『施設長の資格』〜障害者施設の舵取り指南 |
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■■『施設長の資格』■■ 〜障害者施設の舵取り指南〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━Vol.64 2008/09/22
わたしの勤務する施設では、来月4〜6日に「第二回現代国際巨匠絵
画展」を開催します。
ピカソ、シャガール、平山郁夫、東山魅夷などの巨匠の版画作品から、
欧米を中心に活躍する現代人気作家50数名の油彩、水彩、パステル
による秀作120余点を一堂に展覧いたします。
また、会期中はアメリカで活躍中のロシア印象派画家ユージーン・フ
ェドロフ画伯を会場にお招きしてサイン会を開催いたします。
施設運営等の資金獲得のためにチャリティ絵画展を開催するのですが、
会場には3日間ともおりますので、その開催に関するノウハウなどの
情報を手に入れたい方はご遠慮なくお立ち寄りください。
お立ち寄りできない方は……ご連絡ください。
なお「絵画展」の情報は下記のホームページをご覧ください。
http://www.meiroh.com
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★★☆ 本日の内容 ☆★★
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本日の内容は
1 福祉にセカンドオピニオンを活用するために
2 価格は何によって決まる?
3 今後の講演会(発表)・セミナーのお知らせ です。
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★★ 福祉にセカンドオピニオンを活用するために ★★
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わたしの勤務する法人が、平成20年度障害者保健福祉推進事業「障
害者自立支援法調査研究プロジェクト」を受託しました。テーマは
「利用者本位の公平で公正な就労移行支援サービスのあり方に関する
研究」です。
この研究の提案者は、ISO審査員としての経験を持つ若手法人職員
です。彼がISO9001(品質マネジメントシステムの国際規格)
における「設計・開発」の手法(考え方)を援用した、新しい個別支
援計画を作ることで、利用者の権利を今よりもさらに守るしくみを作
りたいと発想したのです。
就労支援に限らず、すべて障害者支援は、その前提として個別支援計
画があります。この個別支援計画に基づいて支援が行われるのですか
ら、この計画のでき次第で支援そのものが決まることになります。
この個別支援計画が、障害者のニーズに合致しているか、やそのニー
ズを叶えるために地域の福祉関連の社会資源を十二分に活用している
かを十分に検討しながら作成されることは当然のことです。
個別支援計画を作成するサービス管理責任者には、そのための知識や
地域ネットワークを組織する力が求められています。
しかし、いかにサービス管理責任者がこの力を発揮して本人のニーズ
に合った個別支援計画を作成したとしても、ほんとうに障害者の権利
を保障するには、複数の個別支援計画(つまりまったく別のサービス
管理責任者が作成する個別支援計画)との比較検討の機会が、利用者
に保証されていなければならないのではないでしょうか。
でも、今の福祉業界の中では、このようなことは行われていません。
そこで、では利用者が、このように複数の個別支援計画を比較検討し
て自分の支援者を決定していくシステムを作り上げて行くにはどうし
たらよいのかを研究しようということです。
医療現場ではセカンドオピニオンがどのように活用されているのか、
そしてその限界はどこにあるのか、福祉業界にこのような考え方を導
入するとすればどのような工夫や、(将来に向けての)制度整備が必
要になるのかをまとめてみたいと思っています。
一地域にある異なる施設(または法人)が、あたかも客の取り合いに
なるようなしくみがほんとうに作れるのか、またそのようなしくみが
利用者の権利擁護にほんとうにつながるのか、という疑問がたくさん
わき上がります。
「できない理由」を見つけるのではなく、どのようにしたらできるよ
うになるかを考え続けてみたいと思っています。
このメルマガで、この研究プロジェクトの経緯をこれから半年間、お
届けします。
このことに関してご意見がある方はぜひメールをください。
akira.naito@dream.com
今後、調査研究にもご協力をいただける方についても随時募集してい
きますのでよろしくお願いいたします。
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★★ 価格は何によって決まる? ★★
