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『施設長の資格』〜障害者施設の舵取り指南

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『施設長の資格』〜障害者施設の舵取り指南 第57号

発行日: 2008/6/17

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 ■■『施設長の資格』■■ 〜障害者施設の舵取り指南〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━Vol.57  2008/06/17


今回もご購読ありがとうございます。

私の勤務する施設では、宅配弁当の製造販売をしています。障害者の
作業科目の一環として平成17年秋から取り組んでいます。

事業の開始にあたっては、静岡県裾野市の富岳会の事業をお手本とし
ました。

地域の一般消費者の方にお買い上げ・ご賞味いただく宅配弁当の製造
販売を始めてからは、お客様からさまざまなご意見や励ましをいただ
きました。クレームもありましたが、その中にはおかずの味付けやご
飯の炊き方などについてのご要望が多く含まれていました(クレーム
の件数としては、デリバリー(配達)に関するものが多かったのです
が……)。

味付けに関しては、濃い薄いは個人的な好みに係わることですし、ご
飯の炊き方についても固いやわらかいもまた個人的な嗜好に係わるこ
とです。

そこで、製造にあたり製造スタッフがどのような思い、工夫をこらし
ているかをお客様にしっかりと説明していくこととしました。

「お弁当」を目の前に置いたとき、お客様にはお弁当しか見えません。
けれども工夫をすれば、スタッフがお弁当をどのような思いで作って
いるかをお客様に見せていくことができるのです。

私は、お弁当を製造しているわけではないので、調理場の親方にどの
ような工夫をしているのかを聞いてみました。


そうしたら……


続きは「そんなことまでしているんだ!」の項をごらん下さい。

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★★☆ 本日の内容 ☆★★
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本日の内容は

1 虐待を防ぐために

2 そんなことまでしているんだ!

3 今後の講演会(発表)・セミナーのお知らせ です。


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★★ 虐待を防ぐために ★★
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施設サービスを受ける方(お客様)の権利擁護を常に考えることは当
然のことです。もしもこの側面が欠落していたのでは、社会福祉事業
に携わる資格を問われることになるからです。

そんなこと、当たり前ではないか、といわれてしまいそうです。

しかし、たとえば虐待をしてやろうとして虐待をする人はいない、第
三者から見て虐待をしている人は虐待をしている意識はないのです。
ではどのような意識を持っているのでしょうか。おわかりになります
か。

目の前の相手、その方のためを思ってしているのです。判断基準が一
時的にずれている、狂っているとしか思えなくても、当事者の意識の
中では、このことをしっかりとしてもらわなくては、このことをいま
躾けなければ、という思いがわき上がっているのです。

だから虐待とは、こちらの判断基準を相手に押しつけること、こちら
の都合を相手に押しつけることなのです。こちらの都合で仕事を部下
にさせることは「パワーハラスメント」となりますし、こちらの美意
識で異性の相手に対して振る舞うことは「セクシャルハラスメント」
となります。

自分の都合、いえ、自分の思い・信念に基づいて相手のためにと思う
とき、その思い・信念がたとえどんなに純粋であっても、その思いが
わき上がるときに、同時に虐待の芽が生まれるのです。そして知らず
知らずのうちにその芽を育て始めてしまうのです。

だからこそ「相手が自分の思い・信念を受け入れてくれた」という喜
びは、虐待の芽を育てる格好の肥料となるのです。

だからまず自分が虐待をしていることを前提にすべきです。

もしもあなたが、いままでに虐待のマスコミ報道を聞いて、世の中に
はとんでもない職員がいるものだ、とあきれたり、怒ったり、悲しん
だりしたことがあるならば、それはあなたも虐待をしている証明とな
ります。

すべての施設職員は、施設長も含めて「虐待」をしています。

すべての人間は「虐待」をします。

だからその虐待から決別することが大切なのです。

虐待と決別することは、人間としての使命です。しかし「虐待をして
いるか」「虐待をしていないか」という問いは無意味です。

「わたしは自分の都合を相手に押しつけていないか、自分の価値観を
相手もそのまま受け入れるべきだと考えていないか、その方が結局相
手にとってもプラスになることであり、いまは理解できなくても将来
必ず理解できるときが来るはずである、自分の振る舞いは必ず感謝さ
れるときが来るはずである、と思い込んでいないか。このときが虐待
の芽が出ているときであり、その芽を摘む訓練と努力はどのようにし
ているか」と問うべきなのです。

この項は、「虐待」を「差別」に置き換えてもう一度読み返してくだ
さい。


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★★ そんなことまでしているんだ! その1 ★★
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親方は「パンフレット作成用資料」としてつぎのような内容のメモを
私に渡してくれました。(なぜ「パンフレット作成用資料」かというと
弁当受注拡大のためのパンフレットに盛り込む材料として活用せよ、
ということなのです)

