貴方に絶対役立つ東洋医学
絶対役立つ!貴方だけに!許志泉医学博士からの解説:病気治療、リハビリ、未病治療、アンチエイジング、美容などに関する東洋医学(漢方、鍼、灸、推拿、整体、マッサージ、気功、祝由=カウンセリング)。
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創刊日: 2006-08-11+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+
隔週刊【貴方に絶対役立つ東洋医学】
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┏ ≪創刊号≫
┏┏ 私の追及しつつある理想的な東洋医学
┏┏┏ —中国伝統医学を元にして日本人にあったもの
┏┏┏┏ 発行者:医学博士 許志泉
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皆さん、こんにちは。許志泉と申します。
今日から、隔週刊の「貴方に絶対役立つ東洋医学」に、貴方の生活や健康などに深くかかわる東洋医学の実用知識を紹介していきたいと思います。
皆様のいきいき人生のためになれば、すごく嬉しく思います。
東洋医学という言葉はよく耳にしますが、いったい東洋医学はどういうものなのか、はっきり分からない方が多いです。
ここで、私の追及しつつある東洋医学の全体像を描きます。
まず、歴史から日本の東洋医学を見てみましょう。
1.交流から中国医学が伝えてきた時期:
遣唐使など中国との交流が盛んになった6〜7世紀頃より、中国に起源した中国医学が中国から日本に伝えられたました。
平安時代から、鎌倉時代にかけては、寺院や僧侶が漢方医学の担い手でした。
金寺院の枇杷療法や、福井県長泉寺のスリバチ灸、陀羅尼助などに、当時の東洋医学の名残が見られます。
2.中国医学を系統的に吸収する時期:
室町時代になると、医師を職業とする人が現れ始めました。
当時の代表的な漢方医師には、明に留学し中国の医学を伝えた田代三喜や、豊臣秀吉の主治医であった曲直瀬道三などがいます。
経済や社会が安定していた江戸時代は、東洋医学(漢方)が非常に盛んになった時期でした。
多くの村には、漢方医がいて、薬屋(薬種商)ができ、富山の配置薬で有名な薬の行商人が、全国各地を回っていました。
3.日本式東洋医学を作り出そうとする時期:
江戸時代中期以降になると、中国医学を受け入れず、日本独特の東洋医学(漢方医学)を目指す漢方医たちが現れました。
古方派と呼ばれる漢方医のグループで、古の時代の傷寒論の考え方を尊重しました。
中国医学の複雑な観念論を嫌い、自覚症状と他覚症状を重視して、漢方の処方を決定しようとしました。
古方派の出現には、鎖国のため中国医学の情報があまり入らなくなったことや、蘭学と呼ばれるオランダ医学の導入もあり、当時のヨーロッパの実証主義の影響も受けていたものと想像されます。
4.東洋医学の衰退期:
明治政府は西洋近代医学のみを正規の医学として認める政策を取りました。
西洋医学を修得した者のみを医師として認める法律を発布しました。
これにより、漢方医学(東洋医学)は医療行為とは認められなくなり衰退期に入りました。
その後東洋医学は、漢方は薬種商や一部の薬局によって、また鍼灸師によってのみ、細々と伝承されることになりました。
しかし、医療保険制度のなかった時代、手軽な治療手段として、庶民の間で比較的浸透していました。
5.東洋医学の停滞期:
戦後になると、抗生物質や副腎皮質ホルモンなど、非常に効果のある薬剤が紹介され、また、健康保険度が敷かれるようになると、医師による西洋医学中心の治療が広く国民に浸透し、東洋医学は再び停滞することになりました。
6.西洋医学が主導的なである中の東洋医学:
しかし、万能かと思えた西洋薬も、スモン病など強い副作用が問題となり、また昭和50年代前半になると、保険適用の漢方薬が増えたことなどから、再び漢方が注目を浴びることになりました。
ところが、正当医学と認められていない東洋医学は、日本の医学教育の現場で学ぶことは出来ません。
運用方法を知らず漢方薬を病名だけで選び、漢方は副作用が少ないからなどと安易な気持ちで投薬を繰り返した結果、小柴胡湯による副作用から間質性肺炎を起こし、死亡する事件が発生してしまいました。
7.最注目される東洋医学:
戦後も50年を経過すると、日本国民の病気も結核などの感染症から、体質病と呼ばれるアレルギー疾患、膠原病などの自己免疫疾患、ガン、循環器系疾患など、生活習慣や遺伝的な体質による病気に変化してきました。
これら国民の病気の推移が、今再び東洋医学の注目を集め始めています。
私は1987年南京中医薬大学卒業してから、中国医学の臨床、研究、教育に従事し、1998年から順天堂大学膠原病内科で研修しました。
この特別な経歴で、日中両国の伝統医学の様子や西洋医学との関係などが把握できています。
私の追求する日本での理想的な東洋医学全体像は以下のようです。
1.中国医学の根本的な診療方法論——弁証論治を沿って診療する医学:
これを強調することは西洋医学のような「病(名)」に対する診療論を避けるためです。
慢性肝炎なら小柴胡湯、風邪なら葛根湯などの簡単の治療法なら、副作用が必ず出ます。
やはり病(名)、症状(群)、体質(強さ、偏性)、時期(四季)、環境や気象(湿気、乾燥等)などを十分に総合的に判断すること(弁証)の上で、うまく治療できること(論治)です。
これは副作用防止、最大限に効果発揮、また一人ひとりのオーダメイドになります。
いま、医療用漢方エキス剤は古方派による治療法ですが、臨床上足りないところが結構あります。
2.総合的な東洋医学:
東洋医学には、漢方のほかに、はり・灸・推拿(中国式医学マッサージ)、気功、祝由(カウンセリング)などの治療法が含まれています。
それぞれの特徴があるので、特に慢性疾患、心身疾患、難病などには、総合治療が不可欠となる場合もあります。
いま、医療機関では漢方の保険診療がまだありますが、ほかの治療法が出来る高レベルの医療従事者がまだ多くはありません。
残念ながら、民間療法に等しい状況です。
3.連携のある東洋医学:
これは西洋医学との関係でもあます。
いまの時代は、東洋医学知識だけで、最良な診療にはなりません。
安心、安全な東洋医学診療は西洋医学の知識、西洋医学の先生や医療機関との連携が必要です。
たくさんの場合、東洋医学治療は機能改善だけではなく、検査値でも改善できます。
4.病気治療、リハビリ、体質改善、アンチエイジング、未病治療などが出来る東洋医学:
東洋医学が「やさしい医学」、「軽い病状しか対応できない」という認識がほとんどです。
実際、インフルエンザ、胃腸炎、咳、アレルギー疾患、難病などでも十分対応できます。
しかも、病気治療だけではなく、はり、推拿によるリハビリ、体質改善、アンチエイジング、病気予防などにも役に立ちます。
私はこの理想像を沿って、日本東洋医学研究所・富士堂(調剤薬局・治療院)という医療機関(http://www.fujidou.com)で東洋医学の総合診療施設(保険可能)を実践しております。
臨床のとともに、このマガジンの場をお借りして、東洋医学のことを詳しく展開して解説していきます。ご期待ください。
皆さん、何かご質問があれば、ぜひともお寄せください。
それでは、また次回お会いしましょう。
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