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昨年10月に発行した本メルマガ第39号にて、私の勤務する施設で
開催した「現代国際巨匠絵画展」の報告をしました。
今年は来月4〜6日に第2回目の「現代国際巨匠絵画展」を開催しま
す。詳細は、ホームページをご覧ください。
http://www.meiroh.com
このイベントのねらいは、世界的な絵画の巨匠の作品を一堂に展示す
る展覧会を開催し、会場内で即売された絵画の売上の一部が法人に寄
附されるというものです。
このイベントを通じて、あらためてアートのイベントの特徴をいろい
ろと感じました。
巨匠の傑作を自分の手許に置くという幸せは、絵画を買う(決して安
い金額ではありません。たとえば50万円とか100万円とかを想像
してください……)という決意をした者だけに訪れるのだと感じてい
ます。
会場内で絵を買った数人にインタビューしましたが、ほとんどの人は
「お金に余裕があるから」などとは答えていません。
絵を買わない人の多くは「お金」を理由にしますが(なかには好きな
絵に巡り会えないこともあります)、絵を買う人は「お金」を理由に
しないのです。
このような人間心理を考えていくと、商売(授産事業)などのポイン
トがまた見えてきました。
商品の価格は安ければ安いほどよいというものではありません。たと
えばブランド品は価格が安いほど価値が低いと見なされます。
つまりいいものを安く、というのが原則ではありますが、なかにはそ
の原則に反する商品・サービスもまたあるということです。
絵画はその典型であり、お客様にとってその絵画の価値がどれほどあ
るかで、価格が決まっているのです。
価格は、何によって決まるか、考えてみましょう。
通常、価格は
1 需要と供給のバランス
2 製造コスト
3 競合との関係
で決まるといわれています。
マーケティングの環境分析において「3C分析」という手法がありま
す。
3つのCということですが、顧客のcustomer、競合のcompetitor、
自社のcompanyを指し示します。顧客分析と競合分析と自社分析の3
つを行うことで外部と内部の環境をもれなくチェックする手法です。
さきほどの価格が何によって決まるかという3つと、3C分析の着眼
点は重なります。
顧客分析という顧客に焦点を合わせると、顧客の需要に応じて価格が
設定される過程が見えてきます。顧客、お客様にとって「適正だ」
「お値頃だ」という感じ方が消費行動を引き起こすので、それに合わ
せた価格設定が大切だという考え方です。
競合分析という競合他社に焦点を合わせると、競合他社の商品価格設
定に負けないように価格が設定される過程が見えてきます。自社製品
が負けないようにするには、という競合に対して抱く売り手の想定か
ら価格設定を決めていくという考え方です。
自社分析により自社の生産体制(商品仕入れ体制)に焦点を合わせる
と、自社のコスト管理体制(またはその限界)によって価格が設定さ
れる過程が見えてきます。
価格を設定するにあたり、3C分析という外部環境と内部環境の見極
めが大切だということを、ここでは確認してください。
「いいものをお安く」というスローガンにかたくなにしがみつきます
と、売上を増やし利益をあげるチャンスを見逃すことになるのです。
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★★ 今後の講演会(発表)・セミナーのお知らせ ★★
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☆彡★ 講演会(発表)のご案内 ★彡☆ 2008年9月〜
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このコーナーでは、当メルマガの発行者である内藤が参加したり、
講演(パネラーとしての意見発表などを含みます)したりする予定を
お知らせします。会場でお会いして名刺交換などしていただければ
幸いです。
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■■これからの予定■■
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『平成20年度 沖縄県セルプセンター職員研修会』
〜ナイスハートバザール等バザーにおける
売上増の取り組みに関する研修〜
2008年9月24日(水)13:30〜17:00
会場 沖縄県総合福祉センター(沖縄県那覇市)
対象 会員事業所職員
今年度ナイスハートバザール参加事業所職員
主催 沖縄県セルプセンター
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日程が変更になる場合があります。事前に主催者にお問い合わせくだ
さい。