1 郷土料理定番の漬け物をご飯を残さずに食べられるようにたくさ
ん盛りつけています。

2 お弁当一つ一つの盛りつけの最終チェックを調理のプロがしてい
ます。

3 盛りつけは、お客様の視線を考え、45度の線を重視して行って
います。

4 味付けのレシピは、お客様の飽きを少なくするため、あえて標準
を定めず、調理のプロが、食材や全体のバランス、量、季節などを考
慮して毎回定めています。

5 変わりご飯(白飯でない味付けご飯、炊き込みご飯など)は、お
客様の嗜好を配慮してご飯全体の3分の1以内で盛りつけています。

6 ご飯は美味しく炊きあげるために、5升炊きの炊飯器でも4升以
上は炊きません。

7 醤油派、ソース派のために調味料の小袋は毎回2種類つけます。

8 年配者用の献立には、ゴマや硬い梅干しは入れません。


このような工夫は、お弁当業者にとっては当たり前のことかもしれま
せん。しかしお弁当を毎日注文される方にとっては、けっして当たり
前のことではないのです。

このような情報を「工夫」してお客様に届けることで、お客様に選択
されるのです。

つまり商売繁盛です。


親方の工夫は、お弁当を美味しくするための工夫です。美味しく見せ
る工夫です。けれどもこの工夫をするだけでは、そのことがお客様に
届きません。

どのように届けるかが工夫なのです。

私の勤務する施設では、どのように工夫しているかは次回お知らせし
ます。


なお、次項にてお知らせする6月27日の『平成20年度全国社会就
労センター総合研究大会』[自主作業部会・食品]においては、この工
夫の現物を披露いたします。ご都合のつく方は、ぜひご参加ください。



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★★ 今後の講演会(発表)・セミナーのお知らせ ★★
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 ☆彡★ 講演会(発表)のご案内 ★彡☆ 2008年6月〜
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 このコーナーでは、当メルマガの発行者である内藤が参加したり、
講演(パネラーとしての意見発表などを含みます)したりする予定を
お知らせします。会場でお会いして名刺交換などしていただければ
幸いです。
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■■これからの予定■■
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 『平成20年度全国社会就労センター総合研究大会』
  テーマ 施行後3年の見直しを見据えた就労支援事業のあり方
     〜一方で仕事の確保と工賃アップに「我々はどう対処し
      実行していくか」〜
  2008年6月25日(水)〜27日(金)
  会場 フェニックス・シーガイア・リゾート(宮崎市)
  参加費 15千円(主催団体会員施設)38千円(未加入施設)
  対象 関係者(施設職員)
  主催 全社協 全国社会就労センター協議会
  問い合わせ先 全社協 障害福祉部内 全国セルプ協  
         Tel 03-3581-6502 Fax 03-3581-2428

  6月26日[第5分科会]入所施設の新体系への移行を考える
       9:00〜11:00 実践報告

  6月27日[連続報告]仕事の確保にどう対処するか
       9:00〜11:30
       地方自治法施行令(役務への拡大)の活用と実践報告

  6月27日[自主作業部会・食品]
       12:30〜14:00
       「販促のポイント」と意見交換
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 『平成20年度関東社会就労センター協議会研究大会』
  テーマ 今こそ、本来の自立支援を求めて! 
     「生まれ育った地域で暮らし、働ける社会を築くには……」
  2008年7月10日(木)〜11日(金)
  会場 浅草ビューホテル(東京都台東区)
  参加費 10千円(主催団体会員施設)13千円(未加入施設)
  対象 関係者(施設職員)
  主催 関東社会就労センター協議会
  問い合わせ先 実行委員会事務局(東京コロニー)  
         Tel 03-3953-3541 Fax 03-3565-0471

  7月11日[第3分科会]就労移行支援事業のあり方について
       9:00〜11:00 アドバイザー発言 
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 『就労活動レベルアップセミナーI「意識啓発:一般職 編」』
  〜売上を確実にアップさせる集中販促講座〜
   講義1 販促スキルを身につけよう
   講義2 ビジネスチャンスって…どんなもの?
   意見交換
  2008年7月19日(土)9:30〜16:30
  会場 山口県社会福祉会館4階大ホール(山口市)
  参加費 無料  定員120名
  対象 関係者(障害者就労支援施設の一般職)
    (40歳以下で職業指導員、生活支援員、主任など一般職)
  主催 山口県障害者施設授産協議会 山口県
  問い合わせ先 主催者
         Tel 083-924-2820 Fax 083-924-2792
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 『小規模作業所等のための新サービス体系移行講座』
  〜障害者自立支援法の理解を深めるII〜
  移行するための考え方と事業目標の設定方法
  2008年7月25日(金)13:30〜16:30
  会場 美浜保健福祉センター会議室(千葉市美浜区)
  参加料 無料  定員40名
  対象 関係者(施設職員)
  主催 千葉県障害者就労事業振興センター
  問い合わせ先 主催者
         Tel 043-202-5367 Fax 043-202-5368
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 『障害者自立支援法の新サービス移行推進研修会』
  シンポジウム「障害者の地域生活を支えるサービス事業者のあり
         方を考える」のシンポジスト    
  2008年7月30日(水)10:00〜16:00
  会場 香川県社会福祉総合センター7階大会議室(高松市) 
  参加料 無料
  対象 関係者(施設職員)
  主催 香川県 (財)かがわ健康福祉機構
  問い合わせ先 (財)かがわ健康福祉機構 研修部  
         Tel 087-835-3807 Fax 087-835-4777
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☆☆ 平成20年度 売上を確実にアップさせる集中販促講座 ☆☆
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昨年度は、千葉県内での開催にもかかわらず大阪府と鳥取県からご参
加いただきました。今年もさらにパワーアップした講座を開催します。

