【PUBLICITY】1709:ニッポンとミャンマー(ビルマ)の関係年表
発行日時: 2008/2/5
■■メールマガジン「PUBLICITY」No.1709 2008/01/30水■■
▼去年のミャンマーでのデモをめぐって、知人から譲り受けた
本や資料のなかに、「日本・ビルマ関係」という簡単な年表が
あった。
1「日本によるビルマ占領期」(1942〜45年)
2「最大の援助国」(ウー・ヌ時代〜ネウィン時代)
3「1988年以降の日本政府」(1988年〜)
4「ODAをめぐる問題」(ODA関係)
の4項目に分けられている。先の3つが時系列、4つめが現在
の問題だ。紹介しておく。
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■1「日本によるビルマ占領期」(1942〜45年)
▼日本側:援蒋ルートの遮断を目的にアウンサンに接近。反英
武装闘争準備を支援
▼1942年:日本軍によるラングーン占領→日本軍政開始
▼1943年:軍政下での形式的独立。日本軍への反感高まる
。抗日地下組織拡大(カチン、カレンなど複数の非ビルマ民族
、連合軍の支援下で早期から抗日闘争)
▼1945年:抗日一斉武装蜂起(3月)→日本の敗戦(8月
)→英領復帰
■2「最大の援助国」(ウー・ヌ時代〜ネウィン時代)
▼戦後すぐ:ビルマ、食糧難の日本にコメ輸出で支援
▼1954年:
平和条約調印、賠償経済協力協定締結
(東南アジア諸国との初会合)
▼1955年:
戦争賠償開始(1954〜1960年、バルーチャウン発電所
(カレンニー州)建設。日本の建設業にとって戦後初の海外工
事案件)
▼2005年度まで:
2005年度までの日本の対ビルマ援助額は、
4054.72億円(有償)、
1772.55億円(無償)、
326.29億円(技術協力)。
最大のドナー国
※ビルマへの国際援助額に日本の占める割合
2000年:48.9%
2001年:55.2%
2002年:43.7%
2003年:36.2%
2004年:22.7%
■3「1988年以降の日本政府」(1988年〜)
▼政権に対して:
クーデター後の政権をいち早く承認。新規援助は凍結
▼政権への影響力:
アウンサンスーチー氏の自宅軟禁解除頃(1995年)までは
一定の強さ。以後は徐々に低下。キンニュン首相更迭後(20
04年)は低下に拍車
▼政府の方針:
民主化勢力と軍政双方との関係を維持し、民政移管を働きかけ
閣僚や高官レベルで会談を行なっているが目に見える成果なし
■4「ODAをめぐる問題」(ODA関係)
▼多額の援助:
・ネウィン政権下に行なわれた多額の援助の有効性
・トラック軍事転用疑惑:
ODA支援による日野トラックの軍事転用疑惑
(1988年、民主化運動弾圧で使用)
▼現状(外務省の説明):
・新規円借款(有償資金協力)・・・停止
・無償援助・・・高い緊急性と人道性、民主化・経済構造改革
に資する人材育成、ASEAN新規加盟国・地域全体に関わる
案件は、慎重に吟味した上で順次実施
▼現政権下での援助の是非:
・全体的な問題:「緊急性」や「人道」の曖昧さ
・1998年、ラングーン国際空港改修工事への円借款供与の
「緊急性」
・2002年、バルーチャウン発電所改修工事への無償資金協
力と人権侵害の懸念
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▼ニッポンとミャンマーは経済的にも深い関係があるんだねえ。
『国益奪還』(前田充浩、アスキー新書)という殊勝な表題の
本があって(2007年3月)、その内容は、
「OECDにおいて1970年以降30有余年にわたって繰り
返し繰り返し徹底的な「日本叩き」が行われ、その結果、日本
が「渋々」開発援助政策を大きく変更させられてきた歴史を分
析する」(p22)ものだ。
ここでいう「日本叩き」ってのは、日本の「円借款叩き」であ
る。日本の円借款制度がアジア諸国に貢献した経緯を、筆者自
身が経産省の資料を使って明快にまとめている箇所があった。
ちょっと長いが引用しておこう。
と思ったのだが、関係年表だけで相当分量をくったので、続き
は次号以降に。
freespeech21@yahoo.co.jp
http://www.emaga.com/info/7777.html
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