地としてしまうような恐ろしい結末を回避すべく
、もっともっと知恵を絞り、知恵を求めなければならないとい
うことしか、わたしにはわかりません。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


▼投稿感謝です。考えた結果、わたしにもわかりません。


freespeech21@yahoo.co.jp
http://www.emaga.com/info/7777.html
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
 
 

 
このメルマガの読者になる
規約 
>> メルマ!の会報誌もお届けします
ブックマーク: はてなブックマークに追加del.icio.usに追加Buzzurlにブックマークニフティクリップに追加ライブドアクリップに追加Yahoo!ブックマークに登録My Yahoo!に追加Add to GoogleRSS

このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます

宮崎正弘の国際ニュース・早読み
 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析
言論NPOメールマガジン
現在、各政党によるマニフェスト(政権公約)の作成が提案されています。言論NPOは中立的な立場で評価し、責任と実行性のあるマニフェストの作成を各政党に...
経営コンサルのマジな時事問題
練熟コンサルタントの経営手法やビジネスマンに必要な知識を基に、はずしてならない原理原則をふまえた上で、現代の時事問題のメカニズムを力説。世の中で起こ...
コラム・ゆりかもめ
毎週水曜日に更新。自費出版コンサルティング・勝どき書房の編集長が文化・スポーツ・芸術・政治問題などを切れ味よくコメントする週刊コラム。現在「狭山事件...
世界の新聞「101紙」の視点
主要紙の社説もトップ記事も、このメルマガだけでOK! 表題のみ広く浅く眺めるもよし。気になる記事を深く読むもよし。各新聞の「エントランスマガジン」と...


この記事へのコメント


コメントを書く
コメントはありません。

おすすめキャンペーン

おすすめカードローン!
オリックスVIPローンカードなら

<<年率5.9%〜15.0%、利用可能枠最高500万円>>
ゆとりのカードローンです。
お申込みはこちら⇒

はじめようメルマガ生活
メルマガを読むには
メルマガを出すには
約64000誌から検索

メルマガデータ

  • メルマガID : 163088
  • 創刊日 : 2006-10-11
  • 最新号 : 2008-07-26
  • 発行周期 : 不定期
  • バックナンバー: 全て公開
  • 発行者サイト: あり
  • 読んでる人 : 37人
  • コメント数 : 0
  • Score! : - 点
  • >> 月間ランキング

発行者プロフィール

ペンネーム :


このメルマガの読者になる

規約に同意する



このメルマガの最近の記事


このメルマガの最近のコメント

最新のコメントはありません。

このメルマガのバックナンバー


注目情報


新着記事トピックス