【日時】 平成20年8月22日(水)
     午前9時30分〜午後3時00分
【会場】 千葉県社会福祉センター 4F会議室
     http://www.chibakenshakyo.com/05kenshakyo/annai.htm 
     総武線「JR千葉駅」から徒歩20分
     京葉線「JR千葉みなと駅」から徒歩10分
     モノレール 「JR千葉駅」から3分
           「JR千葉みなと駅」から2分
           市役所前下車徒歩3分  
【主催】 千葉県社会就労センター協議会 
【共催】 千葉県知的障害者福祉協会・授産部会
【講師】 内藤 晃
     (全国セルプ協事業振興委員 千葉県セルプ協会長)
【受講料】5,000円/人 
     (当日会場にてお支払いください)
【昼食】 600円(オリーブハウスの宅配弁当+飲み物つき)
 ※千葉県セルプ協会員、千葉県知的障害者福祉協会会員は昼食を
  含めて2,000円となります。
【日程】 内容は盛りだくさんです。
     体調を万全にして!ご参加ください
9:00〜9:30 受付
第1部
9:30〜10:40 集中販促講座1
       戦略立案のポイント 
        販促の意味・必要性を理解しよう
       ほんとうに顧客満足が大切か
       ほんとうにニーズをつかめば売れるのか
       ほんとうに安くすれば売れるのか
第2部
10:50〜12:00 集中販促講座2
       マーケティングの目的 
       チラシや広告のほんとうの役割とは何か
       お客様の成長にあったマーケティングの手法
       バザー改革の視点と個人情報の活用

12:00〜13:00 昼食・休憩
第3部
13:00〜14:00 集中販促講座3
       広告宣伝のスキル
       商売の目標の作り方
       目標が設定できれば達成可能です
       新規事業の収支計画作成のポイント
       福祉と商売の接点
第4部
14:10〜15:00 集中販促講座4
       目標を紙に書くワーク
       あなたが本当にやりたいことは何ですか?
       すぐできることをすぐやろう

【申込方法】
  簡単です。下記事項をFAX送信するだけ 

 1 施設名
 2 所在地
 3 電話番号、FAX番号
 4 参加者の職・氏名
 5 千葉県セルプ協会員の会員か非会員かの別
 6 千葉県知的障害者福祉協会会員か非会員かの別
 7 昼食の要・不要の別

  送信先 たびだちの村BISHA 
      FAX 0439−32−2582

 定員は会場の関係で50名です。定員になり次第締め切ります。
 お早めにどうぞ。締切はお弁当集約の関係で8月10日とします。 

**************************************************************

日程が変更になる場合があります。事前に主催者にお問い合わせくだ
さい。

あなたの施設や事業所でもさまざまな職員研修の一環として講演会や
セミナーを企画運営されているかと思います。ぜひお知らせください。

このメルマガ紙上にてお知らせします。掲載は無料です。ただし掲載
するか否かの判断は当方にお任せください。


情報は下記メールアドレスにお寄せください。
akira.naito@dream.com



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★★ 編集後記とお知らせ ★★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回もここまでお読みいただきありがとうございました。

お読みいただいてのご感想、ご意見を下記メールアドレスにお寄せく
ださい。結構一方的に配信していますので、メールをいただけると力
が出てきます。お読みいただけているなと安心できます。

akira.naito@dream.com

障害者自立支援法による制度・枠組みの中で力強く施設運営を進める
には、積極的な目標設定とまず第一歩を踏み出すことが必要だと感じ
ています。

人生のいろいろな場面で第一歩を踏み出したエネルギーをこのメルマ
ガに集めたいのです。

あなたの声をお待ちしています。

このメルマガは「施設長の資格」というタイトルですが、「施設長・
管理者」だけにむけて書いているわけではありません。むしろ若手・
中堅の施設職員の方に向けてメッセージを発しています。

あなたがたとえ施設長でなくても、もし自分が施設長ならばどういう
行動を取るかということを常に考えていることが重要です。

そして「施設長になる」という明確なビジョン・志をもっている職員
の方だけが将来「施設長・管理者」になれるのです。

ですからこのメルマガでは、障害者支援の一線で日々苦闘しているま
じめな職員の方々で将来施設長・管理者になりたいと本気で考えてい
る方にその資格を身につける情報をお届けします。

そうです。あなたのために あなたにお届けします。


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方法はこのメルマガの最後に掲載してあります。



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