『施設長の資格』〜障害者施設の舵取り指南 |
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■■『施設長の資格』■■ 〜障害者施設の舵取り指南〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━Vol.56 2008/06/05
今回もご購読ありがとうございます。
進化論を発見発表した生物学者、チャールズ・ダーウィンが来年生誕
200年を迎えるのに合わせて、東京の国立科学博物館で特別展が開
催されています。
公式ホームページ http://darwin2008.jp
国立科学博物館 http://www.kahaku.go.jp/
会期は3月の春休みから今月22日までなので、そろそろ空いただろ
うとたかをくくって見学をしてみたら超混雑。展示パネルを一枚一枚
読むのも苦労するくらい。
進化論で世界中に知られているダーウィンがなぜ「進化論」に行き着
いたのか。それが知りたくて見学しながら(というより人をよけなが
ら)考えてみました。
ダーウィンの発想を受け入れる素地が当時の社会にできあがってきた、
というものやダーウィンの研究を受け入れる経済的な基盤があったと
いうことや……いろいろと考えさせられました。
人間は生きているうちにせいぜい50年から70年程度の世の中の変
化を実感できないのにそれを遙かに超える時間の流れを感じられる科
学者の思考・思想に圧倒されました。
しかし混んでいました。
会場をでると前庭ではロータリーエンジン車の実車展示があり、ちょ
うどチャージマツダのスポーツカー(ルマン? でも単座だったな?)
のエンジンが始動されていました。耳を覆うほどの轟音でしたが大勢
が取り囲んで写真を撮っていました。
久しぶりにモータースポーツのエンジン音や排気音、排ガス臭を体験
しました。ロータリーエンジンはレシプロエンジンとはエンジン音が
違うのかなと思いながらも、相当ガソリン臭い排ガスにずいぶん燃料
を濃くしているなと感じました。
レースではないからエンジンを大切にするために燃費を気にせずに濃
くできているんだなと思いました。
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★★☆ 本日の内容 ☆★★
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本日の内容は
1 権限委譲のほんとうの意味とは?
2 言葉遣いより大切なもの
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★★ 権限委譲のほんとうの意味とは? ★★
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権限委譲とは、自分のもつ権限を他人に委ねること、つまり自分の欠
点・短所のカバー・サポートを依頼できる仲間を見つけることです。
仲間となれるように人を育てることではないのです。育てる必要もな
いのです。自分よりはるかに力のある人に任せることなのですから。
となると権限委譲が進まない、とは他人の自分を超える力を認めない
ことです。それは認める必要がないほど自分の力が優秀なのではなく、
他人の力を評価し、価値づけるフェアな眼をもっていないことの証明
なのです。
権限委譲ができない、と部下の未熟さを嘆くことは、すなわち、自分
の他人を見る眼のなさを露呈することなのです。
とはいえ、この眼力のなさを嘆くことはないのです。そもそもこの力
はとても大きなものでそう簡単には身につきません。なぜなら「鏡の
法則」を援用すれば容易に理解できることなのですが、自分の姿が相
手に映り込んでしまって、それが自分のフェアな判断力を鈍らせるか
らです。
自分ができないことは相手もできないと思い込み、相手のできること
は、それくらい自分ならもっと簡単にできると思い込んでしまうから
です。
これが、自分ができないことを他人に任せることの難しさの原因です。
ではいったいどのように権限委譲をすればよいのでしょうか。
まずは誰でもいいから任せてしまうことです。もしも自分が急死した
ら誰かが代わるのですから、自分の死後のことを心配してもしかたが
ないように、とりあえず任せればよいのです。……ちょっと無責任す
ぎますか?