あなたの施設や事業所でもさまざまな職員研修の一環として講演会や
セミナーを企画運営されているかと思います。ぜひお知らせください。
このメルマガ紙上にてお知らせします。掲載は無料です。ただし掲載
するか否かの判断は当方にお任せください。
情報は下記メールアドレスにお寄せください。
akira.naito@dream.com
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★★ 編集後記とお知らせ ★★
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今回もここまでお読みいただきありがとうございました。
内閣総理大臣が辞任しました。障害者自立支援法の施行後3年の見直
しにより障害者福祉施策が抜本的見直しを受けているこの時機に政局
が不安定になりました。
この国家の福祉理念をどのように実現するかが政策に現れます。福祉
社会をどのように実現するかの道は一本ではありません。そこにはそ
の国の時代背景や歴史・文化といったものが色濃く反映されるのであ
り、だからこそ外国の制度を導入すればそれで事足りるというもので
もなく福祉の現場から力強く声を上げていかなければならないのです。
日本の福祉は、日本でしかできないものでなければなりません。そし
てその上でそのための方策を競い合うような議論が必要です。
障害者自立支援法の施行後3年の見直しの論議は、社会保障審議会や
各種団体で様々にされています。福祉社会の実現に向けて競い合うよ
うな政党政策(マニフェスト)に期待したいものです。
ここしばらくは国の政情は不安になるのでしょうが、将来になって、
日本の福祉を議論していくためには必要な時期だった、といわれるよ
うにしなければなりません。
そのために現場のスタッフ一人ひとりが今できることは何かを考え
ていくこと、その議論を積み上げていくことが求められているのです。
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このメルマガのコンテンツをもとに書き下ろした単行本『施設長の資
格』が先日脱稿し、現在中央法規出版さんの手によって編集されてい
ます。
いよいよ11月には書店に並びます。このメルマガ読者の皆様には
あっと驚く企画をご用意いたします。これまたお楽しみに。
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お読みいただいてのご感想、ご意見を下記メールアドレスにお寄せく
ださい。結構一方的に配信していますので、メールをいただけると力
が出てきます。お読みいただけているなと安心できます。
akira.naito@dream.com
障害者自立支援法による制度・枠組みの中で力強く施設運営を進める
には、積極的な目標設定とまず第一歩を踏み出すことが必要だと感じ
ています。
人生のいろいろな場面で第一歩を踏み出したエネルギーをこのメルマ
ガに集めたいのです。
あなたの声をお待ちしています。
このメルマガは「施設長の資格」というタイトルですが、「施設長・
管理者」だけにむけて書いているわけではありません。むしろ若手・
中堅の施設職員の方に向けてメッセージを発しています。
あなたがたとえ施設長でなくても、もし自分が施設長ならばどういう
行動を取るかということを常に考えていることが重要です。
そして「施設長になる」という明確なビジョン・志をもっている職員
の方だけが将来「施設長・管理者」になれるのです。
ですからこのメルマガでは、障害者支援の一線で日々苦闘しているま
じめな職員の方々で将来施設長・管理者になりたいと本気で考えてい
る方にその資格を身につける情報をお届けします。
そうです。あなたのために あなたにお届けします。
このメルマガをぜひあなたのお友達にもご紹介ください。購読の登録
方法はこのメルマガの最後に掲載してあります。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓<発行者情報>〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●発行者:内藤 晃 ●発行:毎月1日・15日
●現在発行部数 397部(目標10万部まであと99603部)
●感想、質問、提案などは akira.naito@dream.com へどうぞ!
■講演やセミナーの依頼は akira.naito@dream.com へどうぞ!
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●メルマガの内容の実行は、読者の皆様の責任でお願いします。
〓〓〓次号でふたたびお会いできるのを楽しみにしています!〓〓〓
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