もうひとつの方法は、自分が「代わりに」やるべき何か新しいことを
見つければいいのです。そのことによって、今自分が無意識にしがみ
ついている(自分にしかできないと自分を安心させてくれる)作業の、
自分にとっての相対的価値を下げられるからです。
だから権限委譲ができない本当の理由は、新しいことに挑戦する勉強
(新しい情報の入手努力)を怠っていることにほかならないのです。
さて、スタッフにとって上司である施設長が権限委譲しないことへの
不満解消のためにどのように考えたらよいのかをみてみます。
いま自分が集中して注目している上司の「権限」(具体的にはいくつ
かの作業に過ぎないけれど……)は、どうしても手放すべきだと感じ
ている、だから不満を感じているわけですが、それは……自分自身に
とっても意識がそこへしか集中していないことに気づくべきです。
つまり自分の勉強が止まっていることに一刻も早く気づくべきなので
す。
相手(ここでは上司である施設長)は自分の鏡だと思えば、相手に腹
が立つのは、自分の何かに実は腹が立っている、ということなのです。
相手の能力のなさに腹が立つのは何故でしょう? 自分の能力のなさ
がそこに映っているからです。
だから誰にも負けない勉強をするしかないのです。
本を読んでください。
人に会って話を聞いてください。
お金をかけてセミナーに出て話を聞いてください。
他人を変えることは容易にはできませんが、自分を変えることならば
いまここでできます。
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★★ 言葉遣いより大切なもの ★★
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礼儀正しく丁寧な対応は安心感と信頼性を持ちこそすれ、決して冷た
さを感じるものではないのです。
安心と信頼があってはじめて親近感を覚えるのであり、職員のなれな
れしさは親密感とはほど遠いのです。
礼儀正しい「○○(姓あるいは姓名)さん」という呼び方こそまさに
顧客との信頼関係を作り上げる最大のコツであることを知るべきです。
そして言葉遣いよりもっと大切なことがあります。
あなたはそれが何か、お気づきでしょうか?
△△ ここまでは前号でお知らせしました △△
あたなは言葉遣いより大切なものは何かお分かりになりますか。
心ですか?
そうですね。それもいえるでしょう。
ですが、ここでは「笑顔」です。
最近私の書いたブログにコメントがつきまして……といっても4月1
2日に書いたブログですから大分前のものですが、そのブログに書い
たことを再録します。
http://akicockpit.cocolog-nifty.com/cockpitblog/2008/04/
post_2e4f.html#comment-31765383
▽▽ ここから引用(再録) ▽▽
このパワーアップミーティングの議長を務めた職員が、私の経営方針
発表後に、ミーティングに出席している職員に次のように語りかけま
した。
「自分はどの点で最高の力を発揮できるか、を言ってください」「こ
の経営方針を受けて、この中の項目から、今年は何をどう実践したい
のか、言ってください」
プラス発想を引き出す素晴らしい会議の進め方です。そのあとに続く
職員の発言も、この議長のスピリットを受けて、自然に良い発言とな
りました。
……「良い発言」って何? とお考えのあなたに……
笑顔で発言している言葉は、それだけで良い発言です。
改めて自分の周囲を見回してみてください。良い発言はいつも笑顔と
ともにあります。
△△ ここまで引用 △△
じつは、笑顔を作ること、は誰にでもできるわけではありません。口
角を上げて笑顔を作る努力をすることで笑顔は作れるようになります。
仕事では、お笑い芸人がいつでもそこに居るわけではないので、自然
に笑顔になれるとは限らないのです。やはり笑顔は作る努力が必要で
す。
いつでも笑顔を作れる人は「天性の才能」の持ち主かもしれません。
でも、笑顔の素敵な人にお話を伺ったことがありますが(聞く方も聞
く方ですが……!)いつでも笑顔を作ろう、口角を上げよう、と心掛
けているそうです。
だからやはり笑顔は「努力」で作れるものです。
となると……笑顔の少ない人は努力が足りないのかも……
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★★ 編集後記とお知らせ ★★
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今回もここまでお読みいただきありがとうございました。
お読みいただいてのご感想、ご意見を下記メールアドレスにお寄せく
ださい。結構一方的に配信していますので、メールをいただけると力
が出てきます。お読みいただけているなと安心できます。
akira.naito@dream.com
障害者自立支援法による制度・枠組みの中で力強く施設運営を進める
には、積極的な目標設定とまず第一歩を踏み出すことが必要だと感じ
ています。
人生のいろいろな場面で第一歩を踏み出したエネルギーをこのメルマ
ガに集めたいのです。
あなたの声をお待ちしています。
このメルマガは「施設長の資格」というタイトルですが、「施設長・
管理者」だけにむけて書いているわけではありません。むしろ若手・
中堅の施設職員の方に向けてメッセージを発しています。
あなたがたとえ施設長でなくても、もし自分が施設長ならばどういう
行動を取るかということを常に考えていることが重要です。
そして「施設長になる」という明確なビジョン・志をもっている職員
の方だけが将来「施設長・管理者」になれるのです。
ですからこのメルマガでは、障害者支援の一線で日々苦闘しているま
じめな職員の方々で将来施設長・管理者になりたいと本気で考えてい
る方にその資格を身につける情報をお届けします。
そうです。あなたのために あなたにお届けします。
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